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【第98回】アンケート結果:2005年8月17日〜8月23日

家の防犯は万全ですか?
家の防犯は万全ですか?

SA(単回答)

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調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,725人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年8月17日〜8月23日
家の防犯は万全ですか?

相変わらず、空き巣の被害が減らないようです。最近では、窓やベランダなど、鍵の掛かっていない侵入口を狙われるケースより、むしろ正面玄関から堂々と入る泥棒が増えているようです。特に夏場は無防備に窓を開けて就寝したり、夏休み旅行で長期間家を留守にする機会も多くなるため、十分な注意や対策が必要な季節といえます。そこで今回は、家の防犯対策についてお尋ねしました。

13.9%が泥棒に入られた経験がある!?

さて今までに、自分の家に泥棒に入られた経験を持っている方は一体どの位いるのでしょうか?「家族で一泊旅行。帰ったら、ガラス窓を割られて侵入し現金を取られた。家の中に靴痕が残っていて何とも気持ちが悪かった」(男性40代)など、「泥棒に入られた経験がある」と回答した方は全体の13.9%にものぼり、改めて被害の多さを強く実感させられます。中には「2回もやられた。1回は夜就寝中、1回は台所と風呂に(家族が)いたのに、茶の間の財布をやられた。近所も軒並みやられていた」(女性40代)など、決して外出中を狙った「空き巣」ばかりとは言えず、かえって在宅時の一瞬の油断を突いた犯行も少なくないようです。

7割以上が「防犯に不安」を感じる。経験のある人ほど心配増す傾向に

13.9%の方が被害に遭っていることが明らかとなりましたが、現在、家の防犯に不安を感じている方はどの位いるのでしょうか。「防犯のために、ピッキングされにくい鍵に換えたり、窓にもセンサーのようなものを設置したいが、賃貸のため、そういうことが自由に出来ないので非常に不安・・・」(女性30代)など、「とても心配」と回答した方が14.2%、「やや心配」という方が59.1%と、全体の約7割以上が家の防犯に何らかの不安を抱えていることが判りました。また「ベランダから空き巣に入られて以来、鉢植えをわんさか置いている」(女性40代)など、家に泥棒の入られた経験を持つ方ほど「とても心配」(経験有=23.9%、経験無=12.6%)という声が目立ちました。その一方、「鍵も開けっ放しだし、これといって防犯はなにもしていない。入られたとしても金目のものはないので平気だと思う・・・」(男性20代)など、「あまり心配していない」(経験有=23%、経験無=25.5%)、「全く心配していない」(経験有=0.4%、経験無=1.7%)という声は、経験がない方ほどやや高めであることが判りました。

防犯への不安は?

SA(単回答)

在宅時、ゴミ出しの時でも必ず鍵を掛ける!

では防犯対策として、普段の生活の中で皆さんがどのような点に注意を払っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「家にいる時でも玄関の鍵を閉めている」(66%)、続いて2位に「外出時は、すべての窓やベランダにも錠をかける」(64.3%)でした。「郵便の方でも 宅配の方でも どこからの荷物で誰宛か確認してドアを開けるようにしている」(女性50代)など、外出時はもちろん、自宅に居る時でも、むやみにドアを開けないという声が多数寄せられました。また「ゴミ捨てや 2階やベランダに 洗濯物等を 干しに行く様な場合でも、 1階の窓すべてと 玄関の鍵を閉める様にしている」(女性50代)など、4位「ゴミ出し、家の周りや庭にちょっと出る時でも必ず錠はかける」(37%)、7位「家に帰ると必ずドアチェーンをかける」(21.4%)も同様に、なるべく「戸締り」を心がけているという回答が上位を占めました。中には「外から帰った時、すぐにチェーンを掛けない。もし侵入されていた時、自分が逃げにくくなるので、誰もいないのを確認してからチェーンを掛ける」(女性40代)など、身の危険を避けるため、あえて直ぐにはドアチェーンをしないという方もいました。

■防犯対策として、注意していることは?

