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ニュースリリース

アサヒグループホールディングスのニュースリリース

ニュースリリース

2015年3月31日
公益財団法人アサヒグループ学術振興財団

アサヒグループ学術振興財団 30周年記念特別シンポジウム

『サスティナブル社会をつくる』
ー激変する地球環境にどう向き合うかー

開催のお知らせ


 公益財団法人アサヒグループ学術振興財団(所在地 東京都墨田区、代表理事 川面 克行)は、5月15日(金)に、30周年記念特別シンポジウム「『サスティナブル社会をつくる』−激変する地球環境にどう向き合うか−」を伊藤国際学術研究センター・伊藤謝恩ホール(東京大学本郷キャンパス)にて開催します。このシンポジウムへの参加者400名様を募集します。


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 アサヒグループ学術振興財団は、1984年の財団設立以来、人と社会の未来を展望し、学術研究の発展と国民生活の向上に寄与することを目標として、日本国内の大学・研究所等に所属する研究者、または学識があると認められる個人およびグループを対象に、主として食に関わる「生活科学」「生活文化」及び「地球環境科学」「サスティナブル社会・経済学」の4部門に関する研究活動の助成をおこなうとともに、各種研究に関する発表やシンポジウムなどを開催しています。

 本年度、アサヒグループ学術振興財団では、1984年創設以来、助成30年目を迎えるにあたり、2012年度より30周年記念特別公開シンポジウムを部門ごとに開催してきており、本年5月、最終回となるサスティナブル社会・経済学をテーマにシンポジウムを開催します。

 4回目の開催となる本年の30周年記念特別シンポジウムの第一部は、東京大学名誉教授の山本良一氏による“気候の非常事態シナリオと人類の対処”をテーマにした講演を皮切りに、京都造形芸術大学教授の竹村真一氏、㈱レスポンスアビリティ代表取締役の足立直樹氏、㈱グッドバンカー代表取締役の筑紫みずえ氏、フェアトレード名古屋ネットワーク代表の原田さとみ氏による講演を行います。  第二部は、「サスティナブル社会への道筋」をテーマに、講演者がパネリストとなりパネルディスカッションを行う構成となっております。

 その他、講演内容の概要については末尾【講演の要旨】をご参照ください。

【概要】

タイトル
『サスティナブル社会をつくる』−激変する地球環境にどう向き合うか−
日時
5月15日(金)13:00〜17:00
場所
伊藤国際学術研究センター・謝恩ホール (東京大学本郷キャンパス内)
スケジュール概要
12:30
開場・受付開始

13:00〜13:05
主催者挨拶 竹田 義信(アサヒグループ学術振興財団業務執行理事)

第一部  
【講演】

13:05〜13:35
東京大学 名誉教授 山本良一氏 
「気候の非常事態シナリオと人類の対処」

13:35〜14:05
京都造形芸術大学 教授 竹村真一氏 
「地球目線で持続可能な未来を考える」

14:05〜14:35
㈱レスポンスアビリティ代表取締役 足立直樹氏 
「生物多様性=自然資本の危機」

14:50〜15:20
㈱グッドバンカー代表取締役 筑紫みずえ氏
「SRI(社会的責任投資)と気候変動」

15:20〜15:50
フェアトレード名古屋ネットワーク代表 原田さとみ氏
「エシカル消費の力」

第二部
【パネルディスカッション】

16:35〜17:30
テーマ「サスティナブル社会への道筋」
パネリスト:上記講演者
コーディネーター:川村久美子氏
参加費
無料(事前の申し込みが必要)
定員
400名様
応募方法
Webサイトからの応募のみ受付
http://www.asahigroup-foundation.com/academic/
応募締切
4月30日(木)24:00まで
発表
当選者には、Eメールにてお知らせ
主催
公益財団法人アサヒグループ学術振興財団
後援
環境省
講師
山本 良一(やまもと りょういち)
東京大学名誉教授、東京都市大学環境情報学部特任教授、国際基督教大学客員教授。69年東京大学工学部冶金学科卒業。74年同工学系研究科大学院博士課程修了、工学博士。80年東京大学工学部金属材料学科助教授。89年東京大学先端科学技術研究センター教授。92年東京大学生産技術研究所教授。
専門は材料科学、持続可能製品開発論、エコデザイン学、サステナブル経営学。
エコマテリアル研究会名誉会長、環境プランニング学会会長、LCA日本フォーラム会長、国際グリーン購入ネットワーク会長。
【主な著書】未来を拓くエシカル購入(環境新聞社)宇宙船地球号のグランドデザイン(生産性出版)ほか多数。

竹村 真一(たけむら しんいち)
京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。
東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。
世界初のデジタル地球儀「触れる地球」(05年グッドデザイン賞2013年内閣総理大臣賞を受賞)2014年2月、丸の内に「触れる地球ミュージアム」を開設。
政府の「復興構想会議」検討部会専門委員に就任。また国連UNISDR(国連防災機構)より「国連防災白書2013」のコンセプトデザイン・ディレクターに指名される。
【主な著書】「地球の目線」(PHP新書)、「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)ほか多数。

足立 直樹(あだち なおき)
株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。
東京大学理学部、同大学院で生態学を学ぶ。理学博士。国立環境研究所、マレーシア森林研究所(FRIM)を経て、コンサルタントとして独立。
特に「企業による生物多様性の保全」と「CSR調達(サプライチェーン・マネジメント)」を専門とし、アジアのCSRにも詳しい。
企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)理事・事務局長。環境経営学会 顧問、BBOP(The Business and Biodiversity Offsets Programme)アドバイザリーグループ・メンバー。
【主な著書】『低炭素革命 持続可能な社会を創るために』〔2014年〕(共著)ほか多数。

