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あなたが大切にしている言葉・座右の銘とは?

皆さんは「座右の銘」を持っていますか?自分が生きる上で常に傍らにおいて「信条」とするもの、自分が目指す「理想」だったり、さらには過ちを犯さないように「戒め」とする言葉。「座右の銘」と言ってしまうとちょっと仰々しいですが、今回は皆さんが日々生きる中で「大切にしている言葉」について聞きました。

全体の2人に1人が「座右の銘を持っている」と回答
人生経験豊富なシニア層ほど「座右の銘」を大事にする傾向

「座右の銘」を持っている?

SA(単回答)

まず、自分の「座右の銘」を持っているという人はどの位いるのでしょうか。「『なんくるないさ』 これは沖縄県のなまりで、関東では『なんとかなるさ』という意味。何事も深く考えすぎるクセがあるので、そんなときはこの言葉で自分を楽にさせている」(女性30代)、「『やまぬ雨はない』 そのうちいい陽も射すから今は我慢…」(女性50代)など、「(座右の銘を)持っている」(56.1%)という声は全体の半数以上を数え、大変多くの人びとが生きる上で「大切にしている言葉」を持っていることが明らかとなりました。


世代別ではいかがでしょうか。「(座右の銘を)持っている」という声は20代で56.3%、30代で55.3%、40代で52.7%と年齢とともに減少。ところが50代では56.8%に一転して急増、さらに60代ではピークの68.7%に達し、人生経験が豊富なシニア層ほど「座右の銘」を大事にしていることがうかがえます。中には「『半年うまく過ごせば次の治療ができる』 大腸がんをしてから約8年、2月に8回目の転移で肝臓の手術をした。その間、治療薬が増え治療法も患者に優しくなってきたが、ガンはなかなか手強い。でも半年経てば次の治療法も・・・と、ガン友と共に励まし生ある限り生きぬくつもり」(女性60代)など、年齢と共に「体力」も「知力」も「気力」も次第に衰えていく中で、「座右の銘」を心の支えに現在を一生懸命に生きているシニアもいました。

世代別:「座右の銘」を持っている?

SA(単回答)

「一つの考えに囚われるのは危険」「人それぞれ」など、
全体の4割以上が「(座右の銘を)持っていない」と回答

その一方、「(座右の銘を)持っていない」という声も43.9%を占めました。主な理由は「年齢やその時々の情勢などによって、生き方を柔軟に変革していくことが大切。一つの考えに囚われた生き方は危険である」(男性40代)、「環境が変わりやすい生活の中で、一つの事にこだわる必要はない」(男性20代)など、先行きの見えない現代社会の中では固定概念に囚われない柔軟性が重要という声。「座右の銘はあってもなくてもいいもの。自分の中で自分らしいものの考えや、生き方を持っていれば、座右の銘と同じ。まったく何も考えていないとしても、人それぞれで良いと思う」(女性30代)など、「座右の銘」はなくても生きられるという声。さらに「『持っていない』と恥ずかしいように感じるが、無理やり何か(座右の銘)を当てはめても意味がない」(男性40代)など、自分に合う言葉がまだ見つかっていないという声まで、現代人にとって「座右の銘」が必要か否かは賛否が大きく分かれました。

「人間万事塞翁が馬」「継続は力なり」など、
トップは普遍性を持つ「格言・ことわざ」から引用

全体の2人に1人が「座右の銘」を持っていることが明らかとなりましたが、ではその言葉は一体どこから引用してきたものなのでしょうか。最も回答が多かったのは「古くから言われている格言・故事成語・ことわざ」(36.6%)でした。「『人間万事塞翁が馬』 良いこともあれば悪いこともあるという例えで、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓」(女性30代)、「『継続は力なり』 40歳を過ぎてから英会話を始めた。毎日、ラジオ英会話をかかさず、英会話スクールにも通ったおかげで、今年、英会話講師になる事が出来た。諦めずに続ける事で、自信に繋がることを実感している」(女性50代)など、格言やことわざには当時の時代背景やエピソードを反映したものが多いものの、その本質は現代社会にも通じる普遍性を持った言葉であることがうかがえます。

■「座右の銘」となる言葉はどこから?

