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大人って?

結婚できる年齢は女性が16歳、男性が18歳、またお酒やタバコは20歳、被選挙権の資格は25歳以上など、法律的には年齢で定められる「大人」。でも、実際には「実年齢」が「精神年齢」に追いついていないと感じている人も意外に多いのでは?そこで今回は「実年齢」とは関係なく、皆さんがイメージする「大人像」について聞きました。

「息子と張り合ってしまう」など、
精神年齢が「未成年(19歳以下)」と実感する大人は17.4%

あなたの精神年齢は?

SA(単回答)

まず、皆さんはご自分の精神年齢を一体「何歳」くらいと考えているのでしょうか。「精神年齢18歳。子どもっぽいことで腹を立てては後悔するから」(男性31歳)など、「未成年(19歳以下)」と回答した人は17.4%。主な理由は「精神年齢17歳。8歳の息子と同等に張り合ってしまうし、20才になる娘から『子どもでしょ!!』と爆笑されている」(女性44歳)、「精神年齢19歳。不愉快なことは顔や態度に出してしまう」(女性39歳)など、行動や態度が子どもっぽいという声。さらに「精神年齢15歳。好きなキャラクターのおもちゃを集めている」(男性50歳)、「精神年齢16歳。いまだに漫画を見ている」(女性40歳)など、趣味が子どもっぽいという声も目立ち、実年齢では成人(20歳以上)でありながらも、精神年齢に子どもっぽさや幼さが残っていると自覚する人もいました。中には「精神年齢12歳以下」という声も3.2%を数えました。

20、30代は「低い精神年齢=未熟さ」、シニア層は「若々しさ」をイメージ

性別ではいかがでしょうか。「精神年齢22歳。社会人としての自覚も足りず、大学生って感じ」(男性29歳)、「精神年齢20歳。まだまだ成人と未成年の間」(女性26歳)など、社会人、成人としての自覚が希薄という声が目立ち、20代の平均精神年齢は「22.4歳」。さらに「精神年齢25歳。年齢は重ねていても、年相応な大人にはなれていない」(男性36歳)など、30代の平均精神年齢は「25.4歳」、40代は「31.3歳」、50代は「37.4歳」、60代は「50.6歳」、70代以上は「60.4歳」を示し、特に40代以上の層では精神年齢が「(実年齢よりも)10歳近く下」と感じている人が大変多いことが明らかとなりました。とはいえ、20、30代の若者層では、「実年齢に追いついていない精神年齢=未熟さ」をイメージさせるネガティブな声が多かった一方、シニア層では「精神年齢50歳。定年退職したが健康体力にも自信あり、心身ともに10歳くらい若いつもりでいる」(男性61歳)など、「低い精神年齢=若々しさ」を意識したポジティブな声が目立ち、世代間で「精神年齢」に対する印象が大きく異なっていることがうかがえます。

世代別:あなたの精神年齢は?

SA(単回答)

「就職」「自立」「一人暮らし」など、
自活できる自信を得たときに「大人への一歩」を実感!

では、自分が「大人になったな〜」と改めて実感したのはどんな瞬間だったのでしょうか。最も回答が多かったのは「就職して社会人になったとき」(43.2%)でした。「小学校の教師に就職して児童の前に立ったとき、『自分は大人の先生になったんだ』と思った」(男性81歳)、「就職したとき、早く一人前にならなければと強く感じた」(男性53歳)など、学生から社会人になったとき、責任感とともに自覚が芽生えたという声。さらに「親元を離れて一人暮らしを始め、光熱費や家賃などを自分の収入から払うようになったとき」(女性44歳)など、5位に「親から援助されず、経済的に自立したとき」(17.2%)、6位にも「親もとを離れ、一人暮らしを始めたとき」(16.2%)が挙げられ、就職などを機に親元から巣立ち、自分一人で自活できる自信を得たときに「大人への一歩」を実感したという声が多数寄せられました。

■「自分は大人になったな」と感じた瞬間とは?

