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ニュースリリース

アサヒグループホールディングスのニュースリリース

ニュースリリース

2016年2月5日
アサヒグループホールディングス株式会社

アサヒグループ 東北復興応援
『ともに、未来あしたへ〜2020〜』
2015年度活動報告および2016年度の計画


 アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 泉谷直木)は、東日本大震災復興支援の取り組みについて、2015年度の活動を下記の通り実施しましたのでご報告します。

 当社は2015年に、震災以降継続してきた東北への復興応援を、テーマ「東北復興応援『ともに、未来(あした)へ〜2020』」のもと、2020年まで継続して行うことを決定しています。
 従来から行ってきた様々な活動を基盤に、「人を育てる」「人の暮らしを応援する」「人が集う場をつくる」に力点を置いた施策を継続する事で、地域の復興に貢献できるよう、新しい取り組みにもチャレンジして参ります。

アサヒグループ 東北復興応援『ともに、未来(あした)へ〜2020〜』

【2015年の主な活動】

(1)岩手県「アサヒグループ・コミュニティ助成事業」2年目の実施



助成先の郷土芸能の様子
釜石市『全国虎舞フェスティバル』(上)
野田市『野田下組』(下)
 「いわて未来づくり機構」と協力し、「アサヒグループ・コミュニティ助成事業」を実施しています。これは被災地域の郷土芸能の保存・発展に寄与する活動に助成するものです。アサヒグループ東北復興応援のテーマでもある「人が集う場をつくる」ために、震災直後から、伝統的に地域に根付く芸能や祭事の支援を行ってきました。この取り組みを拡大・深化させる事を目的に2014年に開始した助成事業を2015年も継続実施し、2015年度は、36団体に2,176万7,746円を助成しました。
助成金を贈呈させていただいた自治体や団体の皆様から、「郷土芸能は、郷土愛、世代間の繋がりや夢を育む。地域への定着化、活性化してくれるものだ。」「建物などの復興はほぼ終わった。復興に向けては地域の繋がりなど精神的なものが大事。その大きな役割を郷土芸能が担っている。郷土芸能が無くなれば故郷が無くなるのと同じ。」等、高い評価をいただいています。

(2)宮城県東松島市「希望の大麦プロジェクト」本格始動

 アサヒグループと一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)は、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の沿岸部の旧公園用地に、「大麦」の栽培をする事で、被災した土地の有効活用を目指す「希望の大麦プロジェクト」に取り組んでいます。
被災地沿岸部の非生産的な土地で栽培された大麦が、地元の食材として地ビールや食品に生まれ変わり、地元農家の方の収入が増加する機会となり、農業とその関連産業での雇用が生まれ、それにより「なりわい」が戻り、再び土地と人とが結ばれる。そして、人々が集い、ビールで乾杯して「にぎわい」が生まれる。こうした「希望」を目指し、「希望の大麦プロジェクト」を進めてまいります。

2015年実証試験で収穫した大麦

被災沿岸部の旧公園跡地での栽培を開始

(3)宮城県「女川町の人材留学プログラム」への参画


2015年2月の研修の様子
 公益社団法人経済同友会が特定非営利活動法人アスヘノキボウと協同して行うプログラムで、経済同友会会員企業が女川町の未来を担う人材を受け入れ、約1週間の研修を実施しています。アサヒグループは2013年度の第1回より参画しています。
 2015年2月に行われたプログラムでは、アサヒグループは企業、町役場より計2名の方を受け入れ、実務に携わる担当者が講師となり、組織運営や人材育成、マーケティング戦略、営業活動等について研修を行いました。研修生からは、具体的な制度内容や運用を知り「自社にも取り入れたい」と、研修の手応えを感じていただく事が出来ました。

(4)福島県「商業コミュニティ助成事業」の実施


助成先の特定非営利活動法人
表郷ボランティアセンター活動
 福島県においては、地域コミュニティの維持や商店街活性化などに取り組む企業・団体に対し助成する「アサヒグループ商業コミュニティ助成事業」を2015年に開始しました。買い物送迎バスなど地域住民の買い物支援を通じて地域社会の維持、再生を図る事業や、地域社会の活性化に向け商店街で行うイベントなどに助成をしています。2015年度は、計14件、2,184万1,160円を助成しました。

(5)首都圏に避難されている方への支援


コミュニティイベントの様子
(アサヒグループ本社ビル)
 もともと住んでいた場所を離れて、東京近郊での避難生活を余儀なくされている方を対象としたコミュニケーションイベントを、特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センターと協力し、2012年より実施しています。2015年は、7月に約150名の避難されている方をお招きし、アサヒグループ本社ビルでイベントを行いました。12月には、避難されている方々とボランティアスタッフとの交流会も実施。避難されている方々の複雑な心情や背景を理解しながら、その暮らしに寄り添い、応援する活動を続けていきます。2016年は2月にコミュニケーションイベントを実施予定です。

