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【第101回】アンケート結果:2005年9月7日〜9月13日

最近、外食が増えた?
最近、外食が増えた?

SA(単回答)

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調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)8,658人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年9月7日〜9月13日
最近、外食が増えた?

先日、日経平均株価が4年ぶりに1万2,900円を超えました。また、日本フードサービス協会の調査によれば、ここ4ヶ月連続で外食の客数がアップしており、微増ながら景気が復調していることがうかがえます。そこで今回は、景気に大きく左右されると言われる「外食」の利用状況についてお尋ねしました。

3人に1人が、最近、外食が増えたと感じている

最近、外食の頻度が全体的に増えたと感じている人はどの位いるのでしょうか。「共働きになって収入も増えた分、主人と出かけることも多くなった」(女性30代)など、「とても増えた」と感じている方は7.8%、「やや増えた」という方が31.1%と、実に全体の3分の1以上の方が、ここ最近、外食頻度がアップしたという印象を持っていることが明らかとなりました。また「以前とあまり変わらない」という方は32.1%、さらに「結婚し、また東京から田舎に引っ越ししたため外食は減った」(男性30代)など、職場の変化、結婚や経済事情等、様々な環境の変化に伴い「むしろ、やや減った」という方が15.8%、「かなり減った(あまり外食しなくなった)」という方も13.2%いました。

外食頻度が高い人ほど、1回当たりのコストもアップ!?

では、気になる外食1回当たりにかける金額はどうでしょうか。全体の印象としては、トップの円グラフからも判るように「(金額は)以前とあまり変わらない」(51.9%)という声が圧倒的で、外食回数は増えているものの、1回に掛けるコストは以前と差ほど変わっていないと感じている方が大変多いことがうかがえます。さらに「外食頻度」と「1回の外食に掛ける金額」の関係について詳しく見てみると、「友人と食事をする機会が増えたのと、折角食事をするのならおいしいものを、と思っているので費用もかさんでしまう・・・」(女性60代)など、外食頻度が「とても増えた」と感じている方ほど1回当たりのコストがアップし、一方、頻度が「かなり減った」という方ほど1回当たりに掛けるコストも減少していることが判明しました。つまり、外食頻度が多い人ほど、お財布の緩みも大きいことがうかがえます。

外食頻度 X 1回当たりのコスト

SA(単回答)

子供も年配者も気軽に利用できる、「ファミレス」が人気

最近、皆さんの利用機会が増えたと感じている飲食業態を見てみましょう。堂々の1位は「ファミリーレストラン」(36.3%)でした。「子供のお昼ご飯を作る時間がない時は、以前はコンビニでしたが、ファミレスなどのランチと金額があまり変わらないことに気づき、楽しい外食が増えた」(女性30代)、「家内と一緒の昼食でファミレスに行く。ヘルシーメニューが増えたように思う。金額は1回2人で3千円位までで、月に3〜4回利用している」(男性60代)など、小さなお子さんのいるご家庭からご年配の方まで、あまり周りを気にせず、気軽に利用できるシステムと雰囲気から、根強い「ファミレス」人気がうかがえます。最近では「女同士は長居するもので『ドリンクバー』があるファミレス利用が多い。時間を気にせずお喋りが出来るし、千円ほどで楽しめればお財布も痛みが少ないので・・・」(女性40代)など、ママさん同士の井戸端会議も、空調が効いて、ドリンクバーのある快適な「ファミレス」が選ばれるケースが多いようです。

■利用機会が増えたと感じている飲食業態は?

 
1 ファミリーレストラン   36.3%
2 寿司屋   34.4%
3 ラーメン屋   32.6%
4 居酒屋・ビアレストラン   30.5%
5 ファーストフード(ハンバーガーチェーン)   29.3%
6 焼肉・韓国料理店   24.7%
7 蕎麦・うどん・丼もの屋   22.1%
7 中華料理店   22.1%
9 和食レストラン   21.8%
10 イタリア料理店   19.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「ファミレス」同様、「回転寿司」も家族サービスの定番に

続いて2位は「寿司屋」(34.4%)でした。「お寿司が大好きで、回転寿司と普通の寿司屋を使い分けている。回転寿司は1人で入りやすく、美味しい物を安く食べることができる。行きつけの寿司屋は、ゆっくり飲みながらお金の事は気にせず食べている」(女性40代)、「近所に回転寿司があるので、そこに家族と行くことが多くなった。4歳以下の子供が二人いるので、下手にファミレスでお子様ランチを注文するより、回転寿司の方が食べる量の調整ができ、とても経済的」(男性30代)など、この数年で高級寿司店ばかりではなく、安くて新鮮なネタをウリにした回転寿司店が急増し、お寿司を口にする機会も必然的に多くなりました。特に「回転寿司」は、ゲームのような遊び感覚が小さな子供たちにも支持を得ており、休日の家族揃ってのランチや夕食として利用される頻度が増しているようです。ちなみに3位は「ラーメン屋」(32.6%)、4位「居酒屋・ビアレストラン」(30.5%)、5位「ファストフード」(29.3%)と続きました。

単に安いだけではダメ!グルメなお客さんも納得の店も

前述してきたように、3人に1人が「外食が増えた」と感じていることが判りましたが、その背景には何があるのでしょう。次にその理由について見てみましょう。最も多かったのは「安くて美味しいお店が増えた」(33.4%)という理由でした。「以前は足を運んだことが無かった居酒屋に、サークルの方たちと立ち寄るようになった。手軽で美味しいメニューが安いのに、ビックリ!ワイワイガヤガヤ、月に一度の飲み会が楽しみ・・・」(女性60代)、「美味しい無国籍料理店が近所に出来たので、友人、夫妻で出かける回数が増えた。ワインが大好きなので、たっぷり飲んで食べて一人当たり5千円ぐらいなら大満足。週末ごとに通いたい」(女性50代)など、私たち消費者にとっては嬉しいかな、美味しいものを安く提供するお店が、以前よりも増えたと実感している方が大変多いようです。単に安いだけではなかなか客足が伸びない昨今において、「安くて美味しい」は飲食業界の激しい競争と、並々ならぬ企業努力の賜物と言えるかもしれません。

■飲食店の利用が増えた理由は?