筑紫 みずえ(つくし みずえ)
株式会社グッドバンカー代表取締役社長。
東京日仏学院およびパリ大学に学び、専業主婦の後、フランスのエンジニアリング会社、石油メジャーなどを経て、UBS信託銀行に入行、96年営業部次長。
98年日本初のSRI専門投資顧問会社「グッドバンカー」を設立。「エコファンド」を企画。金融商品初のグッドデザイン賞を受賞。2005年、「男女共同参画社会功労者」として内閣総理大臣表彰。
環境省・中央環境審議会委員、文部科学省・科学技術・学術審議会委員、経済産業省・中小企業政策審議会委員など。

『環境経営戦略事典』(共著 産業調査会、2003)
「日本と世界におけるSRIの展望−エコファンドおよびCSR調査の現場から−」
(日本証券アナリスト協会)ほか多数。

原田 さとみ(はらだ さとみ) 
エシカル・ペネロープ株式会社 代表取締役 / フェアトレード名古屋ネットワーク代表/タレント)。
1987年モデルデビュー後、東海圏を中心にタレントとして活動。パリ留学を経て、エシカル・ペネロープ(株)設立し、名古屋テレビ塔1階にフェアトレード&エシカル・ファッションのセレクトショップ「エシカル・ペネロープ TV TOWER」オープン。
環境・人・社会に配慮した“思いやり”のエシカル理念普及とともに、貧困削減・環境保護・地域貢献につながるフェアトレードを推進。名古屋でのフェアトレードタウン運動に取り組む。
(社)日本フェアトレード・フォーラム理事、JICA中部オフィシャルサポーター。

川村 久美子(かわむら くみこ)(コーディネーター)
東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科教授。
米国コーネル大学にて社会学修士号、東京都立大学にて心理学博士号取得。専門は科学社会学、環境社会学。
最近の研究テーマは「科学技術や市場経済への過依存など近代文明に特有の問題についての分析」ならびに「それらを克服して持続可能な社会を実現するためにはどうすればよいか」を明らかにすることである。
【主な著書】『フェアな未来へ』(翻訳・解説、新評論、2013)、『虚構の「近代」』(翻訳・解説、新評論、2008)、『地球文明の未来学』(翻訳・解説、新評論、2003)、ほか多数。


【講演の要旨】

第1部:講演

「気候の非常事態シナリオと人類の対処」
山本 良一 氏(東京大学 名誉教授)

人類は古今未曾有の危機に直面している。地球温暖化、資源の枯渇化、生物種の大量絶滅などはいずれも時間的に非可逆で現世代・将来世代へ取り返しのつかない深刻な打撃を与えつつある。このシンポジウムでは人類活動によって引き起こされたグローバルな環境変化を直視し、私たちの地球生命圏の管理保全の倫理的責任を深く自覚し、これらの問題を根本的に解決するため、持続可能なグリーン経済の実現策について議論する。

「地球目線で持続可能な未来を考える」
竹村 真一 氏(京都造形芸術大学 教授)

地球には環境破壊の連鎖等「不都合な真実」だけでなく、「好都合な真実」も溢れています。リアルタイムの気象情報や地震・津波、地球温暖化等、生きた地球の姿を学べる「触れる地球」で、地球を見つめなおすことにより、私達は、身近な事象が、全て世界へとつながっていることに気づきます。地球は宇宙的にみても奇跡に満ちた惑星といえます。私達は地球の危機を語るだけでなく、地球目線で持続可能な未来について考えることがより大切ではないでしょうか?

「生物多様性=自然資本の危機」
足立 直樹 氏(㈱レスポンスアビリティ代表取締役)

多くの動植物が絶滅の危機に瀕していることは、ニュースなどで耳にしたことがあるだろう。しかしそれは珍しい動植物の危機という話では決してない。生物多様性とそれが生み出す様々な機能が私たちの日々の生活やビジネスを支えていることを知れば、生物多様性とは自然資本であり、その資本がいま大きな音を立てて崩れ落ちていることに誰しも慄然とするであろう。この危機に私たちはどう対処できるのかをお話しする。

「SRI(社会的責任投資)と気候変動」
筑紫 みずえ 氏(㈱グッドバンカー代表取締役)

UNEP FI(国連環境計画金融イニシアティブ)のサーベイによれば、①世界の人的活動によって生じる環境被害総額を、年間600兆円(世界のGDPの11%)と算定、②世界の上場企業3,000社の環境被害への対応が200兆円に上り、③企業の利益総額の50%は、環境被害によって消滅のリスクにさらされているそうです。地球規模のリスクである気候変動をカバーする金融としての、SRIがますます重要になっています。

「エシカル消費の力」
原田 さとみ 氏(フェアトレード名古屋ネットワーク代表)

フェアトレードは、身近なお買い物で世界の問題を解決します。途上国や弱い立場の人々にお仕事を生み出し、森林伐採や土壌汚染など環境破壊からも地球を守ります。フェアトレードを街ぐるみで支持するのがフェアトレードタウン運動。名古屋では市民の長年の活動が実り、今年5月名古屋市はフェアトレードタウン認定都市となります。私たちは「地球とのフェアトレード」をテーマにエシカルな理念でフェアトレードを推進しています。

第2部:パネル討論

「サスティナブル社会への道筋」
パネリスト:山本良一氏・竹村真一氏・足立直樹氏・筑紫みずえ氏・原田さとみ氏
コーディネーター:川村久美子氏