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【第118回】アンケート結果:2006年1月11日〜1月17日

美味しいお鍋の食べ方は?
冬場に「お鍋」を食べる頻度は?  
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※MA(複数回答)/総回答数

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,025人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年1月11日〜1月17日
美味しいお鍋の食べ方は?

寒さが増すと、何をするのも億劫になるという方もきっと多いことでしょう。でもそんな寒い冬だからこそ、楽しみなものもあります。例えば、「スキー」「コタツ」「風呂」「睡眠」「熱燗」等々、挙げれば限がありませんが、何はなくとも忘れてはならないのが「お鍋」ですよね。そこで今回は日本の冬の味覚の代名詞、体の芯まで温かになる「お鍋」についてお尋ねしましました。

2人に1人が週1回以上の頻度で「お鍋」を食べる

さて皆さんは、冬に「お鍋」をどの位の頻度で食べているのでしょうか。「週3回は鍋にする。最近、ふぐちり鍋と鴨鍋にはまっている」(女性50代)など、「週2〜3回」と回答した方が16.5%、「週1回程度」という方が37.6%。中には「寒い冬は、家に帰ると毎晩ビールと鍋が待っている。毎日食べても、中身が変わるので飽きない」(男性30代)など、「ほぼ毎日食べている」という大の鍋好きも1.2%おり、この冬、全体の5割以上の皆さんが「週1回以上」は「お鍋」を召し上がっていることが明らかとなりました。さらに「月1回以上」の頻度では、実に全体の97.7%にも達し、ほとんどの皆さんがひと冬に数回以上は「お鍋」を食す機会があることが判明しました。改めて「お鍋」が日本の冬を代表する人気メニューであることを実感させられます。

調理の手間がかからず、栄養満点!「お鍋」はパーフェクトな家庭料理

■どこで食べる?

 
1 自宅 97.1%
2 居酒屋 18.3%
3 鍋専門店 5.6%
4 日本料理屋 4.0%
5 韓国料理・焼肉屋 0.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

一体どこで「お鍋」を食べることが多いのでしょうか。最も回答が多かったのは「自宅」(97.1%)でした。「湯豆腐や水炊きは家で簡単にできるから・・・」(女性30代)、「仕事が終わって遅くに帰っても、鍋料理は簡単に用意できる」(女性40代)など、手早く準備ができ、調理が楽という声が多数寄せられ、「外食」メニューというよりも、むしろ家庭料理としての人気の高さがうかがえます。さらに「冷蔵庫に残ったどんな野菜を入れても、美味しくいただける」(女性30代)、「野菜もたくさん食べられるので栄養満点」(女性40代)など、低カロリーでヘルシーであるばかりではなく、同時に冷蔵庫の整理や掃除を兼ねられるとあって、主婦にとっては一石二鳥、いや一石三鳥のメニューと言えそうです。ちなみに「自宅」のほか、2位に「居酒屋」(18.3%)、3位に「鍋専門店」(5.6%)が続きました。

「お鍋」が週末の家族団らんを演出

どんな時に「お鍋」を食べることが多いのでしょうか。ダントツの1位は「家族が揃った夕食時に」(65.2%)でした。「主人と土日しか一緒に食べられない我が家では、お鍋で家族団らん」(女性40代)、「嫁いだ娘と孫が 帰ってきた時、 近江牛を奮発して 賑やかに しゃぶしゃぶを食べるのが最高」(男性60代)など、家族とはいえ普段忙しく、なかなか顔を合わせて食事をする機会がない現代社会において、「お鍋」はまたに家族が揃う週末や夕食を、楽しい家族団らんへと演出してくれる素敵なメニューと言えそうです。続いて多かったのは「昼間の気温が寒いと感じた時に」(35.2%)でした。「外気の寒さを感じた時、また献立に迷いが生じた時はお鍋」(女性60代)など、今年は大寒波で全国的に寒い冬となっていますが、こう寒い日が続くと「お鍋」が恋しくなる回数も自然と増えるようです。暖房のきいた暖かい部屋で、熱い「お鍋」を囲み、そしてよく冷えたビールを飲む、これぞ最高の極みかもしれませんね。また世代別で見ると、20代では「友人同士で集まった時に」(20代=33.2%)という声も目立ち、自宅で「鍋パーティ」と称した飲み会を催す機会も多いようです。

■どの段階で購入を決める?

 
1 家族が揃った夕食時に   65.2%
2 昼間の気温が寒いと感じた時に   35.2%
3 忘年会や新年会など宴会の時に   16.5%
4 友人同士で集まった時に   16.3%
5 人数、タイミング関係なく、しばしば食べる   14.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

人気ナンバーワンは「すき焼き」、甘辛さが子供にも大人気

■好きな「お鍋」は?

