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【第137回】アンケート結果:2006年5月31日〜6月6日

お小遣いの使い道は?
財布に最低ないと不安な現金は幾ら?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,966人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年5月31日〜6月6日
お小遣いの使い道は?

住宅ローンや教育費、老後の貯蓄などあれこれと出費が多く、家計のやりくりに頭を悩ませている方もきっと多いことでしょう。そうなると、まず切り詰めのターゲットとなるのが「お小遣い」の場合も多いのでは?そこで今回は、昨今の皆さんのお小遣い事情についてお尋ねしました。

万が一に備え、2人に1人が常に1万円前後の現金を財布に入れている

まず皆さんは常時、財布の中に最低いくら現金を入れているのでしょうか。「何かあったときに職場から家までタクシーを使うと、これくらいは必要」(女性30代)など、「5千〜1万円未満」と回答した方が27.6%。続いて「1〜2万円未満」という声も23.9%を数え、全体の2人に1人が万が一に備え、少なくとも1万円前後の現金を常に財布に入れていることが明らかとなりました。中には「親戚が高齢で不慮の事態に備えている。カードが使える所ばかりではないので、先立つものは現金だと思い多めに入れている」(女性50代)など、常に「10万円以上」(0.6%)の大金を財布に備えているという方。その一方、「クレジットカードやチケット類があるので、500円で良い」(男性30代)など、カード時代において現金は「500円未満」(2%)あれば十分事足りるという声も寄せられました。

急な接待や冠婚葬祭に備え、男性は「1〜2万円未満」はないと心配!?

こうした傾向は性別でも異なり、「冠婚葬祭があった場合、これくらい無いと困るから」(男性30代)、「突然の接待が発生した場合を想定して・・・」(男性40代)など、不意な仕事上の付き合いが生じた場合に備え、少なくとも「1〜2万円未満」(27%)は必要という男性回答が多数寄せられました。それに対し、女性は「お米と食料品を買うのに5千円」(女性40代)、「子供が病気になった場合、総合病院までのタクシー代」(女性20代)など夕食の買い物代、子供の病気や怪我に備えるという主婦ならではの理由が目立ち、男性よりも少ない「5千〜1万円未満」(31.2%)を挙げる声が目立ちました。

最低ないと不安な現金

※SA(単回答)

男性のお小遣い相場は「2〜5万円未満」、
女性は「5千〜2万円未満」

では次に、みなさんの月々のお小遣いについて見ていきましょう。まず男性で最も多かったのが「3〜5万円未満」(34.7%)、続いて「2〜3万円未満」(24.5%)と全体の6割近くを占め、一般的な男性の月々のお小遣いは「2〜5万円未満」が相場と言えそうです。その一方、女性で最も多かったのは「1〜2万円未満」(21.3%)、続いて「5千〜1万円未満」(20.7%)と、女性のお小遣いは男性と比べやや低めに設定されていることがうかがえます。また家計を預かる主婦の中には「お小遣いと言うか・・・、家計を管理しているのは自分なので、欲しい物を欲しいときに買っている。主に友人とのランチや自分の服などを買う」(女性40代)など特別にお小遣い額を決めていないという声も珍しくなく、家計を節約しながら、その中から自分のお小遣いを捻出しているというやり繰り上手な方もいました。

男女別:月々のお小遣いは?

※SA(単回答)

世代や社会環境により異なるお小遣い事情

世代別:お小遣い

※SA(単回答)

さらに「月1万円以上のお小遣い」について世代別に見てみると、30代が最も低調で、それ以降、世代が高くなるとともにお小遣いが次第にアップする傾向が見受けられました。「結婚したら好きなものも自由に買えなくなるだろうし、今のうちに欲しいものは買いたい」(女性20代)など、独身者の多い20代は30代よりも比較的自由になるお金が多いようです。また「部下と飲みに行くとご馳走する必要があるので・・・」(男性50代)と何かと入用が多い50代では、「5万円以上」(14.5%)と平均よりも高いお小遣いを挙げる声も目立ち、自分の置かれた社会的な環境もお小遣いの額に影響を与えていることがうかがえます。一方、定年退職者が増え、年金生活者が多い60代以上では「5万円以上」(9.8%)が減少し、「1〜3万円未満」(47%)が増加しました。

教育費、仕事の付き合いの多い30代は「お小遣い不足」に悩む

次にお小遣いの金額に対する満足度を皆さんに聞いてみたところ、60代以上では「大満足」しているという声が7.3%、「まあまあ満足している」が73.8%と他の世代を大きく上回り、8割以上の皆さんが「満足」していることが分りました。会社勤めから離れることで、余計な出費が軽減されることも大きいな理由となっているのかもしれません。一方、「(お小遣いが)足りない」という声は若い20代、30代に目立ち、中でも「とても足りない」という回答は30代(18.4%)から多数寄せられました。30代は結婚、子供の教育費はもちろんのこと、仕事上の付き合いが増えることも出費を膨らませる要因となっているようで、お小遣いへ与える影響も大変大きいようです。「現在、お小遣いが足りない」と感じている方に、実際にあと幾らプラスして欲しいかを聞いてみたところ、最も多かったのは「1〜2万円未満」(27.9%)、続いて「5千〜1万円未満」(19.8%)と現実的な金額を挙げる声が目立ち、「どうにかなるのなら」という切実な希望がうかがえます。

お小遣いの満足度

※SA(単回答)

男性のお小遣いの使い道は「美味いもの」「旨い酒」

■男性:お小遣いの使い道は?

