毎週アンケート

【第161回】アンケート結果:2006年11月15日〜11月21日

今年、お歳暮を贈りますか?
今年、「お歳暮」を贈る予定がありますか?  
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贈るお歳暮の個数は?お歳暮の価格帯は?
調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)4,045人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2006年11月15日〜11月21日
今年、お歳暮を贈りますか?

夏が終わり、秋が訪れたかと思えば、もう「お歳暮」。年々、年の瀬が早まっているような気さえします。皆さんのご家庭でも、そろそろお歳暮ギフトのカタログを広げ、「あーでもない、こーでもない・・・」と頭を悩ませている時期かもしれませんね。そこで今回は皆さんに、一年の感謝の気持ちを込めて贈る「お歳暮」選びについてご意見をお尋ねしました。

6割以上が「お歳暮」準備を開始、親族を中心に贈答件数は2〜3件

さて今年は、どのくらいの皆さんが「お歳暮」を贈る予定があるのでしょうか。「お歳暮は1年お世話になった方に、お礼も兼ねて贈る。お中元と違い、寒い冬を意識して暖かいものを贈りたい」(女性30代)など、「贈る予定がある」と回答した方が53.0%。また「贈るかどうか検討している」という声も9.9%を数え、全体の62.9%の皆さんがそろそろ「お歳暮」の準備を開始していることが明らかとなりました。また「お歳暮」を贈る件数は「毎年私と嫁さんの両親にお歳暮を贈っている。両家とも全く同じ物を贈るようにしている」(男性50代)など、ご夫婦それぞれのご両親を中心に「2個」(26.4%)、「3個」(21.6%)という声が多数寄せられ、全回答総数を回答人数で割った平均は4.11件でした。

世代とともに贈答件数、1個当たりのギフト価格帯が高まる

世代別ではいかがでしょうか。20代の贈答意向が40.0%であったのに対し、30代で55.7・・・と年齢とともに数値が高まる傾向が見受けられました。同時に贈答件数も、若い20、30代の多くが「2件」(20代=34.8%、30代=33.2%)という回答が目立ったのに対し、60代以上で最も多かったのは「5件」(24.0%)でした。結婚、仕事やプライベートの交友関係等々、今まで積み重ねてきた人生経験の長さが贈答意向、件数にそのまま現れているのかもしれません。では1個当たりのお歳暮の購入予算は、世代によって異なるのでしょうか。20、30代で目立ったのは「3000円台」(20代=43.6%、30代=42.0%)のものでしたが、年齢とともに平均予算も跳ね上がり、50代以上ではやや高めの「5000円台」(50代=39.9%、60代以上=38.5%)が主流となっていました。このように世代が高くなるに連れて贈答件数が増え、同時に1個当たりのギフトの購入価格も高まることから、年々各ご家庭でお歳暮の出費が嵩んでいることがうかがえます。

世代別:贈答個数、世代別:1個当たりのお歳暮の価格帯

お正月に重宝するお酒、食品類がお歳暮の定番。
お中元では嫌われる生ものもOK!

■贈りたいギフトは?

 
1 ビール

50.6%

2 ハム・ソーセージ 28.4%
3 産地直送の魚介類 26.7%
4 お菓子・デザート 24.5%
5 コーヒー・お茶 21.6%
6 地酒(日本酒、焼酎) 16.1%
7 食用油・調味料 15.5%
8 産地直送の野菜・果物 15.5%
9 各種商品券 10.8%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 10.7%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では、皆さんが今年の「歳暮」に贈りたいギフトとは、一体どんなものでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(50.6%)でした。「やはりビール。いくらあっても良いし、(缶ビールやびんビールは)重いので、高齢の方にも贈ると結構喜ばれる」(女性50代)など、何を贈るか困ったら、とりあえず「ビール」を選んでおけば間違いなしという声が多数寄せられました。飲料ものは一般的に夏前の「お中元ギフト」と思われがちですが、1位「ビール」、6位「地酒(日本酒、焼酎)」(16.1%)といったアルコール類は年末年始の需要も高く、これからのシーズンに何本あっても困らない「お歳暮ギフト」の定番となっていました。続いて2位には「ハム・ソーセージ」(28.4%)、3位には「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(26.7%)が挙げられました。「お歳暮はクリスマスやお正月にも利用価値があるハム類を贈っている」(女性40代)、「お正月に帰省した家族や親戚、皆さんで気軽に召し上がれる物をと思って選んでいる。そうすると、やはり蟹などがとても喜ばれる」(女性40代)など、アルコール類と同様に親族や知人が集まるお正月に向け、おせち料理に役に立つ食材を贈る方が多いようです。また「お中元」では敬遠されがちの生ものも、気にせずに贈れるという声も目立ちました。以下、「お菓子・デザート」(24.5%)、「コーヒー・お茶」(21.6%)・・・と、上位には食品類が占めました。

家計の足しになるとの理由から「ビール」「商品券」が大人気

■うれしいギフトは?

