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【第147回】アンケート結果:2006年8月9日〜8月15日

市販のお惣菜の利用について教えて?
市販のお惣菜の購入頻度は?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)5,419人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年8月9日〜8月15日
市販のお惣菜の利用について教えて?

最近、「中食(なかしょく)」という言葉をよく耳にします。家庭の手づくり料理が「内食」、レストランなどの飲食店での食事を「外食」というのに対し、市販のお惣菜を持ち帰り、家で食べることを「中食」と言うそうです。ひと昔前は出来合いのものといえば、甘すぎたり、辛すぎたりと自分の好みに合うものが少なかったように思いますが、昨今では有名レストランの味を楽しめるものや、バイキング形式で好きなお惣菜を量り買いできる店も増えるなど、そのバリエーションも広がっています。そこで今回は「市販のお惣菜(おかず)」についてお尋ねしました。

約6割が「週1回以上」の頻度でお惣菜を購入

まず皆さんは、どの位の頻度で「市販のお惣菜」を購入しているのでしょうか。「いつも会社帰りのスーパーで買う。ちょうどタイムセールをやっているので、コストパフォーマンスの良いものを選ぶ」(女性20代)など、「ほぼ毎日」(3.3%)、「週4〜5回」(5.5%)利用しているというヘビーユーザーが全体の約1割を占めました。また「仕事で遅くなったときや、作るのが面倒なときにお惣菜を購入することが多い」(女性30代)など、「週2〜3回」(26.0%)、「週1回程度」(24.9%)と必要に応じて週に数回利用するという声も全体の半数を超え、仕事、育児などに忙しい現代の食卓に「市販のお惣菜」が大変重宝されていることがうかがえます。その一方、「味が濃い、甘い、美味しくない。家の奥さんは、絶対に買わないですよ」(男性40代)、「料理を手抜きしていると思われたくない・・・」(女性30代)など、味の好み、添加物、衛生面の不安や出来合いもののお惣菜に対するイメージから「滅多に市販品を購入することはない」(12.6%)、「今まで購入した経験がない」(0.6%)という方もいました。

「中食」は現代家庭にマッチした食事スタイル

なぜ、これほど多くの皆さんが「市販のお惣菜」を利用しているのでしょうか。具体的に見ていくと、その最も大きな理由は「仕事」にあるようです。平日は仕事が忙しく、帰宅後に食事の準備をする時間がない、また疲れて作る気力がないといった現代人の悩みにも似た声が多数寄せられました。さらに「残業が続いても外食はイヤ」(女性40代)」など、毎日のことを考えると食費が嵩む、人目が気になり落ち着かないという理由から外食を敬遠する方も多く、結果、出来合いのお惣菜を持ち帰る「中食」に人気が集まっているのかもしれません。こうした平日利用をメインとするサラリーマンや、仕事を持つ主婦が目立った一方、「休日はゆっくりしたいので、市販のお惣菜を夕食に購入することが多い」(女性40代)、「夕方まで出掛けていて、夕食の準備が間に合わない時にはスーパーでお惣菜を購入。ご飯だけ炊けばOK・・・」(女性50代)など、たまの休みは家族レジャーに出掛ける機会が多いことや、家事労働から開放されたいという主婦からの声も多く、休日利用をメインとするご家庭も意外に多いことうかがえます。つまり「市販のお惣菜」利用の利点は、時間がなくても料理する手間が掛からず、外食よりも安上がりで、かつ自宅に持ち帰ってのんびりと食べられることから、現代家庭の生活リズムにマッチした食事スタイルの1つと言えそうです。

品揃え、価格面でスーパーマーケットが人気!
深夜営業で、ますます利便性がアップ

■お惣菜を購入する場所は?

