毎週アンケート

【第110回】アンケート結果:2005年11月9日〜11月15日

入浴剤を入れますか?
入浴は?

SA(単回答)

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調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数) 11,471人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年11月9日〜11月15日
入浴剤を入れますか?

一気に肌寒くなったこの時期、夏場はシャワーでだけで済ませていたという方も、そろそろ湯船が恋しくなってきたのではないでしょうか。さてお風呂と言えば、楽しみの1つに「入浴剤」の存在も忘れてはいけませんね。もちろん好みもあると思いますが、今回は皆さんのご家庭の「入浴剤」の利用についてお尋ねしました。

夏場は「湯船派」と「シャワー派」が二分化

まず、夏場と秋・冬場の入浴方法の違いについて見てみましょう。「真夏でも絶対に湯船に入らないと、お風呂に入った気がしない・・・」(女性30代)など、夏場に「必ず湯船派」と回答した方が32.6%、「だいたい湯船派」が23.1%と、全体の半数以上の皆さんが季節にあまり左右されず「湯船派」であることがうかがえます。一方、「夏に湯船に浸かると、出たときにエアコンを効かしていないと汗が噴き出し、また、シャワーとなってしまう・・・」(男性50代)など、「だいたいシャワー派」(34.8%)、「必ずシャワー派」(9.5%)と回答した方も残りの半数近くに達し、夏場は「湯船派」と「シャワー派」に入浴方法が大きく二分化していることが判りました。

秋・冬場は9割が「湯船派」へ、年齢が低くなるほど「シャワー派」増加

では、次第に肌寒さを感じる秋口から冬場はいかがでしょうか。「夏は外出先から帰るとすぐに汗を流したいので、シャワーを浴びることが多いが、冬はじっくり温まりたいので必ず湯船に浸かる」(女性30代)など、秋・冬場に「必ず湯船派」と回答した方が72.4%、「だいたい湯船派」が20.2%と実に9割以上の皆さんが「湯船派」と回答し、夏場と比べ約4割近くの方が「シャワー派」から「湯船派」に転向していることが明らかとなりました。冬場は体を洗う、汗を流すという事よりも、むしろ冷えた体を芯まで温めたいという声が多く、入浴に対する目的が季節によって変化していることがうかがえます。また世代によっても、「湯船派」と「シャワー派」に大きな違いがあるようです。「時間がもったいない。シャワーで洗うところを洗ったら出て、やりたいことをしたいから・・・」(男性20代)など、特に20代では1人暮らしの方も多いせいか、帰宅してから湯を溜めたり、湯炊きをする時間や手間を思えば、むしろシャワーの方が楽という声も寄せられ、20代の「湯船派」は夏場で45.4%、冬場で83.9%と他の世代と比べ最も低い数値となりました。一方、60代以上の「湯船派」は夏場で62.7%、冬場で実に97.6%と最も高く、世代とともに「湯船派」が徐々に増加する傾向が見受けられました。

世代別:入浴方法

SA(単回答)

3人に1人が「入浴剤」を必ず利用

秋・冬場に「湯船派」が急増することが明らかとなりましたが、さて湯船に浸かる際、「入浴剤」を使っている方はどの位いらっしゃるのでしょうか。最も多かったのは「気分や体調に合わせ、時々利用している」(42.4%)という声でした。「疲れ溜まっている時や、リラックスしたい時に利用している」(男性40代)など、仕事のストレスや疲労を解き解す効果を求め、その日の体の状態に合わせ利用しているという方が圧倒的に多いようです。もちろん「入浴剤を入れないと、お肌がなんだか落ち着かないので、癖のように入れている」(女性20代)など、「入浴時に必ず入れる」(33.2%)という声も全体の約3分の1近くを占め、「入浴剤」が風呂好きの日本人にとって欠かせない存在となっていることがうかがえます。一方、「入浴剤を本当は使いたいが、省エネも兼ねて循環温浴器を使用しているため使う事が出来ない」(女性30代)、「残り湯を洗濯に使うので入浴剤は使わない。子供の制服のシャツや体操服を一晩浸け置きするので色がついてしまうから・・・」(女性30代)など、「洗濯や花の水やりに再利用しにくい」(6.8%)、「風呂釜が壊れるので入れない」(4.8%)という声や、さらに小さなお子様のいるご家庭では「子供がまだ小さく、お風呂で遊びながらお湯を口に入れてしまうこともあるので・・・」(女性30代)などの理由から、「入浴剤」の利用を避けているという回答も寄せられました。

■入浴剤を入れますか?

 
1 気分や体調によって時々入れる   42.4%
2 入浴時は必ず入れる   33.2%
3 秋・冬場など気温の変化に伴って入れる   21.7%
4 洗濯や花の水やりに再利用しにくいので入れない   6.8%
5 風呂釜が壊れるので入れない   4.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

購入ポイントは、「香り」「効能」「温泉」

■入浴剤購入のポイントは?

