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【第122回】アンケート結果:2006年2月8日〜2月14日

納豆を美味しく食べるひと工夫は?
納豆は好き?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,574人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年2月8日〜2月14日
納豆を美味しく食べるひと工夫は?

鬼は外!福は内!先週末、豆まきで大活躍した大豆を原料にした食品で、まず頭に浮かぶのが「納豆」。とはいえ、その独特な臭いやネバネバとした食感から、好き嫌いの分かれる食べ物の代表格でもあります。そこで今回は、世代や地域によっても、好き嫌いに違いがあると言われる「納豆」についてお尋ねしました。

8割以上が「納豆好き」、日本人に愛される国民食

納豆が好きという方はどの位いるのでしょうか。「とにかく大好き3度の食事に納豆が有れば嬉しい」(男性50代、京都)など、「大好き」と回答した方が49.3%、「まあまあ好き」という方が33.2%と、実に8割以上の皆さんが納豆好きであることが判明しました。癖の強い臭いや、糸をひくネバネバさを嫌う人も多いと思われがちな「納豆」ですが、実際には多くの日本人に愛される食品の1つとして定着していることがうかがえます。もちろん中には、「一度食べてみたが無理、臭いも駄目。口に入れた瞬間の味は、腐っている」(女性50代、愛知)など、「嫌い」(6.8%)という回答も少なからず寄せられました。

九州を除き、西日本で敬遠される傾向

こうした納豆嫌いは、「関西ではあまり納豆が出回っていなかったので、大人になるまで食べることはなかった。どうしてもニオイが気になる」(女性30代、京都)、「別に納豆を食べなくても死にはしない、関西圏ではもともと納豆を食べる習慣が無い」(男性50代、大阪)など、昔は納豆を食べる習慣がなかった近畿、四国といった西日本エリア在住者や出身者に目立ちました。とはいえ、西日本エリアの中でも、唯一九州だけは例外で、北海道、東北、関東と並び、むしろ納豆好きが大変多いエリアとなっていました。背景には加藤清正が朝鮮出兵の際に、馬に積んでいた煮豆が発酵し糸を引いたものを食べたのが始まりと伝えられ、以後、熊本を中心に九州へ広がったのが理由とされていますが、実際のところは定かではないようです。

地域別:納豆は好き?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

8割以上が週1ペース以上で「納豆」を食す

納豆を食べる頻度や、食べるタイミングはいかがでしょう。納豆嫌いを除いた皆さんに伺うと、「歳とともに健康に気をつけるようになり、手軽に毎日食べられるタンパク源のものを考えた際に、納豆を思いついたので毎朝食べている」(女性40代、広島)など、「ほぼ毎日(食べている)」と回答した方が16.8%。続いて「週4〜5回」という方が15.5%、「週2〜3回」が32.7%、「週1回程度」が19.9%と、8割以上の皆さんが週1回以上のペースで「納豆」を食していることが明らかとなり、白いご飯、味噌汁と同様に日本の食卓に欠かせない一品となっていることがうかがえます。また、食べるタイミングは「子どもの頃から朝食に納豆がつきものだったので、違和感なくずっと好き」(男性40、埼玉)など朝食の定番メニューという「朝食派」(36.5%)と、「夕食にイカやキムチなどを入れ、おかず代わりに食べる」(男性60代、東京)など魚介類などを加え、豪華なおかずや酒の肴にするという「夕食派」(49.2%)と回答が大きく二分しました。また「以前テレビで睡眠中に血栓ができやすいため、夕食に納豆を食べると良いと知ってから、さらに熱心に食べるようになった」(女性50代、北海道)など、テレビ健康番組の影響で「夕食派」に切り替えたという声も多数寄せられました。一方、「昼食」(11.7%)は外食やお弁当が多いせいか、人気が低調でした。

納豆を食べる頻度は?いつ食べる?

健康効果が「納豆」人気を牽引

では、なぜこれほど多くの皆さんに納豆は愛されているのでしょうか。次にその理由を見ていきましょう。堂々の1位は「栄養価が高く、健康に良いため」(76.7%)でした。「ナットウキナーゼを最大限に引き出すために、何も入れない状態で白くなるまでひたすら混ぜる。血液サラサラ効果が絶大・・・」(女性30代、千葉)など、昨今の健康ブームにより、健康食品として見直されたことが「納豆」人気に火を付けた最大の要因と言えそうです。

■納豆が好きな理由は?

