毎週アンケート

【第93回】アンケート結果:2005年7月13日〜7月19日

夏の風物詩といえば?
■あなたにとっての「夏の味」は?
 
1 スイカ 68.9%
2 そうめん・冷や麦 42.0%
3 カキ氷・アイスクリーム 35.4%
4 冷やし中華 30.1%
5 ビール 25.8%
6 枝豆 19.0%
7 とうもろこし 13.2%
8 麦茶 13.1%
9 冷やっこ 7.9%
10 バーベキュー・焼肉 6.0%
 
 
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※MA(複数回答)/n(有効回答数)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,783人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年7月13日〜7月19日
夏の風物詩といえば?

「夏が来れば、思い出す♪遥かな・・・」の歌のように、この季節になるとなぜか思い出すことやイメージしてしまうモノ・事柄がありませんか。そこで、今回は皆さんに、これがなくては夏が始まらないという「夏の風物詩」についてお尋ねしました。

夏の味ナンバー1は「スイカ」

皆さんにとって「夏の味」とは何でしょう。ダントツの1位は「スイカ」(68.9%)でした。「6月の中旬になると、田舎から叔父の育てた巨大なスイカが届く。毎年、冷蔵庫にどうやって入れるかが悩みだが、食べる時は『夏だな〜』と家族全員で目を細める」(女性40代)、「1年中どんな食べ物も出回るようになったけど、スイカは夏にならないと出てこないから。暑い夏に水分補給も兼ねて、みずみずしいスイカを食べる」(女性20代)など、夏の枯渇した喉に冷たくて水分豊富な「スイカ」が一番という声が多く、老若男女問わず人気の「夏の味」となっていることが明らかとなりました。またスイカには水分ばかりではなく、ビタミンやカリウムなどのミネラルもバランス良く含まれており、夏バテや疲労した体を回復される効果もあるそうです。まさに夏を代表する定番グルメといっても過言ではないかもしれませんね。

食欲の落ちる夏場でも「冷たい麺類」ならOK

2位は「そうめん・冷や麦」(42%)でした。「夏の暑いとき、食欲もなくなりぐったりした時に食べる。よく冷やし、土生姜の利いたつゆだしで食べると気持ちまで涼しくなる」(女性40代)、「流しそうめんにすると、雰囲気も夏って感じになり、娘も喜ぶ」(女性30代)など、食欲の落ちる暑さの厳しい時期でも、ツルリと喉越しの良い「そうめん・冷や麦」だけはなんとか口にできるという方も少なくありませんでした。同様に4位にも、麺類の「冷やし中華」(30.1%)がランクインし、夏メニューとして「冷やし系麺類」の人気の高さがうかがえます。また、「中華料理屋さん、ラーメン屋さんの入口に『冷やし中華』と書かれていると、おー、今年もこの季節がやってきたか!と嬉しくなる」(女性30代)など、「冷やし中華始めました」の張り紙も日本の夏をイメージさせる風物詩となっているようです。

また住んでいる地域や、生まれ育った故郷によっても「夏の味」に違いがあるようです。「夏になると外や海でジンギスカンをやる。とってもいい臭い♪あ〜夏だなって実感」(女性40代 北海道)、「『だす』は山形の郷土料理で、茄子とキュウリをみじん切りにして、納豆昆布という山形独特の刻み昆布を混ぜて醤油をかけたもので、ご飯にかけて食べる。山形を離れた今はなかなか食べる機会がないが、とにかく夏になると『だす』が食べたくなる」(男性50代 埼玉)、「沖縄生まれ育ちの性かゴーヤー、マンゴーが市場に出回ってきたら夏を感じる」(女性50代 沖縄)、「京都出身の人間は、夏といったら鱧(はも)と祇園祭」(男性30代 三重)など、輸送事情の劇的な発達により、全国どこにいても同じものが手に入る世の中となったとはいえ、地域によって、また個人によって季節を感じる食べ物に少なからず違いがあることを改めて実感します。

夏に欠かせない飲料トップは「ビール」

■「夏の味」飲料部門ベスト3

 
1   ビール   25.8%
2   麦茶   13.1%
3   アイスコーヒー   4.3%
 

※MA(複数回答)/n(有効回答数)

