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CSR・環境活動

生物多様性の保全

1992年のリオデジャネイロサミットで「地球温暖化防止」と並ぶ世界的な条約として採択された「生物多様性保全」は、地球上の生態系バランスを保っていく上で必須の課題です。アサヒグループは生物多様性に配慮した事業活動を実践していくために、生物多様性保全活動の基盤となる考え方や方針をまとめてきました。

2010年3月、アサヒグループは生物多様性保全活動を重点課題のひとつに掲げた「環境ビジョン2020」および国内酒類業界では初となる「生物多様性宣言」を策定・公表しました。

アサヒグループ 生物多様性宣言 〜自然の恵みを守ろう〜

地球上のさまざまな生きものは、それぞれが役割をにない、バランスを保ちつつ、相互につながって生きています。

きれいな空気や水、おいしい食べ物や飲み物、私たちが日々生きていくために必要なすべてのものは、さまざまな生きものたちが与えてくれる自然の恵みです。

水や穀物など、自然の恵みを用いて事業活動を行う私たちアサヒグループは、生物多様性を尊重し、より豊かな自然の恵みを守り、育み、次の世代へ伝えていきます。

アサヒグループ 生物多様性宣言に係る 3つの基本方針と9つの行動指針

1. 生きものたちのすむ自然を守ります

  1. 生きものがすむ、豊かな川や海を守ります。
  2. 生きものがすむ、豊かな森を守り、育てます。
  3. 生きものがすむ、豊かな環境を工場周辺でつくります。

2. 自然の恵みを大切に活かします

  1. 自然の恵みを正しく利用します。
  2. 自然の恵みを、より有効に利用します。
  3. 自然のつながりを学び、生かす研究開発をすすめます。

3. 世界中の人々と一緒に取り組みます。

  1. この宣言をグループ全体で共有し、社員とともに取り組みます。
  2. 商品やサービスを通じて、自然の恵みの大切さをわかりやすく伝えます。
  3. ビジネスパートナーなどと協力し、グローバルに活動します。

社団法人日本経済団体連合会(経団連)生物多様性宣言を参考に、アサヒグループ独自の生物多様性宣言を策定しました。

生物多様性宣言策定の背景

生物多様性とは?

地球上には3,000万種ともいわれる多様な生きものがいて、お互いにつながりあい、支えあって生きています。

このような生きものがもつ多様な個性とそのつながりが、「生物多様性」です。私たち人間もそのつながりの一部で、生物多様性がもたらすたくさんの恵みが、私たちの暮らしや企業の活動を支えています。

生物多様性の危機

しかしいま、この生物多様性が急速に失われつつあります。たとえば現在、1日に約100種、年間約40,000種の生物が絶滅しているといわれています。その要因は、人為的なものがほとんどで、企業の活動による影響も少なくないといわれています。

COP10と日本の動き

このような危機的状況を受け、1992年の地球サミットでは、世界各国が生物多様性条約を締結しました。
2010年には、その第10回締約国会議(COP10)が日本で開催されるなど、国内においても環境省を中心に、生物多様性に配慮した活動が広がりつつあります。
また、企業活動においても社団法人日本経済団体連合会(経団連)が「生物多様性宣言」を行い、その重要性を認識し、経営に反映させていく考えを強調しています。

こうした背景のもと、私たちアサヒグループは、水や穀物など、自然の恵みを用いて事業活動を行う企業として、生物多様性を尊重し、より豊かな自然の恵みを次の世代へ伝えていくことを当然の責務と考え、「生物多様性宣言」を策定しました。

COP10(生物多様性条約代10回締約国会議)とは

COP(Conference of the Parties)とは、国際助役の締約国が集まって開催する会議のことをいいます。生物多様性条約のCOP10とは、「生物多様性条約第10回締約国会議」の略称ということになります。

工場ビオトープ

アサヒグループでは、拠点ごとに独自の生態系保全活動に取り組んでいます。

アサヒビール(株)神奈川工場に併設している「アサヒビオガーデン」では、ホタルが住める環境づくりを目指して、工場が竣工した2002年からゲンジボタルの餌となるカワニナを飼育するとともに、ホタルの幼虫の飼育を開始しました。その結果、毎年ホタルが飛び立つようになり、今では多くのお客様がホタル観賞に訪れています。

また、滋賀県野洲市のアサヒビールモルト(株)では、三上山(近江富士)を間近にあおぐ恵まれた自然環境を活かし、工場敷地内の緑地に従業員全員でビオトープをつくりました。池には、メダカ、鯉、タナゴなどの魚やトンボの幼虫ヤゴが生育。池周辺では、赤トンボ、ヤンマ、シオカラトンボ、糸トンボなどが飛び交い、環境保全林には、キジ、スズメ、ウグイス、ヒヨドリ、ムクドリなどが訪れます。

カルピス(株)岡山工場、群馬工場では、社員手づくりのビオトープ※でミズアオイやハス、セリといった湿性植物のほか、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に登録されているクロメダカを育てています。
工場では、ビオトープを通じて、近隣の子どもたち方を招待するなど地域社会との環境コミュニケーションを図るとともに、地域の豊かな環境の保護に貢献しています。

ビオトープ:生物生息空間。さまざまな生き物がお互いに関係をもって暮らしていける空間。

アサヒビール(株)神奈川工場
アサヒビオガーデン