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CSR・環境活動

温室効果ガスの削減

アサヒグループにおける2015年CO2排出量実績は、東日本大震災以降、原子力発電所の停止による電力のCO2換算係数の大幅な悪化や主要グループ事業会社の活動量の増加、飲料事業新規グループ会社参入などの影響により、2008年比(基準年比)+9.4%となりました。なおCO2排出量原単位は2008年比−9.5%と着実に削減しています。

グリーン電力証書によるCO2排出削減貢献量反映

今後もアサヒグループは、2020年までにCO2排出量を2008年比で30%削減する目標に向けて積極的に取り組んでいきます。

CO2排出量・原単位の推移(アサヒグループ)

2014年、国の「グリーンエネルギーCO2削減相当量認証制度」により、グリーン電力証書によるCO2削減貢献量を「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度等に活用できるようになったため、2013年実績分からCO2削減貢献量を反映した数値で表しました。なお、CO2排出量、原単位の( )内は、グリーン電力証書によるCO2削減貢献量反映前の数値です。
【CO2削減貢献量:2013年12.8千トン 2014年12.3千トン 2015年13.3千トン】

対象組織

エネルギー使用量・原単位の推移(アサヒグループ)

温室効果ガス排出量データについての第三者検証

グローバルで事業展開しているアサヒグループは、海外も含めたグループ全体の環境情報・データの一元的集約と第三者検証による透明性・信頼性の高い情報開示は必須であると考え、特に重要である温室効果ガス排出量(スコープ1、2)について第三者検証を受け、保証書を取得しています。

2014年(2014年1月1日〜12月31日)は、アサヒグループの国内事業所から排出された温室効果ガスの算定方法や算定方法の適切性について、ISO14064-1※に準拠した第三者検証を実施し、その検証機関であるロイドレジスタークオリティアシュアランスリミテッド(LRQA)による保証書を取得しました。2015年(2015年1月1日〜12月31日)は、対象範囲を拡大し、オセアニア地区のグループ会社についても第三者検証を実施し、その保証書を取得しました。

ISO14064:温室効果ガスの算定、報告、検証についての国際規格。3部からなる。

GHG排出量 2014年 2015年
スコープ1 スコープ2 スコープ1 スコープ2
日本 339,030 192,429 338,267 200,308
オーストラリア 18,703 56,999 18,137 58,218
ニュージーランド 4,848 1,180 4,530 1,245
合計 362,581 250,608 360,934 259,772

単位:t-CO2e/y

スコープ1:直接的なGHGの排出量

スコープ2:エネルギー起源の間接的なGHGの排出量

環境・省エネルギー設備の導入

アサヒグループの工場では、燃料転換や、排水中のメタンガスを有効利用できる嫌気性排水処理設備など、環境・省エネルギー設備の導入を継続的に進めています。

コ・ジェネレーションシステム

嫌気性排水処理システム

アサヒグループの主な環境・省エネルギー設備の導入状況

技術項目 効果の内容 導入工場
コ・ジェネレーションシステム 燃料(ガス)の燃焼により発電を行うと同時に、燃焼排ガスを利用して蒸気をつくることで、エネルギーを有効利用します
アサヒビール(株)
福島工場、茨城工場、神奈川工場、
名古屋工場、吹田工場、博多工場
アサヒ飲料(株)
明石工場
カルピス(株)
群馬工場
和光堂(株)
栃木工場
燃料転換 従来、燃料に重油などを使用していた工場で、燃料を天然ガスに転換することにより、CO2排出量を抑制します。当初から天然ガス利用も含む
アサヒビール(株)
北海道工場、福島工場、茨城工場、
神奈川工場、名古屋工場、吹田工場、
博多工場
ニッカウヰスキー(株)
弘前工場、柏工場、西宮工場、門司工場
アサヒビールモルト(株)
小金井工場、野洲工場
さつま司酒造(株)
本社工場
アサヒ飲料(株)
富士山工場、明石工場
富士山仙水(株)
カルピス(株)
群馬工場、岡山工場
(株)エルビー
蓮田工場、東海工場
アサヒフードアンドヘルスケア(株)
栃木工場、大阪工場
和光堂(株)
栃木工場
和光食品工業(株)
長野工場
天野実業(株)
岡山工場第1プラント
嫌気性排水処理設備 排水中の有機物からメタンガスを取り出し、燃料として使用することで、熱や電力エネルギーの使用量、CO2排出量を削減します
アサヒビール(株)
北海道工場、福島工場、茨城工場、
神奈川工場、名古屋工場、吹田工場、
四国工場、博多工場
アサヒ飲料(株)
明石工場、富士山工場、北陸工場
カルピス(株)
群馬工場、岡山工場
太陽光発電設備 太陽光エネルギーを電力に変換して利用し、CO2排出量を削減します
アサヒビール(株)
名古屋工場、博多工場
ニッカウヰスキー(株)
柏工場
アサヒ飲料(株)
アサヒグループカルピス恵比寿ビル

グリーン電力の活用

ビール製品製造への活用

アサヒビール(株)では、2009年当時、食品業界としては最大となる年間4,000万kWhの風力発電およびバイオマス発電によるグリーン電力に関する契約を日本自然エネルギー(株)と締結しました。現在は、全工場で製造する全ての『アサヒスーパードライ』缶350ml及びギフトセットの全てのビール類の製造に、環境に配慮したエネルギーである「グリーン電力」を使う取り組みを行っています。
グリーン電力とは、風力やバイオマスといった地球環境への負荷が少ない自然エネルギーで発電された電力です。
『アサヒ スーパードライ』缶350mlの缶体や包装資材、ギフトセットの外箱などには、グリーン電力を使用して製造された製品であることを示す「グリーン・エネルギー・マーク」を記載しており、2009年から2015年までにグリーン電力を活用した量は、グリーンエネルギー(GE)マーク商品で日本No.1(※1)になりました。また本取り組みにより、累計で約69,000トン(※2)のCO2削減貢献量を実現しています。

グリーン電力証書の活用(本社ビル)

「グリーン電力証書システム」を活用して、アサヒグループ本社ビルおよび隣接する飲食店ビル「アネックス」「フラムドール」においても使用する電力のすべてをグリーン電力で賄っています。「グリーン電力証書システム」とは、自然エネルギーにより発電された電力の環境付加価値を「グリーン電力証書」というかたちで取引するものです。証書を保有する企業や団体は、証書に記載されている発電電力相当分の環境改善を行い、自然エネルギーの普及に貢献したものとみなされる仕組みです。

※1 2009年5月〜2015年12月における、グリーンエネルギーマーク商品の中でグリーン電力活用量が日本No.1(グリーンエネルギー認証センター確認)
※2 CO2排出係数は電気事業連合会より毎年公表される最新係数を使用

この製品の当社製造における、自家発電を除く電力の全ては、グリーン電力です。