1 古くから言われている格言・故事成語・ことわざ 36.6%
2 著名人・文化人が発言していた言葉 13.8%
3 自分で考えた言葉 12.9%
4 TVや新聞、書籍で見つけた言葉 9.5%
5 母の言葉 8.9%

MA(複数回答)/座右の銘を持つ人(n=1767人)

「スフレは温め直せない」「等価交換」など、
同時代に生きる著名人の言葉やアニメの台詞も

次に回答が多かったのは「著名人・文化人が発言していた言葉」(13.8%)。「『スフレは温め直せない』 スフレは冷めるとぺちゃんこになってしまうことから、過ぎてしまったものは元に戻らない、即ちものにはタイミングが大切という意味。この言葉はポール・マッカートニーが『ビートルズの再結成はあるか?』という問いに答えたもの」(女性30代)、「勝間和代さんの『過去は自分の考えようによってはどうにでも変えられる』という言葉が好き。いつまでも過去の失敗にくよくよしてないで、私自身も過去の失敗を肥やしに未来に向けて頑張ろうと考えられるようになった」(男性50代)など、好きなアーティストや作家の言葉に強い影響を受けたという声が多数寄せられました。同様4位にも「TVや新聞、書籍で見つけた言葉」(9.5%)が挙げられ、古くから伝わる「格言」「ことわざ」や偉人たちの「名言」に比べ、同時代に生きる著名人やTV、書籍の中の言葉は、よりリアリティのあるものとして受け止められているようです。さらに中には「『等価交換』 何かを得れば何かを失う。漫画やアニメで大人気の「鋼の錬金術師」で使われている」(女性30代)など、アニメやドラマ、映画等の台詞を「座右の銘」とする人もいました。

「何事も無理しない」「最終的に自己中心で良い」など
自らの失敗から学び「自分で考えた座右の銘」を持つ人も

また見逃せないのが3位の「自分で考えた言葉」(12.9%)でした。「『何事も無理をしない』 かつて仕事で無理をして身体を壊した経験から」(男性40代)、「『最終的には自己中心で良い』 20歳のときに決めた。綺麗事で言えば、『自分で決断する』と言うことなのですが、結果を考えるとやはり自分が大切だと思えた」(男性60代)など、自らの失敗や挫折の経験から「教訓」として学んだという声が意外に目立ちました。そのほか、「『努力した者だけが報われる』 母の口癖で『成功したければ努力しなさい』と小さい頃から言われて育った」(男性40代)など、5位に「母の言葉」(8.9%)、9位に「父の言葉」(4.8%)、12位にも「祖父母の言葉」(2.8%)が挙げられ、幼少期に両親から受けたしつけや教育、家族の口癖も大人になってからの生き方に大きな影響を与えていることがうかがえます。

「座右の銘」は苦しい、悲しいときに本来の自分を取り戻す呪文

では「座右の銘」を意識することで、皆さんはどんな効果を得ているのでしょうか。最も回答が多かったのは「辛い・苦しい・悲しい時に励みになる」(32.0%)でした。「『愚公移山』 進学や就職、資格試験など、人生の重大な局面で肝に銘じる事が多い。正直、生きていく上では辛い事の方が多いものですが、その都度この言葉を思い出して歩みを進めるようにしている」(男性30代)、「『夜明けの来ない朝はない』 身内が亡くなり絶望的だった。暗闇で悲しい日が続きましたが、そんな毎日でもいつかは明るい朝が来る、当たり前のことですがとても胸に響いた」(女性40代)など、心が折れたとき、酷く落ち込んだときに本来の自分を取り戻す呪文のような存在として「座右の銘」を思い出すという声が多数寄せられました。同様4位にも「不安や悩みを一蹴し、ポジティブな思考へチェンジできる」(21.7%)が挙げられました。

■「座右の銘」にはどんな効果がある?