1 飲食代(食事・お茶) 60.5%
2 お酒・飲み代 58.3%
3 書籍・新聞代 38.5%
4 趣味・娯楽費 33.0%
5 たばこ代 25.4%
6 CD、DVD、レンタルビデオ代 18.9%
7 交通費 17.4%
8 PC・周辺機器代 16.2%
9 お菓子・デザート代 13.9%
10 ファッション関連 11.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんは、月々のお小遣いを一体どのように使っているのでしょうか。まず男性の使い道1位は「飲食代(食事・お茶)」(60.5%)、2位は「お酒・飲み代」(58.3%)でした。「うどん、ラーメン類が好きでよく食べ歩く。特に人にあまり知られていなくて、うまい店を見つけに出掛ける」(男性50代)、「何といってもお酒。飲んだ事のない焼酎を買うのが楽しみ」(男性30代)など、上位には飲食に関わる出費が大半を占めました。美味しいものや、旨い酒を味わうこと、また食を通じて人とのコミュニケーションをはかることは日ごろのストレス解消にも通じることから、会社帰りの一杯など自然と回数が増してしまう方もきっと多いことでしょう。次にスポーツ新聞、雑誌やビジネス誌など「書籍・新聞代」(38.5%)が3位。続いて4位は「趣味・娯楽費」(33%)でした。「ゴルフに行くのが楽しみ」(男性30代)、「休日に魚釣りに出かけること。魚のえさと自分のえさでそこそこかかる」(男性50代)など休日に趣味をエンジョイするため、平日は出費を切り詰めてコツコツとお小遣いを貯めている男性も少なくありませんでした。また中には「ロト6を買うこと。月千円で5回も楽しめる」(男性20代)など、お小遣いを元手に一攫千金を狙う方もいました。

女性は「豪華ランチ」「デザート」でストレス解消

■女性:お小遣いの使い道は?

1 飲食代(食事・お茶) 60.8%
2 ファッション関連 44.0%
3 お菓子・デザート代 34.1%
4 書籍・新聞代

29.8%

5 美容関連 26.2%
6 お酒・飲み代 22.9%
7 趣味・娯楽費 17.6%
8 交通費 15.3%
9 映画・美術館 14.3%
10 習い事代 11.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

一方、女性に多かったのは1位「飲食代(食事・お茶)」(60.8%)、3位「お菓子・デザート代」(34.1%)と男性同様に上位に飲食に関わる出費が多数寄せられました。しかしながら、男性回答に「お酒」支持が高かったのに対し、女性に「お菓子・デザート」を挙げる声が多かったのは大きな特徴と言えます。「こっそり好きな菓子パンやケーキを買って、同居する家族には内緒で食べる」(女性40代)、「86%のチョコレートが好き。ダイエットの大敵、と思いながらもやめられません」(女性30代)など、男性が「お酒」でストレス解消をはかっていたように、女性も「甘いもの」でリラックスや癒しを求めていることがうかがえます。さらに女性たちに目立ったのが「豪華ランチ」。「1〜2ヶ月に一度、友人達と報告会を兼ねてランチを食べに出掛ける」(女性30代)、「会社の同僚とお給料後に出掛けるちょっとリッチなランチが楽しみ。いつもはコンビニのお弁当や社員食堂が多いけど、このときばかりはゴージャスを気取って、レストランでちょっと高めのランチコース」(女性30代)など、「ランチ」で手軽にプチ贅沢を過ごすオシャレな女性たちも増えているようです。続いて使い道の2位は「ファッション関連(衣服、靴、鞄など)」(44%)、5位に「エステや化粧品など美容関連」(26.2%)。「毎月好きな化粧品のシリーズを買い足す。『これも使いたいけど、来月にまわそう』と、徐々にお気に入りの種類を増やしていく」(女性30代)など「食べること」同様に、「美」に対しても出費を惜しまない女性ならではの傾向が見受けられました。

今回は皆さんの」お小遣い」事情についてご意見を伺いました。一般的な男性のお小遣いの相場は「2〜5万円未満」。一方、女性は「5千〜2万円未満」。主な使い道は男性、女性ともに「飲食代」が占め、中でも男性は「酒代」、女性は「デザート代」にお小遣いを費やしていることが明らかとなりました。何かとストレスと出費の多い社会の中で、限られたお小遣いの使い道は意外にも「モノよりも心を満たすもの」へ寄っていることがうかがえます。仮に現在のお小遣いが1万円プラスされたとしたら、皆さんは一体どんなことに使うのでしょうか。

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