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毎週アンケート|生活の中のちょっとしたことや、旬な話題をタイムリーに調査!

第533回 節分にどんなことをしていますか?

節分にどんなことをしていますか?

2月3日は「節分」です。文字通り、「節分」とは季節を分ける日のことを意味し、「立春」(2月4日)の前日を指します。古くから日本では、節分の日に「鬼は外、福は内」などの声を出しながら、邪気除けのために福豆を撒く習慣などがあります。とはいえ、核家族化が進み、家族の行動時間がバラバラとなっている現代において、節分の伝統行事は一体どのように行われているのでしょうか。今回の毎週アンケートでは「節分」をテーマに、各ご家庭の節分行事の実態とともに、皆さんがお住まいの地域ならではの伝統や習慣などについて聞きました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女
  • 有効回答数:761人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2015年1月21日〜1月27日

全体の半数近くが「節分行事を行う予定」−2007年調査よりも「節分離れ」が進む

今年、節分行事を行う?

SA(単回答)

今年、節分に「豆まき」などの行事を行うご家庭はどのくらいあるのでしょうか。「父親(夫)が仕事から帰ってきたら鬼のお面を付け、チャイムを鳴らし玄関を開ける。すると、子どもたちが入って来ようとする鬼に向かって『鬼は外…』と豆を投げる」(女性30代、愛知県)など、「毎年、恒例なので必ず行う」と回答した人は32.3%。さらに「まだ決めていないが、行うつもり」という声も13.9%を数え、全体の半数近くの人びとが「節分行事」を行うことが明らかとなりました。自由回答の中には「ホームパーティ形式で家族そろって全員の健康などを祈る。各自が今年の目標などを語り合う」(男性60代、兵庫県)など、家族そろっての年中行事として心待ちする声も寄せられました。


年代別で「毎年、恒例なので必ず行う」「まだ決めてはいないが、行うつもり」という声を見てみると、20代で51.3%、30代で52.0%と「節分行事」に前向きに取り組んでいる様子がうかがえます。ところが40代で46.8%、さらに50代では39.7%までに落ち込み、年代とともに減少する傾向が見られます。こうした背景には「子どもが出来たので、今年から節分行事を復活する」(女性30代、和歌山県)など、小さな子どもを持つご家庭では「 我が子たちに日本の伝統文化を伝えたい(経験させたい)」という親心が働いた数値と言えそうです。また興味深いのは、50代で一旦落ち込んだ数値が60代で47.4%、70代以上で45.7%まで上昇している点です。自由回答の中には「孫が来ればやりたいと思う」(男性60代、静岡県)など、節分を復活させるシニア層も多く、年代や家族構成の変化で行事への取り組みに違いが見られました。

年代別:節分行事を行う?

SA(単回答)


その反面、「以前は行っていたが、最近は行っていない」(2015年=39.7%、2007年=30.3%)、「そういったイベントは一切行わない」(2015年=14.1%、2007年=10.6%)という声は半数以上を占めました。また、2007年に実施した同調査と比べ、「節分を行わない」という声が約13%も増加していることから、この8年間で「節分離れ」がだいぶ進んでいることがうかがえます。

2007年と2015年の節分行事の実施意向

SA(単回答)

「節分=小さな子どもの行事」、子どもの思春期を境に節分から遠ざかるご家庭も

では、次に「以前は行っていたが、最近は行っていない」と回答した人が、なぜ「節分行事」の実施をやめてしまったのか、その理由を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「自分が子どもの頃は家族と行っていたが、大人になってからは行っていない」(51.0%)でした。「(自分が)子どもの頃は家族でやっていましたが、大人になってからは仕事やら、面倒くさいと理由をつけて」(女性40代、埼玉県)など、幼少期は楽しみにしていた行事も、年齢とともに徐々に遠ざかってしまったという声。さらに「子どもが小さい頃は、豆まきを行っていましたが、子どもが中学生くらいからはやっていません」(男性40代、東京都)など、同様2位にも「子どもが小さい頃は行っていたが、大きくなってからは行っていない」(37.1%)が続き、子どもが思春期を迎える頃に節分をやめてしまうご家庭が目立ちました。いわば、「節分=小さな子どもの行事」と捉えている人が多いことがうかがえます。その一方で、自由回答の中には「我が家は子どもがいませんが、毎年、主人が鬼の面を私がお多福さんの面をかぶって豆まきをする」(女性50代、愛媛県)など、夫婦のみで行事を続けるご家庭もありました。

最近、行事を行っていない理由は?

