毎週アンケート

【第141回】アンケート結果:2006年6月28日〜7月4日

株式投資をしてみたい?
株式投資をしたことがある?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,922人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年6月28日〜7月4日
株式投資をしてみたい?

ゼロ金利時代と言われる昨今、銀行預金ではなかなか資金は増やせません。そんな中で、手数料が格安なネット取引、小額からでも可能なミニ株が増えたことも手伝って、ここ最近は主婦や若いOLにまで株式投資の裾野が広がりつつあります。一方、ライブドアや、村上ファンド・村上代表の逮捕劇など、乱れる株式市場にその怖さを改めて思い知った方もきっと少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、株式投資について皆さんの素直なご意見をお尋ねしました。

全体の4割近くが株式投資の経験があり、次第に裾野の広がる個人投資家

「現在の金融機関の低金利では、金融資産を預けられないので、手堅い大企業に分散して投資をしている」(男性60代)など、「よく株式投資している」と回答した方が15.4%。さらに「何度か株式投資したことがある」という方が24.4%と、全体の4割近くの皆さんが株式投資の経験があることが明らかとなりました。また「始めたいと思っているが、それには事前に色々勉強してから望みたい、でもその時間的余裕がない」(女性30代)など、「株式投資したことがないが、興味がある」 (34.5%)という声も全体の3割を超え、ひと昔前までは一部の資産家が行うものといったイメージが強くあった株ですが、最近では一般サラリーマン、OL、主婦や学生へとその裾野が広がっているのを改めて実感させられる声が寄せられました。こうした傾向は世代でも大きく異なり、「株式投資の経験がある」という20代が17.8%、30代が28.8%と世代とともに増加し、60代以上では実に67.5%にも達しました。一方、「株式投資したことがないが、興味がある」という声は世代が若くなるほど高く、20代では2人に1人が株に高い興味を寄せていました。

世代別:株式投資をしたことがある?

※SA(単回答)

「社会や経済に関心が増す」「ボケ防止」など、資産運用に留まらない株の魅力

では株式投資の魅力とは一体何なのでしょうか。「値上がりの楽しみと自分の先見性を洞察する楽しみがある」(男性60代)、「普段家にいるので経済の事など全く関心もなかった自分が、株式投資を始めてからはとても興味を持つようになり、新聞を読むのも知人と経済の話をするのも楽しい」(女性30代)と株価の上がり下がりによる一喜一憂の楽しさはもちろんのこと、日本・世界経済への関心の芽生えや、一歩先を見る力を養えるなど、株式投資を始めたことで自然と社会との関わりを意識し、自分の視野が広がったという株式投資の長所を挙げる声が多数寄せらせました。さらに「定年したので、ボケ防止に株を勉強している」(男性70代)など痴呆症防止に最適という方。また「株価について実はあまり知識がないので、私は株主優待を優先して株を選んでいる。食品メーカーなどは、限定商品などを贈って下さったりするのでそれがとても楽しみ」(女性30代)など、株主優待を目当てに投資先を選定している主婦からの声も多く、資産運用といった面だけに留まらない株ならではの魅力も人気急増の要因となっていることがうかがえます。

「余裕がない」「家庭崩壊になる」「難しくて分らない」など、
株に消極的な声も目立つ

■株式投資をしない理由は?

 
1 お金に余裕がないので 52.3%
2 ギャンブル性が高くて怖いので 42.8%
3 株式投資の仕組みがわからない 31.9%
4 購入方法や手続きがわからない 24.8%
5 株式に興味がないため 15.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

その一方、「株式投資したことがなく、これからも投資する気がない」(25.7%)というネガティブな声も全体の4分の1を占めました。では今までに投資経験のない方は、なぜ株をしないのでしょうか。次にその理由を具体的に見ていきましょう。最も多かったのは「お金に余裕がないので 」(52.3%)でした。「年金生活でお金に全く余裕がないから・・・」(男性60代)、「損をするのは絶対に嫌なので、堅実に預金するほうが性格にあってる」(女性30代)など日々の生活で精一杯で、資産運用を考える余裕がないというのが多くの皆さんの正直な声と言えるかもしれません。続いて多かったのは「ギャンブル性が高くて怖いので」(42.8%)という理由でした。「損害が大きく家庭崩壊に繋がりかねないと思う。あまり株式投資に良いイメージがない」(男性50代)、「素人が下手に手を出しても損をするのが関の山」(女性30代)など、ここ最近の事件もあって株式投資に対する怖さや、ギャンブルとしてのイメージも広がりつつあり「株より、地道に預貯金」といった方や、また「株式投資の仕組みがわからない」(31.9%)、「購入方法や手続きがわからない」(24.8%)など、仕組みの複雑さから敬遠している方も少なくありませんでした。

投資額の目安は「100万円」、年齢とともに投資額もアップ

投資額は?