 
1 栄養価が高く健康に良いため   76.7%
2 納豆の味が好きだから   49.8%
3 ご飯が美味しく食べられる   41.1%
4 価格が安いので   29.1%
5 調理の手間が掛からないから   25.2%
 

■納豆が嫌いな理由は?

 
1 独特な臭い   91.9%
2 ネバネバした食感   43.1%
3 味がまずい   42.9%
4 糸を引くのが   31.3%
5 見た目   24.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「健康」「美味」「安価」「簡単」=パーフェクトな食品

続いて2位は「納豆の味が好きだから」(49.8%)、3位に「ご飯が美味しく食べられる」(41.4%)と、食べ飽きない納豆の味を支持する声が多数寄せられました。「ご飯がいつもよりたくさん食べられる」(女性30代、埼玉)、「納豆をしばらく食べないと、我慢出来なくて買い込む」(女性60代、広島)など、あつあつご飯との相性もさることながら、大豆チーズとも言われる癖のある味は多くの皆さんを病みつきにして止まない常習性が隠されているのかもしれません。また4位に「価格が安いので」(29.1%)、5位に「調理の手間が掛からない」(25.2%)が挙げられるなど、納豆は「健康」「美味」「安価」「簡単」というキーワードで表せるように、好きな方にとっては文句の付け所のないパーフェクトな食品になっているようです。ちなみに納豆嫌いの方に納豆の嫌いな理由を伺ったところ、トップは「独特な臭いが苦手」(91.9%)。次に2位「ネバネバした食感が嫌い」(43.1%)、3位に「味がまずい」(42.9%)と、納豆好きが好む理由の、ほぼ裏返しとなる結果になりました。

薬味、調味料を入れる順番、練る回数にもこだわる

■納豆に入れる調味料は?

 
1 付いているタレ   78.2%
2 ネギ・長ネギ   60.6%
3 からし   49.0%
4 醤油   40.4%
5 生卵   38.2%
6 大根おろし   20.1%
7 キムチ   18.8%
8 オクラ   18.3%
9 海苔   17.6%
10 かつお節   15.2%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

さて、より美味しく納豆を食べるために、皆さんは納豆に一体どんな調味料を加えているのでしょうか。ダントツの1位は「市販パックに付いているタレを入れる」(78.2%)、2位「ネギ・長ネギ」(60.6%)、3位「からし」(49%)、4位「醤油」(40.4%)と、どうやら上位4つが基本の味付けとなっているようです。「食べ方はシンプル。納豆をよく練ってからし、ねぎを入れ、最後に醤油をかける。それだけで十分」(男性30代、北海道)など、基本調味料や薬味が一緒であっても、醤油やタレを始めに入れる、それとも最後に入れると、薬味を入れる順番や混ぜる回数にもこだわりを持っている方も少なくないようです。中には「とにかく混ぜる。魯山人をまねて、450回は混ぜるようにしている」(女性40代、東京)など、味をマイルドにするため100回以上練るという方も珍しくありませんでした。ちなみに「魯山人納豆」とは、かの北大路魯山人が「納豆」を食べる時に実行されたとされる方法で、まず何も加えず305回練る。醤油を入れて119回、計424回練る。そして最後にネギとからしを入れて出来上がり。一度、試してみはいかがでしょう。

納豆嫌いもオススメの「生卵」「キムチ」「大根おろし」

また、ひと工夫で目立ったのが5位「生卵」(38.2%)、6位「大根おろし」(20.1%)、7位「キムチ」(18.8%)を加えるという声でした。「納豆を食べたことがなく、あの粘り気やにおいが嫌いだったが、結婚して奥様がおいしそうに食べるのを見て『食べてみようかな』と思い、最初は卵かけご飯に少し納豆をのせて食べだして、そうのうち味をしめた」(男性40代 、広島)、「刻んだキムチを入れてしっかり混ぜる。好みで『キムチの素』を追加する。ごはんが超進む」(女性30代、神奈川)など、「生卵」「キムチ」は納豆臭さを抑え、「大根おろし」はネバネバを弱める働きもあり、「納豆」嫌いの方にもオススメの食べ方と言えます。