1 就職して社会人になったとき 43.2%
2 自分の子供が生まれたとき 31.1%
3 結婚したとき 30.5%
4 苦味のうまさがわかるようになったとき 18.1%
5 親から援助されず、経済的に自立したとき 17.2%
6 親もとを離れ、一人暮らしを始めたとき 16.2%
6 お酒がうまいと感じるようになったとき 16.2%
8 社会や仕事の裏表(理不尽さなど)を知ったとき 16.1%
8 昔に比べ、性格が丸くなったと感じたとき 16.1%
10 選挙に参加したとき 14.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


次に2位は「自分の子どもが生まれたとき」(31.1%)。「自分の子どもが生まれたとき、ああこれで、おれもオヤジになるんだと思ったとき」(男性55歳)など、人生の大きな節目を迎え、精神的に大人になったという声。さらに「結婚して何もかも二人で決めて、責任を負わなければならないと思ったとき」(女性51歳)など、3位にも「結婚したとき」(30.5%)が挙げられ、「出産」「結婚」など、新しい家族を自ら形成したときに「社会的な重み」をひしひしと感じたという声が目立ちました。いわば、大人になる瞬間とは、今までに経験したことのない未知の領域に足を踏み入れたときに、緊張とともにその責任の重さを自覚し、自分自身の成長を実感するのかもしれません。

「ビールが美味しい」「すし屋が落ち着く」など、嗜好の変化で大人を意識する

そのほか、「小さい頃には食べられなかったゴーヤーが好きになった。癖になっている」(女性31歳)など、4位に「苦味(ビール、コーヒーなど)のうまさがわかるようになったとき」(18.1%)。さらに「ビールや焼酎を飲んで美味しいと思える瞬間」(女性40代)など、6位に「お酒がうまいと感じるようになったとき」(16.2%)、13位に「食べ物の好みがこってりからあっさりになったと感じたとき」(11.3%)が続き、昔は駄目だったものが、いつしか好物になったなど、「味覚」「嗜好」の変化も「大人」を意識するポイントとなっていることがうかがえます。


またユニークな回答として「若い頃からタバコを吸い始めてヘビースモーカーでしたが、38歳で禁煙に成功したとき、大人としての自信が持てた」(男性66歳)など、吸い始めたときではなく、やめたときに大人になったという声。「一人でお酒を飲みに行って、行きつけの店が出来たとき」(男性31歳)、「回らないすし屋のほうが好きだなぁ〜、落ち着くなぁ〜と思ったとき」(女性39歳)など、行きつけの店やすし屋のカウンター席に居心地の良さを感じたとき。さらに「だらしない服装をしている若い人を見ても『今のうちだけだよ』と思えるようになったとき」(女性56歳)、「つい、最近の子はと言ってしまう」(男性68歳)など、老婆心がよぎったときに「大人」を実感するという声が寄せられました。

大人の色は酸いも甘いも知り尽くし、
様々な色彩が混じった「黒=人生経験の色」!?

■大人を感じる「色」は?

1 22.5%
2 グレー 12.0%
3 9.1%
4 むらさき 8.4%
5 4.6%

SA(単回答)

続いて「大人の象徴」について、皆さんのイメージを見ていきましょう。まず、「大人っぽい色」とはどんな色でしょうか。最も回答が多かったのは「黒」(22.5%)でした。「黒のスーツをばっちり着こなしている人を見ると、大人という感じ」(女性40代)など、シックな「黒」を着こなせるセンスの良さに大人を感じるという声。さらに「黒い世界を知ってしまったから」(男性36歳)など、「仕事や社会の裏表=黒い世界」とイメージする人も多く、ある意味、「黒」は酸いも甘いも知り尽くし、様々な色彩が混ざった「人生経験の色」と言えるかもしれません。さらに「(大人は)白黒判断できないグレーゾーンをうまく潜り抜けるワザを持ち合わせている」(女性41歳)など、同様2位に「グレー」(12.0%)、3位にも「紺」(9.1%)が挙げられ、上位には落ち着きのある「ダークカラー」に高い支持が寄せられました。


次に4位は「むらさき」(8.4%)。「“色っぽい”色のイメージが紫なので」(女性30代)など、「むらさき」のイメージは「派手」「下品」と捉えられる反面、上手に着こなしができれば「気品」や「色気」のある大人っぽい色と受け入れられていることがうかがえます。さらに「ゴールドが似合う色になったら大人だと思う。まだまだシルバーなので、まずはプラチナが似合うようになりたいところ」(女性37歳)など、同様6位に「ゴールド(金)」(4.1%)、7位にも「シルバー(銀)」(3.8%)が挙げられ、「むらさき」「ゴールド」「シルバー」など、「難しい色」をさらりと使いこなせるコーディネートも「大人のカッコ良さ」と言えます。ちなみに2011年9月に実施した同アンケートのテーマ「好きな色って?」によれば、「嫌いな色」のトップは「むらさき」、2位に「ゴールド」、4位にも「黒」。その一方、「かっこいい色」のトップにも「黒」、さらに4位に「ゴールド」、6位にも「むらさき」が挙げられ、「大人の色」とは敬遠されがちな「難しい色(嫌われ色)」である反面、「かっこいい色」としても捉えられており、明暗、表裏など二面性を持ち合わせた色こそが「大人の色」と言えそうです。

