1. トップページ
    2. サステナビリティ
    3. 活動事例・トピックス
    4. ビール酵母細胞壁から農業資材を開発
ページトップへ
ビール酵母細胞壁から農業資材を開発 ビール酵母細胞壁から農業資材を開発

ビール酵母細胞壁から農業資材を開発

ビール醸造の副産物「酵母細胞壁」の可能性

アサヒグループでは環境保全型農業を通じた世界的な食料問題への貢献を目指し、さまざまな研究を進めています。その一つがビール酵母を活用した農業資材です。
アサヒビール(株)ではビールの製造を行っており、醸造後には副産物としてビール酵母が残ります。この醸造後の酵母は天然素材ビール酵母『エビオス錠』の原材料として活用したり、分解して抽出した「酵母エキス」を調味料などの原料に活用したりしていますが、水に溶けない「酵母細胞壁」についてはこれまであまり有効活用できていませんでした。
しかし、この「酵母細胞壁」の活用について約10年の研究を行った結果、特殊な可溶化技術を用いて「酵母細胞壁」の植物への吸収性を高めることにより、植物の根の成長を促進させるとともに、植物の免疫力を高めることが分かったのです。

  • 「酵母細胞壁」を活用した農業資材を使用したイネ(右)と通常栽培のイネ(左)

    「酵母細胞壁」を活用した農業資材を使用したイネ(右)と通常栽培のイネ(左)

  • ビール酵母
  • ビール酵母

新しい農業資材で環境保全型農業への貢献を目指す

そこでアサヒグループホールディングス(株)では、「酵母細胞壁」を活用した農業資材の開発に着手しました。試作した農業資材を使ってイネ・馬鈴薯・小麦・大豆・リンゴなどについて国内外で試験を行ったところ、収穫量は最大で従来の2倍以上に達することが分かりました。
今後アサヒグループでは、この農業資材を日本だけでなく東南アジアをはじめとした世界規模で展開することを目指していきます。それにより、農作物の生産性を上げて持続可能な方法での食料生産を実現するとともに、化学農薬の使用削減に結び付けることで、生物多様性を確保した環境保全型の農業に貢献していきたいと考えています。

Voice農業資材の共同研究者

今後の技術展開に期待

北海道大学大学院
農学研究院 准教授
松浦英幸氏

本研究は、ビール製造の副産物として得られるバイオマスを積極的かつ有効的に利用する新技術として注目に値します。特に、農業への応用が見込まれる点に優位性があり、今後の世界規模の技術展開が期待されます。

北海道大学大学院 農学研究院 准教授 松浦英幸氏
CSRマネジメント
CSR活動領域:食と健康
CSR活動領域:環境
CSR活動領域:人と社会
活動事例・トピックス
コーポレートガバナンス
アサヒグループの食育