今回は、納豆の食べ方について皆さんにご意見を伺ってきました。納豆好きの方は実に8割を超え、かつ「週1回以上」のペースで「納豆」を食されている方も8割強に達し、日本を代表する国民食として確固たる地位を占めていることが明らかとされました。とかく嫌われ者として扱われがちな「納豆」ですが、地域により、多少好き嫌いに違いがあるものの、昨今では、納豆に対する嫌悪感は以前よりも減退していることがうかがえます。そもそも、納豆と日本人の関係は、縄文時代にまでさかのぼると言われ、食糧難の時代にも貴重なタンパク源として大変重宝されてきました。現代においても、「納豆」が持つ効果効能が次第に明らかとされてきており、ますます「納豆」と日本人の関係は深まっていくものと考えられます。最後に皆さんから寄せられた「納豆」の美味しい食べ方や、アイデア料理をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてご家庭でお試しください。

■納豆のアイデア料理

和風カルボナーラ
  • 「生卵を入れてかき混ぜた納豆を、茹でたてのうどんの上からかけて和風カルボナーラ」(女性30代、大阪)
マヨネーズ
  • 「見た目はあまりよくないですが、マヨネーズに七味を少々刻みきゅうりで食べるのが一押し」(女性40代、東京)
ロールパン
  • 「マヨネーズとハムを混ぜて、切込みを入れたロールパンにはさんでトースターで焼く。昼食・夜食などに良い」(男性40代、東京)
チャーハン
  • 「納豆チャーハンは簡単でおいしい。チャーハンができたら最後にたれと納豆を加えて軽くあわせるだけ」(女性50代 埼玉)
スパゲッティ
  • 「納豆スパゲッティが大好き。ベースの味はコンソメで、しょうゆ味の刻み納豆、トッピングは、ネギ、ノリ、ようがらし、卵黄」(男性40代、北海道)
納豆巾着
  • 「油揚に納豆とねぎととろけるチ-ズを入れ、トースターで焼く」(女性30代、東京)
はんぺん
  • 「はんぺん(半分に切って)の中に納豆・大葉・チーズを入れ、小麦粉・卵・パン粉つけて揚げる・・・うまい! 納豆だけだと味気ない夕飯になるけど、ちょっとひと工夫すれば立派なメインメニュー」(女性30代、広島)
トマト納豆
  • 「刻んだトマトを入れる。トマトの酸味 甘みが納豆の香ばしい味とピッタリとマッチ」(女性40代、東京)
生春巻き
  • 「納豆に醤油少々とすりごまを加えて下味を付ける。好みの野菜とともに生春巻きの皮で巻き、納豆の臭みをカバーするためにスイートチリソースをつけていただく」(女性30代、岩手)
オムレツ
  • 「居酒屋さんで納豆オムレツを見てから自分で作るようになった。卵と三つ葉と付属のたれと納豆を混ぜてオムレツ方に焼くだけ。大根おろしとポン酢で食べる」(女性20代、神奈川)
おもち
  • 「おもちをこんがり焼いてその上に納豆をのせ、かつお節削りと醤油を少々かけて『納豆もち』の出来上がり。なかなか美味しい」(男性60代、京都)
クレープ
  • 「コーヒーゼリー納豆クレープにチャレンジし、案外美味しいことにビックリした」(女性60代、東京)
餃子
  • 「餃子の皮で包んで油でさっと揚げ、ポン酢で食べる。ラ−油でも美味しい」(女性50代、山口)
天ぷら
  • 「天ぷらにして、天つゆにつけて頂くと美味」(男性30代、北海道)
ハンバーグ
  • 「納豆ハンバーグ。納豆にパン粉や玉ねぎを混ぜ小麦粉をまぶしハンバーグのように焼いて、ケチャップとソースをかけて食べる。ネバネバが消え、焦げたところがかりっとして美味しい」(女性30代、神奈川)
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