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第578回 ご当地自慢! 訪日外国人へのおもてなしを教えて?

ご当地自慢! 訪日外国人へのおもてなしを教えて?

日本政府観光局(JNTO)の推計によれば、2015年1年間の訪日外国人は過去最高の1973万人を記録。東京オリンピック開催の2020年までに目標3000万人を目指すといいます。確かにここ数年は、街中で外国人旅行者の姿を見る機会が増えているように感じますね。2月上旬には中国の旧正月にあたる「春節」前後の大型休暇を迎え、これからますます多くの観光客が日本を訪問してくださることが予想されます。そこで今回の毎週アンケートでは、外国人旅行者に向けた「おもてなし」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女
  • 有効回答数:2,199人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2016年1月27日〜2月2日

6割以上が「訪日外国人が増えた」と実感−観光地に限らず、生活圏でも遭遇する

訪日外国人が増えていると感じる?

SA(単回答、n=2199人)

訪日外国人が過去最高を記録する中で、皆さんの住む地域にも、海外からの旅行者が増えていると感じているのでしょうか。「お遍路さんに外国人が増えている」(男性50代、徳島県)など、「とても増えたと感じる」と回答した人は36.4%。さらに「まあまあ増えたと感じる」という声も28.6%を数え、全体の6割以上の人びとが「(自分の住む地域に)訪日外国人が増えている」と実感していることが明らかとなりました。自由回答の中には「スーパーや買い物店等に出向いた先で、よく買い物客として見つけることができる。居酒屋でも見かける(男性60代、鹿児島県)、「街角を歩いていると毎日のように外国語を耳にする」(男性40代、福岡県)など、観光スポットに限らず、生活圏の中で外国人と遭遇する機会が増えたと感じている人がとても多いことがうかがえます。


その一方、「あまり感じていない」(23.3%)、「全く感じていない」(11.7%)という声も全体の3割以上を占めました。「東北地方にはなかなか来てくれない」(女性40代、宮城県)、「地方都市に住んでいると、メディアで取り上げられるほど訪日外国人が増えているとは感じていません。本当に増えているのですか?」(男性50代、長野県)など、自分の住む地域では見かけないという声も寄せられました。

半数以上が「地元は魅力が多い」と回答−「訪日外国人増加」と相関関係あり!?

あなたの地元は魅力がたくさんある?

SA(単回答、n=2067人)

訪日外国人が増加を実感する声が目立ちましたが、では皆さんは自分が住む地域は、海外からの旅行者にとって魅力がたくさんある場所だと感じているのでしょうか。「横浜に住んでいるが、外国人だけでなく日本人観光客も多い地域。華やかな町なので、観光にお薦め」(女性50代、神奈川県)など、「(魅力が)たくさんあると思う」と回答した人は18.5%。「まあまああると思う」という声も35.7%を数え、全体の半数以上の人びとは「自分の住む地域=観光資源にあふれる魅力的な場所」と自信を持ってお薦めしていることが判ります。自由回答の中には「大子の温泉、大洗の日の出、鹿島アントラーズ、水戸の梅酒、納豆、常陸太田蕎麦打ち、土浦花火大会、北茨城の海岸、笠間焼、つくばの科学館…」(女性60代、茨城県)など、地元の自慢を数多く上げる声も目立ちました。


その反面、「あまりないと思う」(34.9%)、「全くないと思う」 (10.9%)という声も約半数近くを占めました。主な回答は「全くありません。山も海も温泉やレジャーランドみたいなものもない。また特産品もないので」(女性40代、埼玉県)、「何も特徴のないベットタウンだから」(女性40代、千葉県)など、特に観光客を呼べるような観光資源がないという声が目立ちました。


続いて、「訪日外国人増加の実感」と「地元観光の魅力」の関係をクロス集計で見ていきましょう。「(訪日外国人が)とても増えたと感じる」「まあまあ増えたと感じる」という声を詳しく分析すると、その中で「(地元には観光資源が)たくさんあると思う」と回答した人の割合は92.4%、「まあまああると思う」という人は80.6%と非常に高い数値を示しました。その反面、「あまりないと思う」という人の割合は48.9%、「全くないと思う」という人は25.2%と徐々に減少し、「自分の住む地域=観光資源にあふれる魅力的な場所」だと自信を持つ人ほど、訪日外国人の増加を身近にかつ強く感じていることが分かります。「地元観光の魅力(観光資源の多さ)」と「外国人観光客の増加」との間には相関関係があることがうかがえます。

