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第579回 最近、節約を意識していますか?

最近、節約を意識していますか?

今冬は「暖冬」と言われていましたが、1月中旬頃から急激に「寒波」が厳しくなっています。さて、皆さんのご家庭の懐事情は「暖冬」でしょうか。それとも「寒波」でしょうか。円安による物価の高騰や、来年に控える消費税10%導入なども少なからず影響を与えているかもしれません。そこで今回は「節約」をテーマに、日ごろの生活の中で皆さんが実感する「節約意識」について聞きました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女
  • 有効回答数:1,087人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2016年2月3日〜2月9日

9割以上が「節約意識を持つ」と回答−消費税8%導入以来、高い節約意識をキープ

節約を意識している?

SA(単回答、n=1087人)

さて皆さんは日ごろ、「節約」を意識して生活しているのでしょうか。「ここのところ何年か家計が苦しく、物価は上がる一方、節約を意識しないわけにはいきません」(女性50代、千葉県)など、「強く意識している」と回答した人は35.0%。さらに「まあまあ意識している」という声も57.5%を数え、全体の9割以上の人びとが「節約」を大なり小なり意識しながら日常生活を送っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「今年から目標貯金額を決めたため、その目標達成を意識して節約をしている。家計簿を付ける習慣を身につけるため、正月はエクセルで入力用の表を作成していた」(男性20代、愛知県)など、今年から節約生活を始めたばかりという人もいました。


ちなみに過去同時期に実施した調査によれば、「強く意識している」(2013年28.7%、2014年=32.7%、2015年=35.6%、2016年=35.0%)という声は、消費税8%導入を控えた2014年に数値が一気に急増し、昨年2015年に最も高い数値を示しました。今年も昨年とほぼ同じ35%台をキープし、2014年の消費税8%導入以来、依然として高い節約意識が続いていることがうかがえます。

2011年ー2016年 節約意識の推移

SA(単回答、n=1087人)


また性別で「強く意識している」という声を見てみると、2015年では男性回答が32.6%、女性回答が38.3%と女性の意識のほうが5.7%上回っていました。ところが今年(2016年)は男性回答が33.6%と昨年よりも微増しているものの、女性回答は昨年より2%近く低い36.4%を数え、家計の財布を握る主婦層の節約意識がやや緩んでいることが判ります。

「老後の生活不安」「経済不況」など、日本の将来を案じ「節約意識」が高まる!?

全体の9割以上が「節約意識を持つ」ことが明らかとなりましたが、次にその理由を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「老後の生活不安のため」(40.6%)でした。「年金生活に入り収入が減り、貯金を切り崩す生活。老後の為に少しでも節約をと心がけている」(女性60代、山口県)など、年金生活者のため、節約をせざるを得ないという声。また若い世代からも「平成生まれなのですが、今後の年金があるのかとても不安」(女性20代、高知県)など、公的年金の破綻を懸念する声も多く、将来不安からお金が使えないという人が目立ちました。ちなみに昨年(2015)に実施した同調査では、節約理由の断然トップに「消費税8%に増税したため」(2015年=41.1%、2016年=29.2%)が挙げられましたが、8%導入から2年が過ぎ、消費税との暮らしにも慣れたせいか、今年の調査では11.9%減と節約を意識する絶対的な理由ではなくなりつつあることが判ります。

なぜ「節約」を意識する?

1 老後の生活不安のため 40.6%
2 長引く経済不況のため 34.6%
3 2014年の春に消費税が8%に増税したため 29.2%
4 来年(2017年)の春に予定する消費税10%増税に備えて 24.4%
5 無駄を排除した「シンプルな生活」を目指しているため 23.3%
6 給与が減少したため 19.4%
7 子どもの教育費のため 18.2%
8 「節約する」ことが趣味のため 18.1%
9 円安の影響による相次ぐ物価高騰のため 15.4%
10 自然・環境保全のため 13.3%

MA(複数回答)/n=990人(節約を意識している人)


トップの「老後不安」に続く、2位は「長引く経済不況のため」(34.6%)。「不景気で会社もどうなるか分からないので、将来への不安のため貯蓄を心がけている」(女性40代、広島県)など、アベノミクスで景気が回復傾向にあると言われる一方、一般庶民にはその恩恵が実感出来ないという声。さらに「物価が高い!! 給料が上がっているのはもともと給料が高かった人たちで、私たちの生活は何ら変わっていない。生活は苦しくなるばかり」(女性30代、神奈川県)など、9位にも「円安の影響による相次ぐ物価高騰のため」(15.4%)が続きました。経済回復には「円安」「デフレ脱却」が必要と言われていますが、肝心の給与アップに結びついていない人も多く、円安に伴う「物価上昇」が暮らしを圧迫しているという切実な状況がうかがえます。

