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【第170回】アンケート結果:2007年1月24日〜1月30日

節分に豆まきをしますか?
今年、豆まきを行いますか?  
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SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1,876人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2007年1月24日〜1月30日
節分に豆まきをしますか?

そもそも節分とは、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを言います。特に「立春」は春と冬を分ける1年の始まりとして重視され、「豆まき」に代表されるように邪気や悪い鬼を全て追い出すという行事が行われます。とはいえ、ここ最近ではマンションや集合住宅に住んでいる方も多く、ご近所を気にして「豆まき」をしないご家庭も増えているとも聞きます。そこで今回は、今年の節分行事について皆さんのご意見をお尋ねしました。

約6割が今年も豆まきをする。昨今では「豆まき=子供イベント」に

まず、今年、節分に豆まきを行うという方はどのくらいいるのでしょうか。「必ず主人の帰りを待ち、一家総出で家中にまく」(女性40代、北海道)など、「毎年、恒例なので必ず行う」と回答した方が40.9%。「まだ分らないが、行うつもり」という声も18.2%を数え、様々な伝統や年中行事が年々失われる中で、全体の約6割近くの皆さんが「豆まき」の風習を継続していることが明らかとなりました。その一方、「以前は行っていたが、最近は行っていない」という声も全体の30.3%を占めました。「子供が小さい頃は、子供が豆まきをやっていましたが、成長した今はやっていません」(男性50代、千葉県)、「子供の頃は、東京の郊外の団地に住んでいて、夜7時から8時くらいにどこからも台詞(せりふ)が聞こえていた。今は一人なので何もしてない・・・」(男性30代、山形県)など、自分が子供の頃、または自分の子供が小さかった時は「豆まき」を行っていたものの、成長するとともに次第にそうした行事から遠ざかってしまったという声が案外多く、昨今においては「豆まき=子供イベント」といったイメージが強まっていると言えるかもしれません。

雪国では掃除の手間の掛からない「殻付き落花生(ピーナッツ)」を使用

次に皆さんの家や、住んでいる地域の「豆まき」のやり方について見ていきましょう。「炒った大豆をまく」(80.9%)という声が8割を超え、豆は「大豆」が主流となっていることがうかがえます。但し、こうした傾向は決して全国的なものではなく、「夜、家族全員揃ったところで、私が室内、外へと殻つきの落花生をまく」(女性30代、北海道)など、「殻つきの落花生(ピーナッツ)をまく」(23.5%)という回答も、北海道=92.4%、東北=76.7%、信越=89.8%と比較的に東日本側で目立ちました。こうした背景には、地域による節分時期の天候も影響をしているのかもしれません。特に北海道、東北、信越地方は、この時期、大雪に覆われた地域も多く、「大豆」よりも豆まき後の掃除の手間が掛からない「殻付きの落花生」が好まれているようです。

地域別:豆まきの豆は?大豆 VS 落花生

MA(複数回答)/n(有効回答数)

汚れないようにラップに包んだ豆や、
子供用にチョコレートやキャンディを投げるご家庭も

中には「炒った大豆をそのまままくと部屋の隅などでホコリまみれになるので、ラップで数個づつ包んでまいている」(男性50代、岡山)などラップで包んでまくというご家庭や、「近くの四つ角に歳の数だけ豆を捨てる」(男性40代、愛媛)など家から一番近い道路の十字路に紙で包んだ豆を捨て、帰りは振り返ってはダメ、といった地域独自の豆まきの風習もありました。そのほか「子供が楽しめるように室内で子鬼になった子達にチョコやラムネなどをまいて楽しんでいる」(女性30代、千葉県)など、「チョコレートやキャンディなど、お菓子をまく」(4.8%)という声や、さらには「実家では、三叉路で小銭をまく」(男性30代、鹿児島)など、「お金を包んだものをまく」(1.0%)と豆以外のものをまくという声も寄せられました。

■何をまいていますか?

 
1 炒った大豆をまく

80.9%

2 殻つきの落花生(ピーナッツ)をまく 23.5%
3 チョコレートやキャンディなど、お菓子をまく 4.8%
4 お金を包んだものをまく 1.0%
5 餅をまく 0.4%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「鬼を追い出してから、福を招く」派?、
それとも「福を招いてから、最後に鬼を追い出す」派?