※SA(単回答)

手数料が格安なネット取引や小額からでも可能なミニ株が増え、株式投資への敷居が低くなりつつありますが、では皆さんは一体どのくらい株に投資しているのでしょうか。「10万円未満」(4.3%)、「10万円〜30万円未満」(8.4%)など、最近では10万円以下で買える安値銘柄も出回っているとはいえ小額投資は全体の1割程度に留まりました。最も多かった投資額は「100万円〜300万円未満」(28.0%)。「100万くらいからではないと、儲からないと聞いたことがあるから」(女性30代)など、100万円を目安に投資をスタートする方が案外多いことがうかがえます。中には「1000万円以上」という個人投資家も10.9%いました。こうした投資額は世代によっても異なり、20代が「100万円未満」に73.5%集中しているのに対し、30代では「100万円以上」が48.2%と世代とともに投資額も上昇し、60代以上では「100万円以上」が75.8%、うち「1000万円以上」が19.7%に達しました。

世代別:投資額は?

※SA(単回答)

乱高下が激しい銘柄よりも、中長期保有できる健全企業を重視!

さて皆さんが実際に株を購入する際、その企業のどのようなポイントを重視して買うのでしょうか。選定条件のトップは「安定性・健全性のある企業」(45.7%)でした。「会社がいくら名前の知れた大企業であっても、誠実な対応ができていなければいつか会社は傾いていくと思う」(女性30代)などデイトレードによる目先の利益よりも、健全な企業株を中長期保有したいという声が多数寄せられました。続いて2位は「成長の見通しのある企業」(44.6%)。「業績が良く成長性の有る企業の株は値上がりが期待できるし、投資できる額が少ないので割安である」(女性50代)など、まだ世間が注目をしていない企業をいち早く見つけ、その企業の成長を見届けることに喜びを得ている方も案外多いようです。

■株を購入する際、企業のどんなポイントを重視する?

 
1 安定性・健全性のある企業   45.7%
2 成長の見通しのある企業   44.6%
3 株主優待が魅力的である企業   43.4%
4 業績が好調である企業   39.2%
5 自分の生活の中で身近な企業   37.5%
6 事業内容に先見性を感じる企業   34.2%
7 既存製品やサービスに優れたものを感じる企業   27.9%
8 大企業である   24.5%
9 配当利回りが高い企業   23.7%
10 新製品や新規事業への取り組みが優れている企業   22.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

自分の好きな商品や企業の株を買うことは、
株主優待やサービス拡大などメリット多い

また見逃せないのが3位「株主優待が魅力的である企業」(43.4%)、5位「自分の生活の中で身近な企業」(37.5%)というポイントでした。「お気に入りの服飾ブランドや、よく行くチェーンレストランなど自分の生活の身近にある企業の株。株主優待が使い易く、また普段自分が利用することで、企業へ利益をもたらすことができる。自分が上得意として振舞える会社が良い」(女性20代)など、普段の生活の中で利用機会の多い企業や好きな商品は、投資することで株主優待、配当のほかサービスの拡大や新製品の開発などメリットが自分へ還元されることが多く、応援しがいがあるといった声も目立ちました。個人投資家が企業をサポートし、それに企業が応える、こうした関係こそ株式投資本来の形と言えるかもしれません。

今回は急増する株式投資について皆さんのご意見をうかがってきました。株式投資経験者は約4割。さらに「株式投資したことがないが、興味がある」という声も全体の3割を数え、全体の約7割の皆さんが株式投資に高い関心を寄せていることが判明し、ここ最近の人気急増を裏付ける結果となりました。こうした背景には、ひと昔前まであった資産家やプロ投資家のみが取引しているといったイメージがネット取引や安値銘柄が増えたことに伴い次第に消え去り、一般のサラリーマン、OLや主婦といったところまでユーザーが広がったことにあります。いわば株の大衆化が大きな要因と言えるでしょう。こうしたトレンドの一方、「マネーゲーム的投資が横行、株式投資本来の意義がなおざりにされている。証券業界は反省すべきだ」(男性50代)など、本来の株式投資の在り方をいま一度考え直すべきという厳しい意見も寄せられました。もちろん儲けは誰でも欲しいものですが、ここ最近の様々な事件から得た教訓や反省も決しては忘れていけませんね。皆さんから寄せられ声を参考に、自分に合った株式投資やその他の資産運用を見つけてみてはいかがでしょうか。

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