「消費税10%増税に備えて」など、来春に迫る増税に向けて早くも臨戦状態

また、昨年の同調査から数値が急増しているのが、4位の「来年(2017年)の春に予定する消費税10%増税に備えて」(2015年=19.7%、2016年=24.4%)。「なんといっても消費税率引き上げ後の生活不安が一番。いくら食料品が対象とはならないといっても、ほかに必要なものは税金が掛かる。趣味や大好きな外食、飲み物が軒並み上がるので、その対策のために節約を心掛けている」(女性50代、福岡県)など、消費税8%の生活にようやく慣れたのも束の間、来春に迫る増税に早くも財布の紐を固く締める人が多いようです。そのほか、「主人の再就職により給与が下がったため」(女性50代、兵庫県)など、6位に「給与が減少したため」(19.4%)、7位に「子どもの教育費のため」(18.2%)、など、苦しい懐事情から節約を余儀なくされていることがうかがえます。


差し迫る節約理由が目立った一方で、5位には「無駄を排除した『シンプルな生活』を目指しているため」(23.3%)。「無駄を省いたシンプルライフを心掛けている」(女性60代、北海道)など、無駄なものをそぎ落とし、必要最低限のモノのみで生活をする合理的な生き方を実践する声。さらに「わが家が少しエコ節電したところで変わるとは思いませんが、気持ちだけでも地球の為になるかと思い家族で取り組んでいる」(女性20代、佐賀県)など、10位にも「自然・環境保全のため」(13.3%)が挙げられました。戦後のモノのない時代の反動が大量生産・大量消費時代であったように、大量消費時代の反動がエコやシンプルライフに結びついているでしょう。節約意識は必ずしも「経済的な理由」だけで左右するものではないことがうかがえます。

節約対策のトップは「節電」−寒くても我慢など、エアコンの利用をなるべく抑える

では、皆さんは具体的にどんな消費を節約しているのでしょうか。最も回答が多かったのは 「節電している」(75.3%)でした。「着るもので調節し、暖房費を節約。必要な場所以外は電気をつけない」(男性40代、北海道)など、エアコンや照明などの電力消費を極力抑えているという声。自由回答の中には「寒くても我慢、暗くても我慢、冷たくても我慢」(女性20代、千葉県)など、忍耐や我慢で乗り切るという人もいました。今春から一般家庭に向けた電力自由化が解禁され、電力会社やプランを自由に選べるようになり、今後の節約生活にも大きな影響を与えそうです。

現在、「節約」していることは?

1 節電している 75.3%
2 外食費・飲み代を抑えている 50.1%
3 食費を抑えている(なるべく安いものを探す) 48.3%
4 節水している 47.1%
5 ファッション・衣類を買い控えている 45.0%
6 節ガスしている 31.7%
7 旅行・レジャーを控えている 29.7%
8 交通費・ガソリン代を抑えている 26.2%
9 家電を買い控えている 23.0%
10 家具・インテリアの購入を控えている 19.9%

MA(複数回答)/n=1070人


「節電」と共に節約の基本対策として多いのが、「節水を意識するようになり風呂水を洗濯に使うようにしている。これにより、水道代は以前に比べ2〜3割安くなった」(女性40代、北海道)など、4位「節水している」(47.1%)。さらに6位にも「節ガスしている」(31.7%)が続き、季節で応じて変化する「光熱費」「水道料金」を日々チェックし、省エネに励んでいるという声が寄せられました。特に1月中旬以降から急激に寒さが厳しくなり、暖房費の前年同月比が気になっている人も多いのではないでしょうか。

「外食・飲み代」「食費」など、エンゲル係数の引き下げが節約成功のポイント

「生活インフラ」の節約に続き、対策で目立ったのは2位「外食費・飲み代を抑えている」(50.1%)。「外食は楽ですが、知らないうちに(出費が)かさむので、なるべく家でつくったり、味に変化のほしい時は買ってきたりしている」(女性40代、愛知県)、「飲みに出かける事が多い生活をしていたのですが、代行料金を使う代わりに贅沢つまみを用意して家飲みしている」(女性50代、千葉県)など、外食や飲み会の頻度を減らし、自炊や家飲みへシフトしているという声。さらに「食費は家族4人で1カ月3〜4万円。旦那には毎日、手作りお弁当とお茶、コーヒーを持たせている」(女性40代、沖縄県)など、3位にも「食費を抑えている(なるべく安いものを探す)」(48.3%)が挙げられ、家計費に占める「外食・食費」の割合、いわば、エンゲル係数の引き下げが節約成功を導く大きな鍵といえそうです。


そのほか、「以前、旅行はよく行っていましたが、今は年1回行くか行かないか…」(男性50代、神奈川県)など、7位「旅行・レジャーを控えている」(29.7%)。さらに「ガソリン等も使わないように外出を控えるようにしている」(男性30代、青森県)など、8位にも「交通費・ガソリン代を抑えている」(26.2%)が挙げられました。自由回答の中には「子どもたちの休みのお出かけは、なるべく近場でお弁当持参」(女性30代、京都府)など、旅行やマイカーでの外出を控え、お金の掛からない近場レジャーで我慢というご家庭も少なくありませんでした。

