労働安全衛生の推進
労働安全衛生に関する基本的な考え方(アサヒビール)
従業員の職場での安全・健康を確保することは、会社の重要な責任のひとつです。アサヒビールでは、労働組合と締結した労働協約、および就業規則に基づいて、安全で衛生的な環境の維持・整備に努めています。
各事業所では、安全衛生について統括・管理する委員会を労使で設置し、それぞれの職場における問題点・改善点を確認して対策を講じています。
労働安全衛生に関わる労働協約・就業規則(一部抜粋)
(労働協約第56条 安全衛生)
会社は、組合員の職場における安全と健康確保の重要性を認識し、労使協力して労働環境の整備に努める
2.前項の方針・基準については組合と協議する
(就業規則第63条 安全衛生の基本)
会社は、社員の職場における安全と健康確保の重要性を認識し、労働環境の整備に努める(後略)
労働安全衛生に関わるマネジメント体制(アサヒビール)
安全衛生委員会
アサヒビールでは、各事業場で月1回、労使の代表が数名ずつ集まる「安全衛生委員会」を開催しています。
グループ全体に労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)※1を順次導入する方針に基づき、2006年度から「リスクアセスメント※2」による潜在的リスクの撲滅、低減活動を中心に、OSHMSの導入準備を段階的に進めています。
今後は、労働安全面のさらなる向上に取り組むとともに、メンタルヘルスに重点を置いて衛生・健康面の取り組みを強化していく予定です。
※1 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)
「方針の表明」⇒「目標の設定」⇒「危険・有害要因の洗い出し(リスクアセスメント)」⇒「計画の策定」⇒「計画の実施・運用」⇒「日常の点検・改善」⇒「システム監査」⇒「システムの見直し」といったPDCAを体系的かつ効果的・効率的に回していくための仕組み。
※2 リスクアセスメント
設備や作業の危険・有害要因をすべて特定して、そのリスクを評価し、優先順位を付けて低減策を講じる手法。
リスクアセスメント
労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)の認証取得(アサヒビール)
アサヒビールでは、事業場ごとの実態に応じた安全文化向上を一層推進し、労働災害撲滅を図るため、労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)の認証取得を推進しています。2010年末時点で、6工場(北海道工場・茨城工場・神奈川工場・名古屋工場・吹田工場・西宮工場)が認証を取得しています。
2010年度の労働安全衛生への取り組みと労働災害発生状況
アサヒグループでは各社・各事業場の安全衛生委員会が中心になって、現場に即した主体的な安全衛生活動を推進しています。重点取組方針として4S(整理、整頓、清潔、清掃)活動、安全ルールの遵守、リスクアセスメントの徹底、教育・支援の強化、多発災害撲滅、PDCAサイクルの確実な実行を設定しています。
2010年度、アサヒグループの労働災害発生件数は42件で、目標のゼロ災害にはまだまだ及ばない状況です。しかし安全衛生の基本を一層徹底するとともに、グループ各社間での相互査察や情報交換を強化することで、各事業場の実態に応じた効果的な安全施策を展開していきます。また、それらによる安全文化の底上げ・一層の浸透を図ることで、ゼロ災害を達成すべく取り組んでいきます。
労働災害度数率・強度率<アサヒビール、常用雇用ベース>
| 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 労働災害度数率 | 0.1301 | 0.1297 | 0 | 0 | 0 |
| 労働災害強度率 | 0.0042 | 0.0080 | 0 | 0 | 0 |
労働安全衛生に関する表彰実績
| 社名・事業所名 | 受賞年 | 表彰名 |
|---|---|---|
| アサヒビール(株)福島工場 | 2002年度 | 全国安全週間における厚生労働大臣「進歩賞」を授賞 |
安全担当者研修
アサヒグループでは、グループ全体での安全意識向上をめざして、2005年から外部講師を招いた「安全担当者研修」や、知識やノウハウを共有するための「情報交換会」を定期的に実施。安全方針を策定し、グループ全体での安全レベル向上に努めています。
これら研修や情報交換会には、新たにグループに加わった各社も参加しています。2006年度から2007年度にかけて、(株)エルビー、和光堂(株)、オリオンビール(株)、(株)アサヒビールフィードが参加。また2008年度からは天野実業(株)も参加しています。
安全担当者研修の様子