毎週アンケート

【第53回】アンケート結果:2004年9月22日〜9月28日

我が家のエコ対策は?
もっとも重視しているエコ対策は?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,952人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2004年9月22日〜9月28日
我が家のエコ対策は?
地球温暖化、異常気象、オゾン層の破壊・・・と、地球環境の変化は、私たち人類の存続の関わる大きな問題となっています。こうした事態を招いた最大の理由は、産業革命以降にもたらされた科学技術の発達かもしれません。生活環境がより便利に豊かになるのに反比例し、そのツケが地球に回っていると言わざるを得ないでしょう。そこで今回は、皆さんに家庭内におけるエコ対策についてお尋ねしました。

まず、家庭内で最も重視されているエコ対策とは何でしょうか?「節電はこまめに消灯・コンセントを抜くなど、いつも気にかけている。今、地球環境のことを考えておかないと取り返しがつかないのでは・・・と、危機感を覚える」(男性50代)などCO2(二酸化炭素)の排出による地球環境の変化を懸念し、実に全体の半数以上の方が「節電・省エネ」(53%)に積極的に取り組んでいることが分かりました。また「再利用(リサイクル)」と回答した方が14.5%、「家庭ごみ・大型ごみの処分」という方が12.4%と、「ゴミ問題」への関心の高さも同時にうかがえました。

■あなたの家庭で実践していることは?
 
1 空き缶・空きびん・古新聞などのリサイクル
83.6%
2 燃えるゴミ、燃えないゴミの分別
83.4%
3 照明やテレビをマメに消す
66.3%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する
54.1%
5 水道、シャワーをこまめに止める
51.8%
6 再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入
43.2%
7 洗濯物のまとめ洗いをしている
35.1%
8 季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない
34.2%
9 省電力タイプの電化製品を使っている
33.0%
10 スーパー、コンビニの袋は断り、マイバッグを持参
31.7%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんは、日常生活の中で具体的にどんな対策を講じているのでしょうか?対策の1位は、「空き缶・空きびん・古新聞などのリサイクル」(83.6%)でした。「新聞紙、雑誌、アルミ缶、ボール紙、古着、紙パックを分別回収するボランティア活動に参加している。名古屋市ではこの他、紙製容器包装、プラスチック製容器包装、スチール缶の分別回収も行っている」(男性60代)、「空き缶は、子供の学校で収集し、古新聞と雑誌は地元の中学で年2回回収している。家が片付く上に、さらに売上金が学校(子供)のために使用されるので良いことだと思う」(女性30代)など、行政で厳しく義務化している地域も多いせいか、ごく当然のこととして実践している方が多いようです。

さらに2位にも、1位の「空き缶・空きびん・古新聞などのリサイクル」の過程と連携した「燃えるゴミ、燃えないゴミの分別」(83.4%)があげられました。「ごみの分別およびスーパーなどで回収しているトレーやペットボトル等を集めて出すようにしている」(女性40代)、「ごみの分別が特に大事だと思う。必ずペットボトルはふたをとって洗って、ラベルをはがしている」(男性30代)など、より細分化される「ごみの分別回収」に奮闘努力しているという声が多数寄せられ、「使い捨て」に慣れてしまっていた私たち消費者の意識が、少しずつ変わり始めていることがうかがえます。

また同時に、「やはり企業の努力もしてほしい。ゴミにならない容器やキャップを外しやすくして欲しい。リサイクルで怪我しそう・・・」(女性40代)など、再利用・再資源化には製品を生産するメーカー(企業)の協力があってこそ成り立つという意見も多数寄せられました。今や企業は単なる利益追求だけではなく、消費者とともに生きる「企業市民」として、製造段階からごみの発生を予防する方策や、資源が循環するシステムの構築が問われ始めていることを実感します。

続いて3位は、「照明やテレビをマメに消す」(66.3%)でした。「とにかくマメに電気を消すのが習慣。家族は電気などをつけっぱなしにすることが多く、私が消して回っている」(女性30代)、「節電タップ導入による待機電力の抑制。また白熱灯を蛍光灯に換え、電気代の4割カットを達成した」(男性40代)など、電化製品を利用しない時は待機電力削減のため、主電源を切るか、コンセントからプラグを抜いているご家庭も少なくないようです。事実、待機電力は、家庭で使用する電力全体の10%以上を占めており、こうした地道な行動は「エコ」になるばかりでなく、結果的に「電気代の節約」にもなる家計に大変優しい対策と言えます。

