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CSR・環境活動

サプライヤーとの協働

アサヒグループでは、サプライヤーの皆様と共同で環境・社会的責任に対する取り組みを進めることが「持続可能な社会の実現」につながると考えています。そのため、サプライヤーとのコミュニケーションのためのさまざまな仕組みを整え、情報共有や意識啓発、サプライヤーの課題の解決に向けた共同取り組みなどに力を入れています。

「サプライヤーCSRアンケート」の実施

アサヒグループでは「アサヒグループ調達基本方針」 に基づき、サプライヤー様と共同で地球環境や地域社会に配慮した調達活動に取り組んでいます。2015年には、サプライヤー様のCSRに関する取組み状況を把握し、課題解決に向けた取り組みを実行に移すことを目的に「サプライヤーCSRアンケート」を実施しました。

「サプライヤーCSRアンケート」の概要

対象

アサヒビール(株)、アサヒ飲料(株)、カルピス(株)※のサプライヤー様
※アサヒグループのドライ飲料事業は2016年1月にアサヒ飲料(株)に集約されたため、アンケート実施当時のカルピス(株)のサプライヤー様は、現在アサヒ飲料(株)のサプライヤー様となっています。

スケジュール

2015年 4月〜5月  アンケート依頼
2015年 7月31日  一次集計、確認
2015年11月30日  最終集計

項目

回答数

  • 一次サプライヤー様
    依頼数 229社
    回答数 219社(国内210社、海外9社)
    回収率 96%
  • 二次サプライヤー様(一次サプライヤー様経由で任意で実施)
    回答数 82社(国内48社、海外34社)

「サプライヤーCSRアンケート」の結果

社会的責任

社会的責任について、以下のとおり回答を得ました。

設問と回答結果
項目 はい(%)
1.企業倫理方針や規定、あるいはそれに類するものを定めている。 93%
2.法令および企業倫理方針(規定)を遵守させる方策を講じている。 91%
3.過去3年以内に関係監督官庁から勧告や罰則を受けた。 7%
4.苦情対応等、社会とのコミュニケーションを担当する窓口があり、かつ、迅速な対応が可能な体制が
できている。
87%
5.消費者に正確かつ適切な企業情報・製品情報を継続的に提供している。 84%
6.国内外の事業所および協力会社において、より安全で衛生的な職場環境を提供する措置を講じている。 90%
7.国内外の事業場および協力会社において、男女・障がい者・人種・国籍・健康状態等に対する差別の
排除と社会的弱者に対する配慮を行っている。
85%
8.国内外の事業場および協力会社において、児童労働・強制労働が発生しない措置を講じている。 83%
9.社会との共生をめざし、方針を定め、社会への支援活動を行っている。 79%
10.国内外の公務員に対し贈賄を禁止する方針・規程を持ち、遵守を求めている。 76%
11.談合価格協定禁止に関する方針・規程を持ち、遵守を求めている。 73%
12.社会的責任に関する何らかの国際憲章に参加し社会的誓訳を行っている(例えば、グローバル・コンパクトなど)。 14%

環境への配慮

環境マネジメントシステムの認証取得状況、環境保全の方針や管理体制、取組み等について回答を得ました。取組みについては、目標設定、実行計画、実績の把握、これら情報の開示状況に加え、WEB上で開示している場合のURLの情報を得ました。これにより、環境情報を開示しているサプライヤー様の目標、計画、実績等についてのモニタリングが可能になりました。

設問と回答結果
環境マネジメントシステム 認証取得状況

認証取得済み53%、認証取得予定5%、予定なし29%、無回答13%

環境保全方針の設定および管理状況

環境保全に対する方針がある83%、その方針を公表している63%、環境保全を担当する役員がいる58%、環境保全を推進する専門組織または委員会・プロジェクトがある66%

環境保全のための取り組み

具体的な取り組み内容について、「目標設定」「実行計画」「実績把握」「それらの公表」を「設定・実施している」と答えたサプライヤー様の割合

省エネルギー 廃棄物削減 CO2削減 排水 水削減 物流の
環境負荷
再生エネ
使用
生物多様性
保全
水源涵養
(1)目標設定 57% 49% 47% 42% 32% 30% 15% 13% 7%
(2)実行計画 55% 49% 47% 39% 31% 29% 15% 13% 7%
(3)実績把握 63% 64% 55% 53% 59% 33% 25% 13% 9%
(1)-(3)公表 28% 26% 28% 20% 19% 16% 11% 11% 4%

原料・資材

各サプライヤー様からアサヒグループへ納入されている原料・資材について、製造工程を含め、品目ごとに使用禁止物質や含有禁止物質が使用されていないことを確認しました。また、省資源化やリサイクル、環境配慮製品の提案についても回答を得ています。

設問内容
1.製造工程における使用物質について 1.労働安全衛生法などに規定される使用禁止物質を使用している
2.PRTR指定物質使用量削減の計画を立て、取り組んでいる
3.VOCの排出量削減の計画を立て、取り組んでいる
2.原料・資材について 1.食品衛生法などに規定される製品含有禁止物質(原料及び食品に直接接する容器など)を含んでいる
2.製品のアセスメント(LCA)を実施している
3.原料・資材の開発・設計・製造工程において省資源化に努めている
4.包装材料の軽量化に努めている
5.原料・資材に関して包装材料のリサイクル化を進めている
6.環境に配慮した原料・資材の提案が可能である

二次サプライヤー様

二次サプライヤー様(アサヒグループと直接取引をしているサプライヤー様への原材料等の供給元)について、今回のアンケートで問われているような内容を把握しているかについての回答を得ました。

設問と回答結果

本アンケートの内容について原材料調達先の状況を把握していますか?

把握していない45%、把握している55%

サプライヤー様とのアンケート結果の共有

2015年12月、アサヒビール(株)、アサヒ飲料(株)、カルピス(株)の主要サプライヤー様96社が参加した品質会議において、「サプライヤーCSRアンケート」の結果を共有しました。

今後の取り組み 〜サプライヤーエンゲージメントの推進〜

2016年以降は、「サプライヤーCSRアンケート」の回答結果から明らかになった課題について取り組みます。
アサヒグループは、「サプライヤーCSRアンケート」によってサプライヤー様に課題があることが明らかになった場合、直ちに取引を解除・停止するのではなく、課題の改善にサプライヤー様と共に取り組むことが社会における課題の根本的な解決につながると考えています。このような考え方のもとで行っている「サプライヤーCSRアンケート」をはじめとする一連の活動は、「サプライヤーエンゲージメントの推進」をキーワードに展開しているもので、サプライヤー様との強固な信頼関係と長期的な協力関係をより確実なものとすることを目指しています。

これまでの「サプライヤーCSRアンケート」の取り組み

これまでもアサヒビール(株)では単独で「サプライヤーCSRアンケート」を実施しており、2004年から3年を1タームとして以下のようにPDCAサイクルを回してきました。現在は、グループ横断で「サプライヤーCSRアンケート」を実施しています。

アンケート実施→課題把握→改善取り組み→進捗状況把握