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【第155回】アンケート結果:2006年10月4日〜10月10日

あなたが秋を感じる時は?
 
1 赤色 22.7%
2 茶色 18.4%
3 オレンジ色 11.7%
4 黄色 11.3%
5 紅色 4.4%
6 橙色 3.9%
7 青色 2.9%
8 茜色 2.7%
9 朱色 2.5%
10 黄金色 2.4%
 
 
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※SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,840人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年10月4日〜10月10日
あなたが秋を感じる時は?

暑かった夏も、ふと気が付けばすっかり秋の雰囲気。スポーツ、行楽、読書や味覚・・・等々、暑くなく、寒くなく、一年の中で最も過ごしやすく、アクティブな季節と言えるかもしれません。そこで今回は、皆さんが感じる秋についてお尋ねしました。

秋の色は人に元気を与える「暖色系」

まず皆さんにとって「秋」とは、一体どんな色なのでしょうか。「彼岸花の真っ赤な色や赤とんぼに秋を感じる」(女性50代、奈良県)、「街路樹や後ろにそびえる、八甲田の紅葉の色」(男性40代、青森県)と、紅葉、赤トンボに彼岸花など、「赤色」(22.7%)を連想する方が最も多く目立ちました。さらに5位に「紅色」(4.4%)、8位「茜色」(2.7%)、9位に「朱色」(2.5%)と上位に同じ赤系統の色が多数寄せられ、秋という季節が様々な赤色で構成されていることを実感させられます。同時にその微妙な赤の違いを、美しい名で呼ぶ日本人の感性の豊さにも感動を覚えずにはいられません。また2位以下にも、「小さな子供たちと枯葉をパリパリ踏みながらの散歩が楽しい」(女性30代、神奈川県)など、枯葉の「茶色」(18.4%)、柿やミカンの「オレンジ色」(11.7%)、イチョウの「黄色」(11.3%)とランキング圏内は暖色系が占めました。一般的に暖色系は、人にエネルギーやアクティブさを与え、食欲も増進させる、いわば「元気の素」になる色だそうです。スポーツ、行楽、読者や味覚の秋・・・と言われる所以は、案外、こうした秋の色とも関係しているのかもしれません。

さわやかな季節を連想される、天高く澄み渡る「青い秋空」

その一方、ランキング圏内で暖色系以外の色として唯一挙げられたのが、7位「青色」(2.9%)でした。「空気が澄み切って、何処までも空が高く、見上げていると空に吸い込まれそう」(男性60代、山口県)、「秋の青空にこそ紅葉の色が映えるから・・・」(女性40代、茨城県)など、蒸し暑かった夏の天気とは一変した、澄み渡ったさわやかな秋晴れの「青」をイメージする方も少なくありませんでした。また中には「釣り好きの自分にとって、秋は青魚(ワラサ、ヒラマサ、カツオなど)の季節!!」(男性30代、東京都)など、さわやかな秋空よりも、そこを泳ぐ「鰯雲」や「うろこ雲」を見て、週末の釣りの計画を立てるお父さんもいるようです。

毛布が欲しくなった時など、朝晩に肌寒さを感じた瞬間に「秋」の訪れを実感

では皆さんは、どんな瞬間に「秋だな〜」としみじみと季節の移り変わりを感じるのでしょうか。堂々の1位は、「朝晩に寒さを感じ始めると」(54.5%)でした。「夏の夜具で寝ていて朝方寒さで目を覚まし、『あぁもう秋なんだ、掛け布団を厚手のものに替えなきゃ』と思った時に・・・」(女性60代、千葉県)、「セントラルヒーティングにスイッチを入れるかどうか、迷いだすと『秋』」(女性40代、北海道)など、気温の低下を肌で実感した瞬間に、「秋」の訪れを感じるという声が多数寄せられました。同様に6位には「半袖から長袖(秋物)に衣類が替わると」(17.5%)が挙げれました。

■あなたが「秋を感じる時」は?

 
1 朝晩に寒さを感じ始めると

54.5%

2 木々が紅葉し始めると 51.5%
3 秋刀魚、秋茄子や栗など、秋の味覚が食卓を彩ると 39.9%
4 夜、虫たちの音色が聞こえ始めると 31.1%
5 日暮れが早くなると 22.7%
6 半袖から長袖(秋物)に衣類が替わると 17.5%
7 秋桜、キンモクセイやすすきなど、秋らしい植物を見ると 17.4%
8 空気にさわやかさを感じはじめると 16.6%
9 赤とんぼが飛んでいるのを見ると 13.6%
10 空高い秋雲を見ると 11.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

