毎週アンケート

【第135回】アンケート結果:2006年5月17日〜5月23日

好きな漬物は何ですか?
漬物は好き?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,987人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年5月17日〜5月23日
好きな漬物は何ですか?

日本の食卓に欠かせないものの1つが「漬物」。もともとは野菜や魚を保存するために塩などとともに漬け込まれたのが始まりと言われていますが、時代とともに1つの「食品」、りっぱな「おかず」へと変化を遂げてきました。また単に「漬物」といても、各地方の気候風土や、農作物に合わせて異なり、その数は800種類を超えると言います。そこで今回は、私たち日本人の食文化である「漬物」の好みについてお尋ねしました。

90.2%が「漬物好き」と回答

まず、どの位の皆さんが漬物好きなのでしょうか。「漬物がないと生きられません。野菜がたくさん食べられるし、バリエーションが多く飽きません」(女性40代、神奈川県)など、「(漬物が)大好き」と回答した方が49.2%。また「まあまあ好き」という方も41%を数え、実に全体の90.2%もの皆さんが漬物好きであることが判明しました。こうした傾向は性別、世代によっても左右されず、日本人の多くが漬物を愛して止まないことを改めて実感させられます。とはいえ、その一方「あの匂いが嫌い。冷蔵庫を開けた瞬間あの匂いがしたら最悪。弁当もご飯に匂いがついているから、入っていないものを選んで買う」(男性30代、鹿児島県)、「(誰かが)たくあんを横でカリポリ噛んでいると、そばを離れたくなる」(男性60代、長崎県)と味、匂いや音が嫌いなど、「あまり好きではない」(6.7%)、「嫌い」(3.1%)という声もそう多くないものの寄せられました。

3人に1人が「ほぼ毎日」食べている

食べる頻度は?

※SA(単回答)

9割近くの皆さんが「好き」と回答した漬物ですが、どの位の頻度で食べているのでしょうか。「365日なくてはならない。田舎育ちの自分は漬物が第一のおかず、どんなご馳走があっても欲しいもの」(男性60代、神奈川県)など、「ほぼ毎日(食べる)」と回答した方が全体の36.9%に達し、3人に1人が白いご飯同様に食事に欠かせいものの1つと考えていることがうかがえます。さらに「週4〜5回」と回答した方が16.1%、「週2〜3回」という方が27.9%、「週1回程度」が9.4%と、全体の9割以上の皆さんが少なくとも週1回以上は必ず漬物を食していることが判りました。

意外に多い「お裾分け」、また雪国で目立つ手作り派

■漬物はどこで買う?

 
1 スーパーマーケット 82.0%
2 母親や友人が作る漬物をもらう 32.3%
3 市販の漬物の素で自宅で漬ける 26.5%
4 ゼロから自宅で漬ける 25.1%
5 百貨店・漬物専門店で買う 22.7%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

これほど消費頻度の高い漬物を、皆さんはどこで入手しているのでしょうか。最も多かったのは「スーパーマーケットで買う」(82%)。また2位にも「自分では絶対に作りませんが、母が作ってくれるので大助かり。野菜も無農薬の自家製だし、味もとっても良い」(女性50代、岡山県)など、「お母さんや、友人が作る漬物をもらう」(32.3%)という声が寄せられ、自宅で手作り派よりも、既製品購入派や、人からお裾分けしてもらう派が大変多いことが判りました。とはいえ、「塩分を取り過ぎないように、家で漬物を作る時は薄塩で仕上げる」(男性60代、群馬県)など健康志向や家族の好みに合わせて、「市販の漬物の素を使って、自宅で漬ける」(26.5%)、「ゼロから自宅で漬ける」(25.1%)という回答も決して少なくありませんでした。また地域によっても若干の違いがあり、特に冬の寒さの厳しい「東北地方」(手作り派=40.5%)、「北海道」(38.5%)、「信越地方」(34%)に「ゼロから手作り派」が目立ちました。こうした背景には、もともと生野菜の不足しがちな冬場の野菜保存法として漬物が発達してきた経緯も、少なからず影響をしているのかもしれません。

地域別:ゼロから手作り派

MA(複数回答)/n(有効回答数)

漬物人気ナンバーワンは「白菜漬」

■好きな漬物は?

