毎週アンケート

【第88回】アンケート結果:2005年6月8日〜6月14日

あなたが好きなラーメンは?
どのくらいの頻度でラーメンを食べる?  
イメージ
写真
写真

※SA(単回答)

好きなだしは?

※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)8,879人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年6月8日〜6月14日
あなたが好きなラーメンは?

「行列ができるラーメン屋」「全国ラーメンランキング」など、ラーメン店に関する記事や番組は人気が高いことからもわかるように、日本人は大のラーメン好き。もはや日本を代表する「国民食」といっても言い過ぎではありません。こうした話題に触れるだけで、なぜか急に口がラーメンを恋しくなり、思わず「ラーメン食べたいなよ〜」なんて呟いている方もいらっしゃるのでは。そこで今回は、私たちを魅了して止まない「ラーメンの魅力」についてお尋ねしました。

約6割が「週1」でラーメンを食べている

皆さんはどのくらいの頻度でラーメンを食べているのでしょうか。「友人やネットやタウン誌で情報を集め、最低でも週1回はラーメンを食べないとストレスが溜まる」(女性40代 福岡)など、「週1回以上」(58.6%)はラーメンを食するという回答が全体の約6割を占め、日本人のラーメン好きを改めて実感させられる結果となりました。中には「ラーメンは主食。ラーメン屋に行けなくても、インスタントラーメンを毎日食べている」(男性40代 岡山)など、「ほぼ毎日」(1%)食しているというラーメンなくして生きられない麺喰いもいました。その一方、「ほとんど食べない」という声は僅か0.9%にとどまりました。

ラーメンの2大だし「鶏ガラ系」=東日本、「とんこつ系」=西日本

皆さんが好きなラーメンの味についても見てみましょう。人気「ラーメンだし」の1位は「鶏ガラ系」(39.5%)、続いて2位はトップと僅差で「とんこつ系」(37.1%)が挙げられ、この2つが全体の約7割強を占める人気2大「ラーメンだし」となっていることが明らかとなりました。こうした好みは地域によっても違いがあり、鶏ガラ系はラーメン王国として名高い北海道(51.5%)を筆頭に東北(46.4%)、信越(44.4%)で人気が高く、一方、とんこつ系は「九州」(77%)で圧倒的、次いで「中国」(48.2%)、「沖縄」(45.8%)と西日本での人気の高さが目立ちました。また「近畿」(鶏ガラ系=39.8% とんこつ系=42.1%)、「四国」(鶏ガラ系=38.6% とんこつ系=43.2%)はちょうどその中間に位置し、鶏ガラ系だしととんこつ系だしが均衡していることがうかがえます。

地域別:鶏ガラ系ととんこつ系の比較

SA(単回答)

東から西へ、「味噌」→「醤油」→「とんこつ」と麺ロードが続く

主要地域:スープの味比較

※SA(単回答)

では、ラーメンの味は地域によって違いがあるのでしょうか。東西に長く伸びる日本列島の東、北海道では地元生まれのメニュー「味噌味」(36%)に人気が集まり、関東、近畿では「シンプルな醤油ラーメンが大好き。醤油くさいぐらいが一番美味しい」(女性30代 栃木県)など、「醤油味」(関東=43.5%、近畿=42.3%)が断トツ人気でした。さらに西の九州では「博多の人間は99%とんこつ。醤油や塩はなにか物足りないと感じる」(男性40代 福岡)など、とんこつ醤油味やとんこつ味噌味よりも、シンプルな乳白色の「とんこつ味」(63.6%)を推す声が目立ち、東から西へ「味噌」「醤油」「とんこつ」とラーメンの好みにも違いがみられました。ちなみに人気の「だし+味」の組み合わせは、1位「鶏ガラ系醤油味」(21.7%)、2位「とんこつ味」(19.5%)、3位「鶏ガラ系塩味」(9%)でした。

ラーメン店の力量はかる「チャーシュー」の実力

■ラーメンに欠かせない
トッピング(メニュー)は?

