毎週アンケート

【第116回】アンケート結果:2005年12月21日〜12月27日

正月準備は何をする?
■「正月準備」として欠かせないことは?
 
1 年賀状書き 85.3%
2 大掃除 78.2%
3 年越しそば 61.9%
4 正月飾り(しめ飾り・門松・熊手など) 52.9%
5 お雑煮 52.0%
6 お年玉 51.8%
7 鏡餅 47.6%
8 お酒・お屠蘇 42.6%
9 おせち料理づくり 41.0%
10 みかん 34.3%
 
 
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※MA(複数回答)/n(有効回答数)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,770人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2005年12月21日〜12月27日
正月準備は何をする?

今年も残すところあとわずか。クリスマスが終わり、今度はお正月の準備に追われている方も多いことでしょう。とはいえ、最近は年中無休のコンビニやスーパーマーケットも増えたことから、昔のように年内中にすべての準備を済ませなければ、といった意識も次第に薄れてきているようにも思えます。そこで今回は、年々失われつつある「お正月」の風習の中で、皆さんのご家庭で欠かさず行っている「お正月の準備」についてお尋ねしましました。

クリスマスが終わると、いよいよ正月モードへ

正月準備はいつからする?

※SA(単回答)

古くは12月13日を「事始め」と言い、正月の準備を始める日とされていました。さて現代の皆さんは、一体いつから「正月準備」を始めているのでしょうか。最も多かったのは、新年までいよいよ1週間を切った「12月25日過ぎから(クリスマスが終わると)」(33.2%)でした。「クリスマスが終わった次の日から、日中は掃除、夜は年賀状または障子貼り・・・」(女性30代)など、クリスマス終了の合図と共に、一気に気分を正月モードに切り替えるご家庭が大変多いようです。また「仕事をしているので正月の準備はいつもギリギリ。大掃除、買出しや餅つきは、仕事の都合で毎年29日。31日は朝から料理で大忙し・・・」(女性50代)など、年末年始に仕事を抱えているという方も多く、準備は「大晦日ギリギリ」(12.4%)という声も目立ちました。その一方、「大掃除は12月に入ると寒い日が多い為、11月の中旬には全て(雨戸、網戸、照明器具、室内等)完了する」(男性50代)など、「12月前に」(2.1%)、「12月に入るとすぐ」(6.8%)、「12月中旬頃から」(16.5%)と、12月半ばまでに徐々に準備を始めているという優等生も少なくありませんでした。中には「年賀状のインクジェット紙を買おうとしたら売り切れていて、探し回ったことがあったので・・・」(女性30代)など、過去の失敗から教訓を得て、余裕をもった準備を心がけている方もいました。

正月準備の中で、一番の大仕事「年賀状」!?

では実際に、皆さんのご家庭で欠かせない「正月準備」とは何でしょう。堂々の第1位は「年賀状書き」(85.3%)でした。「年賀状を書くのは面倒ですが、あまり会えない方の近況を知ることができ欠かせない」(女性30代)など、昨今では電話、Eメールと通信手段の発達に伴い、遠方に暮らす友人や知人とのやりとりも思いついた時にいつでもできる時代となりましたが、いまだに「年賀状」が廃れないのは、手にとった時に紙や文字から伝わる送り主の心遣いや温か味にその理由があるのかもしれません。「本当は手書きで書きたいのですが、時間がなくてついついパソコンに頼ってしまう」(女性30代)など、最近ではパソコンでの年賀状作りが普及していますが、ひとことでも直筆でコメントを書き添えることも大切ですね。とはいえ、「年賀状書きは、300通を超えるので大変」(女性50代)など枚数の多い方にとっては一仕事、元旦に間に合わないという声も少なくありませんでした。

「大掃除」は家族総出で!

1位に追随して、多かったのは2位「大掃除」(78.2%)でした。「大掃除は、家族全員で担当を決めて大晦日に行う」(女性30代)など、「正月準備」は何かと主婦の負担が多くなりがちですが、「大掃除」に限っては家族総出で行うというご家庭が結構多いようです。「旦那に高いところを掃除してもらう」(女性30代)という声に代表されるように、普段の掃除ではなかなか目の届かない高い棚、重くて運べない力仕事はご主人が担当するなど、家族の協力がとても重要であることがうかがえます。次に3位「年越しそば」(61.9%)、4位「正月飾り(しめ飾り・門松・熊手など)」(52.9%)が続き、また暴飲暴食に備え「胃腸薬の準備」(男性40代)というユニークな声も寄せられました。

おせちは特別用意しない、20、30代

また世代によっても顕著な差があるようです。上位に挙げられた「正月準備」を世代別で比較してみると、世代が低くなるとともに「準備」を行わない方が増える傾向が見受けられました。特に20、30代の「おせち料理づくり」の数値の低さが目立ちます。こうした背景には「おせち料理やお雑煮は、それぞれの実家で食べるので・・・」(女性30代)と帰省するため「おせち料理」は特別用意しない、また「実家から色々送ってもらう」(女性30代)など、実家のお母さんから「おせち料理」をお裾分けしてもらうといったことも作らない理由となっているようです。一方、実家のお母さんにとっても「孫達が増えましたので、今年は子供用のおせち料理を増やそうと思っている」(女性60代)など、案外、面倒とは感じていないことがうかがえます。

世代別:正月準備に何をする?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

約9割が食べる、お正月を代表するメニュー「お雑煮」

お正月にお雑煮を食べる?