1 辛い・苦しい・悲しい時に励みになる 32.0%
2 とにかく前向きに楽しく生きられる 24.7%
3 何かに迷ったときに決断を促すヒントになる 22.4%
4 不安や悩みを一蹴し、ポジティブな思考へチェンジできる 21.7%
4 人間関係や人付き合いがうまくいく 21.7%

MA(複数回答)/座右の銘を持つ人(n=1767人)

「笑う門には福来る」など、心がけしだいで幸福を感じるという声

続いて、2位には「とにかく前向きに楽しく生きられる(幸福を感じられる)」(24.7%)。「『笑う門には福来る』 自分自身に辛い事があった時に笑顔を絶やさないでいたら、毎日が楽しく感じられるようになりました」(女性30代)など、日常生活の中で物事も捉え方を少し変えたり、ちょっとした事を心がけるだけで幸福を感じるという声。同様4位に「人間関係や人付き合いがうまくいく」(21.7%)、8位にも「元気やエネルギーが湧いてくる」(19.9%)が挙げられ、「座右の銘」を持つことにより、ポジティブ思考で自分に自信を持てるようになったという声が目立ち、人とのコミュニケーションにも好影響をもたらしていることがうかがえます。そのほか、3位に「何かに迷ったときに決断を促すヒントになる」(22.4%)、6位に「我慢・忍耐が必要だと納得させられる」(21.2%)が続きました。

「座右の銘」を持つ9割以上が満足、「座右の銘」を持たない4割以上が賛成

さて、ここまで「座右の銘」についてお話を聞いてきましたが、では現代人とって「座右の銘」は本当に必要なのでしょうか、それとも不必要なのでしょうか。まず現在、「座右の銘」を持っているという人はいかがでしょうか。「不景気で勢いのない現代。覇気のない世の中には、何か自分なりの物というか目標がないと…。いつまでたっても何も変わらない、不安な生活になってしまう。そういう今だからこそ、(座右の銘は)必要だと思う」(女性30代)など、「とても必要だと思う」と回答した人が49.1%。「まあまあ必要だと思う」という声も46.0%を数え、全体の9割以上が「座右の銘」を持っていることに満足していることが判明しました。その一方、現在、「座右の銘」を持っていないという人に聞いてみたところ、「とても必要だと思う」と回答した人は4.4%。さらに「まあまあ必要だと思う」という声も36.5%を数え、実に全体の4割以上が「座右の銘」を持つことに賛成であることが明らかとなりました。さらに「全く必要ない」という声は僅か6.9%に留まったことから、大多数の人びとがその必要性を少なからず感じていることがうかがえます。中には「座右の銘と言い切れる言葉に出会った人がうらやましい」(女性30代)など、自分にぴったりな言葉を探している最中という人もいました。

現代人にとって「座右の銘」は必要?

SA(単回答)


今回は「希望」と「不安」を満ちた新生活の季節を迎え、皆さんが日々生きる中で大事にしている「座右の銘」について聞いてきました。「(座右の銘を)持っている」という声は全体の56.1%に達し、「座右の銘」を傍らに人生を歩む人が大変多いことが明らかとなりました。さらに50代以上のシニア層にその傾向が高まることから、人生経験が豊富な世代ほど「座右の銘」の必要性を実感していることがうかがえます。こうした背景には、欧米に比べて宗教に対する帰属意識がそう高くない、日本人ならではの性格や特徴も少なからず影響を与えているようにも感じます。時に「座右の銘」は宗教であり、呪文であり、教訓や戒めであり、理想であり、目標であり…、自分の人生を生きやすくする言葉といえるかもしれません。「座右の銘なんていらない。固定概念に囚われない柔軟性が重要だ」という考えも、もしかしたら、その人自身の生き方を端的に表した「座右の銘」と捉えることも出来るのではないでしょうか。


皆さんの「座右の銘」は?

