容器・包装における環境配慮
酒類事業における容器による環境負荷低減
アサヒビールでは、容器の環境負荷低減の取り組みとして、容器の肉薄化・軽量化などを図っています。
これまでの取り組み実績は下表の通りです。
またビールのみならず、ワインではサントネージュワイン無添加ボトルで、ガラスびんの原料としてカレットを90%以上使用した「エコロジーボトル」を採用し、さらに軽量化しています(重量18%削減)。また軽量化にともなって、びん製造工程でのエネルギー消費量を削減、輸送積載効率が高まることで輸送にともなうCO2排出量も削減、従来びんと比較してトータル約195トン削減できます。
容器包装における環境配慮の取り組み実績(アサヒビール(株))
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 缶および2次容器の省資源化 | 2006年度、中味を直接収める1次容器のうち、缶についてケイ素含有量が高いリサイクル原料の使用比率を向上させました。また、缶の肉厚分布を見直すことにより、缶の強度を高め、従来以上の肉薄化を実現しました。さらに、1次容器を収める2次容器についてもマルチパックの坪量(1m2あたりの重量)を従来より4%程度下げるなど、省資源化を進めました。 |
| 上蓋のアルミ使用量を減らす技術(206径スーパーエンド)の開発 | 2007年度、ビール系飲料の上蓋のアルミ使用量を従来比で9%減らす技術(206径スーパーエンド)を開発。2008年6月から順次切り替え、第1回「八都県市容器&包装ダイエット大賞」の「その他・製造部門」で第1位を受賞しました。 |
| 加圧殺菌方式を用いた製法によるアルミ使用量削減 | 東洋製罐(株)と共同で「加圧殺菌方式を用いた高ガスボリューム缶製品の製造方法」を開発しました。この製造方法は、炭酸飲料を容器に充填した後に殺菌する際、容器に外圧をかけることで差圧上昇を抑える技術を用いています。この技術によって缶内の差圧が相対的に下がり、ワンランク下の耐圧強度の缶体の使用が可能となります。そのため、従来に比べてアルミ使用量を18%削減することができました。この功績が評価され、2008年5月、「第32回木下賞※」を受賞しました。
※木下賞:包装技術の向上ならびに包装産業の発展に貢献した製品、技法、事例、デザイン、アイデアなどの業績を表彰する賞。社団法人日本包装技術協会第二代会長 故 木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して1977年に創設された。 |
| アルミ使用量を削減する独自形状の缶体開発 | 昭和アルミニウム缶(株)と共同で、アルミ使用量を従来よりも削減できる独自の形状の缶体を開発しました。この缶は、缶蓋周縁部を内側に寝かせた独自形状をとっており、缶蓋の表面積を約6%減少、板厚を0.01mm薄肉化することで、アルミ使用量を約9%(1枚当たり約0.3g)削減しました。この功績が認められ、2008年、「日本パッケージングコンテスト 適正包装賞」「第46回 全日本包装技術研究大会 優秀発表賞」「八都県市 容器&包装 ダイエット大賞」など、数々の賞を受賞しました。 |
| CO2排出量を削減できる樽生シュリンクキャップ | ポリ乳酸を使用した樽生シュリンクキャップの開発に成功しました。シュリンクキャップに植物由来の原料を使用することで、従来に比べてCO2排出量を約6割削減。コストを上げることなくCO2排出量を最大限抑制できる樽生シュリンクキャップを、2008年末までに全工場に展開しました。 |
| 樽切れビールストッパー 「ハッピーエンド君」の開発 | 樽生ビールのロスを減らす樽切れビールストッパー「ハッピーエンド君」を開発しました。炭酸ガスで圧力をかけてビールを注出する際に、従来は、最後の1杯分と一緒に炭酸ガスが強く噴き出して泡が多く生じていました。「ハッピーエンド君」は、炭酸ガスが排出される瞬間を光センサーで検知してビールの流れを遮断することで、強い噴き出しによる最後の1杯のロスを防ぎます。 |
関連サイト
容器包装における環境配慮の取り組み実績(サントネージュワイン(株))
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 軽量ワインボトルを採用 | 石塚硝子(株)と共同で、ワイン瓶(容量:720ml)の高さは変えずに重量を従来品比で約18%低減 |
