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第659回 風邪を引いたら?引かないためには?

風邪を引いたら?引かないためには?

この冬は、例年よりも早くインフルエンザが全国的に流行期に入っていると言います。皆さんのご家族や会社の同僚など、身近なところでも寝込んでいる人がいるのでは? インフルエンザに限らず、冬場は空気の乾燥や気温の低下など、風邪をひきやすい要因がそろっています。うがいや手洗いなど、基本的な対策を含めて、今回は「風邪」をテーマに皆さんの風邪予防・対策をアンケートしてみました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女
  • 有効回答数:2,540人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2017年12月6日〜12月12日

全体の2割近くが「今冬、風邪をひいた」と回答−シニア層ほど健康管理が行き届く

この冬、風邪を引いた?

SA(単回答)

現在、風邪(インフルエンザを含む)を引いている人はどの位いるのでしょうか。「ここ数年風邪を引いても鼻水が出るくらいで外出も平気でしたが、今回は咳が止まらないので外出も出来ない状態」(女性50代、大阪府)など、「現在、風邪(インフルエンザ含む)を引いている」と回答した人は5.5%。さらに「風邪(インフルエンザ含む)にかかったが既に回復した」という声も13.0%を数え、全体の2割近くの人びとが「今シーズン早くも風邪にかかった」ことが明らかとなりました。自由回答の中には「風邪を引いて病院で薬をもらい、服用しましたが、2日後に体中に湿疹ができ、かゆくて(治るのに)1カ月近くかかった。仕事を3日休んだ」(男性60代、千葉県)など、風邪をきっかけに体調不良が長引いたという人もいました。


年代別で「現在、風邪を引いている」「風邪にかかったが既に回復した」という声を見てみると、20代で最も高い30.0%。30代で21.2%、40代で22.7%と20〜40代では20%前後を推移していましたが、50代で16.1%、60代で14.8%と徐々に減少。さらに70代以上では11.8%まで数値が落ち込みました。自由回答の中には「体がだるいと感じたら早めに休み症状を悪化させない」(男性70代、岐阜県)など、シニア層は重症化しやすいこともあるせいか、若い世代よりも日頃の健康管理を重視している様子がうかがえます。一方で、若い世代は仕事や通勤時に不特定多数の人びとと接触する機会や、睡眠不足や不規則な生活を余儀なくされるケースも多く、「今冬、風邪を引いた」という人が目立ちました。

年代別:この冬、風邪を引いた?

SA(単回答)

今年の風邪は「のど」に注視! 「のど痛み・腫れ」「咳」「声枯れ」

2割近くの人びとが「早くも風邪を引いている」ことが判りましたが、今シーズンの風邪の症状はどんな状況でしょうか。風邪を引いている、引いていた人に具体的な症状を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「のどの痛み・扁桃腺が腫れた」(61.0%)でした。「のどに違和感が出て熱が上がり、のどの咽頭部が腫れて声が出にくくなった。夜中にのどの痛み熱が上がると寝られず辛かった」(女性50代、滋賀県)など、のどの痛みと腫れで寝れなかったという声。さらに「今回の風邪は全く声が出なくて、咳も咳き込むと止まらなくなった」(女性50代、神奈川県)など、3位に「咳が止まらなかった」(40.3%)、8 位にも「声が枯れてしまった」(12.6%)など、声が出ずに電話や人とのコミュニケーション、仕事にも影響を与えたという人もいました。特に「咳が止まらない」と体力消耗が激しく、寝不足の原因にもつながり、風邪を長引かせる要因にもなりやすいもの。「のどの痛み」「咳」「声枯れ」と、今年の風邪の症状は「のど」に注意する必要がありそうです。

この冬の風邪の症状は?