1 (自分が)大人になってからは行っていない 51.0%
2 子どもが大きくなってからは行っていない 37.1%
3 片付け(掃除)が面倒臭いのでやらない 24.5%
4 集合住宅(マンション、団地、アパート等)なので 9.9%
5 一人暮らしになってから行っていない 9.2%

MA(複数回答)/n=294人(「最近、行っていない」と答えた人)


3位は「片付け(掃除)が面倒くさいのでやらない」(24.5%)。「以前は豆まきをやっていたが、室内や庭の散らかった豆を片付けるのが面倒になった」(男性50代、福岡県)など、豆まき後の後片付けの手間が掛かるという声。さらに「外にまいた豆を目当てに猫や鳥が悪さしに来るため」(男性30代、鹿児島県)、「次の朝風で飛んできた豆が車でつぶされ、家の前がえらく汚れている」(女性40代、大阪府)など、4位に「集合住宅(マンション、団地、アパート等)なのでできない」(9.9%)、7位に「近所に迷惑なのでできない」(5.8%)が続き、現代の住環境や近所付き合いを考慮し「豆まきをしなくなった」という人もいました。

節分でまくのは「大豆派」VS「落花生派」−北海道・東北など雪国では「落花生派」

ここから各地域の節分行事を具体的に見ていきたいと思います。では、節分で「まく」といえば、皆さんの地域ではどんなものでしょうか。断然トップは「炒った大豆をまく」(74.8%)でした。「この日のために古い米枡を出し、炒った大豆を入れて、家の四方に豆をまく。歳男や歳女がいれば一番に、いないときには最年長のものがする」(女性40代、岡山県)など、最もポピュラーなのが「炒った大豆を『鬼は外、福は内…』と言ってまく」という声。さらに「炒り大豆は小さすぎて家具の下などに転がってしまって掃除が大変なので、子どもの頃から殻つきの落花生をまいていた」(女性40代、静岡県)など、2位にも「殻つきの落花生(ピーナッツ)をまく」(25.5%)が目立ち、「炒った大豆派」と「殻つきの落花生(ピーナッツ)派」に大きく二分化しているが判ります。また、「殻つきの落花生(ピーナッツ)派」と回答した人の居住地域を見てみると、青森県(100%)、秋田県(100%)、岩手県(100%)、長野県(100%)、新潟県(87.5%)、北海道(83.3%)、宮城県(68.8%)など、北海道・東北・信越地方に集中。特に雪国に多く、雪の上に豆をまいた後の拾いやすさなどが理由と言えるかもしれません。

あなたの家や地域では、何をまいている?

1 炒った大豆 74.8%
2 殻つきの落花生(ピーナッツ) 25.5%
3 チョコレートやキャンディなど、お菓子 5.8%
4 1.6%
5 お金を包んだもの 1.3%

MA(複数回答)/n=706人

落花生をまく地域

1 長野県 100.0%
1 青森県 100.0%
1 秋田県 100.0%
1 岩手県 100.0%
5 新潟県 87.5%
6 北海道 83.3%
7 宮城県 68.8%
8 佐賀県 66.7%
8 鹿児島県 66.7%
8 宮崎県 66.7%
9 和歌山県 64.3%
10 山形県 57.1%

