毎週アンケート

【第77回】アンケート結果:2005年3月16日〜3月22日

最近の公衆マナー気になりますか?
最近の公衆マナーをどう感じる?  
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※SA(単回答)

■あなたが気になる公衆マナーは?
 
1 街などにタバコ、空き缶やゴミをポイ捨てする
77.2%
2 歩きタバコ
64.0%
3 犬の汚物を拾わない飼い主
63.7%
4 交通ルールの無視・路上駐車
61.7%
5 電車・バス車中における携帯電話の使用
59.9%
6 子供の行動やしつけ
57.4%
7 場所をわきまえない喫煙
55.0%
8 道路へガム、タンやツバを吐く
53.2%
9 公園、行楽地で出したゴミを持ち帰らない
50.7%
10 他人のことを考えない自転車の駐車
46.4%
 
調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)2,036人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年3月16日〜3月22日
最近の公衆マナー気になりますか?

前回の「花見」に関するアンケートを実施したところ、皆さんから寄せられた自由回答の中で思いがけず目立ったのが、「花見」が生むゴミ問題でした。ビニールシート、空き缶、つまみの入っていたプラスチックのトレイ・・・等、まさに「強者どもの夢の跡」とも言うべきか、公園がゴミの山と化している光景を目の当りにしたことのある人も少なくはないでしょう。環境や公衆道徳が重要され始めているここ最近、以前に比べて皆さんの意識に変化が現れているのでしょうか?それとも、周りがあまりに過敏に反応しすぎているだけなのでしょうか?そこで今回は、公衆マナーについて皆さんに率直なご意見をお尋ねしました。

6割以上が公衆マナーの悪化を問題視!

まず皆さんは、ここ最近の「公衆マナー」をどう感じているのでしょうか?「老若男女問わず、マナーの低下が著しい。『精神年齢子供』が多すぎる」(男性30代)など、「非常に悪くなったように感じる」と回答した方が29.5%、「やや悪くなったように感じる」という方が31.2%と、全体の6割以上の方が以前よりも問題が深刻化していると感じていることが明らかとなりました。さらに「私の見ている限りですが余り変わったとは思えません。相変わらずの喫煙マナーやらゴミのポイ捨ては目に余る」(男性50代)など、良くも悪くも「以前とあまり変わっていないように感じる」という声も約3割を数えました。一方、「非常に良くなったように感じる」という方が0.5%、「やや良くなったように感じる」という方が7.3%と、以前より改善が見られると実感しているのは僅か7.8%に留まりました。

76%が無神経なポイ捨てに怒り心頭

では、皆さんが日頃不快を感じている「公衆マナー」とは一体何でしょうか?堂々のナンバー1は、「街などにタバコ、空き缶やゴミをポイ捨てする」(77.2%)でした。「自分は車に乗ることが多いのですが、中央分離帯のグリーンベルトなどにごみの投げ捨てが多く、いやになりますね」(男性30代)、「近くにゴミ箱があるのにポイ捨てする人の気が知れない!!」(女性20代)など、無神経にポイ捨てされた公道のゴミを見て不快を感じるという声が多数寄せられ、一向に改善されない現状に「法の整備」が必要と考えている方も少なくないようです。

いまだルール化が定かでない、公道における喫煙マナー

2位は「歩きタバコ」(64%)でした。「吸わない人には煙を吸わせて欲しくない」(女性30代)、「歩きタバコにはホトホト困っている。駅のホームや公衆の場所でも限られたスペースしかないからかもしれないが、歩きタバコの匂いや煙、火のついたところが触れるおそれがあると思うとぞっとする」(男性40代)など、飲食店やオフィスなど様々な場所で分煙化が進む一方、公道における喫煙はまだまだルールが定かでないのも確かです。ここ最近では、条例で罰金制度などを設けている地域も次第に増えているようですが、法律化しないとマナーが向上しないというのもなんとも寂しい限りです。