続いて飲料のトップは、総合5位の「ビール」(25.8%)でした。「ビアガーデンで飲む生ビールと枝豆! これぞ夏!」(女性40代)など、特に季節感関係なく年中飲まれている「ビール」ですが、汗をかいた後のビール、風呂の後のビール、そして夜風の気持ち良いビアガーデンで飲むビールは「最高!」という声が多数寄せられ、「ビールの味」の感じ方も季節とともに変化していることがうかがえます。また「ビール」の友である6位「枝豆」(19%)、9位「冷やっこ」(7.9%)も「夏の味」としてベスト10にランクインし、夏の晩酌に欠かせないセットとなっていることがうかがえます。

他のお茶類を抑えて「麦茶」が人気

アルコール以外では総合8位に「麦茶」(13.1%)が挙げられました。「冷蔵庫には冷たく冷やした麦茶も欠かせない」(女性50代)、「麦茶は夏休みの定番。子供の頃、風呂場の洗面器にヤカンが浸かってた記憶がある」(女性40代)など、近頃では冷やした緑茶、ウーロン茶等々、様々な冷茶がコンビニストアや自販機で簡単に手に入るようになり、煮出した「麦茶」を作っているというご家庭も少なくなっているものの、「麦茶」の味に懐かしさを覚えるという声も多く、他のお茶を差し置き飲料部門の2位に選ばれました。飲料トップ「ビール」とともに、「麦」なくして夏を乗り切れないという方もきっと多いのでは・・・。

夏の風物詩トップは「花火」、「ズドーン、ドーン」に夏の到来を実感

次に食べ物、飲み物以外で「夏を感じるもの」について性別で見てみましょう。他の追随を寄せ付けず、男女ともに堂々の1位は「花火」(男性=60.2%、女性=67.4%)でした。「花火は毎年7月の最終の土曜に花火大会があり、行くのが昔から恒例」(女性30代)、「どこからともなく花火の音が聞こえてくると夏を感じる。9階に住んでいるので、遠くの音も聞こえてくる」(女性40代)など、「ドーン、ズドーン」と長かった梅雨からの解放感と本格的な夏到来への喜びを花火の大きな音で実感するという声も目立ち、夏を音で感じている方も少なくないようです。

男性:夏を感じるものべスト10

1 花火 60.2%
2 海水浴 34.3%
3 夏祭り・盆踊り 26.5%
4 ビアガーデン 22.8%
5 セミ 22.7%
6 甲子園 17.8%
7 蚊取り線香 16.8%
8 風鈴 14.6%
9 入道雲 12.9%
10 プール 12.5%

女性:夏を感じるものべスト10

1 花火 67.4%
2 海水浴 28.5%
3 夏祭り・盆踊り 27.6%
4 セミ 22.0%
5 蚊取り線香 20.0%
6 ビアガーデン 17.8%
7 風鈴 16.6%
8 浴衣 15.1%
9 プール 12.7%
10 ひまわり 12.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「ミン、ミン、ミン・・・」「チリリン〜」も夏の音

こうした傾向は男性5位、女性4位の「セミ」(男性=22.7%、女性=22%)、男性8位、女性7位の「風鈴」(男性=14.6%、女性=16.6%)にも同様なことが言えそうです。「アブラゼミは暑さを助長するように鳴く、暑い陽射しと共に夏本番というイメージが強烈にする」(女性30代)、「夏の暑さを自然に和らげるのは、やっぱり風鈴の音」(女性40代)など、夏の暑さを連想させたり、和らげたりと、音と夏の関係も案外面白いものです。中には「セミはお向かいの木で明け方から鳴き、寝苦しい夏に追い討ちをかける・・・」(女性60代)など、寝不足に悩まされている方もいました。

高校球児のハツラツ・プレーに青春が蘇るお父さんたち

男性回答で見逃せないのが、6位「甲子園」(17.8%)。「一番暑い盛りに行われる全国高校野球甲子園大会は、郷土の代表の活躍や全国の有望選手の活躍するのを楽しみ」(男性60代)、「甲子園は夏を感じさせる。炎天下の球児たちを見ればますますビールも進む」(男性50代)など、プロ野球とは異なる青春の清々しさ、すばらしさに感動するという声が多く、ビールを飲みながらテレビ観戦に夢中になっているお父さんが多いことがうかがえます。また男性から「入道雲」(12.9%)という回答が多かったのも、甲子園球場バックスタンドの向こうに見える大きな「入道雲」を連想した方が案外多かったのではないでしょうか。

