毎週アンケート

【第146回】アンケート結果:2006年8月2日〜8月8日

あなたの宝物は?
子供の頃の宝物は、今、どうなっている?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,746人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年8月2日〜8月8日
あなたの宝物は?

子供たちが夏休みに入るこの時期になると、なぜか自分が少年少女だった夏の日を思い出すという方もきっと多いのでは。暗くなるまで、毎日走り回って遊んだことや、少年少女時代抱いていた冒険心、好奇心を懐かしく思うことが・・・。夏は人をノスタルジックにさせる何かがあるのかもしれませんね。そこで今回は、皆さんが少年少女時代に大事にしていた宝物についてお尋ねしました。

男の子たちの宝物は「ベーゴマ」「メンコ」、強いベーゴマが自慢のタネ

さて皆さんの幼少期の宝物とは、一体どんなものだったのでしょうか。「小学生の頃、一番の遊びがベーゴマ。バケツの上にマットを敷き、その上で2〜3人で勝負。はじき出した戦利品は最終的に200〜300個になりました」(男性60代)、「メンコ。勝ったら全部勝者のもので、得意げに奪った記憶がある」(男性30代)など今ではほとんど見かけなくなった昔の遊びですが、当時の男の子たちにとって強いベーゴマやメンコを持つことは子供社会における自慢のタネであり、大切な宝物であったことがうかがえます。また勝つために「ベーゴマをやすりを使って自分で角を削り厚みを持たせ、上に溶かした鉛を乗せた」(男性40代)など最強のベーゴマやメンコ作るため、角を削ったり、ロウを塗ったり、重くしたり、軽くしたり・・・、様々な改造や工夫に夢中だった子供たちも少なくなったようです。

女の子はビーズ、おはじきやビー玉など、子供の頃から「キラキラ」好き

一方、女の子たちの宝物はいかがでしょうか。「ビー玉、おはじき、貝殻、私の宝物箱にはキラキラと綺麗な物がたくさん入っていた」(女性50代)、「近所のお姉さんからもらったビーズのネックレス。子どもだからつけても似合わないけど、箱から出してはニッコリしていた」(女性30代)などキラキラ輝くもの、美しいものに心を奪われてしまうのは、子供とはいえ女性ならではの本能なのかもしれません。また女性に多かった宝物では「ミルク飲み人形。髪を梳かしてセットしたり、洋服を作って着せ替えたり・・・」(女性50代)、「リカちゃん人形といつも一緒に寝てました」(女性30代)などダッコちゃん、バービー、リカちゃんにモンチッチといった人形やぬいぐるみを大切にしていたという声も多数寄せられました。

同じ人形遊びでも、女の子は「ママ気分」、男の子は「ヒーローになりきり」

こうした人形遊びは決して女性ばかりではなく、男性回答にも目立ちました。「ゴジラとかウルトラマンの怪獣のフィギュア。現在もほとんど同じものが売っていて、自分の子供に買う度に、昔、大切にしてたことを思い出す」(男性40代)、「小遣いを貯めて貯めて買ったマジンガーZの超合金のロボット」(男性30代)など、女の子たちがお母さんに憧れ、人形を優しく世話するのに対し、男の子の場合は戦闘もののテレビ番組や漫画のキャラクターに憧れ、フィギュアや超合金を戦わせることが多かったようです。世代によっても人気キャラクターは異なりますが月光仮面、仮面ライダー、ウルトラマンやガンダムなどのヒーローの名が多数挙げられました。

大人には理解できない「蝉の抜け殻」「牛乳の蓋」でさえも、
その当時は宝物だった!

