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ニュースリリース

アサヒグループホールディングスのニュースリリース

ニュースリリース

2017年8月29日
アサヒグループホールディングス株式会社

「防災対策」に関する意識調査
4割近くが「防災グッズを準備」と回答
災害への危機感が薄れている? 過去調査よりも減少傾向

アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 小路明善)生活文化研究所は、2017年8月16日(水)〜8月22日(火)にインターネットで、「防災対策」に関する意識調査を実施し、667人の有効回答を得ました。その結果から、下記のような傾向があることが分かりました。

  • ■全体の7割近くが「防災意識を持つ」−シニア層ほど危機意識が高い
  • ■身近に感じる災害のトップは「地震」−予想される「南海トラフ地震」を懸念する声も
  • ■4割近くは「防災グッズを準備」−危機感が薄れている? 過去調査よりも減少
  • ■災害時の必須アイテムは「水」「懐中電灯」「ラジオ」−停電に備え「明かり」は必須
Q.最近の防災意識は?
⇒全体の7割近くが「防災意識を持つ」−シニア層ほど危機意識が高い
⇒3割以上が「防災意識なし」−頻度が多すぎて「災害慣れした」という声も

単一回答 N=667

最近の防災意識は?
年代別最近の防災意識は?

防災意識について聞いたところ、全体の7割近くの人が、防災意識を持ち続けていることが明らかとなりました。九州北部地方では甚大な被害が出るなど、今夏は全国的に雨量が多く、ニュースでも頻繁に目にする機会が増えているため、自然災害への危機意識を高めている人も少なくありませんでした。
 年代別で「かなり強く意識している」「まあまあ意識している」という声を見てみると、最も回答が高かったのは70代以上で90.3%。次に60代で84.9%、20代で76.5%と続き、シニア層と若者層では突然起こる災害に対する危機意識の高さが見られました。その一方、50代では58.1%、40代で63.6%と意識が低く、仕事や子育てに忙しい年代であるせいか、防災まで手が回っていない状況がうかがえます。
 その反面、「あまり意識していない」(26.2%)、「全く意識していない」(4.5%)という声も3割以上を占めました。主な理由は、危険を感じるほどの災害に遭遇したことがなく、実感がないという声。一方で、怖い経験を一度経験したからこそ、必要以上に意識しないという声。また、頻度が多すぎて「災害慣れ」してしまったという人もいました。

Q.「身近な危険」と感じる災害は?
⇒身近な危険のトップは「地震」−予想される「南海トラフ地震」を懸念する声も
⇒「集中豪雨」「河川の氾濫」など、2年前よりも「大雨の被害」を強く意識

複数回答 N=646

身近に感じる災害は?

身近な危険と感じる災害について聞いたところ、トップは「地震」(76.0%)でした。南海トラフ地震等、巨大地震が近い将来予測されているエリアも多く、常に不安を感じているという声。2位は「台風」(57.1%)。台風の通り道や、川・海沿いの地域では猛威をふるう台風の被害を不安視する声。また中には、昨今のタワーマンションの増加で、強風を心配する住人もいました。さらに、3位に「集中豪雨」(49.4%)、 5位にも「落雷」(15.6%)が続き、夏場に集中する台風・ゲリラ雷雨を「身近な危険」と感じている人が目立ちました。豪雨に伴い、4位にも「河川の氾濫・洪水」(18.1%)、9 位に「地盤沈下・土砂崩れ」(6.2%)が続き、川・海沿い、山沿いでの二次被害の発生に注意する人もいました。「地震」「豪雨」を警戒する声が多かった一方で、「噴火」(3.7%)は10位に留まりました。

2015年・2017年の比較:「身近な危険」と感じる災害は?

