毎週アンケート

【第103回】アンケート結果:2005年9月21日〜9月27日

秋の味覚といえば?
 
1 秋刀魚 69.4%
2 42.8%
3 松茸 36.9%
4 33.9%
5 22.1%
6 新米 17.3%
7 ぶどう 13.0%
8 さつまいも 8.6%
9 キノコ類(松茸以外) 8.1%
10 銀杏 5.6%
 
 
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※MA(複数回答)/n(有効回答数)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)10,992人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年9月21日〜9月27日
秋の味覚といえば?

秋といえば、何を思い浮かべますか。「読書の秋」「スポーツの秋」・・・そして、忘れてはならないのが「実りの秋」。夏バテで食欲不振気味の方も多いと思いますが、店頭を彩る秋の味覚を見て、思わずニッコリ笑顔がこぼれた方もきっと少なくないのでは。そこで今回は皆さんに、待ちに待った美味しい秋の味覚についてお尋ねしました。

秋の味覚の王様は「秋刀魚」

「秋の味覚」人気ランキング、堂々のナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」(69.4%)でした。「秋刀魚は塩焼きで、たっぷりの大根おろしとすだちを絞って食べるのが好き」(女性50代)、「秋の味覚と言えばやっぱり秋刀魚。我が家では秋刀魚を焼くためだけに七輪を3年前に購入し、毎年2〜3回この時期を楽しんでいる」(男性40代)など、「秋」の魚で細長く「刀」の形をした文字通りの「秋刀魚(さんま)」は、秋の主役といっても過言ではないようです。産卵のため、8月頃から北海道を南下し始める秋刀魚はたっぷりの脂を蓄え、まさに9〜10月ごろが旬。イワシ、アジなどの他の青魚同様に、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれ、悪玉コレステロールを減らし、頭の働きをよくする効果も期待でき、嬉しいことにお値段も比較的に安価なことから、秋の食卓に申し分のない庶民の味と言えそうです。また、ここ最近では「新鮮な秋刀魚が手に入れば、刺身が一番いいですねえ。あの甘味は最高」(男性50代)など、流通や保存技術の革新により、近所のスーパーマーケットでも刺身用の秋刀魚を目にする機会が増えたという声も寄せられ、オーソドックスな塩焼きや竜田揚げばかりではなく、刺身、寿司など生秋刀魚を楽しむご家庭も目立ちました。

女性人気の高い「栗」、ただ渋皮剥きにウンザリ

人気ランキングの2位は「栗」(42.8%)。「子供のころ、学校から帰ると毎日栗拾いが日課だった。視力2.0だったので、虫食いのないきれいな栗を拾うのが得意で、親にも褒められ喜んで拾っていた。大人になってからは、毎年取り寄せる栗きんとんがあり、これを食べるのが楽しみ」(女性30代)、「栗はゆでて半分に切ってスプーンでほじって食べるのが最高」(女性50代)など、日本の栗は実が大きく、風味が良いことから、栗おこわ、ゆで栗、栗きんとんなど、様々な食べ方で楽しまれていることがうかがえます。また驚くことに、日本では縄文時代から栗栽培が行われていたと言われ、古くからタンパク質やビタミンとして重要な栄養源であったようです。とはいえ、中国栗のように渋皮が離れやすくないため、中には「栗ご飯も美味しいけど、自分で作るのは面倒」(女性40代)など、美味しい秋の味覚とは裏腹に、下準備の渋皮剥きにウンザリしている主婦もいました。

ちょっと贅沢な酒の肴に「松茸」が人気

また「栗」は「和栗のモンブランを食べないと、秋が来た気がしない」(女性30代)など、秋限定のスイーツにもふんだんに取り入れられていることから、特に女性からの人気の高さが目立ちました。一方、男性人気の高かった秋の味覚は「松茸」(男性=41.8%、女性=31.9%)でした。「秋の味覚といえば何といっても松茸。日本産のあの香り、炭火で焼いて酒の肴には絶品。また、炊き込みご飯やお吸い物も好き、香りが素晴らしい」(男性60代)、「松茸は酒を嗜むようになってから、大人になってのちょっと贅沢な秋の味覚の象徴」(男性50代)など、「秋刀魚」が秋の海の味ならば、「松茸」は山を代表する王様かもしれません。今では庶民にはなかなか手の届かない高級食材となってしまいましたが、炭火で軽くあぶった松茸を肴に一杯が最高という男性からの声も少なくありませんでした。

男性:秋の味覚といえば?

1 秋刀魚 70.7%
2 松茸 41.8%
3 36.0%
4 32.4%
5 22.2%

女性:秋の味覚といえば?

1 秋刀魚 68.1%
2 49.7%
3 35.5%
4 松茸 31.9%
5 22.0%

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若い世代は瑞々しい「梨」派、年齢とともに熟れた「柿」派へ

年齢別:秋の果物の人気度は?