クロス集計−「訪日外国人増加の実感」×「地元観光の魅力」

SA(単回答)

地元自慢のトップは「地元ならではの食文化」−郷土料理やB級グルメなど

では、皆さんが地元で自慢できるもの、お薦めしたいものとは一体何でしょうか。お国自慢のトップは「味覚・本場料理、地酒」(34.3%)でした。「志摩は海女さんが捕るアワビをはじめ、伊勢エビや牡蠣などの海産物」(男性40代、三重県)、「福島県は自然がとても多い場所。いろいろな農作物や果物もとても充実している」(女性30代、福島県)など、海鮮からブランド肉、農作物まで、地元ならでは食材をアピールする声。さらに「大阪だと食べ物はお好み焼きか、たこ焼きだと思う!!」(男性60代、大阪府)、「名古屋には天むす、きしめん、味噌煮込みうどんなど、美味しい食がたくさんある」(男性40代、愛知県)など、寿司や天ぷらだけではない、郷土料理やB級グルメなど「地元ならではの食文化」を自慢する人も目立ちました。

自慢できるもの、おすすめしたいものは?

1 味覚・本場料理、地酒 34.3%
2 名所・旧跡(世界遺産等) 27.3%
3 お祭り・イベント
(花火、音楽フェス、フードフェス等)
20.2%
4 ショッピング 19.4%
5 天然温泉 18.3%
6 動物・大自然(絶景スポット) 16.8%
7 古き良き日本の街並み 13.6%
8 日本の伝統文化・工芸 12.7%
9 宿(ホテル、旅館) 11.1%
10 美術館・博物館 10.5%

MA(複数回答)/n=1848人


2位は「名所・旧跡(世界遺産等)」(27.3%)。「世界遺産である原爆ドームと宮島がある自慢できる街。広島に住んでいても、年に何回かは絶対行きたくなる場所で、宮島は新店もいっぱいできている」(女性40代、広島県)、「首里城や識名園などなどの観光スポット」(女性40代、沖縄県)など、歴史ロマンを肌に感じる事が出来るスポットをお薦めする声。さらに「松島観光。桜の名所がいくつかある上、紅葉の季節には紅葉狩りできるところなど自然の美しさがいっぱいある。特に松島の牡蠣鍋を観光船で食べるクルージングは海外の人も喜ぶだろう」(男性50代、宮城県)など、6位「動物・大自然(絶景スポット)」(16.8%)、7位「古き良き日本の街並み」(13.6%)、8位「日本の伝統文化・工芸」(12.7%)、が続き、近代都市、テクノロジーのイメージの強い日本ですが、歴史や伝統工芸、大自然、景観など「歴史深い日本の美しさ」を外国人に見てほしいという声が多数寄せられました。

「伝統的なお祭り」から「ロックフェス」まで、新旧イベントでまちおこし

「やはりねぶた祭りは地元や国内、海外のみんなに愛されているお祭りだと思う。迫力もあり、ハネトに飛び入り参加できるのも魅力ではないでしょうか」(女性30代、青森県)など、3位は「お祭り・イベント(花火、音楽フェス、フードフェス等)」(20.2%)。さらに自由回答の中には「冬は勝田マラソン、夏はロックインフェスティバルなど全国から人が集まるイベントがある」(女性20代、茨城県)など、マラソン大会やロック、B級グルメフェス等々、伝統的なお祭りばかりではなく、新しい町おこしイベントやトエンターテイメントを支持する声も目立ちました。そのほか、「日本中、世界中のおいしい食べ物が集まっていて、楽しめるところ。安全できれいな街で安心して、遅い時間でもショッピングができる」(女性30代、東京都)など、4位に「ショッピング」(19.4%)、5位に「天然温泉」(18.3%)、9位に「宿(ホテル、旅館)」(11.1%)が続きました。