2年前に実施した同調査と比較してみると、「地震」(2017年=76.0%、2015年=80.5%)「台風」(2017年=57.1%、2015年=61.9%)、「落雷」(2017年=15.6%、2015年=22.7%)、「爆発・火災」(2017年=10.4%、2015年=16.7%)などの数値が減少傾向。その一方で、「集中豪雨」(2017年=49.4%、2015年=39.6%)、「河川の氾濫・洪水」(2017年=18.1%、2015年=16.5%)の数値が増加していることが明らかとなりました。ここ数年、1時間に100mmを超える「集中豪雨」の頻度が増え、それに伴う二次被害も拡大しています。進路が予測できる台風なら避難する準備もできますが、次々と発生する積乱雲は予測ができず、私たち人間にとっては打つ手のない状況となっています。

Q.災害に備え、防災グッズの準備は?
⇒4割近くは「防災グッズを準備」−危機感が薄れている? 過去調査よりも減少

単一回答 N=667

防災グッズの準備は?
過去データの推移:防災用品の準備は?

防災グッズの準備について聞いたところ、「以前から防災袋や、防災に備える様々な準備をしている」と回答した人は40.5%。その一方で、「『準備をしなければ』と考えているものの、まだ行っていない」という声は50.2%。とても多くの人が防災グッズの事前準備の必要性を感じながらも「準備不足を自覚している」ことがわかります。また、防災グッズの準備に関する声の中には、防災グッズは一度用意すれば終わりでなく、定期的なメンテナンスが意外に手間であると感じている人もいました。
 過去の調査によれば、「以前から防災袋や、防災に備える様々な準備をしている」という声は、東日本大震災の翌年である2012年で42.6%、熊本地震直後の2016年で46.4%と高い数値を示しましたが、大きな地震から少し間の空いた2015年、今回の調査(2017年)では40%台前半まで減少していることが明らかとなりました。「喉元すぎれば熱さ忘れる」という言葉がありますが、災害直後は気合いを入れて準備していた人も、時間の経過と共に意識が薄れていることがうかがえます。

Q.日ごろから準備している「防災グッズ」は?
⇒災害時の必須アイテムは「水」「懐中電灯」「ラジオ」−停電に備え「明かり」は必須
⇒胃袋満たす「食料」と共に、ストレスを軽減させる「甘いお菓子」もランクイン

複数回答 N=265

日ごろから準備している「防災グッズ」は?

災害に備えて、日ごろから家で準備している「防災グッズ」を聞いたところ、最も回答が多かったのは「飲料水(ペットボトル、缶など)」(82.3%)でした。生命維持に最低必要な「飲料水」を備蓄しているという声。さらに、飲み水のほか、トイレの水や火災時の消化用として、浴槽には常に水を溜めているというご家庭もありました。
 2位は「 懐中電灯・ロウソク」(80.8%)。停電時に備えて「懐中電灯」を常備する声。地震に限らず、台風や雷雨などでも夜間に停電を引き起こすことがあり、懐中電灯やランタンなどは必要不可欠なアイテムと言えます。4位には「携帯ラジオ・テレビ」(64.9%)。また「懐中電灯」「携帯ラジオ」と一緒に、5位の「電池」(58.1%)をセットで揃えるなど、「電池切れ対策」に備える人もいました。続いて、3位は「 非常用の食料(缶詰、カンパンなど) 」(66.4%)。日持ちする缶詰類を常備するという声。食事のほか、9位は「お菓子(チョコレート、キャンディーなど)」(38.9%)。阪神・淡路大震災や東日本大震災の避難先では、「甘いお菓子」が心をほっとさせ、ストレスを軽減させたというエピソードもあり、お菓子は災害時に何かと役立つようです。そのほか、7位に「ティッシュ・トイレットペーパー」(43.8%)、8位に「タオル」(40.8%)が挙げられました。災害時は水が使えない場面も多いため、「ウェットティッシュ」を備えて置くのも良さそうです。

調査対象 全国の20歳以上の男女667人(有効回答数:男性343人、女性324人)
調査方法 インターネット
調査期間 8月16日(水)〜8月22日(火)