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【第153回】アンケート結果:2006年9月20日〜9月26日

あなたの好きなお茶の種類は?
お茶が好き?  
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)2,052人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年9月20日〜9月26日
あなたの好きなお茶の種類は?

この10年で、私たちとお茶との付き合い方は大きく変化しました。ひと昔前までは、毎食時ごとに急須で淹れた煎茶や、ほうじ茶を飲むのが当然のことでしたが、ここ最近では缶やペットボトルに入ったお茶飲料がむしろメインとなりつつあります。同時に煎茶、番茶、ほうじ茶に加え、半発酵したウーロン茶や、茶葉以外のそば茶、ハトムギ茶やプーアル茶など、お茶の種類も次々に増え多様化しています。そこで今回は、日本人の食生活に欠かせないお茶についてお尋ねしました。

9割以上が「お茶好き」、8割以上がほぼ毎日愛飲

どの位の頻度で飲む?

※SA(単回答)

まず、お茶好きはどの位いるのでしょか。「子供のころからお茶が好き。おばあちゃんに、おばあちゃんみたいだねと言われたこともある」(女性30代)など、「大好き」と回答した方が57.3%。さらに「まあまあ好き」という声も40.0%を数え、実に97.3%もの大多数の皆さんが「お茶好き」を自認していることが明らかとなりました。その一方で、「お茶はいれるのが面倒くさい」(男性30代)、「お茶の代わりにコーヒーという生活・・・」(女性50代)などの理由から、「あまり好きではない」(2.6%)、「大嫌い」(0.1%)という声も少なからず寄せられました。では実際のところ、どの位の頻度でお茶を飲んでいるのでしょうか。「会社の休憩時に水筒持参でお茶を飲む。毎日の事だから、ジュースとかコーヒーだと飽きてしまうし、お金も掛かるから・・・」(男性40代)、「お茶は朝起きてまず一杯、その後は食事中や喉が渇いたときに飲んでいる」(男性30代)など、「ほとんど毎日」と回答した方が全体の82.6%に達し、毎日飲むことがごく当たり前となっている方が大変多いことがうかがえます。中には「毎日必ず緑茶を4、5杯飲む。夏場は麦茶を1.5リットル飲んでいました」(女性40代)と喉が渇けば必ずお茶など、水代わりに飲んでいるという方も珍しくはありませんでした。

人気ナンバーワンはお茶の代名詞「煎茶(緑茶)」

■好きなお茶は?

 
1 煎茶(一般的な緑茶)

67.7%

2 麦茶 54.0%
3 ウーロン茶 51.3%
4 紅茶 49.4%
5 玄米茶 44.0%
6 ほうじ茶 42.3%
7 玉露 36.5%
8 抹茶 30.5%
9 番茶 28.1%
10 ハーブティー 19.9%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

次に皆さんの好きなお茶の種類を人気ランキングで見てみましょう。堂々の人気ナンバーワンは、当然かもしれませんがお茶の代名詞である「煎茶(緑茶)」(67.7%)でした。「風邪気味のときにも水分とビタミンC補給、殺菌効果を得る為に作って飲んでいる」(女性30代)など、緑茶の成分には抗菌性、抗酸化作用の強いカテキン、口臭予防や血管強化に働くフラボノイドや、風邪予防に良いビタミンC等々が含まれることから、健康効果を期待する声も多数寄せられました。また「純粋な日本人だから、日本茶が好き。幼少の頃から我が家では、お茶に親しんでいたので、食事中は和食の時は勿論の事、洋食の後でもデザートの時も緑茶」(女性50代)など、食事との相性や、食後に口中をさっぱりとさせる口直しとしても、緑茶が欠かせない存在となっているようです。また9位にも「番茶」(28.1%)が挙げられていますが、さて皆さんは「煎茶」と「番茶」の違いをご存知でしょうか。実は「番茶」も「煎茶」と同じ緑茶なのです。しかしながら、煎茶が「夏も近づく八十八夜・・・」の歌に代表されるように夏前に早積みされる若葉のお茶であるのに対し、夏以降に収穫した茶葉を「番茶」と言います。成長した茶葉を使用するためタンニンが強くやや渋みを含むものの、カフェインが少ないため、夜飲むお茶として好まれることが多いようです。

夏場は冷たい「麦茶」「ウーロン茶」に人気集中

人気のお茶2位は「麦茶」(54.0%)、3位に「ウーロン茶」(51.3%)がランクインしました。「朝、麦茶を作る。夏は ほとんど冷した麦茶を飲み、むろんお客様にも麦茶を出している」(男性50代)、「冷蔵庫で冷やしたウーロン茶を食事中、起床時に飲んでいる」(男性20代)など、気温の上昇に伴って熱いお茶から、冷たい「麦茶」「ウーロン茶」にお茶の主役が変わるというご家庭も少なくなく、両茶は冷たくても美味しい夏の定番茶と言えそうです。また「飲むと余分な油を体外に排出してくれそうなイメージがあるので、ウーロン茶が好き」(女性20代)など、ダイエット効果を期待して「ウーロン茶」を支持する声も目立ちました。

若い世代で進むお茶の多様化

好きなお茶の種類も世代によって好みが異なり、50代以上では圧倒的に「煎茶」人気が高かったものの、20代では「煎茶」のほか、「ウーロン茶」「紅茶」など発酵茶の人気の高さも目立ちました。さらに加えて「ジャスミンティー」「ハーブティー(ミント、カモミールなど)」など香りの豊かなお茶の人気も高く、日本茶に限らず、中国茶、西洋茶の飲用頻度も増しており、若い世代にお茶の多様化が進んでいることがうかがえます。

世代別:好きなお茶は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

好きなお茶ランキング6位の「ほうじ茶」、
半数近くが「年に数回」「ほとんど飲まない」と回答

ほうじ茶の飲用頻度は?