「豆」以外では、3位に「チョコレートやキャンディなど、お菓子をまく」(5.8%)。「家の和室1畳に子どもを配置させて、主人またはじいじがお菓子や落花生などをまく。もちろん子どもたちはお菓子欲しさに白熱し、お菓子をまいている大人も楽しい」(女性30代、静岡県)など、 子どもの好きなお菓子をまくという声。そのほか、「厄年の人は、お餅と5円玉を白紙に包み、家から角ごとの道端に振り返らず置いてくる。翌日に置いてきたものがなくなっていたならば厄落しとなる」(男性50代、静岡県)、「厄払いで交差点にお金を撒く」(男性30代、鹿児島県)など、太っ腹にも「お金を包んだものをまく」(1.3%)という風習を持つ地域もありました。

「(豆を)歳の数(食べる)派」VS「歳の数+1個派」−豆を食べて邪気払い

「何かをまく」以外で、皆さんのご家庭や地域で行っている風習を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「歳の数だけ、豆を食べる」(43.6%)でした。「節分に歳の数だけ豆を食べる。子どもの頃、大人はたくさん食べられていいなあと思っていた」(男性50代、福岡県)など、豆を食べて邪気を払い(厄除け)を行うという声。また、4位にも「歳の数+1個、豆を食べる」(10.2%)が挙げられ、「歳の数派」と「歳の数+1個派」の2つの流派に分かれていることが判ります。そもそも節分とは、立春・立夏・立秋・立冬の「季節の変わり目」を意味し、その一年の始まりである「立春」の前日である2月3日に行われる伝統行事が「節分」です。特に季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあるため、「邪気(鬼)を退治する=豆を食べる」がポピュラーとなっているようです。「歳の数派」と「歳の数+1個派」の違いは定かではありませんが、おそらく「満年齢」と「数え年(生まれた時を1歳とする)」の違いではないでしょうか。

「豆まき」以外の家や地域の「節分」の風習は?

1 歳の数だけ、豆を食べる 43.6%
2 恵方を向いて「太巻き丸かぶり」をする 39.6%
3 イワシを食べる 15.2%
4 歳の数+1個、豆を食べる 10.2%
5 ヒイラギの枝にイワシの頭をさし、魔よけとして玄関に飾る 10.0%

MA(複数回答)/n=761人

大阪発「太巻きの丸かぶり」は、新しい節分の習わしとして全国区へ

次に2位は「恵方を向いて『太巻き丸かぶり』をする」(39.6%)。「40年以上前大阪に出て来て、初めて恵方巻を知りました。それ以来節分には必ず恵方を向いて、太巻き丸かぶりを食べている」(女性60代、大阪府)など、恵方(毎年発表される吉報)の方角を向いて「太巻き(恵方巻)」を丸かぶりする(「縁を切らない」という意味を込めて、無言で一本丸ごと食べる」という声。もともと大阪の海苔業界のPRを目的とし、昭和初期ごろからスタート以来、大阪をはじめ関西で定着。今日のように知名度が一気に広がったのは90年後半ごろ、大手コンビニチェーンなどが販促キャンペーンを行ったのがきっかけと言われています。ちなみに今回の調査では、「恵方を向いて『太巻き丸かぶり』をする」という声は、 大阪で73.7%に対し、東京で25.9%を数え、関西圏以外の地域にも「新しい節分の習わし」として徐々に浸透していることがうかがえます。


そのほか、「毎年恒例で、イワシを食べている」(男性50代、滋賀県)など、3位に「イワシを食べる」(15.2%)。同じく5位にも「ヒイラギの枝にイワシの頭をさし、魔よけとして玄関に飾る」(10.0%)が続き、節分とイワシの関係も見逃せません。ヒイラギのトゲで鬼を刺し、イワシを焼くと出る臭いや煙で鬼を退治するという「柊鰯(ひいらぎいわし)」の風習は、歴史が長く平安時代頃から行われていたと言います。特に「イワシを食べる」という声は、和歌山県で57.1%、香川県で50.0%、岐阜県で42.9%、滋賀県で40.0%、京都府で33.3%、大阪府で32.9%と東海・西日本を中心に目立ち、また埼玉県で18.9%、神奈川県で12.3%、東京都で6.5%など関東一円まで広がっていることがうかがいます。一方で、北海道や東北地方では、イワシを食べたり掲げる風習はほとんど見られませんでした。

