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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

ハピ”プロ”インタビュー | 「その道のプロ」にインタビュー。そこに在る「しあわせ」をレポート

消費者と生産者にとって、新しい形のハッピーを提案したい 伊藤志歩さん

食の安全性について関心が高まる中、有機野菜やオーガニック食品はますます注目を集めています。そんな中、昨年9月に誕生した「やさい暮らし」は、安全性、環境面に配慮した野菜を集めた、新しいカタチのセレクトショップ。野菜の種類を選んで買うという従来のシステムを一新、信頼できる農家を選んで買うという画期的な仕組みを提案しています。その代表の伊藤志歩さんに、野菜を通して広がるハッピーの輪について語ってもらいました。

自然と共に生きられる方法を考えたら、「農家」だった

まず、「やさい暮らし」を立ち上げた経緯を教えてください

以前はカメラマンの仕事をしていました。そして、その仕事がら日々「自分にとって美しいものは何なのか」ということを探求していました。そんな中、様々なものを見たい、感じたいという気持ちが強くなり、仕事を辞めて「自分にとって美しいもの」探求する時間をつくりました。その期間は思いつくままにフランスに行ったり、陶芸家を訪ねたり、山小屋で生活をしたりという体験をしたんです。そして、その中で、見つけた私にとって「美しいもの」というのが、「自然」そして「自然と共に生きる人たち」だったのです。

それが、自然や農業に関心を持つきっかけになったのでしょうか?

そうですね。自分自身も自然と共に生きてみたいと思うようになりました。そこで、継続的に自然と共に生きられる方法として、「農家」というものに興味を抱きました。「農家」というのは、自然と人間の共存を考える哲学者のような浮世離れした面と、野菜を売って生計を成り立てるという現実的な面があり、その両方を兼ね備えているということが非常に魅力的な生き方だと思うのです。もちろん、農家といっても様々で、どんな農家でも良かったわけではありません。環境や食べる人に配慮した安全な方法で野菜を育て、それを理解してくれる人に食べてもらい、たまには食べてくれている人たちとも交流をしたい。そんな農家になりたいと思いました。とは言っても、そのようなやり方で農家をやるしくみが見当たらず、そこで何故か「だったら、自分で仕組みを作ってしまおう」と、思いついたのです。そして、それが今の「やさい暮らし」なのです。結局、その思い付きが現実化するまでには8年ほどの時間がかかりました。当初からインターネットを使ってしくみを作ろうと考えていたので、インターネットの学校に入り、ウェブ制作プロダクションで働くことで実務を身につけ、農家に住み込みながら有機野菜の通販会社に勤めながら野菜の流通のしくみや農家さんの生活を勉強するという経験をして、やっと昨年オープンさせることができました。

「野菜を選ぶ」から「農家を選ぶ」へ…

「やさい暮らし」の仕組みとは? 既存の通販との違いはどこにあるのでしょうか?

このサイトが、その他の野菜通販サイトと最も異なる点は、お客様が野菜ではなく“農家”を選んで野菜を購入するということにあります。“農家”を選ぶ、ということがピンと来ないかもしれませんが、野菜は農家さんによって、味はちがうのですね。使う肥料、畑のある土地、種の種類、育て方によって変わります。また、農家になった理由も、個性も、生き方も様々です。ですから、「やさい暮らし」のウェブサイトでは、農家さんのレポートを掲載して、どのような栽培方法で作っているのか、なぜ農家になったのか、どういう思いで野菜を作っているのか、などを詳しく紹介しています。そして、お客様にはその中から、農家さんを選んでいただいて、野菜を買っていただいています。

なぜ、このような仕組みに行き着いたのでしょうか?

長野県の農家「もくもく耕舎」が提供する「旬の野菜セット」の一例

今おきている様々な食の安全の問題は、作り手と食べ手の間に思いやりの関係がないことが大きな原因のように思えるのです。農家さんはお客様を思いやれる、お客様は農家さんを思いやれる、双方が思いやれる関係ができれば、様々な問題が解決すると思うのです。野菜で言えば、必要以上にきれいな野菜や、旬を無視した野菜をつくる必要が無ければ農薬を撒く必要もないですし、無理して安くしすぎる必要もなければじっくり育てられる。「安全で美味しいものをお客様にお届けする」ということに集中できるのです。そのためには、いいことも、悪いことも、全部ありのままでいることが大切だとおもっているのです。不便な点ももちろんあって、「やさい暮らし」の農家さんは、その日に収穫できる野菜で野菜セットを作るので、野菜セットの内容を選ぶことはできませんし、端境期が来れば、野菜の出荷を終了してしまいます。しかし、それもすべて含んで農家さんから、直接、ありのままの野菜が届く豊かさをお届けしたいと思っているのです。

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プロフィール

伊藤志歩さん

カメラマンとして勤務後、フランスや日本各地を撮影して回り、「自然や農」の美しさに目覚める。千葉の農村に移住し、地元の有機野菜の流通会社でwebサイトを使った野菜の販売などを行い、2006年7月に株式会社アグリクチュールを設立。野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を立ち上げる。
»やさい暮らし

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今回の”プロ”のしあわせタイプ

伊藤志歩さん

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