そのほか、大人や親から見ればガラクタ同然のものや、理解不能なものを宝物にしていた方も案外多かったようです。「消しゴム。動物の形をしたものや、果物の香りがするものなど500個くらいは集めた」(女性30代)、「この時期になると綺麗に脱皮する蛇の皮や、蝉の抜け殻を大事に部屋に飾っていました」(女性20代)など、幼い頃は興味関心のあるものすべてを集めたがる収集癖がある子供が多いようです。特に「小学3年ぐらいの時に、 牛乳瓶の蓋を集めて遊ぶのが流行っていた」(男性30代)、「子供の頃はお菓子が少なくて、お菓子の包みやガムの包みを大切に箱に貯めていました」(女性50代)など、食べ物の入れ物、包装紙、牛乳やお酒の蓋にはデザインが綺麗なものも多く、子供たちを魅了するコレクションとして人気が高かったようです。

全体の2割近くが、子供の頃の宝物を大人になってからも大切に保管している

子供の頃の宝物は、今、どうなっている?

※SA(単回答)

さて子供の頃に大切にしていた「宝物」は、現在どうなっているのでしょうか。「アニメ『ハイジ』に登場していた山羊のユキちゃんのぬいぐるみを持っていました。ぬいぐるみの肌触りが大好きで寝るのも一緒でしたが、白いユキちゃんがだんだん汚れて黒く。洗うと私が怒るので、見るに見かねた母が私が幼稚園に行っている間に捨ててしまった。その後、私は大泣きして大変だった」(女性30代)など、「既に捨ててしまった(捨てられてしまった)」という回答が23.4%。さらに「今はどこにいった全くわからない(失くしてしまった)」という方も23.8%を数え、全体の半数近くの皆さんが子供の頃の「宝物」を失い、既に手元にないことが明らかとなりました。その一方、「引越しすることになったとき、親友だった子にもらった『うさぎのオルゴール』。親子のうさぎが回りながら、エリーゼのために♪を奏でる。今でも大切に保管している」(男性30代)、「小学生の頃好きだった男の子のもらった年賀状」(女性40代)など、「今でも大事に保管している」(17.7%)という声も2割近く寄せられ、宝物を見るたびに少年少女だったあの日を思い出し、懐かしさが込み上げてくるという方も少なくありませんでした。中には「リカちゃん人形は、いま子供が使っている」(女性40代)など宝物を子供に譲り、親子二代に渡って大切にしているという方もいました。

大人の宝物は「家族」「健康」「友達」など、
モノよりもお金で買えないものを大切にする

■大事にしている宝物は?

 
1 家族(子供、夫、妻ほか)

60.5%

2 健康・命 27.7%
3 写真 25.7%
4 友達 23.4%
5 貯金・へそくり 15.1%
6 ペット 10.8%
7 9.2%
8 パソコン 9.1%
9 車・バイク 8.8%
10 宝石(指輪・ジュエリー ) 8.6%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では大人になった現在、皆さんがいま大切にしている「宝物」とは一体どんなものでしょうか。堂々のナンバーワンは「家族(子供、夫、妻、孫ほか親族)」(60.5%)でした。「今春、息子が大学生になり寮生活を始めました。家族が一つ屋根の下に暮らす事が当たり前だと考えていたのですが、進学のために家を離れただけなのに『家族の絆』の大切さを改めて感じる」(女性40代)、「4人の子供たちと妻。自分の人生に生きる力と充実感を与え続けてくれる」(男性50代)など決してお金では買えない「家族」を宝物として挙げる声が多数寄せられ、子供の頃の宝物が外見や遊びを中心にしていたものであったのに対し、大人の宝物は人の存在や心を大切にする傾向が見受けられました。さらに4位に「友達」(23.4%)、6位にも家族同然の「ペット」(10.8%)が挙げられました。また「家族」「友達」同様に目立ったのが2位の「健康・命」(27.7%)です。「だんだん年を取ってきて、『生きている』という事が宝物に思えてきた。生きているからこそ、喜びや悲しみを味わえるという素晴らしい命を授かったからには、一生懸命生きていこうと思っている」(男性30代)、「定年後すぐ、心筋梗塞にかかり、幸い一命を取り留めたが健康の大切さはその時に痛感」(男性60代)など健康や命あっての人生という回答が多数寄せられ、特に年齢が増すほどその傾向が高まっていました。