夏のオシャレは「浴衣」でキマリ

一方、女性で目立ったのが8位の「浴衣」(15.1%)でした。「浴衣を着ての夏祭りは最高。上手に着られないので疲れてしまうが、夏って感じで好き」(女性30代)、「実家が徳島県なので夏といえば『阿波踊り』だった。浴衣を着て、幼い頃はよく踊った」(女性40代)など、夏の夜は花火大会、盆踊りや夏祭りなど何かとイベントが多く、オシャレに浴衣を着こなしたいという女性ならではの声も目立ちました。

今回は皆さんに「夏の風物詩」についてお話を伺ってきました。「夏の暑い日のどが渇くと、子供の頃夏によく食べた井戸水で冷やしたスイカの美味しさを思い出す」(男性40代)などの声に代表されるように、皆さんから寄せられた回答の多くに、幼い頃に食べた味、思い出を語ったものがありました。夏はなぜか私たちをノスタルジックにさせる季節のようです。花火の音、セミの声、ラジオ体操に通う子供たちの声、蚊取り線香の匂い、海の輝き、空の青さ、ひまわりの勢いや日差しの強さ・・・等々、夏は私たちの五感を大いに刺激し、鮮やかな印象を与える季節と言えます。「夏を風物詩」の中に、少年、少女時代に経験した「遠い夏の記憶」を蘇らす方もきっと多いのではないでしょうか。

最後に、皆さんから寄せられた「夏の思い出」をいくつかご紹介します。

男性20代 「あまり大きい声では言えないが、夜、中学校のプールに忍び込んでよく泳いだ。みんなブリーフ1枚で・・・」
女性20代 「花火大会の時、最後の花火が終わった瞬間『これからもずっと一緒に見よう』と指輪をプレゼントされ、プロポーズを受けた」
男性30代 「夏が来る度思い出す女性がいる。今はどうしているのか知る由もないが、その彼女と一緒に浴衣を着て観た花火と彼女の笑顔が今でも胸に鮮烈に甦る。浴衣と花火が目に付くこの季節が待ち遠しくもあり、心苦しくもある」
女性30代 「ツライつらい妊娠中を必ず思い出す。暑くてムシムシする上に、身体が思うように動かず、食欲も全然ダメ。ホント、死ぬかと思った。そうこう言っているうちに、7年ぶりにそんな夏を迎えようとしている私(現在妊娠6ヶ月)」
女性30代 「子供の頃は長い休みを楽しみにしていたけれど、唯一嫌だったのが早朝からあるラジオ体操。早起きが苦手なので、出席カードは毎年スタンプがスカスカ状態・・・」
男性40代 「20才の頃、毎年行った与論島のビーチで、友人や現地で知り合った人たちと、満点の星空の下で、ビールを呑みながら花火をした事が、今でも昨日の事のように思い出される。この歳になるとあの感動は味わえない・・・寂しい限り」
女性40代 「OL時代、休日には同僚の女性5人としょっちゅう海水浴に行っていた。当時、小麦色に焼けた肌が流行っていたので私もガンガン焼いた。御陰で今は、悲惨な肌に・・・」
女性40代 「砂浜(波打ち際)を友人の車で走っていて、タイヤがはまって帰ることができなくなったこと。まだ携帯電話が普及する前で、かなりの時間歩いて助けを呼ぶ羽目になった。その間に潮が満ちてきて、車はすっかり海水に浸ってしまった」
女性50代 「冷蔵庫のない時代に、我が家には井戸もなかったので、洗濯機に水を張ってスイカを冷やしていた。夕方、縁側でスイカの果汁だらけになり、家族5人で丸ごと一個平らげたことがいまだに思い出される」
女性60代 「子供の頃夏になるとアイスキャンデー屋さんが、自転車に乗って鈴を鳴らしながらやってきたもの。親の金を持ち出して、一本10円のアイスクリームを買いに走った」
男性70代 「太平洋戦争の終わった年の8月、当時、薩摩半島の南のはずれの国民学校5年生だった。アメリカ軍が上陸してきて皆殺しにされるというデマが広がり、真夏の炎天下の中を父の引くリヤカーの後を押しながら山奥へ逃げた事を思い出す」
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