毎週アンケート

【第90回】アンケート結果:2005年6月22日〜6月28日

ビールを美味しく飲む方法は?
■ビールの好きな点は?
 
1 のど越しの良さ 71.2%
2 キレ(後味のさっぱりさ) 46.6%
3 苦み 37.0%
4 コク(濃い深みのあるうま味) 31.1%
5 シュワと喉を刺激する炭酸 29.1%
6 丁度良いアルコール度数 27.1%
7 ビールの持つ雰囲気 16.7%
8 香り 12.4%
9 口に触れるクリーミーな泡立ち 10.7%
10 鮮度 10.5%
 
 
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※MA(複数回答)/n(有効回答数)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)7,897人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年6月22日〜6月28日
ビールを美味しく飲む方法は?

冷たいビールが美味しい季節がいよいよやってきました。普段はビール派ではないのに、夏場になるとビールを飲む機会が必然的に増える方もきっと多いのでは・・・。さて、ビールの魅力といえば、一般的に「コク」「キレ」「苦み」「香り」と言われますが、皆さんはどのような点に心惹かれるのでしょうか。そこで今回は、皆さんにビールの旨さが一体何なのか、その決め手についてお尋ねしました。

ビールの醍醐味は「のど越しの良さ」

まず、皆さんは「ビール」のどのような点が好きなのでしょうか。ダントツの1位は「のど越しの良さ」(71.2%)でした。「ググッと、のどに吸い込まれるように入っていく・・・」(女性30代)、「『ゴクゴクゴク』とグラス半分以上一気にのどに通す。これが『うまい!』と感じる最高の飲み方!」(男性50代)など、一般的に「ビールはのどで味合うもの」と言われる様に、乾いたのどにスッと通過する「ビール」の清涼感が堪らないという声が多数寄せられました。ほどよく冷えた一口目のビールに、思わず「あぁ〜」と声が出でしまう方もきっと少なくはないのでは・・・。

ビールに求められる、口中に広がる「爽快感」と「スッキリ感」

続いて2位は「キレ」(46.6%)。「ビールは、キレが全てだと思う。美味しくないと、後味がさっぱりすることなどありえないから」(男性40代)、「苦過ぎず、キレの有るスッキリしたのど越しのビール! スポーツの後、冷えたビールを好きなビアグラスに注いで飲む」(女性30代)など、ビールの「キレ」、いわゆる後味のサッパリさ、スッキリ感を重視する方が大変多いことがうかがえます。1位の「のど越し」同様に、ビールに求められるのは、いわゆる「酸味」「甘味」「辛味」「苦み」「塩味」の味覚以上に、口中に与える爽快感や体全体で感じる心地良さなど五感を楽しませてくれる点にあるのかもしれません。

男性は「苦み」「コク」を重視、女性は「シュワシュワ感」を楽しむ

次に性別で見てみましょう。男性の3位に「苦み」(男性=42.1%、女性=31.1%)、4位に「コク」(男性=34.2%、女性=27.4%)が挙げられているのが特徴です。「コクと苦み失くしてビールは語れないと思う。飲み易さや機能性に重点を置いた商品は満足感が薄い」(男性30代)、「飲みごたえがあるコクがあって濃厚なビール。残業や運動後など、これからの蒸し暑い夜に飲むのは最高.」(男性40代)など、「のど越し」「キレ」に続いて男性に求められるのは「苦み」「コク」といったビールのクセや個性のようです。一方、女性は「苦いのは嫌いなので、クリーミーなタイプが良い」(女性40代)など「苦み」が苦手という声も少なくなく、女性3位には「シュワと喉を刺激する炭酸」(女性=32.6%、男性=26%)が挙げられました。「喉をシュワシュワッと通り過ぎていく。炭酸ジュースでは甘ったるいのが喉に残るけど、ビールは喉の中を洗い流してくれる感じ・・・」(女性20代)など、泡が弾けるビールのシュワシュワ感を楽しんでいる女性が案外多いことがうかがえます。

男性:ビールの好きな点は?

1 のど越しの良さ 72.3%
2 キレ(後味のさっぱりさ) 46.8%
3 苦み 42.1%
4 コク(濃い深みのあるうま味) 34.2%
5 丁度良いアルコール度数 26.1%

女性:ビールの好きな点は?

1 のど越しの良さ 70.0%
2 キレ(後味のさっぱりさ) 46.3%
3 シュワと喉を刺激する炭酸 32.6%
4 苦み 31.1%
5 丁度良いアルコール度数 28.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ビールの味の決め手は「水」、年齢とともに「ホップ」へのこだわり増す

ビールの味の決め手は?

※SA(単回答)

ここまでビールの好みについて伺ってきましたが、ビールの味の決め手となる原材料についてはどうでしょうか。皆さんが重視する原材料の1位は「水」(34.6%)でした。ビール原材料の9割近くを「水」が占めることを考えれば、ビールの味を左右する大きな要因の1つであることに間違いはありません。無色透明、無味無臭で水質基準をクリアしていることはもちろん、ビールを醸造するのに適したミネラル成分が含まれていることも重要です。中には「一日の疲れを癒す命の水」(女性40代)と、ビールを「命の水」と表現している方もいました。

世代別:ビールの味の決め手は?