 
1 安くて美味しいお店が増えた   33.4%
2 外食で気晴らしする機会が増えた   32.3%
3 夫婦での外食、彼氏・彼女とのデートが増えた   30.6%
4 後輩(同僚)や友人との付き合いが増えた   18.9%
5 新しい味を求め、色々なお店を巡るようになった   17.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ストレス多い現代人の気晴らしは「外食」で

続いて多かった理由の2位は「外食で気晴らしする機会が増えた」(32.3%)でした。「外食の時はお金を気にせず、好きなものを好きなだけ食べるようにしている。以前は一泊温泉旅行で美味しいものを食べていたが、泊りではなかなか行けないので、その分贅沢している」(女性30代)、「共働きの我が家は、食事を作り、片付けているよりも、2人で外で食事をしたほうが経済的&気晴らしにもなり、円満さが増す」(男性50代)など、日ごろ忙しく働き、何かとストレスの溜まっている現代人にとって、たまの「外食」は良いストレス発散の場として役立っているようです。中には「妻の気分転換も兼ね、低料金でありながら、インドカレーなど様々な分野の外食に行くようにしている」(男性30代)など、日々、家事労働、育児に追われる奥様への労いの意味も込め、夫婦で外食へ出掛けるという優しい旦那様もいました。

夏バテで「外食」が増える?

他、今夏のお天気も外食頻度に少なからず影響を与えているようです。「なんといっても子供が夏休みであったこと。子供の食事なので必ず朝昼晩。暑い中、ガスを使って加熱調理はイヤ。主人が夕飯をいらないと言った日は、二人で夕飯を外で済ませる」(女性30代)、「夏バテで食欲が余りないため、作る料理が思い浮かばず外食で手軽に済ませてしまう」(女性20代)など、厳しい夏の暑さからたまには「ママも家事休業させて!」という主婦。「夏は遊びに出かけることが多かったので、外出帰りの外食が多かった」(男性30代)、「とにかく飲みに行くのが増えた。家の近所の焼き鳥屋など、夏だったから生ビールに焼き鳥、レバ刺・・・楽しくて・・・♪」(女性30代)など、レジャーついでに家族揃っての「外食」が増えたという方もいました。

「外食」減少の理由は、20〜40代=「節約」、50代以上=「健康」

■外食が減った理由は?

 
1 節約のため
(外食の方が経済的)
41.6%
2 なるべく家で料理を作る
ようになったため
30.2%
3 健康・栄養バランスを考え、
外食を控えている
20.6%
4 後輩(同僚)や友人との
付き合いが減った
14.4%
5 安くて美味しいお店がない 10.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

一方、最近「外食頻度が減った」という方の理由を見てみましょう。理由のトップは「節約のため」(41.6%)でした。「手料理の方が経済的なので、余程の理由が無い限り外食はしない」(女性30代)、「給与もほぼ据え置きの現在、削ることが可能な外食の出費を減らしているのが現状」(女性30代)など、「外食=不経済」という理由から頻度が減少したという回答が多数寄せられ、こうした声は特に20〜40代に目立ちました。代わって50代以上では、総合3位の「健康・栄養バランスを考え、外食を控えている」(20.6%)という声が多数寄せられました。「歳と共に食を細くするよう努めているので外食を極力ひかえている。行けば食べすぎ飲みすぎで体重増になり、健康に良くないため・・・」(男性60代)、「外食するとどうしても脂っこい物や味の濃い物を食してしまうので、家で食べる(飲む)ようにしている」(男性50代)など、金銭的な理由より、むしろ健康面を配慮して「外食」を次第に減らしているという方が目立ちました。こうしてみると、総合2位に挙げられた「なるべく家で料理を作るようにしている」(30.2%)という理由も、若い世代と、年配者ではその背景に大きな違いがあることがうかがえます。以下4位に「後輩(同僚)や友人との付き合いが減った」(14.4%)、8位に「結婚したため」(6.3%)という理由も挙げられました。

外食頻度 X 1回当たりのコスト

SA(単回答)

今回は皆さんの「外食」の利用術について伺ってきました。「頻度を抑えて1回当たりの外食をゴージャスに楽しんでいる」(男性50代)など、「1回豪華型」という方。その一方、「1回当たりの金額を抑えて、気分転換に回数を増やすようにしている」(女性40代)という「頻度エンジョイ型」など、トータルでは同じコストを掛けるにしても、人によって外食に対する考え方や楽しみ方にもバリエーションがあるようです。特に今回のアンケートでは、全体の3分の1が、ここ最近、外食頻度が増えたという実感を持ち、且つ頻度の多い人ほど、1回当たりに掛けるコストもアップしていることが明らかとなりました。また、たまの「外食」は家族や夫婦間のささやかな楽しみで、やや出費はかさむものの、家族の絆を結ぶ幸せの演出のひとときと捉えているご家庭も少なくありませんでした。

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