大人のお酒は「日本酒」−「伝統行事」に欠かせず、オヤジになってわかる奥深さ

次に「大人のお酒」と聞いて、皆さんがイメージするお酒とは何でしょうか。堂々のトップは「日本酒」(32.8%)でした。「20代の頃はいろいろな種類のカクテルを飲んで経験するのが楽しかった。30代になって、日本の文化と日本酒を同時に知って奥深さを感じた」(女性37歳)、「日本酒は冠婚葬祭に欠かせないものとして通用しており、社会性を最も感じさせる」(男性67歳)など、日本酒は「日本文化」や「伝統行事・慣習」に欠かせず、大人社会との関わりが高いという声。中には「死んだオヤジが日本酒好きだったから。自分も熱燗で飲むとき、今になってオヤジの気持ちが分かるときがある」(男性66歳)など、日本酒の「味の奥深さ」と「人生経験」を重ね合わせる人もいました。

■大人を感じる「お酒」は?

1 日本酒 32.8%
2 ウイスキー 32.2%
3 ビール類(発泡酒 ・新ジャンル含む) 23.9%
4 ブランデー(コニャック含む) 21.5%
5 ワイン 17.8%
6 焼酎 16.2%
7 カクテル 6.4%
8 シャンパン(スパークリングワイン含む) 5.7%
9 ウオッカ 2.6%
10 ジン 1.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「ウイスキー」「ブランデー」など、チビチビ飲むお酒に大人への憧れを抱く

次に2位は「ウイスキー」(32.2%)。「強いウイスキーをストレートで飲む姿に男の大人を感じる」(男性55歳)、「若い頃は水割りしか知らず、たまに本場スコッチを飲むとこれがウイスキーの味かと思った。バーボンを上司にすすめられ、きつい香りに引き気味だったのですが…、仕方なく口に含んだときの驚きは今も忘れられない大人への第一歩」(女性60歳)など、カッと身体を熱くするアルコール度数や香りの高さ、芳醇な味わいに「憧れ」を抱く人が大変多いようです。同様4位にも「ブランデー(コニャック含む)」(21.5%)が挙げられ、上位には「ゴクゴク」よりも、グラスを傾けながら「チビチビ」と飲むお酒に人気が寄せられました。以下、「ビールの苦さが心地よくなった。これは子どもには分からないでしょう」(男性54歳)など、3位に「ビール類(発泡酒 ・新ジャンル含む)」(23.9%)、5位に「ワイン」(17.8%)、6位に「焼酎」(16.2%)が続きました。


そのほか、「24歳ぐらいのとき、会社の人に連れられて初めてショットバーに行きました。いつも行く居酒屋とかと違い、カクテルだけを楽しむまさに大人の空間。ちょっとドキドキしたのを覚えている」(女性 45歳)、「バーテンダーだった父が、大学生だった当時の私を酒場に呼んで、カクテルをこしらえてくれたのが忘れられない。『もうお前は一人前だ』の意味だったのだろうか」(男性49歳)など、初めてのバー体験を経て「大人」の仲間入りを果たしたという声も寄せられました。

理想の大人は「高倉健さん」−寡黙さの中に存在感と優しさを感じる

ここまで「大人って何か?」について考えてきましたが、では、皆さんがイメージする「理想の大人」とはどんな人でしょうか。次に「理想の大人像」に近い有名人を聞いてみたところ、特に回答が目立ったのは「高倉健さん」でした。「人望がある。男らしい。気配りが素晴らしい」(男性54歳)、「貫禄もあり素敵な歳の取り方に憧れる」(男性68歳)など、寡黙さの中に確かな「存在感」と「優しさ」を感じるという声。さらに「礼儀正しく、義理堅く、筋が一本通った人だと思うので」(男性46歳)など「渡哲也さん」、「渡辺謙さん」「舘ひろしさん」「佐藤浩市さん」が続き、渋さと落ち着きを持つ俳優さんに高い支持が寄せられました。また「人生を知り尽くしている感がある」(男性48歳)など、「北野武(ビートたけし)さん」「所ジョージさん」「タモリさん」など、遊び心を忘れない、才能豊かなお笑いタレントにも「理想の大人像」を見出す人が多いことがうかがえます。