(6)社員ボランティアの取り組み

アサヒグループは、社員が参加出来るボランティア活動やイベントを企画し、積極的に実施しています。単に“被災地ツアー”を紹介するのではなく、現地協働団体と企画を練り、アサヒグループならではのボランティア施策やイベントを実施しています。2015年は計14施策に、延べ187名の社員が参加しました。主な取り組みは以下となります。
① 宮城県亘理町「おらほのいちご」ボランティアツアー
 2013年9月に開始した本施策は、2015年9月の実施で第5回を数え、参加した社員は延べ137名になりました。「亘理おらほのいちご生産組合」は、震災後、いちご農地の復旧の見込みがたたない中、「いちごを生産したい」という強い思いを持つ農家の2代目6人が集まって出来た組合です。アサヒグループは、2012年、営農に欠かせない育苗用ハウスの建設費用を特定非営利活動法人農商工連携サポートセンターの協力で支援する事から開始し、2013年9月の震災後初めてのいちごの栽培でその定植をボランティアでお手伝いしました。翌年6月には出荷の終わった「苗の撤去」をサポートし、その後、年に2回、定期的に訪問しています。2016年も6月、9月にボランティアツアーを実施予定です。
② 宮城県東松島市における多様なボランティアの展開
 宮城県東松島市で復興に取り組む、東松島みらいとし機構、C.W.ニコル・アファンの森財団、美馬森(みまもり)Japanと協力し、その活動に社員ボランティアが参加しています。2015年は、5月、10月に「復興の森」づくり、9月に「美馬森プロジェクト」のサポートを行いました。東松島市に関する取り組みには、東京でのイベント等も含めてこれまで延べ187名の社員が参加し、地域との交流も深まっています。
③ 宮城県名取市「海岸林再生プロジェクト」への参画
 震災で大きな被害を受けた海岸林を再生する本プロジェクトは、公益財団法人オイスカと地域の皆さんが協力して進めています。このプロジェクトは、育苗や植栽後管理の補助を行う多くのボランティアに支えられており、2015年はアサヒグループ社員も活動に参加しました。

【2015年実施企画並びに2016年実施予定 (一部抜粋)】

  施策名称 内容 等 2016年
実施時期
開始時期
1 岩手県「アサヒグループ・コミュニティ助成事業」の実施 岩手 いわて未来づくり機構との連携による郷土芸能の保存発展に向けたコミュニティへの助成事業の展開 4月〜 2013年
2 三陸鉄道「スーパードライ号」「三ツ矢サイダー&カルピス号」の運行 岩手 三陸鉄道(株)のご協力により、「スーパードライ」「三ツ矢サイダー」「カルピス」等グループ商品が楽しめる貸切列車の運行 7〜8月 2013年
3 三陸ジオパークサイン整備事業への支援 岩手 観光客の受入環境の整備を図るため、三陸ジオパークの総合案内板や主要ジオサイトの案内解説板等の整備事業への支援 2月〜 2016年
4 (一社)東松島みらいとし機構」(HOPE)との“希望の大麦プロジェクト” 宮城 被災土地の有効活用を通じて、地域に「なりわい」と「にぎわい」を生み出すことを目指す 通年 2013年
5 (一財)C.W.ニコル・アファンの森財団「森の学校プロジェクト」委員会への参画 宮城 東松島市が取り組む自然と共生した「森の学校」づくりと、その周囲「復興の森づくり」のサポート 通年 2012年
6 (一社)美馬森Japanとの取り組み 宮城 馬の力で心のケア活動に取り組む「美馬森プロジェクト」や、地元の子どもたちが参加する「美馬森キッズ」のサポート 通年 2013年
7 名取市「海岸林再生プロジェクト」への参画 宮城 公益財団法人「オイスカ」の実施する被災した海岸林再生の支援。ボランティア活動への参加。 6〜10月 2012年
8 亘理町「おらほのいちご生産組合」への支援 宮城 特定非営利活動法人「農商工連携サポートセンター」を通じたいちご農家復興への支援。ボランティア活動の実施。 6月、9月 2012年
9 女川町「人材留学プログラム」への協力 宮城 特定非営利活動法人「アスヘノキボウ」が実施する研修事業の受入れ 1月 2014年
10 サメの街気仙沼構想推進協議会との取り組み 宮城 協議会の賛助会員として、活動の支援 通年 2013年
11 福島県「アサヒグループ商業コミュニティ助成事業」の実施 福島 避難地域等で、日常の買い物を通じてコミュニティを構築する取組みへの助成事業の展開 4月〜 2015年
12 福島大学共同プロジェクト 福島 福島大学災害ボランティアセンターとの共同プロジェクト「集まれ!!ふくしま子ども大使」の実施 8月 2012年
13 郡山女子大学共同企画 福島 「アサヒビール園」で地元食材を利用したメニュー開発のコラボレーション 9月 2013年
14 首都圏における避難者への支援活動 福島 特定非営利活動法人「医療ネットワーク支援センター」との協働によるコミュニケーションイベント等の実施 2月
10月
2012年
15 地域コミュニティ施設、イベント等の支援 全県 被災自治体を通じて、復興や地域活性化に寄与する取り組みへの支援 随時 2012年
16 「チャリティリレーマラソン」への支援 全県 公益社団法人「日本フィランソロピー協会」が実施する、被災地域と東京の高校生を対象としたプログラムへの支援 7月 2013年

 アサヒグループは、今後も被災地の状況とニーズの把握に努め続けるとともに、被災された地域の復興に貢献する継続的な活動に取り組んでいきます。