Where there is a will
there is a way
  • 「日本語で『意志あるところに道は開ける』。高校を受験するにあたり、通っていた英語の塾の先生が一番好きな言葉として、また将来のことをあれこれと考える塾生を励まそうとして紹介してくれた」(女性20代)
ありがとう
  • 「子供の頃から、両親にこの言葉だけは絶対に忘れるなと言われ続けてきた。『ありがとう』を言われて怒る人はいないぞ、と」(女性40代)
今やっていることを愛せ。
かつておまえが
映画館を愛したように
  • 「映画『ニューシネマパラダイス』でアルフレードがトトに言った言葉。現状から逃れるのではなく、置かれた環境の中で努力をして、幸せをつかみとらないといけないよ、という意味だと思っている」(女性30代)
学問は坂で車を押すが如し
  • 「子供のころからずっと祖母が言っていたこと。車を押して坂道を登るときは、ずっと押し続けないとすぐに後戻りして取り返しのつかないことになってしまう。学問もそれと同じように不断の努力が必要だということ」(男性60代)
いつも心に太陽を
  • 「初めての子育てでストレスが溜まり、赤ちゃんに対して笑顔を見せられなくなった時、母に『ママがそんな顔していると赤ちゃんに伝わるよ、どんなときでも笑いなさい』と言われた。その後、メールに入っていたたった一言の言葉が『いつも心に太陽を』。その日はそのメールを見て何度も泣いた。私も母の温かい愛情で育てられてきたんだ、と改めて感謝」(女性30代)
もうはまだなり
 まだはもうなり
  • 「もとは株用語。転じて、何かを始めようと思ったときにもう○○だから遅いとか、まだ○○だから早いと言うことはなく、思ったその時がチャンスの時である。時を逃すなということ」(女性40代)

結婚とは手をつないで
歩いていくということ

  • 「手をつないで歩いていると、行きたい方向へ自由に行けなかったり煩わしいこともある。けれど、何かあったときに助け合うこともできる」(女性30代)
この一球は絶対無二の
一球なり。されば心身を
あげてこれを一打すべし
  • 「中学の部活(テニス)の先生が、卒業の時に私たちに贈ってくれた言葉。一つ一つを大切に受け止めていきたいと思う」(女性40代)
今を生きる
  • 「私が14歳の頃、母が病気で半身不随になってしまった。母は『人はいつ死ぬか本当に分らない。突然体が動かなくなるかもしれない。自由がない自由がないと思って生きてきたが、今までが自由だったんだ。あれをすれば良かった、こんな事をやってみればよかったと後悔ばかり。今を一生懸命生きて、後悔のない人生を送って欲しい』と言い残して母は他界。私にとって、一生忘れられない言葉となっている」(女性30代)
修羅場で笑えなきゃ、
プロじゃない
  • 「日産テストドライバー加藤博義さんの言葉。『極限の中での余裕』が大切、普段から自分自身に負荷を掛けていれば、その負荷が大きいだけ余裕になる」(男性40代)
らしくあれ
  • 「今は亡き祖父の言葉。政治家は政治家らしく、先生は先生らしく…みたいな使い方だと思うんだけど。でも『自分らしく』ってどういうことだろう、と今も考え続けている」(女性40代))
人生はいつも青春
  • 「高校時代に聞いていた深夜放送の女性パーソナリティが最後に言っていた言葉。人生は一度きり、生きている間は正に青春であると同感した次第」(男性50代
生涯反骨
  • 「自分のモットー。年齢とともに守りに入り、妥協に慣れてしまうが、そうして生きていくことに意味はないとの信念から」(男性40代)
性格は変わらないが、
行動は変えることが出来る
  • 「生まれ持った『内気な性格』は変わらないが、『誰にでも大きな声で明るく挨拶をするんだ』と自分で決めた行動は出来る(私の経験)」(男性60代)
嘘とはんこはつくな
  • 「母から教えられた言葉。一度嘘をつくとついた嘘のためにまた嘘をつく…。借金の保証人のはんこは絶対つくなという意味。両者とも雪だるま式に大きくなりにっちもさっちも行かなくなるので」(女性40代)