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【第128回】アンケート結果:2006年3月22日〜3月28日

あなたの好きなお味噌汁の具は?
いま、習い事をしている?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)9,369人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年3月22日〜3月28日
あなたの好きなお味噌汁の具は?

お味噌汁は「おふくろの味」と言われるように、日本人の故郷の味。海外旅行へ出掛けた時に日本から持ってきたお味噌汁をすすり、何となく癒され、ホッとした経験をお持ちの方もきっと少なくはないのでは。そこで今回は皆さんに「お味噌汁」についてお尋ねしました。

半数近くが「ほぼ毎日」、9割以上が「週2回以上」は味噌汁を飲む

皆さんは、味噌汁をどの位の頻度で飲んでいるのでしょうか。「元気の源、ご飯とセットで毎朝のスタートには欠かせない」(男性50代、香川県)など、「ほぼ毎日(飲む)」と回答した方は全体の48.6%。続いて「週4〜5回」という方が22.3%、「週2〜3回」が20.2%と、実に9割以上の皆さんが「週2回以上」は味噌汁を飲んでいることが明らかとなり、白米のご飯とともに日本の食卓に欠かせないメニューの1つとなっていました。味噌汁の飲用頻度は世代でも異なり、「ほぼ毎日(飲む)」という回答が60代以上では63.4%であったのに対し、50代で54.1%、40代で47.1%と徐々に減少し、20代では41.7%となっていました。こうした若い世代の味噌汁飲用の減少傾向は、和食離れや食生活の多様化も要因の1つかもしれません。

世代別:味噌汁を飲む頻度は?

※SA(単回答)

寒さの厳しい北国、雪国ほど飲用頻度が高い

また、地域によっても飲用頻度に大きな違いがありました。特に「ほぼ毎日(飲む)」という回答が目立ったのは、北海道=60%、東北=68%、信越=67%、北陸=61%と、冬場の寒さが厳しい北国や雪国に集中していました。こうした背景には「秋に大根の葉っぱを塩漬けにしたものを冬にかけて、細かく、刻んで、豚肉と一緒に味噌汁にする」(女性40代、北海道)など、冬場、野菜の少ない雪国では塩漬けにした葉っぱや、保存のきくジャガイモ、かぼちゃなどを味噌汁にして野菜不足を解消する方。また、「なめこの味噌汁に、たっぷりの大根おろしを入れる。冬の寒い日は、体があったまってすごく美味しい」(男性30代、宮城県)など、暖かい味噌汁で冷えた体を温めるといった古くからの食生活の知恵が現在に引き継がれたことも、西日本よりも味噌汁人気が高い理由と言えるかもしれません。

地域別:味噌汁を「ほぼ毎日」飲む比率

※SA(単回答)

味噌汁=家庭の味、約9割が「手作り派」

味噌汁はどこで飲む?

※SA(単回答)

ほとんどの皆さんが週に数度は飲んでいる味噌汁。では、どこで飲むことが多いのでしょうか。「家内が毎日作る味噌汁は、昔も今も変わらぬ天下一品」(男性60代、三重県)など、「手作りのお味噌汁を家で飲む」と回答した方が全体の87.7%に達し、「味噌汁=家庭の味」と言っても過言ではないようです。また、「忙しい朝はインスタント。最近のものはけっこう美味しい」(女性30代、兵庫県)、「具沢山の味噌汁が好きなので、インスタントの味噌汁にレンジで加熱した玉ねぎ等を加えて飲む」(男性20代、埼玉県)など、手作りのほか「インスタントのお味噌汁を飲む」という回答も少なからず寄せられました。朝食や昼時の手作りする暇がない時や、1人暮らしの若い方には「インスタント味噌汁」も重宝されていることがうかがます。

人気は「かつおだし」、カルシウム補給のため「煮干粉末」を利用する方も

好みの味噌汁のだしは?

※SA(単回答)

手作り味噌汁が9割近くを占めましたが、皆さんのご家庭ではどのようなだし、どのような種類の味噌を使用して作っているのでしょうか。人気だしのトップは「かつお節」(49%)でした。「絶対にかつおだし派。子供の頃、母親がかつお節を削るそばから削り器の引き出しを開け、削りたてのかつお節を食べるのが好きだった」(女性40代、神奈川県)など、和食だしの定番「かつおだし」の利いた味噌汁が好みという声が多数寄せられました。2位は「煮干」(18.1%)。「夜に洗物しながら、煮干だしを一度煮立てて置き、朝に軽くもう一度煮たて出汁を取り具を入れて作っている。時間の節約と、濁りの無い美味しい味噌汁が出来る」(女性50代 青森県)など、かつおだしよりもコクが出るとお勧めする声も目立ちました。中には「煮干をミキサーで粉末にしている。煮干が無駄にならず、栄養満点!」(女性30代 神奈川県)など、だし取りとカルシウム補給を同時にできるとあって、粉末煮干を利用している方もいました。一方、「夫婦二人共働きだと化学調味料頼り」(女性30代、北海道)など、天然だしを取る手間を省いて「化学調味料」「だし入り味噌」を利用しているご家庭も少なくありませんでした。

一番人気は「合わせ味噌」、また北海道=白味噌、名古屋=赤味噌など地域差も

好みの味噌のタイプは?