 
1 スーパーマーケット

87.4%

2 百貨店・デパ地下 27.6%
3 コンビニエンスストア 27.3%
4 お弁当屋・惣菜専門店 27.0%
5 商店街(精肉店など) 7.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

さて皆さんは、「お惣菜」をどこで買うことが多いのでしょうか。圧倒的に多かったのは「スーパーマーケット」(87.4%)でした。「大きいスーパーは、お惣菜の種類も多くて選ぶのが楽しい」(女性30代)、「仕事帰りだと値引きしているので重宝している」(男性30代)など、品揃えの豊富さと価格の安さから、生鮮食品同様に「お惣菜」もスーパーで購入するという方が大半を占めるようです。また最近では「仕事が終わるのが遅いので、遅くまで開いているスーパーに行く」(男性40代)など、24時間、深夜遅くまで営業をするスーパーも増え始めており、残業で遅くなったサラリーマンやOLにとって強い味方となっていることがうかがえます。以下2位に「百貨店デパ地下」(27.6%)、3位「コンビニエンスストア」(27.3%)、4位「お弁当屋・惣菜専門店」(27.0%)が続きました。また上位に挙がってこなかったものの、見逃せないのが「商店街(精肉店)」(7.5%)です。「月に2、3回決まって購入するのは、精肉屋さんの牛肉コロッケや肉と野菜の揚げ物。そのお店は注文を聞いて、その場で揚げてくれるからうれしい。揚げたて、美味、安価、ボリュームと大満足」(男性50代)、「近くの精肉店の一口カツが、我が家のお気に入り・・・」(女性40代)など、肉の専門店である安心感に加え、出来立てアツアツが購入できるのは、個人商店ならではの良さと言えるかもしれません。「肉屋のコロッケ」に懐かしさを覚える方もきっと多いのでは。

購入ポイントは「普段、自分では料理しないもの」。
コスト以上に味を重視する傾向が強い!

あなたのお惣菜購入のタイプは?

※SA(単回答)

「お惣菜」を購入するときに、一体どんなポイントで選んでいるのでしょうか。まず皆さんの購入タイプについて伺ったところ、最も多かったのは「味重視のグルメ派」(35.8%)。「ちょっと値段が高くても、有名シェフが作ったものなんて聞くとすごく食べてみたい・・・」(女性20代)など、コスト以上に味にこだわる方が多いことがうかがえます。また「健康重視のヘルシー派」(20.3%)は年齢によっても異なり、20代が19.1%であったのに対して、60代以上では33.9%に達し、健康への意識が世代とともに高まる傾向にありました。その一方、「たっぷり食べたいボリューム派」(10.5%)は60代以上で2.1%、20代で14.0%と若くなるほど量を重視することが判りました。では皆さんは店頭でどのような情報見て、実際の商品購入に至っているのでしょうか。堂々の1位は「普段、自分では料理しないもの」(48.3%)でした。「自分では作らない手の込んだものを購入することが多い」(女性30代)、「真夏に揚げ物を作ると、台所が灼熱地獄になるので、今の季節の揚げ物はお惣菜で済ませることが多い」(女性40代)など、手間、時間や労力の掛かる料理を市販品で済ませるという回答が多数寄せられました。中には「新しいメニューを買って、自分の料理の参考にする」(女性40代)などプロの味を参考に、料理のバリエーションを増やす努力を惜しまない熱心な主婦もいました。

■商品を選ぶポイントは?

 
1 普段、自分では料理しないもの   48.3%
2 見た目が美味しそうなもの   44.4%
3 割引・タイムサービスのもの   31.2%
4 栄養バランス   30.8%
5 ご飯(米)との相性   22.4%
6 値段の割りに量が多いもの   19.9%
7 美味しいと評判・口コミ   17.4%
8 製造日・時間(新鮮なもの)   14.5%
9 油控えめ   12.3%
10 あまり量が多すぎないもの   11.3%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

お惣菜を買うなら、閉店前の格安品!
それとも昼前、夕方の出来立てホヤホヤを狙う?

続いて多かったのが、3位「割引・タイムサービスのもの」(31.2%)でした。「夜8時くらいになると、店員さんが半額シールをたくさん貼ってくれる。50円引きなどのシールが貼られていても、しばらくグッと我慢して半額シールが貼られるのをじっと待つ」(女性30代)など、割引サービスの始まる時間に合わせて買い物へ出掛けるという、やりくり上手な「安さが一番のコスト派」が少なくありませんでした。その一方、タイムサービスの時間は品揃えが少なく、鮮度に欠けるとの理由から「なるべく昼12時前や夕方4時頃に買い物に行く・・・」(女性30代)など、出来立てを求めて昼前、夕方を狙うという方もいました。以下4位「栄養バランス」(30.8%)、9位「油控えめ」(12.3%)や11位「カロリー控えめ」(10.7%)など、「健康重視のヘルシー派」の声も目立ちました。

