「春眠、暁を覚えず」−春の穏やかな日々は、ついウトウトと睡魔に誘われがちなシーズンでもあります。先日、名古屋大学は「1日7時間睡眠」が最も長生きであるという調査結果を発表しました。忙しい皆さんにとって、この「7時間」は長いと感じますか?それとも短いと感じますか?そこで今回は、皆さんの「睡眠」についてお尋ねしました。
日頃の睡眠状況をうかがうと、 「すっきり目覚めて、リフレッシュできている 」と回答された方は全体の僅か6.9%に留まり、ほか上位には「寝足りず、朝起きるのがつらい」(16.2%)、「日中に眠くなることがある」(13.1%)、「疲れが取れない」(11.8%)といった回答が占め、「睡眠」に対して何らかの不満を持っている方が大変多い様子がわかります。コメントでは「一回寝たら朝まで絶対起きないのに、なぜか疲れている事が多い」(男性30代)、「睡眠時間が少ないせいか、昼間に眠くなる」(女性30代)など、「疲れている」「眠くなる」の声が多く、「快眠」を実感できず、疲れを癒せないまま慢性疲労に陥っている方が想像以上に多いようです。
これを世代別で見ると、20〜30代の層に「寝足りず、朝起きるのがつらい」の回答が多く、世代が上がるにつれ「途中、何度も起きることがある」、「朝早く起きすぎてしまい、その後寝られない」が増える傾向にあります。こうした若年層の睡眠不足の背景には、「深夜番組にはまっていて、睡眠時間がなかなかとれない」(女性30代)、「毎日遅く帰ってくるので、そりゃ疲れが取れない」(男性30代)と、夜更かし、仕事が忙しいなどといった不規則な生活環境や社会的要因が、少なからず影響していることがうかがえます。一方で、中高年層では「更年期なのか数年前からひどい不眠症に悩まされている」(女性50代)、「最近年のためか、夜中に1回必ずトイレに起きる」(男性70代)など、年齢を増す毎に、身体的な理由で深刻な不眠症に悩まされている方も少なくなく、世代により「睡眠」への不満が異なっていることが浮き彫りとなりました。
さて、こうした「睡眠」に対する不満を解消するため、皆さんは日頃どのような事を心がけているのでしょうか? 1位は「枕や寝具にこだわっている」(12.2%)でした。「低反発、そば殻、羽根枕など何度も変え、今使用している枕に落ち着いた」(男性50代)、「ひとりで寝ているのにベッドはクィーンサイズ、ホテルに泊まったような気分で熟睡する」(女性20代)など、人生の3分の1を過ごすと言われる寝具だけに、ちょっとリッチに自分に合ったモノを探したいという、こだわりのある回答が多数寄せられました。
2位には、「まめに布団を干す(日光に当てる)」(11.1%)があげられました。「太陽の匂いのする布団だと心地よく眠れる」(女性30代)、「ふっくらして気持ちよく寝れる」(男性30代)など、太陽の熱・紫外線による殺菌効果はもちろん、寝汗などの湿気を逃がし、布団にふっくらとしたふくらみを生き返させる「天日干し」は、シンプルながら効果の高い快眠法のひとつといえそうです。
続いて3位は、寝具ではなく、就寝前の心身のリラックス法として「お風呂・シャワーでリラックスする」(10.3%)があげられました。「体を温めてから寝ると、グッスリ寝れる」(男性50代)、「お風呂に1時間ほど、ゆっくりリラックスして入る」(女性50代)など、入浴には血行を促進し体を温める効果はもちろん、自律神経を整える作用もあり、一日の疲れを湯船で癒すという方が多いようです。
次に4位は、3位と僅差で「平日と休日の起床時間・リズムを変えない」(10.1%)があげられました。「夜は11時から朝は6時までと(睡眠時間)を決め、休みの日も同じ」(女性40代)などの回答からもうかがえるように、日々の生活習慣を崩さないように努力している方も意外に多く、「健康維持に近道はなし」と実感させられます。
他にも、皆さんからユニークな快眠法が多数寄せられました。「家で犬を飼っているので、抱きつき枕のようにして寝ている」(女性20代)、「子供に本を読み、自分も一緒に寝てしまう」(女性30代)、「ストレスをためこまず『宝くじで2億円当たったらどうしよう』といった、楽しいことを空想しながら寝付く」(男性30代))、「古女房でも隣にいると安心感があってぐっすり寝れる」(男性40代)、「難しい経済小説を読む」(男性30代)など、皆さん自分に合った独自の快眠法を実践されているようです。みなさんの「快眠」へのこだわりを、改めて感じる結果でした。