 
1 すき焼き   43.1%
2 キムチ鍋(チゲ)   36.8%
3 水炊き   36.6%
4 寄せ鍋   33.6%
5 しゃぶしゃぶ   29.1%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)


では、皆さんが好きな「お鍋」の種類は何でしょうか。堂々のトップは「すき焼き」(43.1%)でした。「4歳の息子が大好きなすき焼きが一番多い。生卵にからめて甘辛いお肉をふーふーしながら食べる」(女性30代)など、小さなお子さんでも食べられる甘い「すき焼き」は、ご家族全員で楽しめるお鍋の王道と言えそうです。またひと昔前までは牛肉が大変高かったことから、「すき焼き」というと「特別な日」「贅沢」、そんなイメージを持っている方も多いようです。中には「昔、兄弟でお肉の取り合いをしたことをよく覚えている」(女性30代)など、懐かしい思い出も寄せられました。

食欲増進、発汗作用のある「キムチ鍋」、ポン酢派には「水炊き」が人気

世代別:すき焼きVSキムチ鍋

MA(複数回答)/n(有効回答数)

人気鍋の第2位は「キムチ鍋(チゲ)」(36.8%)でした。「キムチ鍋を食べると、暖房をつけなくても良いくらい体が温まる」(女性30代)など、辛くて熱い「キムチ鍋」は、発汗作用、食欲を増進させ、寒い冬を乗り切るのに最高の「お鍋」という声が多数寄せられました。続いて3位は調理が簡単であること、また野菜をたっぷりと食べることができるという理由から「水炊き」(36.6%)。「おいしいポン酢があれば、何でも水炊きにして食べることが出来る」(女性40代)など、「水炊き」は「ポン酢」好きからも高い支持が集まりました。世代別では20、30代に「キムチ鍋」の人気が高く、「すき焼き」を抜いて好きな鍋のトップとなりました。また辛いのが苦手な方におすすめしたいのは、「キムチ鍋」の具を「すき焼き」のように生卵に通して食べること。辛さが半減し、まろやかに美味しく召し上がれますので、一度お試しください。

東から西へ、その土地ならではの素材を使った「お鍋」

次に、地域性による「お鍋」の好みの違いを見てみましょう。「秋田人としてきりたんぽなくして鍋は語れない。人をもてなす時にかかせない」(女性30代)など、秋田県発祥地と言われる「きりたんぽ鍋」(東北=19.7%)は比内地鶏のだしに、野菜を入れ、最後に焼いたきりたんぽを入れる郷土料理。特に東北地方の皆さんから高い支持が集まりました。北海道では鮭をメインとした「石狩鍋」(北海道=21.2%)、九州では牛もつのほか、ニラ、キャベツたっぷりの「もつ鍋」(九州=33%)。「ふぐちり鍋(てっちり)」(近畿=19%、関東=7.1%)、 「かにすき」(近畿=26%、関東=7.5%)は関東ではあまり馴染みがないものの、瀬戸内海や日本海側からの流通・輸送も容易である近畿地方での人気の高さが目立ちました。このように、その土地ならではの名産が「お鍋」の具にも反映され、郷土料理として定着していることがうかがえます。

締めはやっぱり「雑炊」、基本は冷ご飯、生卵にネギ

■「お鍋」の締めは?

 
1 雑炊   55.6%
2 うどん   32.5%
3 ラーメン   3.0%
4 調味料を加えた
特製スープ
  1.2%
5 そば   0.4%
 

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最後に「お鍋」の締めについて伺いました。人気の1位は「雑炊」(55.6%)。「冷凍庫にある残りご飯を、ここで一気に処分。関西風の昆布だしをたして、あっさり風味の雑炊に仕上げ、溶き卵と大量の刻みねぎを添えると、子供たちにも大人気」(女性40代)など、冷蔵庫に残った冷や飯、卵にネギ、これが「雑炊」作りの基本となっているようです。さらに「とき卵ときざみ海苔、仕上げにバターを入れる。香りとまろやかさが加わってとても美味しい」(女性30代)など、隠し味にバター、ポン酢、ラー油やごま油を加えるといった方もいました。また「すき焼きにはうどん。しゃぶしゃぶは きしめん、 お餅が美味しい。またもつ鍋はラーメン」(女性30代)、「ダイエットのために具に春雨を入れることが多い。豆乳鍋の締めはラーメン」(女性20代)など、「お鍋」の種類によって最後の締めを変えるといった意見も多く、メインのお鍋以上に締めを楽しみにしている方も少なくないようです。中には「味噌やキムチなどの味の鍋でも、スパゲティを入れて煮込んでみると意外と美味しい」(女性30代)など、ユニークなアイデアも寄せられました。

今回は「お鍋」についてお話を伺ってきました。実に半数以上の皆さんが「週1回以上」もの頻度で、「お鍋」を食されていることが明らかとなりました。こうした人気の背景には、調理や下ごしらえの手間が少ないこと、また冷蔵庫に残った野菜や食材で手軽に作れる経済性や、生では食べにくい量の野菜をたっぷりと食べられる栄養バランスも人気の理由と言えそうです。さらに「お鍋」は、家族団らんにも一役買っており、賑やかな週末の食卓を「お鍋」を中心に過ごしているご家庭も少なくありませんでした。体も心もポカポカにする「お鍋」は、日本の冬に欠かせないメニューであることを再認識させられる結果となりました。さて今週末は、何の鍋にしますか?

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