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総合4位は「梨」(33.9%)、5位「柿」(22.1%)、7位に「ぶどう」(13%)と秋を代表する三大果物がベスト10圏内にランクインしました。「梨の瑞々しくほのかな甘みを感じると、秋の恵みを実感する」(男性20代)、「梨は運動会の日のお弁当の重箱に入ってて。これがまたと〜ってもおいしかった事。忘れられません」(女性30代)など、秋といえどもまだまだ残暑の残る9、10月、梨の瑞々しい果汁が喉の渇きを潤す、なんとも言えない甘みが好きという声が特に20代、30代の若い世代に目立ちました。一方、「柿は熟してどろどろになった果肉をスプーンですくって食べる」(男性60代)、「お酒を飲んだ後、食べる柿の旨さは最高。それも歯が折れんばかりに硬い柿を丸かじり。これがいい」(男性50代)など、熟したトロけそうな柿派、硬いしっかりとした柿派と人によって好みに違いはあるようですが、年齢に伴い「柿」好きが増す傾向があるようです。中でも、岐阜県産の「富有柿(ふゆうがき)」は、歯ごたえとジューシーな甘さを兼ね備えるということから、多数の方から高い支持を得ていました。「梨」と「柿」、同じ秋を代表する果物であるものの、年齢とともにその好みにも多少ながら違いが見受けたれました。また「ぶどう」の好みは、あまり世代に左右されないようです。

普段飲んでいる「ビール」「発泡酒」から、秋になると「日本酒」「ワイン」へ

ここまでは、秋の味覚の人気ランキングを見てきました。美味しいグルメといえば、当然、その傍らには旨い酒ですよね。そこで次に、普段、皆さんが飲んでいる酒と、また秋になるとなぜか飲みたくなるお酒の種類について伺ってみました。日ごろ、愛飲しているお酒の人気ランキングを見てみると、ダントツの1位は「ビール」(62.1%)。続いて2位に「発泡酒」(40.4%)、3位に「缶チューハイ・缶カクテル」(30.5%)と、炭酸系のアルコール類が上位を占めました。特に厳しい暑さの続いた今夏は「夏場は水分を取りたくて大量に飲んでしまう」(女性30代)など、喉越しの良いアルコールを求める傾向が高かったようです。その一方、秋になると飲みたくなるお酒では1位「ビール」(43.5%)は変わらないものの、2位以下に「日本酒」(31%)、「ワイン」(26.1%)が上位にランクアップし、秋の気配を感じ始めるとともにお酒の嗜好も少しづつ変わり始めていることがうかがえます。

季節変化に伴う「飲みたくなるアルコール」比較

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肌寒さが気になる季節は、体がホットになる「お湯割り」「熱燗」で

こうした背景について次に見ていきましょう。「ホットにしていただくワインは体が温まるしとてもリラックスできる。寒くなってきましたのでゆっくりとしたい。とても贅沢な時間」(女性20代)、「少し涼しくなり、日本酒の熱燗を飲みたい。もちろん、焼酎のお湯割りも大好き」(女性30代)など、朝夕に肌寒さを感じるこの季節になると、熱燗やお湯割が恋しくなる方が増え、それに乗じて「ビール」「発泡酒」からシフトする方も多くなるようです。また、急に暑くなったり、寒くなったりと寒暖の差が激しい時期でもあるため、「暑い日はビールで『くぅ〜』と、少し肌寒くなると焼酎お湯割で『ほぉ〜』 」(女性30代)など、その日の気温で臨機応変にお酒の種類を飲み分けているという方もいました。

秋の味覚、鍋物の美味しい季節は、「料理との相性の良いお酒」で

また、料理との相性もお酒選びに少なからず影響を与えているようです。「シチューや洋風煮込み料理が多くなると、ワインが飲みたくなるので・・・」(女性40代)、「秋の食材には和食の料理が多いので、そうなるとやっぱりお酒も和食にあったお酒になる」(女性20代)など、山の幸、魚介類に温かい鍋物も美味しくなる季節、1杯目は「ビール」、2杯目からは料理とともにゆっくりと味わえる食中酒を選択する方も多いようです。

ゆっくりとした秋の夜長は「アルコール度数の高いお酒」で

また、秋はアクティブに動いた夏とは反対に、人をなんとなく感傷的に、そして物思いにふけさせるゆっくりとした時間を与えてくれる季節のようです。「田舎の我が家は夜に虫たちの鳴き声が聞こえ、『秋だな』って感じさせてくれる。子供を寝かしつけ、家事を終えたくつろぎの時間に主人と一緒に飲むブランデーは、私をほろ酔い気分にさせてくれる」(女性30代)、「ゆっくりとウイスキーをチビリチビリ飲みながら、本でも読む。または映画を見るなんていうのは、優雅なひと時」(男性30代)など、夏場よりもアルコール度数の高いアルコールをゴクゴクではなく、チビチビと舐めるようにゆっくりと飲み、そして自分の好きなことをしながら贅沢な時間を過ごす。季節とともに高くなるアルコール度数が、人の心もきっと温めてくれるのかもしれません。中には、「日本酒に移るには早すぎるし、ビールはちょっとという時期。ウィルキンソンジンとウィルキンソントニックの相性が抜群」(男性60代)など、アルコール度数の高いアルコールを炭酸で割って、夏と秋の中間の季節を上手く調節しているという方もいました。

今回は皆さんに秋の味覚についてお話を伺っていました。上位を占めた「秋刀魚」「栗」「松茸」は、まさに日本の秋を代表する「三大味覚」といっても過言ではないでしょう。また同時に、ホカホカの新米との取り合わせを思い浮かべ、つい生つばがゴックリと出てきた方も少なくはないのでは。あらためて豊かな自然の恵み、平和な日本を感謝しつつ、秋ならではの味覚とお酒をおおいに楽しみたいものですね。さあ今晩のおかずに、秋刀魚の塩焼きはいかがですか?

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