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平成28年(2016年)第2四半期決算説明会 主な質疑応答

4月に買収契約を締結した欧州のビール事業は、『スーパードライ』のグローバル展開において相乗効果を創出することが可能なのか。
今回の買収事業が保有する製造拠点や販売網といった事業基盤を活用し、欧州における『スーパードライ』のプレゼンスを拡大していく。また、英国で成功したブランドが提供する価値に焦点をあてたマーケティングノウハウを取り込むことにより、『スーパードライ』のグローバルブランド化につなげていく。さらには、オセアニアなど当社の既存事業の商品ポートフォリオに今回獲得するブランドを加えることにより、欧州以外での相乗効果の創出も目指していく。
国内ビール業界のリーダー企業として、どのような取り組みを通じて業界全体の収益性を高めていくのか。
業界全体の過度な競争を抑制すべく、『スーパードライ』、『クリアアサヒ』といった主力ブランドを中心に付加価値の提案を強化していくことにより、「価格競争」から「価値競争」へのシフトを主導していきたい。
足元の円高の進行により今回の欧州ビール事業の買収条件が変動する可能性はあるのか。
既に発表しているユーロ建ての買収金額について変更はない。ただ、現在の為替レートの水準が続けば、円貨での支払い額は、当初発表した水準より減少する見込みである。
国内の飲料事業や食品事業の収益性が大幅に向上しているが、その主な要因は何か。
各事業において、主力ブランドの強化と付加価値商品の展開に集中したマーケティング戦略により、増収効果だけではなく、収益性の高いカテゴリーや容器の構成比を向上させている。また、カルピス(株)におけるアサヒ飲料(株)の商品の生産など、コスト全般の効率化などにより、製造原価の低減に取り組んだ成果が出ている。
今後、どのように国内外の資産の効率化を進めていくのか。
『中期経営方針』の重点課題の一つとして資産・資本効率の向上を掲げており、強みに集中する戦略の一環として事業の「選択と集中」を進めていく。今期末から導入する国際財務報告基準(IFRS)なども踏まえ、各資産や事業ポートフォリオの見直しに向けてあらゆるオプションを検討していく。

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