「標識の多言語化」「観光案内所」など、旅行者を受け入れる環境づくりが急務

ここまで皆さんの地元の魅力や自慢を見てきましたが、では2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人がますます増えます。外国人旅行者に向け、地元の魅力をもっと知ってもらい、楽しんでもらうためには一体どうすれば良いでしょう。現在、地元で十分でないもの、また「おもてなし」作戦として大事だと思うことは何でしょうか。最も回答が多かったのは 「町の標識やサイン・案内図に多言語表記を増やす」(46.5%)でした。「英語やイラストなどの外国人に分かりやすい標識での案内」(女性40代、福岡県)、「私自身外国に行って困るのは看板。目印にしたくとも看板が読めなければ目的地に行けません。外国語表示の看板、標識などをもっともっと増やしてほしい」(女性20代、愛知県)など、道や駅で迷っている外国人を見かける機会も少なくなく、旅行者のスムーズな移動を促す「標識・看板の整備」を求める声。さらに「外国人観光客を温かく迎える観光案内やガイドが大事だと思う」(男性30代、愛知県)など、3位に「観光案内所や観光ガイドの充実」(41.9%)、8位に「ガイドブックやウェブサイトの充実」(28.9%)が挙げられました。まずは外国人旅行者を地元に受け入れるため、標識や観光案内所、ホームページの充実など、事前準備をしっかりと整える事が第一と考えている人が多いようです。

外国人旅行者を「おもてなし」するための課題とは?

1 町の標識やサイン・案内図に多言語表記を増やす 46.5%
2 地域住民の英語など言語能力の向上(道案内など) 42.2%
3 観光案内所や観光ガイドの充実 41.9%
4 安全・治安の維持 33.2%
5 フリーWiFi(無料公衆無線LAN)を増やす 33.0%
6 地域住民が照れずに気さくに対応できるフレンドリーさ 31.8%
7 公共交通機関の利便性向上 29.4%
8 ガイドブックやウェブサイトの充実 28.9%
9 ホテルや宿泊施設・民泊の増設 24.8%
10 地域の魅力を紹介できるモデルコース・観光ルートづくり 21.2%

MA(複数回答)/n=1861人

「英語力の向上」「照れずに対応」など、住民意識の変化が求められる

次に2位は「地域住民の英語など言語能力の向上(道案内など)」(42.2%)。「一番のおもてなしは、やはり英語などの国際的に使われる言葉での接し方だと思う。日本の素晴らしさを明確に伝えることが、本当のおもてなしだと思う」(男性60代、山口県)など、英語でのコミュニケーション下手な日本人ですが、商売をする人はもちろん、地域住民の語学能力の向上が「おもてなし」促進の大きな課題という声。さらに「私はよく外国人に道を聞かれるけど、話せなくても知っている単語を使って案内している。まずは逃げないこと、カタコトでも相手には伝わる」(女性50代、大阪府)など、6位にも「地域住民が照れずに気さくに対応できるフレンドリーさ」(31.8%)が続き、とかく日本人はシャイと言われますが、語学能力云々の前に、外国人とのコミュニケーションやオープンマインドな対応を心がけることが大切と言えそうです。標識や案内所など行政側の準備と共に、地域住民の意識の変化も求められていることがうかがえます。


そのほか、「日本は安全な国だと言うことを分かって貰うため、治安をしっかり守るべき」(男性40代、大阪府)など、4位に「安全・治安の維持」(33.2%)。治安の良く過ごし易い国というイメージを維持することが、観光誘致の大きな売りになるという声も目立ちました。以下、「今はスマホを持っている旅行者が多いので、フリーWifiは必要だと思う。何か困った場合、ネット環境があればある程度は解決できると思う」(女性30代、千葉県)など、5位に「フリーWiFi(無料公衆無線LAN)を増やす」(33.0%)、7位に「公共交通機関の利便性向上」(29.4%)、9位に「ホテルや宿泊施設・民泊の増設」(24.8%)が続き、コンテンツの充実と共にインフラの整備を重視する人もいました。


今回は「おもてなし」をテーマとし、皆さんの地元の観光資源や魅力について考えてきました。「(訪日外国人が)とても増えたと感じる」「まあまあ増えたと感じる」という声は6割以上を占め、若干地域差はあるものの、目に見えて外国人旅行者の増加を実感する声が目立ちました。さらに「とても増えたと感じる」という声は「地元に魅力(観光資源)がたくさんある」と感じている人ほど高く、観光資源の充実や開拓が観光誘致の絶対条件であることが判ります。特に地元の観光資源として「味覚・本場料理、地酒」を訪日外国人へおすすめする声が多く、仮に目立った観光スポットがなくても「食」が際立っていれば、人を呼べるコンテンツに成り得ることがうかがえます。一方で、各地域の課題では「標識の多言語化」「観光案内所・観光ガイド」など、外国人観光客を受け入れる環境が整っていないという声が多く、2020年に向けて急ピッチな取り組みが必要と言えそうです。加えて日本流の「おもてなし」を届けるためには、インフラの整備だけではなく、シャイな日本人の意識の変化も求められます。道や駅で困っている観光客を見かけたら、見て見ぬふりをするのではなく、勇気を持って一歩踏み出すことも「おもてなし」の一つと言えるかもしれません。「日本に来て良かったな」「また来たいな」など、一人でも多くの外国人が日本を離れるときに、そんな好印象をたくさん持ち帰ってもらいたいものです。