また男性著名人を挙げる声が多かった中で、女性陣で特に目立ったのは「吉永小百合さん」でした。「歳は余り変わらず、綺麗で色々努力している」(女性63歳)など、変わらない美しさと色気を持つ、女性が憧れる「大人の女性像」として人気集中。さらに「大人の色気があって、いつまでも若々しくて素敵な方だと思う」(女性44歳)など「黒木瞳さん」、「桃井かおりさん」「天海祐希さん」が続き、キリッと一本筋の通ったイメージのある女優さんに人気が寄せられました。そのほか、「他人への思いやりの深さと、崇高な使命のために自分を犠牲にするこれこそ本当の大人ではないでしょうか」(男性55歳)など「マザー・テレサさん」、「黒柳徹子さん」など、社会福祉、社会貢献活動に積極的な著名人の名前も挙げられました。


今回は実年齢と精神年齢のギャップなど、「大人って?」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。 各世代の平均精神年齢を見てみると、20代=22.4歳、30代=25.4歳、40代=31.3歳、50代=37.4歳、60代=50.6歳、70代以上=60.4歳。20代ではほとんど実年齢と精神年齢の差はなかったものの、世代とともに徐々に差が開き、40歳以上の層では実年齢の「10歳下」くらいと感じている人が多いことが明らかとなりました。とはいえ、特にシニア層では精神年齢の低さは、必ずしも人生経験の「未熟さ」を意味するものではなく、むしろ年齢を重ねても、「若々しさ」と「柔軟な考え」をキープしていることを自負するものと言え、実年齢と精神年齢のギャップは、必ずしもネガティブなものではないことがうかがえます。また大人になったと感じた瞬間として回答が多かったのは「就職」「結婚」「出産」「経済的な自立」「一人暮らし」など、直接的な家族の助けを得ることなく、自分の力で生きていける自信を得たときや、社会的な責任を負ったときにそう感じる人が多いようです。いわば、「(社会や家族から)与えられる側」から「(社会や家族へ)与える側」に立場が逆転したときと言えるかもしれません。自分が社会や家族に一体何を与えられているのか?難しいテーマですが、今一度、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。


最後に皆さんから寄せられた「大人と子どもの境界線」に関する自由会回答の中から、いくつかご意見をご紹介します。


■大人って、どんな人?

怒らないで耐えられる人
  • 「どんなことに遭遇しても、どんなにぼろくそに言われても決して怒らないで耐え、表に出さないこと」(男性60歳)
耳を傾けることが出来る人
  • 「人の意見に左右されず自分をしっかりもった行動をとりながらも、自分と違う意見にもちゃんと耳を傾けることのできる人」(男性54歳)
相手のミスをフォローできる人
  • 「人が困っているときにスッと手を差し伸べてあげたり、相手がミスに気づくことなくフォローしてくれる人。仕事の場合は、ビシッと間違いを指摘してくれる人が大人だと思う」(女性41歳)
子どもの躾ができる人
  • 「子どもをキチンとしつけている人は大人だと思う。最近は自分の勝手な理由で虐待する大人が多い中、世間に恥ずかしくない教育が出来ているのは素晴らしいと思う」(女性44歳)
他人を優先できる人
  • 「自分のことは差し置いてでも、他人を助けられる人。子どもは自分の思いを優先しがちですが、大人は相手を思いやり客観的に物事を見られる」(女性37歳)
マナーやルールを守れる人
  • 「大人と子どもの境界線は、社会のマナーや交通ルールを守るかどうかだと思う」(女性33歳)
間違いを素直に認められる人
  • 「自分の間違いを素直に認めて反省できるのが大人だと思う。若い時は悪いと思っていても、なかなか行動に移せませんでした」(女性40代)
自慢せず、知識と体を張れる人
  • 「常に周囲のことを気にして、客観的かつ冷静に対応しつつ、必要とあればまっ先に前に出て知識と体を張る。でも自慢しない人」(男性30代)
先入観で発言しない人
  • 「先入観や情報だけの『頭でわかった気』になって発言する人は子どもっぽいと思う。苦言があるなら、まず経験してからを心がけている」(女性39歳)