節分にイワシを食べる地域

1 和歌山県 57.1%
2 香川県 50.0%
3 岐阜県 42.9%
4 滋賀県 40.0%
5 京都府 33.3%
6 大阪府 32.9%
7 兵庫県 30.0%
8 奈良県 28.6%
9 広島県 21.2%
10 埼玉県 18.9%

「豆年越し」「もぐら打ち」「夏の雷除け」など、地域ならではのユニークな風習も

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中から、ユニークな節分の地域の習わしや各ご家庭の習慣などをご紹介します。「実家の伊勢志摩では、今でも大晦日に節分行事をしている。『豆年越し』と呼んでいて、豆まきをする」(女性50代、三重県)など、2月3日ではなく、大晦日に節分を行うという声。「栃木県では『しもつかれ』という郷土料理(鮭の頭と、野菜の切りくずなどを大根おろしと混ぜた料理)を食べる家が多い。下都賀地区では、節分の日の給食に出る。うちの息子は小1で、今年初めて見ると思うので、食べられるかが心配!?」(女性30代、栃木県)、「田舎では今でも『もぐら打ち(田畑を荒らすもぐらを退治する子ども向けの行事)』の行事がある」(男性50代、熊本県)など、節分ならではの郷土料理やユニークな行事があるという声が寄せられました。


豆まきの「豆」に関する風習も様々です。自由回答の中には「節分で使った豆を黄な粉にして、豆乳にまぜで飲む。家内安全、心身健康な毎日を送れるようにと願いながら飲む」(男性20代、岐阜県)、「節分で使った豆を保管して置き、夏の雷が鳴るときに食べると雷が落ちない(雷除けのまじない)と言われ、小さいときは食べた」(女性50代、埼玉県)など、節分で使った「豆」を再利用する風習。また、中には「我が家では節分CMソングを流し、何もかもを忘れて踊りまくるという伝統行事がある」(男性30代、東京都)など、オリジナルの節分行事を楽しむご家庭もありました。


今回は「節分」テーマに、皆さんのご家庭の家族行事や地域ならではの風習などを聞いてきました。「(節分行事は)毎年、恒例なので必ず行う」「まだ決めていないが、行うつもり」という声は46.3%を数えました。2007年に実施した同調査と比べて約13%も減少し、「節分離れ」が急激に進行していることが明らかとなりました。その反面、「恵方を向いて『太巻き丸かぶり』をする」(2015年=39.6%、2007年=38.4%)は、8年前よりも数値が僅かながら増えています。地域や近所、子どもを巻き込んでの「豆まき」はなかなか継続が厳しいものですが、「恵方巻(太巻きの丸かぶり)」は子どもの居ないご家庭でも、また近所に迷惑をかける必要もないため、気軽にできる年中行事として高い支持を集めているのかもしれません。社会環境や時代とともに「節分行事」の在り方そのものも変化していることがうかがえます。さて、あと1週間余りで節分がやってきます。しばらく行事をお休みしていたというご家庭も、今年一年の縁起を担ぐ行事として「節分」を復活してみてはいかがでしょうか。




「毎週アンケート」終了のお知らせ

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2003年9月10日に第1回アンケートを開始してから15年間にわたって実施してきました「毎週アンケ−ト」は、今回をもって終了させていただきます。 毎週、皆さまからのご協力を得てアンケートを積み重ね、今までに計682回ものレポートを発表して参りました。皆さまの暮らしに少しでもお役立ていただけ、楽しんでいただけていたなら幸いでございます。
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アサヒスーパードライ
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賞品発送は2018年7月中旬頃を予定しております。
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