※SA(単回答)

中国茶、西洋茶などの台頭に対し、その存在がやや弱まっているのが日本茶です。中でも「煎茶」「番茶」と並び、昔から親しまれてきた「ほうじ茶」は特にその傾向が顕著のようです。では次に「ほうじ茶」の飲用について、具体的に見ていくことにしましょう。「食後には夏でも暑いほうじ茶を頂いている」(男性40代)など、「ほぼ毎日(飲んでいる)」と回答した方は全体の僅か9.1%。その一方、「嫌いではないが、特別のほうじ茶である必要はない。出されれば飲むという感じ・・・」(男性60代) など、「年に数回程度」(26.2%)、「ほとんど飲まない」(22.1%)という声が全体の半数に達し、好きなお茶ランキングで6位と多くの皆さんに好まれながらも、飲用頻度や機会が少ないといった現況が明らかとなりました。

「香り」良し、「食事」に良し、「体」に良しの三拍子揃った優しいお茶

さらに「ほうじ茶」に抱く皆さんのイメージを詳しく見てみましょう。最も多かった回答は「香ばしい」(65.5%)でした。ほうじ茶はその名前の通り、番茶や煎茶の緑色の茶葉を赤茶色になるまで、強火で焙じた(炒った)お茶であることから、その独特な香りに特徴があります。同時にその香ばしさにより心身が癒されるという声も目立ち、5位「落ち着く・リラックス効果がある」(22.7%)が挙げられました。続いて目立ったのが、あっさりした口当たりの良さから2位「食事に合う」(33.9%)、3位「食後の口直しに良い」(28.9%)という回答でした。さらに「お茶漬けで使うお茶は、ほうじ茶が最高。香ばしくて一段と美味しく引き立てる」(女性40代)など、口直しばかりではなく、食材の1つとして「ほうじ茶」が欠かせないという声も寄せられ、9位「お茶漬けに合う」(11.0%)のほか、関西圏では「茶粥」を炊くときに利用するケースも多いようです。そのほか4位「体に良さそう(優しそう)」(24.9%)、6位「苦味・癖がなく飲みやすい」(22.6%)など、「ほうじ茶」のイメージは決して悪くないことがうかがえます。

■ほうじ茶に対するイメージは?

 
1 香ばしい

65.5%

2 食事に合う 33.9%
3 食後の口直しに良い 28.9%
4 体に良さそう(優しそう) 24.9%
5 落ち着く・リラックス効果がある 22.7%
6 苦味・癖がなく飲みやすい 22.6%
7 懐かしい 16.3%
8 ほとんど飲まないのでよく分らない 11.7%
9 お茶漬けに合う 11.0%
10 カフェインが少ない 10.6%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

急須で淹れるお茶の減少とともに、飲用機会を失った!?

では、なぜこれほど好感度の高い「ほうじ茶」が最近飲まれていないのでしょうか。その理由は、もしかすると「ほうじ茶」の良いイメージが、かえって「ほうじ茶」を敬遠する要因となっているのかもしれません。「ほうじ茶と言うと、急須にお湯を入れて作るお茶、というイメージ。今では、急須でお茶を淹れることが滅多になくなってしまっているので、ほうじ茶も飲まなくなっている」(女性30.代)など、「香ばしさ」を引き立てるため淹れたてを重視することが多く、ここ最近のように急須でお茶を淹れることが減少するとともに、必然的に「ほうじ茶」を飲む頻度も少なくなった、と考えることができるかもしれません。こうしたことから「ほうじ茶は、定食屋さんで飲む・・・」(女性30代)など、自宅ではなく、外で飲むものというイメージが定着しつつあるようです。

今回は皆さんの好きなお茶の種類、またここ最近、飲用機会が減ったほうじ茶について皆さんの意見を伺ってきました。自称お茶好きは全体の9割以上、「ほぼ毎日(お茶を飲む)」という声も全体の8割を超え、日本人のお茶摂取量が老若男女問わず、非常に高いことを改めて実感させられました。またお茶との関わり方や、スタイルはひと昔前とは大きく異なり、煎茶、番茶、ほうじ茶といった日本茶に限らず、中国茶、ハーブティーや紅茶に加え、健康茶と呼ばれる新しいお茶を飲む機会も増し、その選択肢はますます広がっています。さらに「朝はパン食なので 毎日紅茶を、日中はルイボスティー、夜は緑茶(有機栽培のお茶を粉末にしたもの)を飲む。外でペットボトルを買うときは ウーロン茶が多い」(女性40代)など、食事の内容、時間帯、場所や季節などTPOに合わせ、飲むお茶の種類変えているという声も意外に目立ち、グルメ化とともに健康や機能性を重視したお茶選びが当たり前となっていることがうかがえます。とはいえ、「ほうじ茶」に代表されるように日本茶離れが進むのは寂しいもの。またには、急須で淹れた日本茶をゆっくりと楽しむ余裕も忘れたくはありませんね。きっと香り豊かな日本茶の良さを再認識できるはず。

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