 
1 ビール

59.6%

2 各種商品券 37.5%
3 産地直送の魚介類 29.3%
4 ハム・ソーセージ 27.9%
5 お菓子・デザート 22.9%
6 地酒(日本酒、焼酎) 19.3%
7 コーヒー・お茶 18.2%
8 ワイン 16.5%
9 産地直送の野菜・果物 14.5%
10 食用油・調味料 12.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

一方、自分が贈られてうれしいギフトは何でしょうか。贈りたいギフトと同様に、ダントツの1位は「ビール」(59.6%)でした。「もらいたいのは『ビール』。日々、雑酒で我慢の主人、たまには本物の『ビール』を飲ませてあげたい」(女性30代)、「ギフト用ではなく、お店で買うようなビール1ケースのほうがうれしい」(男性40代)など、お酒好きの男性(=62.1%)ばかりではなく、家計の足しになるという理由から女性(=57.5%)の支持も多数寄せられました。次に2位は、贈りたいギフトで低調であった「商品券」(37.5)がランクアップしました。「もらう側としては商品券がありがたい。好みじゃない物をもらっても、御近所に御裾分けするだけなので・・・」(女性40代)、「もいたいのは商品券類だけれど、贈る場合露骨すぎる」(女性30代)など、価格があからさまなため贈るのに躊躇する方が大変多いものの、一転してもらう立場となれば「商品券」ほど助かるものはない、といった本音も多数寄せられました。そのほか、贈るギフトでは圏外であった「ワイン」も、欲しいギフトでは8位(16.5%)にランクイン。特にワインは若い20に人気で、40代以上ではワイン派よりも、むしろ地酒派(日本酒、焼酎)が目立ちました。家庭の世代に応じて、贈るお酒の種類にも考慮が必要なようです。

ビールギフトは「プレミアム」にするか、
それとも「飲み慣れた好きな銘柄」にするか!?

さて贈りたいギフト、もらいたいギフトのナンバーワンは「ビール」が選ばれました。今年、お中元の時期に行った同調査でも贈りたいギフト、もらいたいギフトに「ビール」が選ばれたことから、「ビールギフト」が季節に関係なく高い人気を誇っていることがうかがえます。では様々な種類のビールギフトが市場に出回る中で、皆さんはどんなポイントで商品を選んでいるのでしょうか。最も多かった回答は「贈る相手が好きな銘柄のビールを選ぶ」(37.6%)でした。「受け取る側が喜んでくれるのが1番!自分の好みではなく、相手の好きな銘柄を送るのが礼儀だと思うから・・・」(女性40代)、「ビールと言っても味は様々なので、好みがあると思う。お歳暮を贈る相手はいつもお世話になっている方なので、一緒に飲みに行った時に好きな銘柄を確認しておき、それを贈るようにしている」(男性30代)など、相手の好みを事前に把握し、飲み慣れたビールを贈るという律儀な方が案外多いようです。

■ビールギフトを選ぶ時のポイントは?

 
1 贈る相手が好きな銘柄のビールを選ぶ  

37.6%

2 ちょっと高級なプレミアムビールを選ぶ   34.0%
3 工場直送など、新鮮なものを選ぶ   10.6%
4 ビールの種類が色々楽しめるものを選ぶ   7.7%
5 普段お店ではあまり見かけない種類のものを選ぶ   7.6%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)


その一方で、2位は「ちょっと高級なプレミアムビールを選ぶ」(34.0%)という相反する声も寄せられました。「ちょっとだけ高級なビールを贈る。普通のビールであれば、ストックもあるだろうから・・・」(女性30代)など、普段、自分ではあまり購入しないプレミアムビールを選ぶという方が大変多いようです。見栄えの良さはもちろんのこと、普段飲んでいるビールの味と飲み比べて楽しんでもらいたい、といった理由も目立ちました。好きな銘柄のビール派、プレミアムビール派にしても、贈る相手先のことを考えて贈るという点では共通なのかもしれません。そのほか、出来たての美味しいビールを飲んでもらいたいと「工場直送など、新鮮なものを選ぶ」(10.6%)という方。子供のいる家庭には「ジュースが入っているものを選ぶ」(6.9%)という方や、お正月に来客が多いだろうと「缶ビールではなく、びんビールを選ぶ」(0.8%)など、単にビールギフト選びといえども、贈り先の家族構成、趣味趣向や年末年始の来客のことまで、様々な思いを廻らしながら商品を選定していることがうかがえます。

今回は師走を目前に控え、皆さんに今年の「お歳暮」についてご意見を伺いました。年々儀礼的なお歳暮のやりとりが減少しているとはいえ、全体の6割以上の皆さんが贈答意向のあることが明らかとなりました。1年の締めくくりに大事な人のことを思う気持ちは大変素敵なことですが、それが渋々止む得ず、心のこもっていない虚礼であるならば、何の意味のないことかもしれません。「病気をせずに元気かな」「お子さんは随分大きくなったのだろうな」「今年一年、いろいろありがとう」など、大切にしていきたい人と人とのコミュニケーションの気持ちを「お歳暮」という形を通じて伝えるのも1つの手段と言えます。また「お歳暮」が届いたらお礼のお電話を入れ、お互いの近況を伝え合うのも楽しいものです。人との関係が希薄な時代だからこそ、利害のみに左右されない、本来の「お歳暮」の在り方を見直してみてはいかがでしょうか。

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