1 のどの痛み・扁桃腺が腫れた 61.0%
2 鼻水が止まらなかった 49.1%
3 咳が止まらなかった 40.3%
4 体全体がだるかった 32.3%
5 悪寒を感じた 28.6%
6 頭痛がひどかった 17.7%
7 筋肉痛や肌に痛みを感じた 13.2%
8 声が枯れてしまった 12.6%
9 高熱が出た 12.1%
10 食欲不振に陥った 7.1%

MA(複数回答)/n=462人(風邪を引いた人)


2位は「鼻水が止まらなかった」(49.1%)。「鼻をかむのに、ティッシュ1箱を1日で使ってしまう」(男性50代、福岡県)、「鼻水がずっと出ていて、鼻の奥が痛い」(男性40代、鹿児島県)など、ティッシュが手放せない状況が続いているという声。特に鼻水・鼻詰まりに伴い、口呼吸をせざるを得なくなり、「のどの痛み」を引き起こすケースも少なくなく、「鼻」と「のど」の症状は互いに影響し合っていることがうかがえます。自由回答の中には「鼻の下が擦れて痛くなった」(男性50代、茨城県)など、鼻をかみすぎて「鼻が痛い」という人もいました。


「のど・鼻水・咳」の基本的な風邪の症状が上位に挙げられましたが、続いて4位は「体全体がだるかった」(32.3%)。「37.8℃くらいになると横になって休みたくなる」(女性50代、静岡県)など、倦怠感やひどく、体が全く動かないという声。さらに「悪寒や筋肉関節の痛みがひどい」(男性40代、愛媛県)など、5位に「悪寒を感じた」(28.6%)、6位に「頭痛がひどかった」(17.7%)、7位にも「筋肉痛や肌に痛みを感じた」(13.2%)が続きました。発熱に伴い、悪寒や頭痛、関節・筋肉の痛みが全身を襲い、「立っていることさえ辛い状態に陥った」という声も寄せられました。一方で「腹痛・下痢」(4.1%)や「吐き気・嘔吐」(2.6%)などの症状は、あまり出ていないようです。

「熱があって辛い」と感じる体温は「37.6℃」、7度台までは寝込まずに動ける

「熱があって辛い」と感じる体温は?

SA(単回答)

さて、皆さんが「熱があって辛い」と感じる体温の目安は何度でしょうか。「37.8℃くらいまでは微熱でなんとか身体も動くが、38℃を超えるとさすがに身体が重くなる」(女性20代、東京都)など、「38.0〜38.4℃」と回答した人は30.2%。さらに「37.5〜37.9℃」という声も29.9%を数え、全体の6割以上の人びとが「37.5〜38.4℃」に集中。全回答総数を回答人数で割った「熱があって辛い」と感じる体温の平均は「37.6℃」を示し、この数値前後が日常生活に支障をきたす目安となっていることがうかがえます。自由回答の中には「熱には強い方で38℃程度ではほとんど普段と変わらなく動ける。39℃を超えたくらいからは熱を感じて、だるさを感じるのは39.5℃を超えたくらいから」(男性60代、北海道)など、「39℃以上」で体調不良を感じると回答した人は4.6%。その反面で「もともと低体温なので37℃でも辛い。気持ち的にはやる気あっても37℃越えたら体力面で持たない」(女性30代、青森県)など、「37℃未満」という声も3.9%を占め、少数派ながら熱に強い人、弱い人で「個人差」が大きいことが判ります。

「休める」「休めない」のボーダーは「38.0℃」、家事・育児は休めないママの声も

「熱があって辛い」と感じる体温の平均は「37.6℃」でしたが、では皆さんが「仕事(会社や家事など)を休まざるを得ない」と感じる体温の目安はどのくらいでしょうか。「38.0℃を超えると熱でボーッとしてくるので、物事がスムーズにできなくなる。よって休養を取ることにしている」(男性60代、山口県)など、「38.0〜38.4℃」(辛いと感じる=30.2%、仕事を休む=42.6%)と回答した人が最も多く42.6%。全回答総数を回答人数で割った「仕事を休まざるを得ない」と感じる体温の平均は「38.0℃」を示し、「辛いと感じる体温の平均37.6℃」よりも0.4℃高く、僅かな体温上昇ながら気持ちや体調に与える影響の高さが明らかとなりました。一方で、「37.0〜37.9℃」(辛いと感じる=56.5%、仕事を休む=35.7%)では「仕事を休まざる得ない体温」よりも「辛いと感じる体温」という声が20.8%上回りました。「37℃台ならギリギリ動ける。38℃台になると数字だけで途端にやる気が失せる」(女性40代、兵庫県)など、「38℃未満」では仕事を休むほどではないと思っている人が案外多いことがうかがえます。

「辛いと感じる体温」と「仕事を休む体温」は?