最後に外国人観光客に買って帰ってもらいたい「地元でお薦めのお土産」を挙げてもらいました。日本人でさえ知らない意外なお土産も数多く寄せられましたので、ぜひご参考ください。


地元でお薦めのお土産は?

レモン
  • 「広島はレモン生産に日本一。レモンの入ったお菓子や、飲料、鍋の素などいっぱいあるので、世界中に広まってほしい」(女性40代、広島県)
鎌倉彫
  • 「鎌倉彫のお盆など価格は高いが、日本の伝統工芸として素晴らしいと思うから」(女性30代、神奈川県)
手作りシーサー
  • 「シーサーが守り神として家の屋根に置く風習がある。購入もできるものもあるが、シーサー作りの体験もある。ぜひご家族を思いながら、自分で作ったものを焼いて持ち帰ってほしい」(女性30代、沖縄県)
たこせんべい
  • 「せんべい自体が日本を彷彿させますし、その中にたこが入ることに驚きを隠せないはず!」(女性20代、兵庫県)
登別牛乳
  • 「登別牛乳で作った、チーズ、プリン、ヨーグルト、ソフトクリームはすごくおいしい」(女性50代、北海道)
曲げわっぱ
  • 「曲げわっぱ(薄板を曲げて作る木製の箱)。伝統工芸品の良さは長く使う度に分かると思う。この製品はフランスの一流パティシエのアラン・デュカス氏も使っているそう」(女性40代、秋田県)
骨付き鶏
  • 「香川はうどんと鶏肉料理。特に『一鶴』というお店の骨付き鶏は有名。海外のチキンとは違う、かぶりつきで食べるところを教えてあげたい」(女性40代、香川県)
郭公だんご
  • 「一関市は多彩な餅料理がある。特に天然記念物にも選ばれた厳美渓(げんびけい)の『郭公(かっこう)だんご』は、渓谷付近の籠にお金を入れると、ワイヤーロープでだんごが空を飛んで届く名物。買うときのインパクトだけでなく、とてもやわらかく、醤油・ごま・餡子の3種類が楽しめて美味しい」(男性20代、岩手県)
もみじ天ぷら
  • 「揚げたての『もみじの天ぷら』。箕面しか売っていないので、遠方の人達にあげてもかなり喜ばれる。中には小さい可愛い袋に入った200円で売っているお店もあるので、何十人か集まる時はたくさん買って配る」(女性代、大阪府)
あられ茶漬け
  • 「あられ茶漬けは、シリアル風で良い。小麦を使っていないので、ヘルシー志向の海外の人にもウケると思う」(女性30代、三重県)
もんじゃ
  • 「買って帰るのは難しいと思うが、もんじゃ焼きを食べてもらいたい。絶対に外国にはないと思うから」(男性40代、東京都)


「毎週アンケート」終了のお知らせ

「毎週アンケート」終了のお知らせ

2003年9月10日に第1回アンケートを開始してから15年間にわたって実施してきました「毎週アンケ−ト」は、今回をもって終了させていただきます。 毎週、皆さまからのご協力を得てアンケートを積み重ね、今までに計682回ものレポートを発表して参りました。皆さまの暮らしに少しでもお役立ていただけ、楽しんでいただけていたなら幸いでございます。
長い間、ご協力ご愛読いただきました皆様に厚く感謝申し上げます。

『お楽しみ商品詰め合わせ』をプレゼント アンケート謝礼

「毎週アンケート」ではアンケートのご協力頂いた皆様へ、アンケート謝礼をご用意させていただいております。1回のアンケートご協力を一口として、締切の後にその期間の総口数を対象に抽選を行い謝礼品をお送り致しております。

抽選で30名様
アサヒスーパードライ
缶350ml×1ケース(24本)

賞品写真

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賞品発送は2018年7月中旬頃を予定しております。
※都合により賞品の発送が多少遅れる場合もございますので、あらかじめご了承願います。
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