 
1 白菜漬 59.5%
2 キムチ 51.8%
3 たくあん漬 49.0%
4 ぬかみそ(きゅうり、なす等) 41.9%
5 野沢菜漬 39.7%
6 水茄子漬(なすの浅漬) 26.2%
7 高菜漬 25.1%
8 らっきょ酢漬 23.1%
9 しば漬 22.6%
10 わさび漬 20.3%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんが最も好きな漬物は一体何でしょうか?堂々の人気ナンバーワンは「白菜漬」(59.5%)でした。「白菜漬けをご飯の上にのせて、しょうゆをかけて食べるのが美味しい」(男性50代、岡山県)、「白菜の浅漬けをサラダ感覚で食べている」(女性40代、北海道)など、白いご飯との相性、またサラダのようにさっぱりと食べられるという声が多数寄せられ、見事、「白菜漬」が漬物の王様に輝きました。続いて2位は「キムチ」(51.8%)。「キムチはビールのつまみに、ご飯のお供に大活躍。また豚の肉と炒めて、豚キムチとして食べるのも好き」(女性30代、愛知県)、「キムチと納豆を混ぜ合わせていただくキムチ納豆が好き」(女性30代、神奈川県)など単に漬物としてだけではなく、様々な料理に応用が効く食材としての評価も高く、日本で最も人気のある韓流グルメといっても過言ではないでしょう。ほか3位に「たくあん漬」(49%)、4位「ぬかみそ」(41.9%)が続きました。

20,30代=食欲増進の「キムチ」、40代以上=箸休め、
口中をリフレッシュする「白菜漬」

世代別:漬物の好み

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また面白いことに世代によっても、漬物の好みに違いがあるようです。総合1位に選ばれた「白菜漬」は40代以上の方には圧倒的に高い支持を得えているものの、20代、30代と世代が若くなるととともにその数値が次第に減少し、変わって20代、30代の人気ナンバーワンは「キムチ」となりました。こうした理由には「辛いキムチを食べると食が進む」(女性30代、愛知県)など、辛くて、味のしっかりとしたキムチが食欲増進剤としてその存在感を強く押し出しているのに対し、「白菜漬」は箸休め、食事の締めに口中をリフレッシュするために食べるという声が目立ち、同じ白菜を主とした漬物でありながら、世代による嗜好性や、食べられ方に若干の違いが見受けられました。ほか「ぬかみそ」「高菜漬」にも同様に世代による好みの違いがありました。

信越では「野沢菜」、福岡では「高菜」・・・、地方ごとに特色のある漬物

次に地域による違いを見てみましょう。「地元特産ということもありますが、各家庭でそれぞれ特徴のある野沢菜漬けを作っている。やっぱりシンプルに塩と唐辛子のみで漬け込んだ浅漬けの野沢菜が好き」(男性40代、長野県)など、信越地方では「野沢菜漬」(信越=53.2%、全国=39.7%)。「高菜漬けをごま油で炒めて、細かく切り、それにちりめんじゃこ、胡麻をくわえて温かいご飯と合わせると高菜めし、炒めると高菜チャーハン・・・」(女性40代、福岡県)など、九州地方では「高菜漬」(九州=55.1%、全国=25.1%)。「おにぎりの海苔の変わりに広島菜漬けを巻いている・・・」(女性40代、広島県)と中国地方では「広島菜漬」(中国=26.2%、全国=4.3%)など、地元でとれる野菜や食材を使ったものや、また地域による食習慣の違いによっても好みが異なっていました。いわば漬物は、その地方の特色や個性を強く反映する食文化の1つと言えるかもしれません。

漬物はご飯を美味しく食べる「おかず」の一つ、酒のお供にも最高

■漬物とはどんなもの?

 
1 自宅での食事のおかず 81.3%
2 酒の肴 30.6%
3 おにぎりの具、または付け合せ 25.2%
4 お茶漬けの具 22.6%
5 地方のお土産 18.5%
6 外食時の定食の付け合せ 18.0%
6 カレーライスの付け合せ 18.0%
8 お弁当の付け合わせ 14.3%
9 居酒屋の定番メニュー 13.8%
10 お茶うけ 10.7%
 

