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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

ハピ”プロ”インタビュー | 「その道のプロ」にインタビュー。そこに在る「しあわせ」をレポート

社会科見学をしていると
実は身近な場所に存在する「幸せ」に気付きます

2008年4月18日〜20日、渋谷のロフトワークGroundで開催された写真集「見学に行ってきた。」発売記念写真展の様子

「社会見学」ではなく、「社会科見学」というネーミングにも意味があるとか?

小学校の頃の「社会科見学」をイメージしていますので。それに「社会見学」だと、半人前の人が研修のために見学するような感じもしませんか?(笑) 大人になってからの「社会科見学」は、半強制的だった小学校の社会科見学と違って、自分の興味のある場所を選べるところが大きいですね。見学後、参加者には数行でも良いから「レポート」を書くことを呼びかけているのですが、それを読むと、みんな、すごく楽しそうなんですよ。さらに、「ためになった」という感想も多いですね。僕自身、たとえば東京湾の埋立地を見学した際、日本全国のゴミを埋めるスペースがこのままでは20年後に尽きることを知り、自分ができることを考えてゴミの削減を意識するようになりました。最初から社会問題を意識して見学場所を選んでいるわけではなく、あくまでも直感的な興味からスタートしていますが、そのように知らず知らずに環境問題などを考えさせられることが多いですね。車の運転中に工事渋滞に巻き込まれても、「社会のためだから」と寛容に受け止められるようになったのも、変化といえば変化でしょうか(笑)。

写真家として本格的に活動するようになった経緯は?

実は写真を始めたのは、社会科見学をスタートしてからのことです。それも初めは、ブログで紹介する記録用に軽い気持ちで撮っていました。そのうちに、巨大なインフラ設備や工場には視覚的に圧倒される光景が多いことに気付き、本格的に撮るようになったんです。僕はコンビナートの写真を撮ることも多いのですが、とくに夜の光景は幻想的で近未来的でカッコいいですよ。「ブレードランナー」という映画の冒頭の映像も、川崎のコンビナートをイメージしているそうです。何でもリドリー・スコット監督が羽田空港付近から川崎の工業地帯を見て、インスピレーションを得たとか。撮影の際は、ディテールの記録よりも、その場で感じた雰囲気を伝えたいと、とくに心がけています。写真を撮りっぱなしにするのではなく、自分がその場に居て感じた情景を思い出せるように調整し、発表することもあります。これからも、自分が見たり感じたりしたことを溜め込むのではなく、ネットや本を通して外に出したいと思っています。

小島さんが幸せを感じる瞬間は?

特別、「幸せになろう」と頑張ることなく、自然に笑えている状態が幸せなのかな、と思いますね。工場などを訪れると、圧倒されたり、感動させられたりする光景に出合いますが、そのとき自然な笑みがこぼれることがよくあります。そんな状態が今の僕にとっての「幸せ」と言えるかもしれません。社会科見学で訪れる場所は、つねに日常生活の隣に存在しています。少し比喩的ですが、その意味では、幸せとは実は常に身近に存在するものかもしれません。それをどうやって探しあてるか。今は社会科見学を通じた人脈を生かしつつ、フォトグラファーとしての活動を中心に、ライターや企画など、少しずつ仕事の幅を広げています。今後もしばらくは興味の赴くままに活動し、将来の道筋を考えていきたいと思います。見て回りたい場所は、まだまだ山ほどありますからね。

「見学に行ってきた。― 巨大工場、地下世界、廃墟・・・」 著者:小島健一
定価:1890円(税込)
発行:マーブルトロン
発売:中央公論新社

「見学ブーム」の火付け役、小島健一の初写真集。今までブログ上で発表してきた廃墟や工場、地下世界など、「日常の奇世界」の膨大な記録を精選収録したもの。

インタビュー・文:二宮良太

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プロフィール

小島健一さん

1976年、埼玉県生まれ。Web制作会社に勤めていた2004年4月、「東京ジオサイトプロジェクト」への参加を機に社会科見学を開始。同年6月に「社会科見学に行こう!」を立ち上げる。ブログ「見学に行ってきた。」では、「日本ブログ大賞2005 写真レポート部門」大賞を受賞するなど、ブログ運営による受賞多数。2008年3月、写真集『見学に行ってきた。」を刊行したほか、著書に『社会科見学に行こう』『ニッポン地下観光ガイド』(ともにアスペクト刊)がある。
小島健一メインサイト
ブログ「見学に行ってきた」
見学参加サイト「社会科見学に行こう!」

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