毎週アンケート

【第104回】アンケート結果:2005年9月28日〜10月04日

わが家のエコ対策は?
家庭内で重視しているエコ対策は?  
イメージ
写真
写真

※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,987人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年9月28日〜10月4日
我が家のエコ対策は?

ヒートアイランド現象、酸性雨、オゾン層破壊 、水質汚染やゴミ問題・・・など、地球の環境問題は挙げればきりがなく、年々深刻化しているのは言うまでもありません。こうした地球規模における環境問題の多くは、人間の消費生活によって引き起こされているといっても過言ではありません。こうした中で、私たちが今できることとは一体なんでしょうか?そこで今回は、皆さんが日ごろ実行している「家庭内におけるエコ対策」についてお尋ねしました。

重視するエコ対策1位は「節電・省エネ」、待機電力も気になる!

皆さんが家庭内で重視しているエコ対策は何でしょうか。最も回答が多かったのは「節電・省エネ」(55.8%)でした。「節電のため待機電力も消費しないよう、コンセントからプラグを抜いている」(男性40代)など、外出時、就寝時にテレビの主電源、またエアコンを使用しない時はマメにプラグを外しているという声が多数寄せられました。待機電力は家庭全体の消費電力の約1割を占めると言われ、案外無視のできない存在となっており、皆さんの「節電」に対する認識も高まっていることがうかがえます。次いで2位は「再利用(リサイクル)」(13%)、3位に「節水」(12.1%)と続きました。また昨年同時期に実施した調査結果と比較してみると、「節電・省エネ」への意識は昨年よりも微増ながら1.8%アップし、一方、その他の「再利用(リサイクル)」「家庭ごみ・大型ゴミの処分」「節水」はやや減少しています。こうした「家庭ゴミ」「リサイクル」が減少した背景には、「分別でゴミ収集日があると必然的に分けるようになるため、今ではプラスチック・燃えるゴミの分別も無意識にするようになった」(女性30代)の声に代表されるように、自治体におけるゴミ分別・リサイクル品の回収方法のルール化が進み、エコ対策云々という前に、やって当然と考えるご家庭が増えたのも大きな理由かもしれません。

年度比較:家庭内で重視しているエコ対策

SA(単回答)

約9割が「ゴミ分別」「リサイクル」を実践、家庭内のゴミ対策は当たり前

では実際に、皆さんのご家庭ではどんな対策を具体的に実践しているのでしょうか。堂々のトップは「燃えるゴミ、燃えないゴミの分別」(89.8%)、続いて「空き缶・空きびん・古新聞などのリサイクル」(86.9%)と、実に9割近いご家庭で燃焼ゴミ、不燃ゴミや資源ゴミなどの分別回収が浸透していることが明らかとなりました。とはいえ「紙ゴミは、通常のゴミ回収日に出さず、地域の廃品回収(リサイクル)に出している。1ヶ月に1回しか集めないので、結構溜まって大変」(女性30代)など、自治体のリサイクル品の回収回数が少なく、家に保管するのも大変という声も寄せられました。

■あなたの家庭で実践していることは?

 
1 燃えるゴミ、燃えないゴミの分別   89.8%
2 空き缶・空きびん・古新聞などのリサイクル   86.9%
3 照明やテレビをマメに消す   66.7%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する   57.1%
5 水道、シャワーをこまめに止める   54.7%
6 再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入   49.2%
7 洗濯物のまとめ洗いをしている   41.3%
8 季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない   41.0%
9 省電力タイプの電化製品を使っている   37.1%
10 スーパー、コンビニの袋は断り、マイバッグを持参   34.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

マイバックを持ってお買い物で、家の中もすっきり!

同時に、こうした家庭内のゴミ分別の労力をより減らそうと、6位「再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入」(49.2%)、10位「スーパー、コンビニの袋は断り、マイバッグを持参」(34.8%)や15位「過剰包装の商品は購入しない」(18.3%)など、極力ゴミが出ない生活を心がけているご家庭も増え始めているようです。「シャンプーや洗剤などは、詰め替え用のものを購入し、ゴミを減らす」(女性30代)、「スーパーやコンビにはマイバッグを持参して、レジ袋をもらわない。前までは引き出しにレジ袋が溢れていたが、それもなくなって引き出しの中もすっきりしたので、環境にもいいし、台所もきれいになった」(女性20代)など、過剰包装の軽減で家の中もすっきり片付いたという声も少なくありませんでした。また、家庭菜園を行っているご家庭では「生ゴミはほとんどコンポストで堆肥にし、趣味の菜園の肥料にしている」(男性60代)など、16位「生ごみの堆肥化、または生ゴミ処理機の利用」(10.7%)を実践している方も多く、家庭内における小さな食物連鎖としても見逃せません。