ペットブームに伴い、心無い飼い主急増

続いて3位にも「犬の汚物を拾わない飼い主」(63.7%)が挙げられ、1位、2位同様に「路上」における公衆マナーを問題視する声が上位を占めました。「会社に行こうと朝家を出たら、思いっきり家の前に犬のフンが...散歩させるのはいいけど、責任もって持って帰ってほしい(怒)」(女性20代)、「近所はお屋敷街なのに、道は『ウ〇チロード』と呼ばれている。防犯のためにセコムと大型犬を飼っている家がほとんどのようですが、始末はされないようで、特に朝は道の端っこは歩けません・・・。気位は高いのにマナーがなってない!」(女性30代)など、昨今のペットブームで犬や猫を飼っているご家庭が増えているそうですが、それに伴い、同時に飼い主のモラル向上も求められ始めているようです。中には「うちでも犬を飼っていますが、散歩の途中でよく汚物を見かける。同じ飼い主として恥ずかしいし、疑われるのもちょっと困る」(女性40代)など、一部の心無い飼い主がいるばかりに、飼い主全体が同じように白い目で見られるのは大変迷惑であり、肩身が狭いという声も寄せられました。

20、30代は「歩きタバコ」、年齢が増すに連れ「携帯電話」に不快感!

次に世代による違いを見てみることにしましょう。20、30代に目立ったのが全体2位の「歩きタバコ」でした。「以前、夫が歩いている途中に反対側から歩いてきた人のタバコの火に手をかすられました。一瞬熱い!と思ったそうですが、これが仮に子供の目に入ったら・・・と思うとぞっとする」(女性20代)など、小さなお子さんを持つお父さん、お母さんたちが多い世代のせいか、街を歩くのも気が気でないという声が多数寄せられました。一方、世代が高くなるとともに目立つ回答が、全体5位の「電車・バス車中における携帯電話の使用」でした。「携帯電話の普及でしかたがないとは思うのですが、何でも場所柄をわきまえない人が増えて、羞恥心がなくなっているような気がする」(女性40代)など、車中であろうと全く気にしない大声のお喋り、携帯電話と睨めっこしながら打つメール、マナーモードになっていない着信音・・・等々、世代が高くなるに連れこうした社会現象に戸惑いと不快を感じずにいられない方も少なくないようです。携帯電話の急速な普及に、ルールの取り決めや環境の整備が十分に追いついていないというのが正直なところでしょう。

世代別:不快な公衆マナー

※MA(複数回答)/(総回答数)

逆ギレが怖くて、見て見ぬふりをする!?

公衆マナーの悪い人を見た時、どうする?

※SA(単回答)

さて、既に上で述べてきたような公衆マナーの悪い人を目の当たりにした時、皆さんは一体どんな行動をとっているのでしょうか?「直接に注意をしないものの、不快であることをアピールする」と回答した方が54.3%と半数以上を占め、また「注意して逆ギレされると怖い、ドラッグや凶器等氾濫しているから、見て見ぬふりが一番。変な正義感が命取りになるかも?」(男性50代)などの理由から、「見て見ぬふりをする」という方も32.8%おり、不快を感じながらも実に9割近くの方が直接的な行動に至れていないことがうかがえます。その反面、「直接、注意する」(5.1%)、「係りの人、お巡りさんに苦情を訴える」(4.3%)という方は僅か9.4%に留まりました。些細な原因が元となり、事件や事故が起こりうる今日、公衆マナーの改善には、個人の力だけではなく行政や企業の積極的な関与が必要なのかもしれません。

今回のアンケートを振り返ってみると、全体の約6割もの人たちが昨今の「公衆マナー」に対し、非常に悲観的な見方をしていることが明らかとなりました。かつての日本人は、「人の気持ちを思いやれる心」を美徳と感じていましたが、いつの日からか、自分がしなくても誰かがするだろう、今が良ければ将来のことは考えない、そんな無責任な人々が増えているのは悲しいものです。こうした要因には「信号で停車中に灰皿にたまった吸い殻を路上に捨てたり、トラック運転手が赤信号で進入したり、子どもの手本となるべき大人のマナーの悪さにはあきれる」(男性40代)など、模範となる大人が少なくなってきているというのも問題のようです。まずは我が身を振り返り、1人1人が社会を担う責任者としての自覚をもつことが必要であると、改めて強く実感する今回のアンケート結果でした。

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