業界団体とのコミュニケーション(アサヒビール)
アサヒビールは、容器包装のリユースやリサイクルといった業界共通の課題や要請に応えるために、ビール酒造組合を中心に、ガラスびんリサイクル促進協議会、アルミ缶リサイクル協会、PETボトルリサイクル推進協議会、食品容器環境美化協会などの各種業界団体との円滑なコミュニケーションに努めています。 2006年4月からは、アサヒビールが加入する業界団体を含む「容器包装に係るリサイクル8団体※」ごとに、2010年度までの数値目標・取り組み目標を設定した「事業者による3R推進に向けた自主行動計画」を策定し、容器包装のリデュース・リユース・リサイクルの3R推進を展開しています。また、関係8団体では、消費者への普及・啓発や各種調査・研究事業などの共通テーマに共同で取り組む「3R推進団体連絡会」を結成しました。連絡会では、相互連携を図りつつ、自主行動計画のフォローアップなどを行っていきます。
※容器包装に係るリサイクル8団体
関連サイト
- ガラスびんリサイクル促進協議会
- PETボトルリサイクル推進協議会
- 紙製容器包装リサイクル推進協議会
- プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
- スチール缶リサイクル協会
- アルミ缶リサイクル協会
- 飲料用紙容器リサイクル協議会
- 段ボールリサイクル協議会
その他の関連団体リンク
飲料事業における容器包装・販促品の環境配慮
アサヒ飲料(株)では、缶、PETボトル、段ボール、ラベル、キャップ・ガラスびんなどの容器包装資材について、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の観点から、省資源・軽量化・リサイクル性向上に努めています。
容器においては、利便性に優れたPETボトルの需要が年々拡大し、今後も伸長することが予想されます。PETボトルは空容器の輸送にともなう環境負荷が課題でしたが、充填工場内でのボトル内製化が進むにつれて輸送効率・生産効率ともに向上してきています。今後もPETボトル、キャップ、ラベルの省資源(軽量化)と、さらなる内製化による輸送時のCO2排出量削減を推進していきます。
また、ポスターやボード、ミニのぼり、ショーカード、シェルフトーカー、リーフレット、タペストリーなどの各種販促品についても、省資源化を図るとともに、紙素材のみを使用する、紙とプラスチックを分離しやすくするなどリサイクル性に配慮しています。
容器包装・販促品における環境配慮の取り組み実績(アサヒ飲料(株))
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PETボトルラベルにバイオプラスチックを採用 | 「アサヒ十六茶」490mlのPETボトルラベルにバイオプラスチック(エコラベル)を採用。飲料業界で初めてバイオプラマーク認定を受ける |
| 容器資材の減量化、はがしやすいラベルの採用 | PETボトルにくぼみを設け容器資材を減量化し、肉薄ではがしやすい感熱ラベルの採用 |
| エコグリップキャップの採用 | PETボトルのキャップを握りやすい凹凸形状とし、軽量化を実現 |
| 「エコのぼり」「もっとエコのぼり」の採用 | 販促品として使用する「のぼり」のクリップ・竿部分に金属を使わず、クリップ部分をリユース |
販促品における環境配慮品の購入比率の推移(アサヒ飲料(株))
| 項目 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 販促品※における環境配慮品の購入比率の推移 | 33.60% | 51.60% | 88.40% | 97.00% | 100.00% | 100.00% |
食品事業における容器包装・販促品の環境配慮
食品事業における容器による環境負荷低減
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紙容器カートカンの採用 (和光堂) |
「間伐材マーク」を取得(国産間伐材を10%以上含む国産材を30%以上使用)した紙容器カートカンを採用。採用したカートカンにはアサヒビール社有林「アサヒの森」の間伐材も一部活用 |