 
1 家にいる時でも玄関の鍵を閉めている。   66.0%
2 外出時は、すべての窓やベランダにも錠をかける   64.3%
3 玄関周りに合錠を置かない   51.1%
4 ゴミ出し、家の周りや庭にちょっと出る時でも必ず錠はかける   37.0%
5 長期旅行、出張の時は、新聞配達を止めている   34.1%
6 夜、玄関前に明かりをつけている   22.0%
7 家に帰ると必ずドアチェーンをかける   21.4%
8 外出の時でも部屋に明かりをつけている   17.0%
9 留守番電話にしない   14.0%
10 必ず家に誰か留守番がいるようにしている   12.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

留守宅であることを気づかせない、常に人の気配をさせることに注意を払う

長期外出時の心がけとして目立ったのが、5位「長期旅行、出張の時は新聞配達を止めている」(34.1%)でした。「旅行などで外出するときは、実家の家族に新聞などを家に入れてもらっている」(男性40代)など、郵便受けから郵便物や新聞が溢れていると、留守宅であることが一目で分かってしまうことから、事前に新聞配達を止めたり、また近くに住む家族やご近所さんに預かってもらうといった対策を講じている方も少なくないようです。また長期ではないにしても、家を留守にする場合は8位「外出の時でも部屋に明かりをつけている」(17%)、9位「留守番電話にしない」(14%)など、他人から外出中である、留守宅であるということが分らないようにし、常に人の気配をさせておくことに注意を払っている方が多いようです。

防犯面に心配を抱えながら、何も対策を講じられていない現実

次に、防犯器具やシステムの設置の状況について伺ってみたところ、「特に何もしていない」(37.7%)という回答がトップでした。「恥ずかしながら特に何もしていない。対策が必要なのは解かっているが、つい先送りにしている」(男性40代)など、何かしなければならないと分かっていながらも、なかなか行動に移せていないというのが本音のようです。また「マンションということで、あまり気にしていないのが本当のところ」(男性40代)など、オートロックや監視カメラを完備した物件も多いことから、集合住宅にお住まいの方は一軒家住まいの方に比べ、個人的には特別な対策を講じてはいないという声も多く寄せられました。

■防犯器具・システムの設置をしていますか?

 
1 特に何もしていない   37.7%
2 ピッキングされにくい錠にしている   24.9%
3 浴室、トイレなどの窓ガラスに面格子を取り付けている   24.8%
4 主錠以外に補助錠を扉の上部や下部に取り付けている   22.1%
5 人が通るとライトが点灯するセンサーライトを設置している   15.8%
6 窓に補助錠を取り付けている   15.5%
7 不審者訪問に備え、モニターテレビ付きインターホンを設置している   13.2%
8 窓ガラスを強化ガラス、網入りガラスにしている   9.9%
9 警備会社のホームセキュリティサービスに加入している   4.7%
10 玄関などに防犯カメラを設置している   3.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

空き巣対策トップは、ピッキングされにくい施錠の交換

続いて多かった対策が「ピッキングされにくい錠にしている」(24.9%)でした。「ピッキング対策として2重ロックにしている」(男性30代)など、数年前から急増したピッキング被害を境に、ピッキングされにくい施錠へ交換をした住宅が多いことがうかがえます。ここ最近では、こうしたピッキング対策をするご家庭が増えたためか、新たに「サムターン回し」という被害が増えているそうです。「サムターン回し」とは、鍵を使わずに内鍵(サムターン)を回してドアを開く方法で、主には郵便受けやドアの隙間から針金のような工具を差し入れたり、場合によってはドリルでドアに穴を開け、そこから工具を使って内鍵を開錠する手口です。ピッキングばかりではく、新たな手口が続々と編み出される昨今、施錠は永遠ではなく定期的に見直し、交換する時代となっているのかもしれません。

危険を避けるため、あえて現金を目立つところに置いておく方も

また泥棒に入られない方法ばかりではなく、仮に入られた場合に備え対策を講じている方もいました。「これを盗られては困るというもの(現金、通帳、証券など)は全て銀行の金庫に預ける」(女性40代)、「現金、カード、通帳、印鑑などを分散してあらぬところへしまっておく」(男性30代)など、実被害を避けるため通帳や現金は家に置かない、または別の場所に置くという方。その一方、「侵入されて、現金がないと放火など危険があるので、泥棒が目に付くところに少しのお金を置いている」(男性50代)など、あえて目立つところに現金を置いておくという方。中には「出来るだけ貧乏くさくする・・・」(女性20代)など、見た目の質素さを装っているという方もいました。

今回は家の防犯対策について皆さんの声を伺ってきました。泥棒に遭った経験のある方が、全体の14%近くいることが明らかとなり、思った以上の被害率に驚くばかりです。昔は、家に鍵を掛けるという習慣はそう多くなく、例えば雨が降れば、ご近所さんが勝手に家に上がりこんで洗濯物を取り込んでくれることなどは当たり前の光景でした。いわば、地域や近所との付き合いが密だったことが、結果的に防犯や安全対策となっていたように思えます。昨今では隣家に誰が住んでいるのかも分からないと言われるほど、ご近所と関係性が希薄になっていると言われますが、防犯には対策器具の設置はもちろんのこと、普段からのご近所とのコミュニケーションづくりも必要なことかもしれませんね。

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