洗濯、庭への水撒き、洗車など、残り湯は必ず二次利用

「節電」「ゴミ」に次いで、気になるのが4位「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(57.1%)、5位「水道、シャワーをこまめに止める」(54.7%)、7位「洗濯物のまとめ洗いをしている」(41.3%)と「節水」を重視する声でした。「夏は風呂の残り湯を庭に撒き、涼しさを感じる様にしている。冬季間は風呂の残り湯で車のフロントガラス等に付いた雪、氷を溶かしている」(男性30代)、「シャワーの使いすぎに気をつけている。年頃の息子と娘がいる我が家では、特にシャワーは毎日かかせないもの。耳にタコでができるくらい、うるさく節水を叫んでいる」(女性30代)と水道をマメに止める、残り湯のニ次利用、水洗トイレのタンクにペットボトルを入れるなど、節水術を実践している方も少なくないようです。例えばシャワーを1分間出しっ放しにすると10リットル以上の水を消費し、それが20分ともなると浴槽一杯分に相当すると言います。こうしたことを認識しながら水を大事に利用するということも非常に重要なことなのかもしれません。また「水」といえば「節水」ばかりではなく、「排水」も気になるところです。「調理や食後の油、タレやカレーなどは、いらなくなった下着、洋服を切って台所に置き必ずふき取ってから洗うようにしている」(女性40代)など、「家庭の台所=川への入り口」と考え、汚れをなるべく下水へ流さない努力をしている方もいました。

「健康」「節約」にも一役買うシンプルな生活のススメ

さて、最近では「LOHAS(ロハス)」という言葉が流行語となっているように、「環境面を考慮しながらも、私たち人間の健康を最優先し、かつそれが持続できるライフスタイルを形成しよう」という考え方が次第に浸透し始めています。「今年からできるだけクルマに乗らないで、自転車で通勤するようにしている。環境に優しいし、ガソリンが高くなったので家計にも優しい」(男性30代)、「夫が退職したのを機会に 近くの買い物にはショッピングカートを携え、ウォ−キングがてら出かけ、 車の使用をなるべく少なくしている」(女性50代)と自動車から自転車通勤へ切り替えるツーキニスト、健康を考慮したウォーキングなど、エコ対策は環境ばかりではなく「健康維持」にも一役買っているという回答が目立ちました。また同時に、「節約を心がければエコ対策になっている」(女性50代)の意見に代表されるように、エコ、エコと躍起になるよりも、生活をシンプルに無駄を排除していければ、結果的にエコ対策となり、経済的な節約術にも結びつくという声も少なくありませんでした。

最後に、「『環境を守る』ために皆さんが今の生活の中で犠牲に出来ること」を伺ってみたところ、最も多かったのは「豊かな物質生活(ファッション、グルメ など)」(55.8%)でした。「豊かな物質生活が、必ずしも幸せにはつながらならない。大量生産・大量消費の時代は終わった。リサイクルや中古で服は買える。今住んでいる町に引っ越してきてから、ごみの分別が厳しくてごみ袋にお金もかかるので、まじめに環境問題について考えるようになった」(女性20代)など、大量生産・大量消費に疑問を持つ方もいらっしゃいます。続いて多かったのが「便利・スピーディーな生活(生活家電、24時間営業、車など)」(41.5%)。「24時間営業のお店などなくても生活できるはず。家電も機能がありすぎる。シンプルなスローライフに立ち戻るべきと考えている」(女性40代)など、時間に追われ、何もかもスピーディーになった社会に対し、いま一度スローダウンした生活に立ち戻ってみてはどうかと問題提起する方など、「人間の豊かさ」を改めて問う意見も多数寄せられました。一方、「出来ることをすればいいのであって、あえて犠牲にまでしてする必要がないと思う。それでは苦痛になって、やる気も失せてしまう」(女性30代)など、長続きすることが大切と「まずはできることから始めてみては」という堅実な声も寄せられました。

■「環境を守る」ために、あなたが優先的に犠牲に出来る事は

 
1 豊かな物質生活(ファッション、グルメ など)   55.8%
2 便利・スピーディーな生活(生活家電、24時間営業・コンビニ、車 など)   41.5%
3 清潔で快適な生活環境(冷暖房、洗剤、ティッシュ、水洗トイレ など)   16.0%
4 個人の喜び・自由な時間(TV・映画、パソコン、お酒、タバコ など)   12.5%
5 犠牲にしてまでやるつもりはない   12.3%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

中には「犠牲という言葉はあてはまらないようにも思う。できることを少しづつ増やせるように心がけている」(女性40代)など、「犠牲」ではなく、社会への前向きな「参加」という見方をする方も少なくなく、エコに対する皆さんの姿勢にも少しづつ変化が表れていることがうかがえました。また国内外で大量生産・大量消費のライフスタイルが問い直される中、当社を含め企業にもまだまだ取り組むべき課題が残っているものと自覚しております。当社ではビールの製造に伴って発生する廃棄物・副産物の再資源化、エネルギー使用などによるCO2排出量の削減、水資源の有効利用や容器・資源の回収などに取り組みを進めているものの、まだまだ十分でないのも確かです。今後、行政、自治体とも連携しながら、消費者・市民社会のために「環境」「安全」「安心」をお届け、ご満足いただけるように挑戦して参りたいと思います。1人1人の行動は小さくとも「塵も積もれば山となる」と言うように、私たちの子孫のために住みよい地球環境を守りたいものです。皆さんの環境に対する真剣な考えを改めて実感しながら、一市民企業として身の引き締まる今回のアンケート調査でした。

このページの上部へ
お客様生活文化研究所