紅葉や虫の音など、季節の移り変わりを五感で感じる

続いて2位は「木々が紅葉し始めると」(51.5%)、7位「秋桜、キンモクセイやすすきなど、秋らしい植物を見ると」(17.4%)。「毎日のウォーキングに行く森林公園の木々が、少しずつ紅葉してくるのが感じられる」(女性50代、宮城県)、「職場内の移動に使う道端のイチョウの木々の下を歩き、踏み潰されたギンナンの臭いをかいだ時に秋を感じる」(男性40代、千葉県)など、花や木々の色、落葉や、薫りや臭いといった植物の変化も、私たち人間へ秋を知らせるメッセージとなっていることがうかがえます。同様に4位「夜、虫たちの音色が聞こえ始めると」(31.1%)、9位「赤とんぼが飛んでいるのを見ると」(13.6%)など、昆虫たちからのメッセージも忘れてはいけません。「夜眠るとき布団の中で虫の声が聞こえると、子守歌のように心が和む」(女性30代、埼玉県)など、蝉の声と蒸し暑さから寝苦しかったな夏とは打って変わり、秋の夜長に虫の音を聞きながら睡眠を楽しめるのも秋ならではと言えるかもしれません。

スーパーやコンビニで感じる秋の味覚、人気ナンバーワンの果物は「秋色の柿」

■秋と言って思い浮かぶ果物は?

 
1

76.1%

2 73.6%
3 45.5%
4 葡萄 17.7%
5 巨峰(品種限定) 12.2%
6 りんご 9.2%
7 いちじく 6.5%
8 みかん 5.2%
9 あけび 4.9%
10 ラ・フランス(品種限定) 3.4%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

そのほか3位「秋刀魚、秋茄子や栗など、秋の味覚が食卓を彩ると」(39.9%)、12位「秋限定商品を店頭で見かけると」(8.2%)など、「食」も私たちに秋を知らせるものの1つとなっています。「スーパーに買い物に行くと、安価で秋刀魚が並んでいたり、サツマイモ、栗など秋を感じるものが急に増えた」(女性20代、神奈川県)、「チョコの新製品が多く出だすと秋だなと思う」(男性30代、香川県)など、ここ最近では流通の発達により、残暑の残る8月後半あたりから登場する秋の味覚や、商戦に向け次々に発売される新製品を見かけ、「今年も、もうこんな季節になったか」と実際の自然界の変化よりも一足先に、スーパーやコンビニ内で秋の訪れを感じるという方もきっと少なくないようです。また秋の味覚として外せないのは、夏の太陽を燦々と浴びて熟した果物です。そこで「秋」と言って思い浮かぶ果物を、皆さんに伺ったところ、最も回答が多かったのは秋=暖色系の象徴である「柿」(76.1%)。続いて、炊き込みご飯の美味しい「栗」(73.6%)、甘い水分をたっぷり含んだ3位「梨」(45.5%)が人気の上位でした。そのほか「葡萄」「りんご」「みかん」「いちじく」「あけび」・・・など、まさに「実りの秋」にふさわしく多数の果物の名が挙げられました。

北海道では秋を知らせる使者=鮭、大阪では大迫力の秋の祭典=だんじり祭

秋の感じ方は、決して全国一様ではなく、地域によっても異なるようです。「北海道なので、急に寒くなる。寒くて、鮭が川に帰ってきだしたら秋!」(男性30代、北海道)、「敦賀でアオリイカがたくさん釣れる様になりました。嬉しい!!」(男性30代、岐阜県)など、秋の訪れを知らせる、その土地ならではの使者がいるという声。「仙台や山形では秋になると芋煮会というのがあり、河原とかで芋煮会をしている風景をみると秋を感じる」(女性30代、宮城県)など、風習や恒例行事で秋を感じるという方。「浅草にお酉様のポスターが貼られると・・」(男性30代、東京都)、「泉州だんじり祭りが岸和田市を皮切りに始まり、太鼓の音が毎日聞こえる。日ごろ会えない旧友と会い、酒を飲む」(男性30代、大阪府)と酉の市や、秋祭りなど、その地域ごとに秋の迎え方や楽しみ方にも特徴がありました。

今回は「秋を感じる時」について皆さんにご意見を伺ってきました。昨今では食べ物に季節感が次第になくなり、また夏が終わると、すぐにクリスマスケーキの予約や、年賀状の準備の広告が出回ったりと、「春」や「秋」という中間の季節をゆっくりと楽しむことができなくなりつつあるように感じるのは、ちょっと残念です。皆さんから寄せられたイメージのように、本来、秋は暖かくて、穏やかで、豊かな暖色系の素敵な季節なのですから、もっとゆっくりと自分の体を落ち着かせて、楽しまなければ損。旬の魚や野菜、果物などを食べるのも良し、月を眺めながらチビチビとお酒を飲みながら物思いや趣味に耽るのも良し、はたまた思いっきり体を動かし汗を流すのも、大変気持ちの良いことです。「忙しい、忙しい・・・」と言っていると、あっという間に通り過ぎてしまうのも秋。たまには足を止めて、小さな秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

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