昼食、夕食に限らず、お弁当、おつまみに大活躍の「お惣菜」

そのほか、購入時のポイントでユニークな意見が多数寄せられましたので、その中からいくつかご紹介します。「お腹が空いていると、ついついいらないものまで買ってしまうので、なるべくお腹が空いていないときに買う」(女性30代)など、何かと誘惑の多い惣菜売り場でなるべく出費を抑える術を心得ているという方。「毎日、会社にお弁当を持って行くので、夜に翌日のお弁当のおかずとして買う。揚げ物など、カロリー高めのものは買わないようにしている」(男性30代)など、市販のお惣菜を上手に利用してお弁当を作っているという方。また中には「お酒(ビール、日本酒、焼酎、洋酒など)に合せて、お惣菜(おつまみ)を厳選する。そんな時が楽しい時間。スーツ姿での買い物も苦にならなくなってしまいました」(男性50代)など、ご飯のおかずというよりも、むしろ酒のつまみとして「お惣菜」を買うことが多い、という声も寄せられました。

人気お惣菜のトップは、おふくろの味とも言える「和風のおかず」

■人気お惣菜ベスト10

 
1 和風のおかず

54.6%

2 揚げ物 49.2%
3 中華風のおかず 31.5%
4 サラダ(マヨネーズサラダ系) 23.1%
5 肉料理 21.5%
6 天ぷら 16.8%
7 魚料理 15.0%
8 サラダ(グリーンサラダ系) 14.1%
9 煮物 14.0%
10 野菜料理 12.7%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では最後に、皆さんが選んだ人気のお惣菜ランキングを見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「和風のおかず」(54.6%)でした。「ひじき、切り干し大根・・・、自分ではなかなか作らないし、健康的な食品なので・・・」(男性50代)、「キンピラ。家で作ることもあるが、食べたいときは買ってしまうことも多い」(男性40代)など、白いご飯に合う昔ながらの和風のおかずに人気が集中しました。同様に「肉じゃが」「筑前煮」「イカと里芋」など9位「煮物」(14.0%)、「ほうれん草の和え物」「おからの和え物」など12位「和え物」(10.3%)など、「お惣菜=おふくろの味」といったイメージが根強いようです。続いて2位は「コロッケ」「鶏の唐揚げ」「エビフライ」など、「揚げ物」(49.2%)。また意外に人気が高かったのは3位「中華風のおかず」(31.5%)でした。「中華が大好きで、中華と言えば一番思いつくのが酢豚」(女性20代)、「生春巻き。自分で作るのはめんどうなのでよく購入する」(女性30代)のほか、「シューマイ」「餃子」「麻婆豆腐」「エビチリ」といったメニューも目立ちました。

今回は「市販のお惣菜」の利用状況について、皆さんのご意見を伺ってきました。全体の約6割の皆さんが、週1回以上のペースで「市販のお惣菜」を利用していることが明らかとなり、広く一般家庭に定着しつつあることを改めて実感させられました。こうした背景には「一人分のお惣菜を作るのは意外と難しく、また残り物を冷凍しても結局捨ててしまう結果に・・・。そこで、少量のお惣菜を何種類か買って楽しんでいる」(女性50代)、「フルタイムで働くワーキングマザーには、これくらいのことは許されてしかるべき!疲れて料理を作る気も失せているときは、豪快に買っている」(女性30代)など、家族構成や生活スタイルが多様化する現代家庭の現状が垣間見られます。と同時に昨今のグルメ化や健康志向が進む中で、お惣菜市場もかつての味が濃い、高カロリー、油っこいなどといった出来合いものに対する負のイメージから脱し、レストラン並みの味をリーズナブルな価格で提供するスーパーマーケットや、百貨店の惣菜売り場も次第に増え始めていることも、主婦にとっては安心して購入できる大きな要因と言えるかもしれませんね。

たまにはお母さんの家事休暇デーの一環として、スーパーやデパ地下でいつもよりちょっと贅沢なお惣菜をいくつか買ってきて、自宅でお惣菜パーティを催してみてはいかがでしょうか。外食ほどお金も掛からず、気楽で、どのお惣菜が美味しかったか、ダメだったかなどを家族で言い合いながら食べるのもきっと楽しいと思いますよ。

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