アサヒグループホールディングス株式会社 統合報告書2016
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Financial and Corporate Information営業活動によるキャッシュ・フロー売上債権等の運転資金増減による法人所得税等の支払いによる減少があった一方で、減価償却費や減損損失などの非キャッシュ項目による増加があり、1,544億円(前期比379億円の収入増)の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フロー投資有価証券や持分法適用会社の株式などの売却による収入はあったものの、欧州における子会社株式の取得などにより、2,685億円(前期比1,914億円の支出増)の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フロー主に長期借入金の借入による金融債務の増加があり、1,195億円(前期比1,948億円の収入増)の収入となりました。以上の結果、当年度末の現金及び現金同等物の残高は、前年度末と比較して51億円増加し、484億円となりました。 キャッシュ・フロー分析総資産投資有価証券及び関係会社株式売却などの資産キャッシュ化を推進したことで資産の減少があった一方、国外において買収した企業を新たに新規連結範囲に含めたことにより各資産の増加があり、総資産は前期末比2,817億円増加の2兆863億円となりました。負債主に金融債務(短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、1年内償還予定の社債、コマーシャル・ペーパー、社債、長期借入金の合計)が増加したことにより、前期末比2,392億円増加の1兆2,402億円となりました。資本配当金支出による利益剰余金の減少があったものの、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により利益剰余金が増加したことなどにより、前期末比424億円増加の8,461億円となりました。この結果、親会社所有者帰属持分比率は40.1%となりま した。Net Debt/EBITDA※/金融債務キャッシュ・フロー 財政状態に関する分析 0.003.002.001.00(倍)9,0006,0003,0000(億円)金融債務(右軸)Net Debt/EBITDA(左軸)2.525,70320122013201420152016IFRS日本基準(億円)201220132014201520169631,544IFRS日本基準フリーキャッシュ・フロー投資キャッシュ・フロー営業キャッシュ・フロー−2,6852,00001,000–1,000–3,000親会社の所有者に帰属する当期利益法人所得税費用は増加したものの、持分法適用会社の株式売却益の計上などにより、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前期比17.8%増、134億円増益の892億円となり、16期連続で過去最高を更新しました。※ 国際会計基準(IFRS):EBITDA=事業利益+無形資産償却費+減価償却費 日本基準:EBITDA=営業利益+のれん等償却費+減価償却費※ フリーキャッシュ・フロー=営業キャッシュ・フロー±有形無形固定資産の取得80ASAHI GROUP HOLDINGS, LTD.

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