SA(単回答)


また、自由回答の中には「その日の仕事の重要性による。重要な会議を主催する予定がある日なら、39℃でも出かけると思う」(男性60代、埼玉県)など、代わりのきかない仕事では這ってでも出社するという声。さらに「39℃でも家事育児は休めない。1歳児がいる5人家族なので、仕方ないと思い、極力風邪を引かないようにするしかない。今までで(家事を)休んだのは、肺炎で入院した5日間ぐらい…」(女性30代、秋田県)など、風邪で仕事は休めても、家事・育児を休むわけにはいかないという子育てママの声も寄せられました。


そのほか、自由回答の中には「体調不良でお風呂に入れない時は、仕事を休む。お風呂に入れるなら仕事へ行く」(女性30代、大阪府)など、お風呂に入れるか否かで判断するという声。「体温はあまり関係なくて、関節の痛さにより休むかどうか決めている」(男性30代、愛媛県)、「仕事中に喉の痛みで声が出なくなったり、咳が止まらなくなった時は困る。体温よりも頭がボーッとして判断力が低下したら」(女性40代、兵庫県)など、「休める」「休めない」のボーダーラインを体温以外で判断している人もいました。

風邪対策の第一優先は「のど対策」− 外出時はマイク、外出後はうがい

では日ごろ、皆さんは風邪予防や、風邪をひきそうだなと感じたときにどんな対策を行っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「うがい、手洗いの徹底している」(68.0%)でした。「うがい薬で喉の奥、飲み込む寸前の所でうがいを一日5、6回する」(男性40代、長崎県)など、頻繁なうがいでのどや口中の洗浄・消毒を行い、口から入ったウイルスを排出するという声。確かに今シーズンの風邪症状のトップに「のどの痛み・腫れ」が挙げられたことからも、風邪予防は「のど」対策を重視することが第一。うがいの効果は口中に侵入したウイルスの洗浄するほか、のどを刺激して血行促進したり、粘膜の働きを高めたりなど、様々な感染の予防にも役立っているそうです。

実践している風邪予防、または風邪をひきそうだなと感じたときの対策は?

1 うがい、手洗いの徹底している 68.0%
2 外出時はマスクを着用している 44.4%
3 毎日、十分な睡眠時間をとっている 36.8%
4 夜更かしをせず、規則正しい生活習慣を心がけている 31.5%
5 インフルエンザの予防接種を受ける(既に受けた・これから受ける) 28.5%
6 機能性乳酸菌やヨーグルトなどを摂取している 25.3%
7 野菜・オレンジジュースなどでビタミンを摂取している 24.4%
8 特別な用がない限り、人混みは避けている 24.3%
9 熱いお風呂に入って体を温めている 19.6%
10 加湿器を使用している 19.4%

MA(複数回答)/n=2390人


同じく口からのウイルス侵入を防ぐ対策として、2位に「外出時はマスクを着用している」(44.4%)。「外出はマスク着用。特に通勤電車内では必ずしている」(男性60代、千葉県)、「外出時は2、3枚予備を携帯している」(女性60代、埼玉県)など、外出時にマスク、外出後にうがいを忘れないという声。さらに「就寝時はガーゼのマスクをする」(女性50代、山梨県)など、食事、入浴時以外は自宅でもマスクが欠かせないという声も寄せられました。「マスク&うがい」のW対策で、口からのウイルス侵入をガードしている人がとても多いようです。


続いて、3位は「毎日、十分な睡眠時間をとっている」(36.8%)。「睡眠時間も普段から一定にして就寝時間や起床時間を変えない。睡眠時間の確保だけを心がけている」(男性50代、三重県)、「睡眠時間8時間を確保」(男性60代、埼玉県)など、寝不足に伴い体力や免疫力が低下して風邪を引き易くなるため、忙しくても十分な睡眠時間の確保を重視するという声。自由回答の中には「就寝前にホットミルクを飲んで、睡眠の質を上げるようにしている」(男性20代、神奈川県)など、たとえ睡眠時間が短くても、深い眠り、快眠を心掛けて「睡眠の質」を高める人も少なくありませんでした。さらに「生活のリズムを崩さず、規則正しい生活が一番」(女性70代、大阪府)など、4位にも「夜更かしをせず、規則正しい生活習慣を心がけている」(31.5%)が続きました。様々な誘惑が多い現代生活ですが、「十分な睡眠」「規則正しい生活習慣」を実践し、風邪を寄せ付けない健康な体を維持することが、風邪予防の第一歩であることがうかがえます。

