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【第138回】アンケート結果:2006年6月7日〜6月13日

今年、お中元を贈りますか?
今年、お中元を贈りますか?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,836人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年6月7日〜6月13日
今年、お中元を贈りますか?

思えば、あっという間に1年の半分が過ぎ去りました。衣替え、梅雨の訪れとともに、そろそろ準備を始めなければならないのが「お中元」。毎年のことですがいろいろ考えることが多く、天気同様にはっきりせず憂鬱な気分になっている方もきっと多いのでは。そこで今回は皆さんに、今年の「お中元事情」についてお尋ねしました。

6割以上が「お中元」を贈ることを検討中

まず、どのくらいの皆さんが「お中元」を贈るご予定があるのでしょうか。「夏のご挨拶。あと今年も残すところ半年、健康に気をつけてお元気でという意味で贈っている」(女性40代)など、「贈る予定がある」と回答した方が48.9%。続いて「贈るかどうか検討している」という声も13.2%を数え、全体の6割以上の皆さんが「お中元」を前向きに検討していることが明らかとなりました。その一方、「『お歳暮』は贈っているが、『お中元』は贈っていません。一年の最後に一度感謝の気持ちをお伝えできればよいかと考えている」(女性40代)、「お互い大変なので、やめたほうがいい」(女性30代)など「お歳暮」だけで十分という意見や、面倒という声も多数寄せられ、「(お中元を)贈る予定はない」(37.9%)という方が全体の約4割を占めました。また昨年同時期に行った調査では「贈る予定はない」という回答が35.2%であったことから、昨年よりも「お中元」を控える傾向がやや高まっていることがうかがえます。

若い世代ほど「お中元」に対する意識は希薄

世代別:お中元を贈る予定は?

※SA(単回答)

「お中元」に対する考え方は世代間によっても異なり、若い20代では「季節のご挨拶。昔の慣習って感じで、私世代にはあまり関係が無い」(女性20代)など「お中元」を古臭い伝統と感じている方も多く、「贈る予定がない」(62.9%)という回答が大多数を占めました。その反面、「自分たちの仲人、私たちが仲人をした後輩や、親族関係に贈っている」(男性50代)など、年齢が増すとともに「贈る予定がある」という回答は次第に増加し、60代以上では実に64.0%に達しました。こうした背景には世代による生活習慣の変化のほか、最近の「虚礼廃止」の社会風潮の中で贈り先が仕事関連から利害に関係のない家族・親類、親しい知人や仲人などに絞られたことも、若い世代の「お中元」離れが進んでいる要因と言えます。いわば「お中元」は以前のような広く浅いものから、狭く深いものへと変化を遂げているのかもしれません。

年齢とともに贈答件数、価格帯もアップ!?

贈答件数は?

※SA(単回答)

では1人あたりの「お中元」贈答件数はいかがでしょうか。1人あたりの「お中元」平均贈答件数は「3.73件」。最も回答が多かったのが「2〜3件」(50.9%)、続いて「1件」(14.8%)と贈答先はご夫婦の実家、兄弟、姉妹や親しい知人などを中心に件数がかなり絞られていることがうかがえます。また平均贈答件数は世代が高くなるとともに増加する傾向が見受けられ、20代=3.49件、40代=3.89件・・・、60代以上では4.45件でした。次に1件当りのお中元の価格を見てみると、大変ユニークなことに「3千円台」(55.3%)と「5千円台」(46.3%)の2つの価格帯に人気が集中し、贈る先や予算に応じて上手にこの2つを使い分けていることがうかがえます。さらに世代別で1件当りの価格帯を見てみると、20代では圧倒的に「3千円台」(65.8%)が目立ったものの、年齢が高くなるとともに価格帯も上昇し、60代以上では「5千円台」(52.4%)と「3千円台」(57.1%)がほぼ均衡しています。こうしたことから「お中元」は年齢とともに贈答数がアップするばかりではなく、同時に1件当たりの価格も「3千円台」から「5千円台」へ引き上がっていることが判りました。

お中元の価格帯は?

※SA(単回答)

お中元選びで大切なことは「相手の趣味趣向」&「家族構成」

次に、皆さんが「お中元」を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。最も回答が多かった重視点は「贈り先の趣味や好き嫌い」(39.6%)でした。「これを贈ったら喜んでくれるかな、嬉しそうな顔が目に浮かぶような、そんな気がするようなものを贈る」(男性60代)、「まず考えるのは、もらってて困るものは贈りたくない。極端な例が、魚嫌いな人に魚丸ごと贈る・・・」(女性20代)など、まず相手の趣味趣向を把握することを重視するという声が多数寄せられました。また「子供がいる家庭には、ビールとジュースの詰め合わせと決めている」(男性40代)など、4位「贈り先の家族構成」(25.2%)を考えるというポイントも同様なことが言えそうです。

■お中元を選ぶときのポイントは?

