アサヒグループ各社がサプライヤーとの強固な信頼関係と長期的な協力関係のもとに、双方の価値向上につながる持続的な共創関係を構築するために、サプライヤーから購入する材・サービスに関する基本的な事項を定めました(2020年1月1日制定)。
1.安全の最優先と品質の確保
- 安全を最優先とし、お客様にご安心いただける商品・サービスを最適な価格でご提供できるよう調達活動を推進します。
2.コンプライアンスの徹底
- 全ての関連諸法令と社会規範を遵守し、高い倫理感に基づいて行動します。
- 会社の承認を得ないで会社利益と相反する行為は行いません。
- サプライヤーに対して金銭の提供や社会通念・常識を超える接待・贈答その他の便宜を一切要求しないことはもちろん、一切受領もしません。社会通念・常識の範囲内で接待・贈答を受領する場合も法令・社内規定に従い手続きを行います。
- 反社会的勢力やマネーロンダリングなどの違法行為に携わる者とは、一切の関係を持ちません。
3.サプライヤーと一体となったCSRの推進
- サプライヤーに「アサヒグループサプライヤー行動規範」の遵守を求め、サプライヤーと一体となったCSR活動に取り組みます。
- サプライヤーと連携して、購入する材・サービスの持続可能性を追求します。万一、それらの持続可能性の評価において課題が発見された場合には、サプライヤーと協働して課題解決に取り組みます。
4.公平・公正な取引
- サプライヤーには所在する国・地域、会社の規模にかかわらず、公平かつ公正な取引の機会を提供します。
- サプライヤーの選定においては、品質・価格・納期・安定供給のほか、技術力・コンプライアンスや環境に対する姿勢・人権尊重などを総合的に評価して決定します。
5.情報管理
- 調達活動において提供を受けた情報や技術は適正に管理し、開示先は限定します。
アサヒグループサプライヤー行動規範
アサヒグループの商品をお客様に提供するまでには多くの事業者が関わっています。そのため、社会的責任を遂行するうえで、自社が直接関わる範囲だけではなく、サプライチェーン全体における管理が重要と考えています。
アサヒグループは持続可能なサプライチェーンを実現するために、サプライヤーとその上流のサプライヤー・再委託先・下請先の皆様に守って頂きたいこととして「アサヒグループサプライヤー行動規範」を定めました(2020年1月1日制定)。あわせて、「アサヒグループ行動規範」「アサヒグループ人権方針」「アサヒグループ環境基本方針」へもご理解頂くことをお願いいたします。
サプライヤーの皆様の「アサヒグループサプライヤー行動規範」への遵守状況につきまして、アンケートや訪問によりお伺いする予定です。その際、「アサヒグループサプライヤー行動規範」を逸脱した行為が確認された場合は、改善のご対応を要請致します。改善がなされず、著しい逸脱が継続する場合は取引を見直す可能性がございます。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
1.人権の尊重
- 個人の人権と多様性を尊重すること
- 国籍・人種・民族・宗教・思想・性別・年齢・障がい・性自認・性的指向・雇用形態その他各国・各地域の法令で保護されている特性による差別や、個人の尊厳を損なう行為を行わないこと
- 事業活動を行う地域社会において人権に対する責任を果たすこと
- 精神的、肉体的であるかを問わず、相手を傷つけるような言動やあらゆるハラスメントを行いません
2.労働環境の整備
- 安全で健康的な職場環境を確保すること
- 人身売買を含む、いかなる形態の現代奴隷も許容しません
- 強制労働を撤廃すること
- 児童労働を実効的に廃止すること
- 自らの事業活動において適用される法令に従って、結社の自由と団体交渉の権利を尊重すること
- 自らの事業活動において適用される労働時間と賃金、特に最低賃金に関する全ての法令を遵守すること
3.環境への配慮
- 持続可能な資源利用のため、エネルギーや水、原材料などの事業活動に必要な資源の使用効率の改善を図ること
- 廃棄物の抑制と有効利用を推進すること
- 炭酸ガスやその他の温室効果ガスの発生抑制に努めること
- 大気や水、土壌などの汚染防止に努めること
- 環境にやさしい技術の開発と普及を推進すること
- 生物多様性を尊重し、生物多様性に配慮した事業活動を行うこと
4.公正な企業活動
- 全ての関連諸法令と社会規範を遵守すること
- 接待・贈答などに関する社会通念・常識を理解し、贈収賄などの腐敗を防止すること
- 反社会的勢力やマネーロンダリングなどの違法行為に携わる者とは、一切の関係を持たないこと
- 競合他社を含む他の事業者と、公正な競争を阻害する合意(カルテル)につながる行為を行わないこと
- 会社の承認を得ないで会社利益と相反する行為を行わないこと
5.品質の確保
- 安全を最優先とした商品・サービスを提供すること
- 事故や不良品が発生した時は、情報開示、所轄官庁への連絡、製品回収、供給先への安全対策等の対応を行うこと
6.情報管理
- 他社の知的財産権を侵害しないこと
- 社員の個人情報を含む取引上の情報や技術情報の管理を徹底すること
7.地域社会の尊重
- 地域社会に配慮して責任ある事業活動を行うこと
- 地域社会の持続可能な発展に貢献すること
8.責任ある飲酒
- 飲酒運転、未成年者飲酒、妊産婦飲酒、大量飲酒などの不適切な飲酒には様々な問題が生じることを理解し、不適切な飲酒の撲滅に努めること
アサヒグループ調達・購買基本規程
アサヒグループ各社が調達活動や購買活動を行うに当たって守るべきことを定めました(2020年1月1日制定)。活動の具体的な手続きを示すものになりますので、以下に主要部分を抜粋いたします。
- (用語の定義)
- 「調達」は、調達戦略立案、サプライヤー新規発掘、比較見積、価格交渉等を実施し、サプライヤーの選定、価格その他の契約条件を決定することをいう。「購買」は、調達活動であらかじめ定められたサプライヤーとの契約条件に基づいて、材・サービスを購入することをいう。
- (選定)
- 原則として複数のサプライヤーからの見積りを取得すること。
- (契約書)
- 取引を開始する際には原則としてサプライヤーと契約書を締結すること。
- (発注等)
- 一連の購買手続をアサヒグループ各社の社内規定に従って行うこと。
- (ヘッジ)
- リスクヘッジのための適切な手段を講じること。ただし、投機的な取引は一切行わないこと。
- (モニタリング)
- 購買品がサプライヤーから高品質で安定的に供給されるようモニタリングを行うこと。問題が見られる場合は改善を要請すること。
その他、遵守事項、社内報告、組織体制及び人材の配置、人材の育成、秘密保持についても定めております。