アサヒグループホールディングス株式会社 統合報告書2016
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社長メッセージ2017年は“企業価値向上経営”の深化に向けて、さらにスピードを上げて取組みを強化していきます。国内酒類事業においては、発売30周年を迎える『アサヒスーパードライ』を中心として、コト消費の喚起などにより更なる「ブランド力」の向上を図ります。飲料事業や食品事業においても、主力ブランドの価値向上と健康機能軸のイノベーションなどにより、価値競争を主導するリーダーシップの発揮に注力します。また海外では、既存事業の安定的な成長に加えて、新たに連結する中東欧のビール事業を含め、プレミアム市場を軸に成長するグローバルプレイヤーへの基盤を固めていきます。さらに、引き続き国内外のあらゆる資産をゼロベースで見直し、一層の事業ポートフォリオの最適化を推進していく方針です。こうした2017年の取組みを含めた業績見通しとしては、『中期経営方針』のガイドラインに対して順調な進捗となっています。売上収益については、国際会計基準(IFRS)に移行した影響を除いたベースでは着実な成長を見込んでいます。また事業利益については、西欧事業の連結効果も上乗せとなり、トータルでは年平均で10%以上の成長を見込んでいます。これにより、主要指標であるEPSの年平均成長率は12%となり、またROEについても11%まで向上し、ガイドラインである10%を上回る水準を達成しています。主要指標は『中期経営方針』のガイドラインに対して順調に進捗しています2017年の取組みとガイドラインの進捗売上収益/事業利益2014201520162017(予想)IFRS日本基準20132,0001,5005001,0000020,00010,00015,0005,000(億円)(億円) 事業利益(右軸) 売上収益(左軸) 1,1741,2831,3511,4841,65017,14217,85418,57417,06918,200EPS/ROE2014201520162017(予想)IFRS日本基準2502001505010000.012.04.06.08.010.02.0(%)(円) EPS(左軸) ROE(右軸)2013135.73148.92166.25194.75209.558.08.18.811.011.0※各指標は、2016年期末のIFRS移行の影響を加味しております。※為替影響や一時的な特別損益等の特殊要因は除くベースとなります。2015年実績3年程度を想定したガイドライン売上収益18,574億円・主力事業の安定成長-事業再編+新規M&A事業利益1,351億円・既存事業(1桁台後半の年平均成長率)+新規M&A効果EPS 166.3円・年平均10%程度の成長ROE 8.8%・10%以上の水準の維持・向上『中期経営方針』 主要指標の考え方・ガイドライン26ASAHI GROUP HOLDINGS, LTD.Medium-Term Management Policy

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