「乳酸菌」「ビタミン」「生姜」「ニンニク」など摂取で、風邪に強いカラダ作り

また見逃せないのは、5位「インフルエンザの予防接種を受ける(既に受けた・これから受ける)」(2017年=28.5%、2011年=24.6%)です。「毎年インフルエンザの予防接種を受けていて、ここ数年インフルエンザ(風邪)になっていない」(男性70代、埼玉県)など、本格的な流行に備えて、早めにインフルエンザの予防接種を受けているという声。ちなみに過去同調査との比較によれば、6年前よりも4%近く数値が増加。今年は早くから流行の兆しが出ていたせいか、例年よりも予防摂取を求める声が多いようです。その一方で、全国各地の病院ではワクチン不足が続いているというニュース報道もあり、受けたくても受けられない人がまだ多いのではないでしょうか。そのほか、「蜂蜜入りヨーグルトを毎日食べて、菌活をしている」(女性30代、)など、6位に「機能性乳酸菌やヨーグルトなどを摂取している」(25.3%)、7位に「野菜・オレンジジュースなどでビタミンを摂取している」(24.4%)が続き、乳酸菌やビタミンCを多く摂取して、風邪に強いカラダ作りを行っている人もいました。


ランキング圏外ながら、皆さんから寄せられた自由回答の中には、実際に効果があるか否かは定かではありませんが、ユニークな風邪対策や民間療法も数多く寄せられました。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。「緑茶や紅茶でうがいをしている。また家族が風邪をひいたら、紅茶や緑茶をスプレーに入れて 部屋の中でシュシュして除菌する」(女性40代、奈良県)、「毎日一度、必ずわさびを食べている。殺菌作用があるからかわかりませんが、風邪を引くのは10年に一度くらい」(女性50代)など、食品の殺菌効果を活用して予防に努めているという声。「風邪を引きかけたら、ホットカルピスに生姜を入れたものや生姜入り甘酒を飲んで、早めに寝る」(女性40代、大阪府)、「ニンニクたっぷりのラーメンを山盛り食べる」(男性20代、大阪府)など、体を温める効果がある「生姜」や「ニンニク」等をたっぷりと食べてスタミナを付けるという人もいました。


今回は「風邪」をテーマに、皆さんのご意見を聞いてきました。「現在、風邪(インフルエンザ含む)を引いている」「風邪(インフルエンザ含む)にかかったが既に回復した」という声は全体の2割近く。12月初旬とはいえ、この冬早くも多くの人びとが風邪を引いていることが明らかとなりました。今シーズンの主な症状は「のどの傷み・腫れ」「咳」を挙げる声が多く、「のど風邪」がメインであることがうかがえます。外出時のマスク着用、外出後のうがいは心掛けたいものです。では発熱した場合はどうでしょうか。今回の調査結果によれば、皆さんが「(熱を出して)仕事(会社・家事)を休む体温」の平均は「38℃」。どんなに体調が悪くても「37℃台までは気力で働いている」という人が結構多く、「休める」「休めない」のボーダーラインは「38℃」が目安となっていることがうかがえます。確かにひと昔前までは、仕事に対する責任として這ってでも会社に行くのがサラリーマンやOLの美徳のようなところがありましたが、最近では、むしろ同僚や周囲に風邪をうつさないため、早めの休みを促す企業も増えているのではないでしょうか。昨今、「働き方改革」が叫ばれていますが、生産性向上のためにも「健康に対する意識改革」をもっと進めていく必要があるのかもしれません。「38℃」まで我慢というのは、かなりしんどいですよね。



「毎週アンケート」終了のお知らせ

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2003年9月10日に第1回アンケートを開始してから15年間にわたって実施してきました「毎週アンケ−ト」は、今回をもって終了させていただきます。 毎週、皆さまからのご協力を得てアンケートを積み重ね、今までに計682回ものレポートを発表して参りました。皆さまの暮らしに少しでもお役立ていただけ、楽しんでいただけていたなら幸いでございます。
長い間、ご協力ご愛読いただきました皆様に厚く感謝申し上げます。

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抽選で30名様
アサヒスーパードライ
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賞品発送は2018年7月中旬頃を予定しております。
※都合により賞品の発送が多少遅れる場合もございますので、あらかじめご了承願います。
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