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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

気まぐれ図書館 | ハピ研の蔵書から、館長がその日の気分で選んだ本を紹介!

「インド式」インテリジェンス

書名
「インド式」インテリジェンス
編著者
須田アルナ ローラ
出版社
祥伝社
発行年月日
2009年2月5日
ISBNコード
978-4396111410

内容

11億の人口と22の言語、様々な宗教と民族で構成されている多様性の国・インドの社会文化論。

ハピ研レビュー

世界でも勢いのある国といえばインド。インド出身の優れた技術者が世界で活躍しています。その根底にあるのは教育で、九九が2桁同士の掛け算まであることで有名ですが、ゼロや十進法が生まれた国でもあります。人口11億人と中国の次に多く、言語も22あって、最低3ヶ言語を学校で学ぶそうです。それだけ聞いても、日本とはスケールが違う国と分かります。

本書の著者は日本某メーカーの外国人社員第一号で、ご子息は日本とインドと両方で教育を受け、両国の違いを体験されています。それは、日本が「同質性」を重んじるのに対して、インドは「多彩性」を重んじていて、全く対極にあるということ。人口が多く、様々な言語や民族が混在する国だから、個々に違うのが当たり前。しかし、全体として一体感を持っているのがインドの思想だそうです。

インド人の人生観については、非常に納得しました。寿命を100年として4分割し、最初の25歳までは学びの時期、次の25年(50歳まで)は結婚して家族を持ち両親を養う時期、次の25年(75歳まで)はリタイアして社会全体を考える時期、最後の25年は俗世から離れて神に帰る時期と、昔から考えられているそうです。実は、ハピ研のテーマの一つである「しあわせ研究」でも同様に、人生にはステージごとの役割があるという調査結果を得ています。しあわせ研究では、ステージごとの役割を確実に果たすことが、「しあわせ」をもたらすと考察していますが、インドでも人生のステージとその役割が伝承されているのに驚きました。こうした思想はアジアに共通なのかもしれませんが、著者の欧米の思想との対比も含めて、インドの考え方に共感できる部分が多いと感じました。

インドがこれほど世界で注目されるのは、人口の多さだけでなく、しっかりとした思想が基盤にあります。中身は多種多様でも国としてのまとまりが力となって、世界から必要とされているのでしょう。日本の近代社会は欧米をモデルに形成されてきましたが、今の行き詰まり感の中、身近なアジアの国に学ぶところは結構あるのではないでしょうか。特にインドはこれからも注目の国です。

気まぐれ図書館 評価

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