※SA(単回答)

また世代でもビール原材料へのこだわりは異なるようで、20代、30代の回答で圧倒的であった原材料1位「水」、2位「麦芽」が、年齢が増すに連れて「ホップ」支持へと置き換わっています。クワ科の植物である「ホップ」の主な役割は、「苦み」「香り」「泡立ち」をビールに与え、麦がビールへと変身する工程で決して欠かすことのできない原材料と言えます。特に「美味しいビールはホップの苦さが利いて、のど越しの良いもの」(男性50代)など、年齢と共に「ホップ」の「苦み」や「香り」に恋して止まない愛飲者が増える傾向があるようです。

美味しいビールを飲むため、グラス冷やしは怠らない

では日頃、皆さんは家庭でビールを美味しく飲むために、どんな努力や工夫を行っているのでしょうか。最も多かった回答は「あらかじめグラスを冷蔵庫で冷やす」(44.2%)でした。「主人がお風呂に入ったら、すぐにグラスを二つ冷やす」(女性40代)、「適度なストレッチやランニングをした後、冷凍庫で冷やしたグラスにビールを注ぎ飲むのが最高」(男性30代)など、美味しくビールを飲む事前準備として、あらかじめグラスを冷蔵庫や冷凍庫へ入れて置くという声が多数寄せられました。

■ビールを美味しく飲むための工夫は?

 
1 あらかじめグラスを冷蔵庫で冷やす   44.2%
2 泡とビールのバランス比を考えながら、グラスへ注ぐ   34.5%
3 ビールに合うつまみや肴を必ず一品用意する   33.9%
4 とにかくキンキンに冷やす   22.5%
5 マイ・ビアマグカップやジョッキなど、器に凝る   21.5%
6 ビールを飲む数時間前から、水分、ご飯を控えお腹を空かせる   20.4%
7 グラスへの継ぎ足しはしない   19.1%
8 とにかく風呂から上がるまで我慢する   18.6%
9 筋トレやジョギングなど、ひと汗かいた後に飲む   9.7%
10 鮮度を保つため、買い置きはしない   9.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

また、同様にランキング4位にも「とにかくキンキンに冷やす」(22.5%)が挙げられ、「冷たいビール」へこだわる方が大変多いことがうかがえます。実際は、ビールの保管温度は、あまり低すぎてもビールの水分が凍結して味のバランスを崩すため、冷凍庫ではなく、なるべくビールの味を引き立てる適温5〜6℃を目安に冷蔵庫で短時間冷やすのがお勧めです。とはいえ「汗だくになって帰宅。シャワーを浴びた後、キンキンに冷凍庫で冷やしたジョッキにビールを注ぎ、1杯の飲み干す瞬間。これぞ最高に美味いビール」(男性30代)など、これから夏場を迎え、冷やしすぎはご法度と知りながらも、よく冷えたビールに至福の時を感じる方が多いのも頷けます。

美味しい一口目のため、「我慢」「タイミング」「誰と」を大事にするビール愛飲者たち

ビールを美味しく飲む方法はグラスやビールの温度、注ぎ方以外にも人によって様々な工夫をされているようです。「ビールを飲む前は、タバコを吸わないようにしている。ビールの味をタバコで台無しにしたくないので・・・」(男性30代)、「夕方4時以降は絶対に水分を摂らない」(男性40代)など、ビールの味を堪能するために自らの行動を自制するという方。「美味しく飲むタイミングは、子供が寝た後で、さらに夫が帰ってくるまでの1人のくつろいだ時間」(女性30代)、「その日一日の仕事を終え後は寝るだけにして、ベランダで夜風に吹かれながら夜景を楽しみビールを飲む」(男性40代)など、美味しく飲める絶好のタイミングを大事にする方。「一日の締めくくり、家族皆で夕食の時ワイワイ飲むのが一番美味しい瞬間。娘と一緒にビールにあう食事を作り、家族が揃うのを待つ・・・」(女性40代)、「気の置けない仲間と、気の置けない話を肴に飲むビールが一番美味しい」(男性50代)など、飲む相手でビールの味が倍増するという声も少なくなく、「美味しいビール」は必ずしも温度や注ぎ方ばかりではなく、様々な要因が影響していることがうかがえます。

今回は「ビールを美味しく飲む方法」について皆さんにお話をうかがってきました。アンケートを振り返ると、ビールの鮮度、温度管理、グラスや注ぎ方に至るまで、また美味しい一口目を飲むために努力や工夫を惜しまない方が想像以上に多いことが判りました。さらに「美味しいビール」は決して味覚ばかりではなく、口に触れる清涼感やスッキリ感といった心地良さも案外無視のできないものとなっているようです。また、忘れてならないのは「自分の体調も良くないと、ビールが美味しく感じられない」(男性40代)という声に代表されるように、ビールを美味しく感じることは健康のバロメーターであり、体調管理を怠らないこともビールを楽しむコツのひとつと言えるでしょう。ビアガーデンや花火など、野外イベントが増えるこれからの季節、気の合う仲間と美味しいビールを大いに楽しみたいものですね。

 
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