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日ごろの食生活の中で、漬物は皆さんにとってどんな存在となっているのでしょうか。最も多かったのは「自宅での食事のおかず」(81.3%)という回答でした。「とにかく好き。漬物があればおかずなくてもごはんが何杯でも食べられる」(女性20代、東京都)など、漬物であって単なる漬物にあらず、食卓を彩る立派なおかずの1つとして存在感を持っていることがうかがえます。続いて「酒の肴」(30.6%)。「水茄子を手でさばいて、冷えたビールと一緒に飲むのが最高」(男性40代、大阪府)など、適度な塩気、カロリーが低く腹に溜まらないという利点も多く、「酒のつまみ」としての人気の高さも見逃せません。また「おにぎりの具、または付け合せ」(25.2%)、「お茶漬けの具」(22.6%)や「カレーライスの付け合せ」(18%)など特定のメニューとの相性の良さを、そのまま漬物のイメージとして認識している方も大変多いようです。

今回は「漬物」について皆さんのご意見を伺ってきました。全体の9割の皆さんが「漬物好き」であることが明らかとなりました。また「ほぼ毎日(食べる)」という方も36.9%を数え、日本人の食生活に欠かせない存在となっていました。また「おふくろの味であり、懐かしい昔の味がする」(男性40代、宮城県)など、口にすると安堵感や懐かしさが込み上げてくるといった声も多く、漬物が幼少期の食卓の記憶とも密接に結びついていることがうかがえます。時に「口直し」であり、「食欲増進」するおかずであり、「酒のつまみ」であり、おやつの「お茶うけ」であったり、遠い「記憶」を呼び起こすものであったりと、古くから日本の食習慣の様々なシーンの傍らに常に居ながら、控えめで、決して主役にはならないもの。いわば、漬物は日本の食卓を支える「隠れた名脇役」と言えるのではないでしょうか。最後に皆さんから寄せられた「美味しい漬物作りのアイデア」をいくつかご紹介します。これから暖かくなり、食欲の減退が気になる季節にぜひ皆さんのご家庭でお試しください。

美味しい漬物作りのコツ、また漬物を使ったアイデア料理

トマトの味噌漬
  • 「実家に住んでいた時、畑でトマトを作っていました。まだ青いうちに落ちたトマトを味噌漬けにすると、ほのかなトマトの酸味と味噌の甘辛さがとても合う。絶妙なサクサク感が本当に美味しい」(女性20代、秋田県)
スイカ漬
  • 「これからの季節に実家の母がよく作ってくれるスイカのヌカ漬けも好き。スイカの安い夏しか食べられないし、漬物を作るためにはまずスイカの赤い部分を食べないといけないので、スイカ好きの私にとっては一石二鳥!」(女性30代、高知県)
しば漬の
タルタルソース
  • 「しば漬けは、細かく刻んでマヨネーズの中に入れたら即席タルタルソースになる。フライにかけて食べたら美味しい」(男性30代、福岡県)
ビニール袋を
使った簡単漬物
  • 「新鮮なきゅうりやナスが手に入ったときには簡単に漬物にする。小さなビニールの袋に、きゅうりと茄子を入れて塩を少々。水分を捨てたら、だしの素と砂糖、生姜、鷹の爪、青ネギを入れて1時間くらい冷蔵庫に寝かせる。簡単な浅漬けになる」(女性30代、愛知県)
特製にんにく
白菜漬
  • 「わが家特製のにんにく白菜。浅漬け白菜を食べやすく切り、よく水気を絞ってから、それぞれ千切りにした昆布、にんにく、生しょうが、さきいか、酒、うまみ調味料、醤油等で漬け直している」(女性50代、静岡県)
いか燻製の
レモン漬
  • 「セロリといか燻製のレモン漬が、旨い」(男性30代、東京都)
ビールが隠し味
  • 「私の糠床の種は、母が40年使っているものをもらっている。ビールの残りで気が抜けたものや、卵の殻を細かく砕いたものを入れている」(女性40代、埼玉県)
きゅうりの焼酎漬
  • 「自分できゅうりの焼酎漬けを作る。塩、砂糖、焼酎、それに練りカラシを入れるのがコツ」(男性50代、北海道)
たくあんの油炒め
  • 「たくさんの古漬けを塩抜きして、じゃことゴマと油揚げで炒める」(女性30代、神奈川県)
茄子ときゅうりの
ポン酢漬
  • 「茄子ときゅうりを薄切りにして、豆板醤と生姜とごま油でさっと炒めてポン酢をじゅっとかけて一回し。冷蔵庫でギンギンに冷やして出来上がり。夏には欠かせない我が家の一品」(女性30代、神奈川県)
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