 
1   チャーシュー   50.1%
2   ネギ   47.2%
3   餃子   36.9%
4   メンマ(しなちく)   30.7%
5   もやし   16.5%
6   味玉・燻玉   15.6%
7   チャーハン   11.8%
8   ニンニク   10.9%
9   白いご飯   8.9%
10   のり   7.8%
 

※MA(複数回答)/n(有効回答数)

ラーメンの注文の際に、欠かせないトッピングとは何でしょうか。人気の1位は「チャーシュー」(50.1%)でした。「チャーシューが美味しくなかったら、かなり残念な気持ちになる」(女性30代 兵庫)、「チャーシューにどれだけ手間と時間をかけたかで、その店の味がわかる」(男性70代 京都)など、チャーシューへのこだわり度合いこそ、そのお店の力量を計るバロメーターという回答が意外に多く、だし、スープの味や麺に続き、評価が分かれるポイントとなっていることがうかがえます。またトッピングではありませんが、欠かせないメニュー3位は「餃子」(36.9%)。「ラーメンはもちろんだが、餃子、チャーハンが美味しくないといけない」(男性40代 愛知)など、ラーメンと言えば餃子、もともと中華料理のメニューの1つとして派生したラーメンだけに「ラーメン&餃子」「ラーメン&チャーハン」との相性の良さは当然かもしれません。餃子をつまみにビールを飲みながら、ラーメンを待つこの時間が至福という方もきっと少なくはないでしょう。

初注文は「好きなものから食べる派」?それとも「シンプルな醤油ラーメン派」?

さて初めて訪れたラーメン店で、一体どのようにメニューを決めているのでしょうか。「ラーメンの美味い不味いは、各々の好き嫌いでしかないので、あまり眉間にしわを寄せないで好きなものを食べる方が良い」(男性20代 千葉)など、お店のオススメが何であれ「自分の好きなものを注文する」(38.3%)という方が意外に多いようです。続いて2位は「シンプルに醤油ラーメンを注文する」(31.8%)。「初めての店は一番シンプルなラーメンを頼む。そうすれば、その店のスープの味が分かる。最近はトッピングで味をごまかす店が多いので・・・」(男性50代 岡山)など、まずだしの味がよく分かる「醤油味」を試し、これが合格点なら他のメニューもそう悪くはないだろうと、再来店するか否かを判断する基準メニューとしている方も少なくありませんでした。

■はじめてのお店で注文するメニューは?

 
1   メニューを見て、自分の好きなものを注文する   38.3%
2   まずはシンプルに醤油ラーメン   31.8%
3   店内に貼ってあるオススメPOPやメニューを見て注文する   31.7%
4   訪問前に調査したそのお店のオススメ、自慢メニューを注文する   11.7%
5   ダシの旨み、お店の技量をはかる塩ラーメン   11.2%
 

※MA(複数回答)/n(有効回答数)

美味しいラーメンはタクシー運転手か、上司に聞け!

また他にも美味しいラーメン店を見分けるコツが多数寄せられました。「地元のタクシーの運転手などがよく行く店をポイントに、美味しいラーメン屋さんを探す」(男性30代 秋田)、「トラックがたくさん停まっている店」(男性60代 佐賀)など、街の情報に詳しい地元ドライバー客が多い店。「見かけより私は味だと思う。うす暗く、ちょっと汚い店こそ、おいしい店がある」(男性40代 静岡)、「なぜか外観が汚い中華屋っぽい所のラーメンがうまい」(男性30代 神奈川)など、意外にも暖簾や外観が汚れているお店。さらに女性からは「年配の男性に聞くとハズレがない」(女性30代 広島)、「サラリーマン(おやじ)の集まるお店。飲んだらラーメン!」(女性40代 千葉)など、40代、50代のサラリーマンに聞けば間違いないという声も寄せられ、美味しいラーメン店発見の極意はテレビや情報誌ばかりでもなさそうです。

庶民の味から高級志向へ・・・?