※SA(単回答)

味噌はいかがでしょうか。「具は一種類ではなく三種類位は大体入れて、味噌汁は九州の実家が送ってくれる合わせ味噌」(女性40代、愛知県)など、数種類の味噌をブレンドした「合わせ味噌派」(58.9%)が一番人気。次に2位「赤味噌」(19.8%)、3位「白味噌」(16.5%)が続きました。こうした味噌の好みは、例えば北海道では「食感がこれまた良いマツモという海草の味噌汁を作る。味噌は北海道なので白味噌オンリー」(女性30代、北海道)など「白味噌派」(北海道=53%)、名古屋を中心に東海地方では「名古屋に居たせいもあって、赤味噌が当たり前!」(男性30代、静岡県)など「赤味噌派」(東海=44%)と、全国的に一様ではなく地域によっても差が見受けられました。その他、「味噌は母手作りの麹味噌で、市販味噌とは違い味噌の香りが強く美味しい」(女性30代、静岡県)、「九州の宮崎、鹿児島に長く住んでいたため、味噌汁はすっかり甘口の麦味噌党になってしまった。愛知県へ戻ってきた今も、普段は宮崎から取り寄せている味噌を使っている」(男性50代 愛知県)など、味噌を手作りしている方や、また気に入った地味噌を地方からわざわざ取り寄せている方まで、味噌へこだわる声が多数寄せられました。

味噌汁の王様は「豆腐」、上位には「ネギ」「わかめ」など庶民的な具材

■好きな具材は?

 
1 豆腐 69.6%
2 ネギ 55.3%
3 わかめ 49.4%
4 油あげ 44.8%
5 大根 41.3%
6 なめこ 35.7%
7 あさり 28.8%
8 ジャガイモ 25.8%
9 しじみ 25.4%
10 タマネギ 23.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

次に、皆さんの好きな「味噌汁の具」の人気ランキングを見ていきましょう。五千人を超える皆さんから寄せられた回答の中で、最も人気が高かった具が「豆腐」(69.6%)でした。「小さく切ったお豆腐の具のお味噌汁が大好き。具沢山よりもシンプルな具が一番」(女性30代、愛知県)など、「味噌」と同じ大豆を原料とする「豆腐」は、考えてみれば味噌汁の具として合うのが当然のことなのかもしれません。とはいえ、豆腐好きの中にも「絹ごし豆腐のツルンとした口当たりはたまらない」(男性30代、青森県)、「豆腐はやや固めの木綿・・・」(男性30代、神奈川県)など、ツルリとした「絹ごし派」とボソボソと大豆の味がする「木綿派」に好みが分かれていました。第2位は「ネギ」(55.3%)、3位に「わかめ」(49.4%)と、上位には庶民的なシンプルな具材が挙げられました。

東日本=「なめこ」、四国・中国・九州=「しいたけ」

地域別で好みの具材の違いを見てみると、大きく東日本と西日本で好みに違いがあるようです。まず総合6位の「なめこ」は、北海道=48.7%、東北=50.8%・・・など東日本では50%前後の高い人気を誇っているものの、四国=18.3%、中国=25%・・・など西日本ではやや人気が下がっています。一方、同じキノコ類でも、「えのき」は「北陸」「東海」を中心に西日本で、「しいたけ」は四国、中国、九州で人気が高いことがうかがえます。この他、二日酔いに良いと言われる「しじみ」は東日本、ビタミンが豊富な「豚肉」は西日本で、それぞれ好まれる傾向がありました。また今回の調査では、「白ねぎ」「青ねぎ」を分けて調査しなかったため定かではありませんが、「具は色々ですが、青ねぎの小口切りがないとイライラするぐらいで、必ずお椀によそった後に青ねぎを乗せる。青ねぎは、いつでも使えるようにプランターに植えている」(女性60代、香川県)、「ねぎは必ず入れる。白ねぎじゃなく絶対九条ねぎ!」(女性30代、京都府)と西日本では九条ねぎ、万能ねぎなど青ねぎが好まれ、東日本では白ねぎを入れるケースが高いようです。

地域別:味噌汁の具(きのこ類)

※SA(単回答)

隠し味は「ヨーグルト」「にがり」!?