 
1 好きな香り 45.1%
2 効果効能 39.6%
3 各温泉地の成分や
雰囲気が味わえるもの
24.5%
4 価格 20.3%
5 湯の色 17.4%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

入浴時に「入浴剤」を使っている方は多いようですが、「入浴剤」の購入に際して、皆さんはどのような点に注目しているのでしょうか。トップは「好きな香り」(45.1%)でした。「疲れを癒すためにレモン系やオレンジ系のほんのり香るくらいの入浴剤を使う。あまり香りが強いのは、余計リラックス出来ないので・・・」(女性20代)、「気分によってシトラス系を使ったり、フルーティな香りを使う。効能はあまり期待しない」(女性40代)など、「色」、「価格」や「成分」以上に「香り」を重視する声が案外多く、好きな香りを感じることで自然と1日の心身の疲れが癒されるという方も少なくないようです。続いてポイント2位は「腰痛、肩こり、等効能のある入浴剤を利用している」(男性60代)など、「効果効能」(39.6%)を注目する声。また見逃せないのが、3位の「各温泉地の成分や、雰囲気が味わえるもの」(24.5%)という回答でした。「温泉気分を味わいたいので、別府温泉、登別温泉の入浴剤が気に入っている」(女性40代)、「温泉地の『湯の花』を入れるのが好み」(男性50代)など、自宅に居ながら名湯が楽しめる「入浴剤」はバリエーションも多く、気軽にリッチな気分を楽しめるアイテムとして購入時の大きなポイントとなっていることがうかがえます。中には「温泉に月1回ペースで行く。そこで温泉の湯をペットボトルに入れて家に持って帰り、自宅のお湯と温泉を混ぜると、まるで温泉に行ったような気分になる」(女性20代)と、「入浴剤」ではなく、本物の「温泉」を入れているという大の風呂好きもいました。

入浴剤に「気分転換」「疲労回復」を期待、女性は「冷え性対策」「美容」も

■入浴剤に求める効果は?

 
1 リラックス効果 55.0%
2 疲れを癒す 44.6%
3 血行促進・冷え性対策 30.6%
4 保温効果 30.3%
5 肌荒れ防止・美容 19.6%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

店頭にはスキンケア、薬用、血行促進など、様々な効能を持つ「入浴剤」が所狭しと並んでいます。上述の通り、購入ポイントの上位に「香り」「効果効能」が挙げられましたが、果たして皆さんはどのような効果を期待しているのでしょうか。堂々の1位には「リラックス効果」(55%)、続いて2位に「疲れを癒す」(44.6)が挙げられました。「入浴剤は気分転換をはかる効果があるので、夏場と冬場によって変えている。夏場は爽やかな香りのする入浴剤を、冬場は暖色系の入浴剤を入れている」(男性40代)、「常に何種類かはストックしておく。体が疲れている時は炭酸系の効能重視の入浴剤を、精神的な疲れには良い香りや色のもの、泡の入浴剤を選んで心身ともにお風呂でリラックス、リフレッシュできるようにしている」(女性20代)など、季節や体調に合わせて複数の「入浴剤」を使い分けているといった声も多数寄せられ、病気や怪我治療というよりも、むしろ「気分転換」や「疲労回復」を目的に利用している方が多いようです。また性別でも、期待する効能に違いが見受けられました。特に女性に目立ったのが3位の「血行促進・冷え性対策」(女性=37.8%、男性=22.7%)でした。「冬は冷え性でなかなか布団に入っても寝付けないので、秋冬はだいたい半身浴を30分以上はしている」(女性30代)など、「冷え性」に悩む女性は意外に多いようです。さらに5位にも「肌荒れ防止・美容」(女性=26.6%、男性=11.8%)と、女性ならではの回答が挙げられました。

茶葉、お酒からハチミツまで、家庭内にあるもので代用

皆さんのご意見の中には、市販の「入浴剤」以外のものを入れているといった声も多数寄せられました。その中からいくつかご紹介します。「ウーロン茶のティーパックを利用した、ウーロン茶風呂」(女性20代)、「何日かおきにお茶を飲んで出たお茶葉を入れる」(女性30代)など、出枯らしの茶葉を利用するという方。「牛乳や日本酒を入れてもお肌はつるつる」(女性30代)など、期限切れの牛乳や飲みきれなかったお酒を入れるという方。また「庭にごっそりあるハーブを入れる」(女性40代)、「家の庭にある柚子が今年も沢山実をつけた。入浴剤の合間にゆず湯を楽しんでいる」(男性50代)など、庭に植えている家庭菜園のハーブや柑橘類を入れているという方。さらには、「家族の中にアトピー持ちがいるので、(入浴剤は)入れることができない。その代わりにハチミツを入れている。保湿効果があり良いみたい」(女性60代)、「セロリの葉の部分を捨ててしまうのはもったいないので、洗って洗濯ネットに入れて湯船に入れた。はじめは匂いが気になったけど温まって良かった。セロリを株で買ったときにオススメ」(女性40代)といったユニークなご意見も寄せられました。市販の「入浴剤」に飽きた方はぜひお試しを。

今回は「入浴剤」の利用について皆さんにご意見を伺ってきました。古くから日本では、端午の節句には男の子の出生を祝い、「勝負」に通じる「菖蒲湯(しょうぶゆ)」を、冬至に風邪予防に効果の高い「ゆず湯」のほか、ももの葉湯、よもぎ湯など、いわば天然の「入浴剤」を入れる習慣があり、お風呂をゆっくりと楽しむ様々な工夫がなされてきました。こうした従来の薬草や柑橘類に加え、最近では薬用植物タイプ、炭酸ガスタイプ、スキンケアタイプ、酵素タイプや自然無機塩タイプなど効能効果に合わせ、様々な「入浴剤」が多数市販されています。「今日は、どこの温泉にする?湯布院?それとも草津?」 自宅に居ながら家族と今夜の温泉地を決める、こんな会話も楽しいものですね。

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