※SA(単回答)

「おせち料理」と並んで、見逃せないのが第5位に挙げられた「お雑煮」(52%)です。どの位の皆さんが、お正月に「お雑煮」を食べるのか伺ってみたところ、「三が日の朝飯はお雑煮」(男性60代 静岡)というご家庭も多く、「食べる」と回答した方は実に90.7%に達しました。とはいえ、一口に「お雑煮」といっても、地方により味やスタイルにも大きな違いがあると言われます。次に、その違いについて具体的にみていきましょう。まず、だしは全国的に「かつおだし」がメインとなっており、特に北海道、東北、関東の東日本では「スープも鶏ガラで取るのがとっても美味しい」(男性20代 東京都)など、「鶏(肉)だし」という声が多数寄せられました。一方、西日本では「鶏(肉)だし」という回答は極めて少なく、代わって「こんぶ」や「いりこ」など海産物の使用が目立ちました。特に昆布の名産地である北陸では、「かつおだし」(20.4%)を超えて「昆布だし」(48.3%)がトップとなりました。

お雑煮のだしは?

SA(単回答)

「すまし汁」が全国区、近畿、四国地方では「白味噌」も人気

続いて味付けはいかがでしょうか。「お醤油味で、鶏肉と根野菜が入った具だくさんのお雑煮」(女性30代 神奈川)など、醤油をベースにした「すまし汁(醤油+塩)」が全国的にメジャーな味付けとなっているようです。しかしながら、近畿、四国地方においては「かしら芋を白味噌で。食べるときは鰹節をかける」(女性40代 京都)など、「白味噌」(近畿= 43.4%、四国= 27.1%)仕立ての「お雑煮」も「醤油」と人気を2分し、ポピュラーな味付けとなっていることが明らかとなりました。中には「1日は、東京生まれの主人に合わせてお澄まし仕立て、2日は関西生まれの私の好みで白味噌仕立て・・・」(女性50代 千葉)など、三が日の「お雑煮」の味付けにバリエーションを持たせる工夫をしているご家庭もありました。

お雑煮の味付けは? すまし汁VS白味噌

SA(単回答)

東日本では鶏肉、西日本では野菜メイン

では「お雑煮」に入れる具は、地域によって差があるのでしょうか。まず北海道、東北、関東の東日本では、「鶏肉」「三つ葉」が欠かせない具材となっていました。一方、西日本では「かまぼこ」「ニンジン」「大根」が上位に挙げられ、東日本が鶏を中心にした「お雑煮」であるのに対し、西日本では野菜がメインとなっていることがうかがえます。また具材には「味は澄まし汁でイクラや三つ葉も乗せる」(女性60代 北海道)、「広島産の牡蠣を入れた汁に、別の鍋でゆでた丸餅をあわせ、ねぎをのせて出来上がり」(男性40代 広島)、「静岡県は一般的に醤油仕立てでかつお節と青のりをトッピングする」(男性40代 静岡)など、その土地ならではの特産物も欠かせない存在となっていました。

北海道

東北

関東

信越

東海

 
1 三つ葉
2 鶏肉
3 しいたけ
 
 
1 鶏肉
2 ニンジン
3 三つ葉
 
 
1 鶏肉
2 三つ葉
3 大根
 
 
1 大根
2 ニンジン
3 かまぼこ
 
 
1 かまぼこ
2 小松菜
3 白菜
 

北陸

近畿

四国

中国

九州

 
1 ニンジン
2 かまぼこ
3 三つ葉
 
 
1 大根
2 ニンジン
3 里芋
 
 
1 大根
2 ニンジン
3 かまぼこ
 
 
1 かまぼこ
2 ニンジン
3 大根
 
 
1 かまぼこ
2 しいたけ
3 鶏肉
 

東日本は「角餅」派、西日本は「丸餅」派、唯一香川県のみ「あん餅」派

最後に「お雑煮」の主役であるお餅は、どんな形状のものを、どのように調理して使用しているのでしょうか。北海道、東北、関東、信越では「角餅を焼く派」が圧倒的に多かったものの、東海では焼かずに「角餅をそのまま煮る派」の支持が上回りました。一方、西日本では「円満」の意味を持つ「丸餅」が主流となり、近畿では「丸餅を焼く派」と「丸餅をそのまま煮る派」がほぼ半々であったのに対し、四国、中国、九州では「丸餅をそのまま煮る派」の支持が上回りました。また「うちのお雑煮は、香川のさぬき地方のもの。白味噌に短冊切りにした金時人参と大根、お豆腐を入れる。それにあん餅を入れて出来上がり。あんと味噌の絶妙のハーモニーが楽しめる♪」(女性30代)など、唯一香川県人からは「あん餅を煮る派」(香川=39.6%)へ圧倒的な支持が集まりました。地域により、味ばかりではなく、お餅の形状や入れ方にも違いが見られ、日本全国の「お雑煮」の在り方が一様でないことを改めて実感させられました。

お雑煮の形状と入れ方は?

SA(単回答)

今回は、そろそろ本腰を入れ始めなければならない「お正月準備」について皆さんの意見を伺ってきました。「正月準備」を世代別で比較してみると、世代が低くなるとともに「準備」を行わない方が増える傾向が見受けられ、時代を追うごとに確かに「お正月」らしさは失われつつあるようです。とはいえ「以前はゲレンデで年越しでしたが、子供が生まれたので、私達が小さかった頃のお正月を子供達にも経験させたいと思い頑張っている」(女性30代)など、古き良き日本の「お正月」を子の世代に伝えようと努力している若いお父さん、お母さんもいました。時代は変わっても、日本の風習や伝統は後世へ残していきたいものですね。年末は何かと忙しくなりますので、「正月準備」は余裕を持って計画的に。

皆様のご協力に支えられた「毎週アンケート」も、今年はこれが最後となります。1年間ありがとうございました。良いお年をお迎え下さいますよう、心からお祈り申し上げます。

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