 
1 贈り先の趣味や好き嫌い   39.6%
2 予算   35.4%
3 自分(贈り主)が好きなもの(気に入っている)   25.8%
4 贈り先の家族構成   25.2%
4 あっても無駄にならない・困らないもの   25.2%
6 商品ブランド・メーカー名   21.1%
7 季節感   18.0%
8 毎年同じものを贈るようにチェックしている   17.8%
9 使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの   14.0%
10 百貨店・老舗など購入先・包装紙   11.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

相手の趣向が分らない場合は「無駄にならないもの」「自分の好きなもの」を基準に

その一方、3位「自分(贈り主)が好きなもの」(25.8%)、4位「あっても無駄にならない・困らないもの」(25.2%)という意見も寄せられました。「家庭での消耗品毎日使う物。洗剤や油とかですね」(男性30代)など、相手のことをあまり把握していない場合は奇をてらわず、いくつあっても困らない消耗品や日持ちするものを選ぶという方や、また「自分が食べて、美味しかった食品」(女性20代)など、自分がもらったらうれしい物を基準に選ぶという方も少なくありませんでした。

贈りたいギフト1位は「ビール」、上位は食品・飲料類が占める

では実際に、皆さんは今年どのようなギフトを贈ろうと計画しているのでしょうか。堂々のトップは「ビール」(45.9%)でした。「なかなか買うことの出来ない少し高級なビールを贈る」(男性40代)、「相手が好きで夏らしいものを贈る」(女性30代)など、日ごろは発泡酒というご家庭も多い昨今だけに、ちょっと高級なプレミアムビールを季節柄選ぶ方が目立ちました。続いて2位は「お菓子・デザート」(24.3%)、3位は「ハム・ソーセージ」(20.8%)、4位「コーヒー・お茶」(20.5%)・・・と、贈りたいギフトの上位ほとんどを食品・飲料類が占めました。

■贈りたいギフトは?

■欲しいギフト は?

 
1 ビール   45.9%
2 お菓子・デザート   24.3%
3 ハム・ソーセージ   20.8%
4 コーヒー・お茶   20.5%
5 産地直送の魚介類   19.5%
6 産地直送の野菜・果物   18.5%
7 ジュース飲料   16.9%
8 地酒(日本酒、焼酎)   16.5%
9 各種商品券   15.2%
10 食用油・調味料   15.1%
 
 
1 ビール   69.6%
2 各種商品券   45.0%
3 お菓子・デザート   32.1%
4 ハム・ソーセージ   31.8%
5 産地直送の魚介類   29.0%
6 コーヒー・お茶   28.2%
7 ジュース飲料   25.5%
8 地酒(日本酒、焼酎)   23.4%
9 産地直送の野菜・果物   23.3%
10 ワイン   22.3%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

欲しいギフト1位もやはり「ビール」、続いて2位は「商品券」

MA(複数回答)/n(有効回答数)

反対にもし自分が「お中元」をもらうとしたら、どんなギフトがうれしいのでしょうか。欲しいギフト1位は、贈りたいギフトと同様に「ビール」(69.6%)でした。「やはりビールですね。夏場のビールは、いくらあっても足りないので、この時期(中元)に頂くと家計簿上とても助かる」(男性40代)など、贈りたい、もらいたい「ビール」はまさに相思相愛なギフトの王様と言えます。特に「自分の好みのビールを頂いたときは、贈り主の誠意が伝わった」(男性60代)など、相手の好きな銘柄や種類まで下調べしていれば間違いなし。続いて欲しいギフト2位は、贈りたいギフト9位の「各種商品券」(45.0%)が一気にランクアップしてきました。「商品券がベストだが露骨すぎる気がするので・・・」(女性40代)など人へのギフトとしては値段があからさまで、かつ心のないギフトのように感じ、どうしても敬遠しがちなものですが、いざもらう立場になるとこれほどうれしいものは案外ないのかもしれません。いかにも日本人らしい結果と言えます。最近では「相手が自由に選べるデパートのカタログギフトにしている」(男性50代)など値段が判りづらく、金券よりも比較的に贈りやすい「カタログギフト」を利用する方も増えているようです。

さらに世代別に欲しいギフトを見てみると3位「お菓子・デザート」、7位「ジュース飲料(100%果汁等)」は小さなお子さんのいる若い20、30代のご家庭で喜ばれる一方、8位「地酒」、12位「そうめん・冷むぎ」や15位「高級洋酒(ウイスキー等)」 は年齢が増すとともに支持の高い人気ギフトとなっていました。贈るご家庭の世代によって、上手に贈り分けてみるのも良いかもしれません。

世代別:欲しいお中元は?

※SA(単回答)


今回はそろそろ気になり始める「お中元」について、皆さんのご意見を伺ってきました。「虚礼廃止」の風潮の中で、「以前はつきあいなど義務的な面も多かったのですが、贈る件数を絞ってからは相手のことを考えながら感謝の気持ちをこめて贈っている」(女性40代) 、「遠く離れた方への挨拶のひとつ。贈る側としては何を贈るか悩み、正直なところ頭が痛い。しかし、相手との気持ちを通わせられる日本のすばらしい文化であり、大事にしたいと思う」(女性30代)など、お中元の在り方にも次第に変化が現れているようです。今回の調査でも、仕事や利害の関係のない家族や親しい知人を中心に「2〜3件」に贈るという声が最も多く、本格的な夏を前に大切な人を思い、気遣う良い機会や習慣となっていることがうかがえます。さて、お中元のタイミングは7月始めから15日頃まで贈るのが一般的とのこと。まだ何にしようか悩んでいる方は、ぜひ皆さんの声を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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