また、主婦から寄せられたコメントの中には、「きっとどの家庭も主婦は気にしているけど、旦那さんの協力が得られてないのではないかと思う。特に夏場のエアコンは自分だけなら我慢して扇風機で過ごすけど、旦那はすぐエアコンを入れたがる・・・」(女性20代)など、家庭内のエコ対策を奥さんに任せっきりにしている旦那さんが多いという回答が案外目立ちました。そこで次に、男女のエコ対策への意識の違いを見てみましょう。

男女別:あなたの家庭で実践していることは?

MA(複数回答)/n(総回答数)

総回答数に占める比率を性別で見ていきますと、「ごみ分別」「リサイクル」に関しては男性が女性よりも高い数値を示しています。こうした背景には、「ゴミの分別ぐらいしかやっていない。妻がいろいろとやっているみたい・・・」(男性40代)の声に代表されるように、普段忙しく、家にいる機会が少ないサラリーマンにとっては、「ごみ分別」「リサイクル」など必要最低限の対策に協力するのが手一杯ということをなのかもしれません。

その一方で、女性のエコに対する意識は多岐に渡り、特に6位の「再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入」、7位の「洗濯物のまとめ洗いをしている」、10位の「スーパー、コンビニの袋は断り、マイバッグを持参」など、日常生活に密着した消耗品・日用品の買い物等は、特に女性の比率が目立ちました。「スーパーの袋はたまると置き場に困るし、マイバッグを持参すれば、スタンプカードを押してくれて、20個たまると100円キャッシュバックしてくれる店も多くある」(女性30代)、「食品のトレーなど資源として再利用できるものは、きれいに洗ってスーパーやコンビ二の回収箱に入れるようにしている」など、近所のスーパーマーケットのサービスを上手に活用しながら、エコを楽しみながら実践している主婦の姿を垣間見られる意見も多く寄せられました。

今回のアンケートをこうして見てくると、多くの皆さんが日常生活の中で、「エコロジー」に繋がる何らかの行動を起こしていることが分かりました。1991年にバブル崩壊を迎え、経済不況、リストラなど様々な社会問題を引き起こした一方で、私たちは「節約」という工夫と知恵を身につけたのかもしれません。そして、それはいつしか「節約」から「エコ」へ私たちの意識に変化をもたらしました。もちろん「エコ」も賛否両論で、リサイクルコスト、国民の負担増加など様々な問題を抱えていることも確かです。とはいえ、このように地球環境に不安を抱き、エコ対策に1人1人が興味・関心を持つ事が大きなパワーになるのではないでしょうか。未来の私たちの子供たち、子孫のためにもより良い環境を保ちたいものです。最後に、皆さんから寄せられた「我が家のエコ対策」をいくつかご紹介します。

女性30代我が家は西日がきついので、夏は遮光カーテンに変えた。コレだけで節電にぐっと違いが出た♪

男性40代なるべく車に乗らないで自転車を利用している。健康にも良いし、いつも見落としている景色やお店を発見できて楽しい。

男性30代うちでは風呂の残り湯を洗濯に利用するだけでなく、ペットボトルに入れてトイレの水に使っている。これだと、洗濯した後に残った風呂の水を全部使え、かつ水道料金も安くなる。

女性20代冷蔵庫は、冷気の通りを良くするために余裕を持たせている。前面にカーテンをつけ、開け閉めによって冷気が逃げないようにし、設定温度は夏以外少し高め。ただ、数年前の冷蔵庫なので、いくらやっても最近の省エネタイプの冷蔵庫にはかなわないような・・・。

男性60代節電に特に配慮している。クーラーは殆ど使用しないように扇風機などで我慢。太陽温水器を使用しているので、夏は追い炊きをする事はゼロ。冬でも、少しの追い炊きで済んでいる。

男性50代お風呂の残り湯を洗濯や庭(家庭菜園)の水に利用している。現時点ではなく、将来・次世代のことを考えるともっと先に目を向けた生き方が必要だと思う。

女性30代今年から家庭菜園をやるようになって、お米のとぎ汁はペットボトルにとっておいて、野菜にまくようにした。生ゴミも大きな穴を掘って肥料にした。生ゴミは随分ゴミに出すのが減った。

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