子供の成長、人生の節目など、様々な思い出の詰まった写真は、
掛け替えのない「家宝」

「人」「健康」を除き、形あるモノとして最も回答が多かったのは3位「写真」(25.7%)でした。「若くして亡くなった親父と一緒に撮った写真」(男性60代)、「子供たちの生まれた頃からのビデオと写真は、もし火事が起きても絶対にもって逃げたいと思っている」(男性40代)など子供の成長、人生の節目、様々な思い出や時間が刻まれた写真を「家宝」として大切にしているご家庭も多いようです。家族アルバムといえば、1977年にTBSでドラマ化され大ヒットした山田太一さんの小説「岸辺のアルバム」を思い出される方もきっと少なくはないのでは。仕事トラブル、浮気など様々な問題で崩壊寸前の家庭、そこへに襲った突然の台風で、家が流され、すべてを失った家族に最後に残されたのが「家族アルバム」だったという物語。ちなみにこの作品は、1974年の多摩川水害の被災に遭った方が「家財を失った以上にショックだったのは『家族のアルバム』を失ったことだった」という話に基づき書かれたそうです。

「韓国ドラマ」「ラブレター」や「初めて買った車」など、
宝物は人それぞれの思い出、思い入れ

そのほか、皆さんから寄せられた「宝物」でユニークなもの、思い入れの強いものをいくつかご紹介します。「子供の頃から記念切手を集めている。普通は2〜3枚ずつですが、特別なものや美しいものは1〜2シートずつ収集。収集歴約50年にもなりますので相当多い」(男性60代)、「色々な韓国ドラマを録画したDVD」(女性20代)など趣味が高じて集めだしたもの。「昨年亡くなった主人が、最初で最後のラブレタ-をくれました。この手紙で私が主人との結婚を決めました。もう26年も前のこと。私が死んだら棺おけに入れてくれるように息子に頼んでいる」(女性40代)など昔のラブレターや手紙。「免許を取って初めて購入した車に乗り続けている。なんだか手放せない」(男性30代)、「社会人になって間もないころに欲しくて購入した腕時計。つけてないと落ち着かない」(女性30代)と初めて買ったものなど、宝物にはその人その人の思い出や、思い入れがあり、必ずしも高価なものばかりでないことがうかがえます。

最後に皆さんに「宝物」になり得るポイントについて伺ったところ、最も多かったのは「思い出のあるもの」(50.6%)。2位に「代用できない、掛け替えのないもの」(48.6%)、3位に「愛着のあるもの(使い続けているもの)」(40.3%)が続きました。購入したばかりの新品よりも、自分の人生や記憶と重ね合わせることのできるボロの方がよっぽど「宝物」になりやすいと言えます。その価値観は自分にとってのみ意味があるもので、人からしてみれば案外どうでも良いものであったりするようです。いわば「宝物」とは、自分が生きている証、または生き甲斐や、生活に潤いを与える喜びのようなものと言い換えることができるかもしれません。子供の頃は遊びと「宝物」がほぼ一緒であったものの、大人になるとともに形のあるもの、ないものも含め生きる上での「エネルギー」や「安らぎ」のようなものを「宝物」に求める傾向が高いことがうかがえます。さて今回、皆さんから子供の頃の「宝物」を聞く中で、ベーゴマ、メンコ、おはじきやビー玉などの懐かしい遊びが多数挙げられました。ここ最近では子供たちの遊びもテレビゲームなどが主流となり、アナログな遊びが少なくなっていることをやや寂しく感じます。今年の夏休みに、子供たちと一緒に昔の遊びをしてみてはいかがでしょうか。きっと子供たちも目を輝かせるはずですよ。

■宝物になりうるポイントは?

 
1 思い出のあるもの   50.6%
2 代用できない、掛け替えのないもの   48.6%
3 愛着のあるもの(使い続けているもの)   40.3%
4 人は理解しないが、なぜか大切に思っているもの   19.0%
5 希少性の高い・貴重なもの   14.4%
6 高価・価値のあるもの   11.6%
7 なぜか捨てられないもの   10.1%
8 古い・歴史のあるもの   8.4%
9 形見のもの   8.2%
10 人から贈られたもの   5.7%
 

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