ラーメンブームが隆盛なここ最近、以前と比べ「ラーメン」「ラーメン店」には、何か新しい変化が生まれているのでしょうか。皆さんが、最近のラーメンに感じる率直な意見を見てみましょう。最も多かったのは「値段が高い」(34.8%)という嘆きの声です。「最近、ラーメンも高級食になってきたなあと思う。値段も800円は当たり前!ちょっとトッピングすれば1,000円越えるなんて信じられない。ラーメンって、そんな気合入れる食い物なのだろうか?」(男性30代 埼玉)など、もともと庶民のグルメであったラーメンが、ブームとともに高級化し始めていることに不満を持つ方が大変多いことがうかがえます。

■■最近「ラーメン」、「ラーメン屋さん」に感じることは?

 
1   値段が高い   34.8%
2   以前よりも研究しているお店が増え、レベルが高くなっている   30.6%
3   昔ながらの懐かしいラーメンの味がなく、寂しい。   27.4%
4   とても多くの種類があり、いろいろと凝ったものが増えた   26.5%
5   こってり味が多く、食べているうちに飽きる   20.6%
6   行列に並んで待たさせるのが耐えられない   17.1%
7   正直、美味しいラーメン店が減った   15.1%
8   お店の特徴や個性がなくなっている(どこで食べても同じ)   13.8%
9   お洒落なお店が増え、気軽に入りやすくなった。   13.2%
10   以前よりもサイドメニューのバラエティが増えて楽しみ   11.0%
 

※MA(複数回答)/n(有効回答数)

シンプル・イズ・ベスト、考えすぎは味を余計に複雑化する!?

続いて2位に「以前よりも研究しているお店が増え、レベルが高くなっている」(30.6%)という回答が多数寄せられた一方で、3位には「昔ながらの懐かしいラーメンの味がなく、寂しい」(27.4%)という声も目立ちました。「昔の支那そばがもう一度食べたい、鉄人、匠、名人いろいろ能書きは沢山あるが、独りよがりが多すぎてあっさりしたそばが食べたい」(男性70代 茨城)、「こだわりも良いけど、もっと気楽に食べられるのがラーメン。最近は、考えすぎで余計なことをしすぎて、ラーメンじゃ無くなっているような気がする」(男性50代 東京)など、味へのこだわりがかえって味を複雑にし、シンプルさを失っているのではないかという厳しい意見も多く、かつての「中華そば」や「チャルメラ」の味を懐かしむ方もいました。

今回はラーメンについて皆さんに様々なお話を伺ってきました。全体の約6割が「週1回以上」食するというラーメンは、まさに日本を代表するグルメと言えるでしょう。皆さんから寄せられた声の中にも、「子供の頃、親によく連れて行ってもらった食堂のラーメンの味が未だに忘れられず、今でもその味を求め色々なラーメン屋に通っている」(男性30代 北海道)、「昔は貧乏でインスタントラーメンしか食べられず、店舗で食べたのは社会人になって自分で給料を稼いでから。最初に食べたお店がバラック造りの小汚いお店だったが、味は本物で今でもその美味しさを味覚が憶えている」(男性40代)など、「子供の頃・・・」「昔・・・」と初めて食べたラーメン、家族と食べたラーメンや、貧しかった学生時代のラーメンの思い出・・・等々、その当時食べたラーメンの味と思い出を重ね合わせるものが多数あり、ラーメンが庶民の味として愛され続けられている背景を改めて実感させられました。とはいえ、ここ最近では高級食材をふんだんに使用した高級ラーメン店も増え、「安くて」「美味しい」という庶民的な気軽さが失われつつあるのも確かなようです。多様化するラーメン文化は今後、どのように進化していくのでしょうか。

このページの上部へ
お客様生活文化研究所