高校生たちがアサヒ社員の前で研究成果を発表!

[CSR]

 11月17日、茨城県守谷市にあるアサヒグループ研究開発センターにて、同グループが手がけるキャリア教育応援プロジェクト「アサヒライフデザインハイスクール」の報告会が行われた。この取り組みは、アサヒグループのコアテクノロジー研究所が企画し、今年4月から10月まで福岡県にある福岡雙葉高校で実施されたもの。(http://www.asahigroup-holdings.com/express/detail/160614-global-leader.html)「働く女性の食と健康」をテーマとし、高校生たちは実際に働いている女性たちへのヒアリングなどを通じて課題を発見して、その解決策を商品開発のアイデアとして発表してもらう。それがこのプロジェクトの目標であり、この日はその成果をお披露目する場となった。

当日発表した福岡雙葉高校の皆さん
当日発表した福岡雙葉高校の皆さん

―大人にはない視点からの発表に、社員たちも聞き入る

 「アサヒライフデザインハイスクール」の授業を受けたのは、2年生4クラスの120名。課題研究は20のグループに分かれて行い、最終授業で優れた研究発表をした3グループ11名の高校生が選出され、この日の報告会に登壇した。報告会には、技術部門やマーケティング部門からアサヒグループの社員たちが参加し、「高校生の目から見た食と健康」というテーマに高い関心を寄せている様子がうかがえた。

 3グループが発表したのは、それぞれ「ほっとするとは何か」「10代のスポーツと悩み」「子どもとの食事」というテーマ。冒頭の自己紹介では、大人たちを前に緊張した面持ちだった高校生たちだが、いざ研究発表する番になると、堂々としたプレゼンテーションを行った。このプロジェクトを立案・実行したコアテクノロジー研究所主任研究員の坂田慎治によれば、高校生たちは医師や経営者、スポーツインストラクターや会社員など、様々な職業の大人たちにインタビューを行い、自分たちなりの課題を発見したという。

 「例えば、医師にヒアリングしたグループは、『仕事が忙しくて、食事をとる時間がない』という話を聞いたそうです。そこで高校生たちは、まず最初に『短時間で手軽に炭水化物がとれる商品』といったアイデアを考えました。実際にそのアイディアをヒアリングした医師に持って行くと残念ながら不評でした。そこで、次の思考を引き出すために『自分ならどうしてほしい?』『あなたはその医師に何をしてあげたい?』といった問いかけをしていくと、彼女たちから『忙しくて大変そうだから、ほっとさせてあげたい』という意見が出て来た。このように思考がどんどん深まり、変化するというのは、新しいアイデアやイノベーションを生むためには大事なこと。今回選抜されたチームは、いずれもこうした変化が見られ、その点を高く評価しました」

 大人の視点からはなかなか出て来ない発想や斬新な着眼点に、興味を惹かれた様子で発表に聞き入る社員たち。質疑応答でも、社員から高校生に「どうしてこの点に気づいたの?」「どんなリサーチをしたのか、具体的に聞かせてください」といった質問が相次いだ。

各テーマについてアサヒ社員を前に発表する様子
各テーマについてアサヒ社員を前に発表する様子

 研究発表が終わると、今度は各チームに社員たちが加わり、高校生たちとのディスカッションが行われた。ここでも社員と高校生たちの間で活発な議論が交わされ、年齢や立場の差を感じさせない盛り上がりを見せた。とくに社員たちにとっては、若い消費者の声を直接聞ける機会とあって、「テスト前にゲンかつぎで食べるものはある?」「親から普段の食生活で気をつけるように言われていることは?」といった質問も飛び出し、高校生たちの率直な回答や意外な本音に感心したり笑いが起こったりと、和やかなムードの中で報告会は終了となった。

各発表後には、社員との質疑応答が行われた。
各発表後には、社員との質疑応答が行われた。

―未来の人材育成のために、企業ができること

 最後に、高校生を引率する福岡雙葉高校の石井先生より、アサヒグループの社員たちへこんなメッセージが送られた。

 「私たちの学校のポスターに、かつてこんな言葉が書かれていました。『子どもは、親の生きたことのない時代を生きて行く』。これを見た時、教師と生徒もまさに同じ関係だと感じました。世の中が急速に変化する中で、生徒たちは将来、私たち教師も経験したことがない時代を生きなくてはいけない。その生き抜く術を、学校の授業だけで教えるのは難しいのが現状です。だからこそ、こうしてアサヒグループという企業のサポートを受けて、"社会の変化やニーズに触れ、そこから自分たちなりの答えを見つけ出す"という学習の機会を頂いたことは、生徒たちにとって本当に貴重な学びになったと感じています」

 教師として生徒の将来を思う温かな言葉に、アサヒグループの社員たちからも大きな拍手が送られた。

 研究発表を終えた高校生のつづくさんは「私たちのチームは全員が運動部に所属しているので、毎日部活の練習もしながら研究発表の準備を進めるのは時間的にも大変でしたが、どんな質問が来ても返せるようにできるだけの用意をしたので、いい発表ができたと思います」と手応えを語った。別のチームで発表した古賀さんは「今日の発表をするために、どんな表現や声のトーンで話せば聞いている人に伝わるか、研究を重ねました。企業で働く方たちの前で発表するという普段の高校生活ではできない経験をさせてもらえたので、今回身につけたスキルを生かして、将来は人前で何かを発表するような仕事に就きたいです」と話してくれた。

 前出の坂田も、「社会人と一緒に研究に取り組むという経験が、グローバルリーダーを目指す高校生たちの将来に役立てばと願っています。私自身も今回のプロジェクトを通じて、大人の常識では思いつかないような高校生ならではの発想に触れて、さまざまなインサイト(気づき)を得ることができたのは大きな収穫でした」と話す。

 アサヒグループと高校生の双方が、それぞれに大きな学びを得た「アサヒライフデザインハイスクール」のプロジェクト。今回の取り組みが、企業と学校のコラボレーションによって未来を担う人材を育てるモデルケースとなることを期待したい。

福岡雙葉高校 左:續さん、右:古賀さん 福岡雙葉高校
左:續さん、右:古賀さん

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