政府案の賛成派は2割に留まる−「食品全般(酒・外食含む)派」「食品無税派」も

前述の通り、昨年の同調査から節約理由として急増しているが「来春の消費税10%引き上げ」です。増税と共に酒類や外食を除く「食品全般」「新聞」に軽減税率(消費税8%の維持)が適応されることも決まっています。では今回、正式に決まった軽減税率の適用に対して「妥当」と感じている人は、どの位いるのでしょうか。「ヨーロッパでは軽減税率は当たり前で、むしろ日本の導入は遅い。金持ちの道楽は税率高めで、貧乏人も買い揃える身の回り品は安く。あるところにはあるのだから、多めにとって経済回まわしてください」(男性30代、神奈川県)など、「現状の軽減税率の適用が妥当だと思う」と回答した人は18.4%に留まりました。全面的に「政府案に賛成」という声はそう多くないことが判ります。

軽減税率の適用は妥当だと思う?

SA(単回答、n=1087人)


その一方、「お酒も外食も食品と同じ。結局は胃の中に入るものだから」(女性20代、青森県)など、「酒類や外食を含めて食品全般を軽減税率の対象にするべきだったと思う」と回答した人は24.1%。自由回答の中には「どこまでが『外食』なのか不明。弁当や惣菜など、調理したものは外食となるのか、それとも食品とのか…。食は人が生活していく上で最も重要なものなので、曖昧な線引きが懸念される様な税率の決め方は好ましくないと思う」(女性40代、長崎県)など、現状の軽減税率のルールの線引きに不信感を抱く人も少なくありませんでした。


さらに「食生活は人にとって一番大切なものなので0%にしてほしい。仕事が終わり、家に帰ったら食事が一品減ったり、アルコールが無かったら寂しい。娘達にもお腹いっぱい食べてほしいから」(男性40代、大阪府)など、「食品全般は思い切って0%にするべきだったと思う」という声は29.1%と最も支持が多く、酒類・外食を問わず、食費に増税することに強く反対する人が目立ちました。消費税の逆進性(低所得者の負担増)が指摘される中で、「軽減」と言いながらも、実際は消費税8%の「据え置き」である点に疑問を投げかける人もいました。

「煩雑な作業が増える」「税金が減る」など、「軽減税率廃止」を支持する声も

一方で、「たいした効果はないので、軽減税率をする必要はなかったと思う」という声も17.6%を占めました。「財源を確保するための増税なので、中途半端なことはしないほうが良い」(男性40代、埼玉県)など、年金や医療、介護等の社会福祉の充実に向けた増税のため、余計な軽減などせずにしっかりと体制を整えて欲しいという声。また自由回答の中には「管理の仕事が大変になり、その分の経費の増額を考えると、面倒なことを止めて一律にした方が効果的であると思う」(男性50代、大阪府)など、軽減税率の導入はかえって煩雑な作業やシステムを増やすのではないか、と懸念する声も少なくありませんでした。低所得者に対して税負担の軽減を行うのであれば、むしろ給付金などを補助したほうが効率的で、かつ必要な人に確実に届くのではないかという意見を持つ人もいました。今回の調査結果を見てみると、「軽減税率」に関する皆さんの意見はなかなか一本化できす、むしろ分散化する傾向が見られました。個人ごとに意見が異なり、改めて難しい課題であることが判ります。


今回は「節約意識」をテーマに、皆さんのご意見を聞いてきました。「(節約を)強く意識している」という声は35.0%。非常に高かった昨年と節約意識が変わらず、2014年の消費税8%導入以来、節約に対する緊張感が依然として続いていることがうかがえます。来年4月には消費税10%導入が控えており、景気回復を目指す中で、今後、節約意識が益々高まっていくのではないかと不安がよぎります。その一方、家計費の節約に期待されるのが、今春からの「電力自由化」です。各社からインターネットやスマホなどの通信費、ガス代などとのセットプランが発表されるなど、上手にプランを選べば、大幅な家計費の削減も可能かもしれません。各社からインターネットやスマホなどの通信費、ガス代などとのセットプランが発表されるなど、上手にプランを選べば、大幅な家計費の削減も可能かもしれません。 様々なプランが発表されていますので、まずはそれぞれのライフスタイルに合ったプランをじっくりと比較して検討することをお薦めします。


「毎週アンケート」終了のお知らせ

「毎週アンケート」終了のお知らせ

2003年9月10日に第1回アンケートを開始してから15年間にわたって実施してきました「毎週アンケ−ト」は、今回をもって終了させていただきます。 毎週、皆さまからのご協力を得てアンケートを積み重ね、今までに計682回ものレポートを発表して参りました。皆さまの暮らしに少しでもお役立ていただけ、楽しんでいただけていたなら幸いでございます。
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