その他、皆さんのご家庭で実践されているひと工夫についても、多数ご意見をお寄せいただきました。その中から、ユニークなものをいくつかご紹介します。「味が少し濃くできあがった時は牛乳を少し入れる。ひと味足りない気がするときはヨーグルトを少し入れる」(女性50代、千葉県)、「寒いときは、赤味噌の味噌汁にバターを一片入れて溶かして飲む」(男性40代、岐阜県)など、コク付けに乳製品を加える方。「隠し味ににがりを加える。あとしょうが汁を少し入れると、味噌を少なめに入れても味が出るので減塩になる」(女性30代、熊本県)、「納豆汁が美味しい。隠し味は具にもよるがごま油を入れる」(男性40代、石川県)と仕上げに数滴「隠し味」を加えるという方など、探求心旺盛な声が多数寄せられました

今回は「味噌汁」について皆さんのご意見を伺ってきました。全体の半数近くの皆さんが「ほぼ毎日」、9割以上の皆さんが「週2回以上」味噌汁を飲んでいることが明らかとなり、メインのおかずのような華々しさはないものの、「味噌汁」が日本の食卓に欠かせない存在となっていることを強く実感する結果となりました。また、地域や各ご家庭によっても、だし、味噌や具材に至るまで、様々な工夫やこだわりが見受けられ、調理法は実にシンプルといえ、各ご家庭ごとにそれぞれ味の異なる奥深い料理と言えるかもしれません。最後に味噌汁が皆さんにとって一体どんな味であるのか、「味噌汁=○○の味」を定義付けていただきました。皆さんの味噌汁に対する思い入れをぜひご覧ください。

味噌汁は、皆さんにとって○○の味

ホッとする味
  • どんなに忙しくても、一口食べればホッと落ち着ける・安心できる一品だと思う(女性30代、静岡県)
胃を元気にする
源の味
  • 二日酔いの朝の味噌汁が一番美味しく感じるし、回復が早まるので・・・(女性30代、神奈川県)
おふくろの味
  • 子供の頃から、母が台所で食事の支度をしている所を見ていて、自分で見様見真似で作った頃を思い出す。妻が外国人(昨年5月に結婚)なので、現在妻に日本料理ができるよう時々レクチャーしている(男性40代、静岡県)
健康の味
  • 緑黄色野菜、豆腐、きのこ等何を入れても美味しい味噌汁。バランスよく栄養が摂れるので私にとってはまさに「健康」の源(男性40代、大阪府)
生まれ故郷の味
  • 「おふくろの味」とよく言いますが、「おふくろ」だけじゃなくこの歳になりますと少年時代、全てが思い出される。桑名の生まれなので、赤味噌で育ち、今は群馬にいますがずっと赤出汁で通している。 味噌と言えば赤味噌しか、味が浮かばない(男性60代、群馬県)
伝承の味
  • 最初は母から学び、嫁いで主人の好みをプラスして、そして娘に伝える。いま娘は同じ味付けで嫁ぎ先で作っている(女性50代、神奈川県)。
愛情の
バロメーターの味
  • 嫁さんの機嫌が分かるバロメーター。機嫌が良いと味付けも具も細かく調理してあり、機嫌が悪いとインスタントになる。最悪の場合は味噌汁どころか食事がありません(男性40代、広島県)
家族の団欒の味
  • 昔は丸いちゃぶ台。今は食堂で食堂テーブルでの食事だが、家族が集まるところで朝は忙しいながらもお味噌汁をいただいて1日が始まる。夜はゆっくりとお味噌汁をいただきながら、1日の出来事を語り合う(女性60代、北海道)
朝の味
  • わが家では味噌汁を食べるのは朝食時のみだった。味噌汁と漬物が朝の定番。社会に出てから友人たちが味噌汁は絶対夕食メニューに欠かせないというのを聞き、カルチャーショックを受けた(男性50代、神奈川県)
開運の味
  • 毎日作っていても味は微妙に違う。 朝の味噌汁が上手くいくと一日運が開ける感じがし、朝の味噌汁がまずいと作り直す。朝一熱々の味噌汁は我が家の元気の源(女性60代、広島県)
海辺の
ばあちゃんの味
  • 長崎県の島原で育った。島原の海で貝を取り海岸で、ばあちゃんが作ってくれたみそ汁(男性50代、栃木県)
学生寮の味
  • 学生の時、自治寮に入っていて食事の用意も当番制だったから、味噌汁も先輩に教えてもらいながら作ったけど、具はジャガイモやたまねぎが多かった。たまねぎが甘くて美味しいって初めて思った(女性40代、岡山県)
子供のころの
苦い味
  • 母は、にぼしを前の晩からなべにひたしておいて、朝、お味噌汁を作るが、にぼしがはいったままなので、子供の私には、煮干のほろ苦さが苦手でした(女性50代、岐阜県)
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