アサヒグループホールディングス株式会社 統合報告書 2015
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アサヒグループでは2012年にCSR活動領域と重点テーマの設定を行いましたが、2015年は国連・COP21においてSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)・「パリ協定」が採択されるなど、社会的課題に関する国際的な新目標が設定される大きな動きがありました。これらを踏まえ、グループのマテリアリティである「CSR重点テーマ」について、以下のプロセスで見直しを行いました。施策の実施・継続的な見直しマテリアリティの特定とそのプロセスアサヒグループ CSR重点テーマ(2016年改定版)活動領域CSR重点テーマバウンダリー具体的施策の方向性食と健康責任ある飲酒社外・アルコール関連問題・食育への取り組み強化・消費者に対する健全な食生活の提案・ 商品表示や広告宣伝活動など、事業を通じた「食の安全・安心」に向けた取り組み食の安全・安心社外栄養・健康社外環 境気候変動社内外・温室効果ガスと水使用量(原単位)の削減・廃棄物の削減・再資源化の推進・商品のライフサイクルにおける環境配慮・ISO14001統合認証取得による環境経営の推進・「アサヒの森」の保全と育成循環型社会社内外生物多様性社内外人と社会人材育成・ダイバーシティ社内・業績向上に資する人材多様化の推進安全で豊かな地域社会社外・グループ横断の社会貢献・芸術文化活動持続可能な水資源社内外・社会との共生を念頭に置いた持続可能な水資源利用と対処持続可能なサプライチェーン社外・サプライチェーン上での環境・社会・倫理面での取り組みアサヒグループのESGSTEP2・3を経て決定した方向性に基づき、新マテリアリティに対する具体的な施策を立案しました。今後はグループCSR推進会議を中心にこれらの施策を実行し、適宜レビューを実施していきます。STEPSTEPSTEP132課題の抽出ステークホルダー視点での検討マテリアリティと具体的施策の方向性を決定アサヒグループホールディングス(株)の役員5名と外部有識者2名によるステークホルダーダイアログを実施しました。STEP1で精査した課題だけでなく、これらの課題に対してアサヒグループが取るべきアプローチについても検討しました。ステークホルダーダイアログを踏まえてマテリアリティを決定するとともに、ダイアログで議論された事項を反映させて具体的施策の方向性も定めました。GRIガイドライン第4版などを参照しながら、アサヒグループの課題を抽出し、従来の重点テーマと照合しながら精査しました。また、それらの課題が影響を及ぼす範囲についても検討しました。詳細はp4140

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