豆まきの台詞は?

※SA(単回答)

では、豆まきの時の台詞(せりふ)はどうでしょうか。「『鬼は外!福は内!』と言いながら、玄関をはじめ、各ドア、窓すべてから豆をまく」(女性50代、奈良県)など、「鬼は外、福は内」(96.4%)が圧倒的で、最もポピュラーな掛け声となっていました。とはいえ、「鬼は外を三度唱えてから、福は内を三度唱える」(女性40代、埼玉県)、「『福は内、福は内、鬼は外』で、最後の『鬼は外』でまいた瞬間に窓や戸を閉める。鬼が入ってこないように・・・」(男性30代、東京都)など、台詞の回数や、「福は内」を先に言ってから最後に「鬼は外」と鬼を追い出すパターン、反対に「鬼は外」と鬼を追い出した後に「福は内」と福を家に招き入れるパターン・・・等々、同じ「鬼は外、福は内」という台詞でも、そのやり方は各ご家庭や地域で様々であることがうかがえます。そのほか「実家は宮城県ですが、『天打ち!(天井に向けて投げる)、地打ち!(床に向けて投げる)、四方打ち!(部屋の東西南北に向けて投げる)、鬼の目ん玉ぶっ潰せ!(鬼に向けて投げる)」と台詞を言いながら豆まきをする。親から受け継がれてきた」(男性40代、東京都)、「『鬼は内、福は内』。いつも嫌われている鬼を招いてあげることで、鬼が優しい気持ちになり、ウチに幸せを持ってきてくれるから・・・」(女性40代、高知県)など、ユニークな掛け声も寄せられました。

近畿では「歳の数+1個」「イワシ」「丸かぶり」と
ユニークな節分行事が目白押し!?

続いて、豆まき以外で行っている「節分」の風習を見ていきましょう。「豆まきの後、自分の数え歳の分だけ豆を食べる」(女性20代、北海道)など、最も多かったのは「歳の数だけ、豆を食べる」(54.0%)という声でした。また北陸、近畿では「歳の数+1個、豆を食べる」(北陸=16.7%、近畿=25.2%、四国=18.0%)と1個多く食べるご家庭も目立ちました。どちらも、今年1年間分の無病息災を祈願したものに変わりはないのですが、なぜ2通りあるのかについては謎です。またコンビニやスーパーマーケットのPR効果も影響してか、この数年で一気にその存在が広く知れ渡ったのが「恵方を向いて『太巻き丸かぶり』をする」(38.4%)です。「今まで巻き寿司を作っていましたが、息子が結婚して夫婦二人暮らしになってからはお寿司屋さんで買っている。当日はスーパーや、お寿司屋さんには巻き寿司を買う人の行列ですが・・・、縁起ものなので買っている」(女性60代、兵庫県)など、もともと関西で始まったこの風習は近畿で73.1%、四国で54.0%、中国で51.0%と、全国区になったとはいえ、やはり西日本での数値の高さが目立ちました。ちなみに2007年の恵方は「北北西」だそうです。一風変わった風習が目立った近畿ですが、もう一つ近畿ならではの回答として多かったのが「イワシを食べる」(近畿=42.0%)でした。豆まきの後に「歳の数+1個の豆」を食べ、「イワシ」を食べ、さらに恵方を向いて「太巻き丸かぶり」をすると、何かと忙しい近畿の節分が浮き彫りとなりました。そのほか「ヒイラギの枝にイワシの頭をさし、魔よけとして玄関に飾る」という風習は、近畿(15.1%)、四国(16.0%)を中心に目立ちました。

地域別:豆まき以外の風習は?

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今回は今週末に迫った節分について、皆さんのご意見をお尋ねしました。昨今では住宅事情や、忙しくて家族全員が集まる時間がないといった理由から、節分行事を行わないご家庭も増えていると聞きます。とはいえ、その反面「いつも周りを気にして静かにしていますが、この日は窓を開けて大声でやる。伝統は子供に伝えなきゃ!」(女性30代、千葉県)など、古き日本の伝統を次世代に残したいという声も決して少なくなく、今回のアンケート調査では全体の約6割近くが今年も「豆まきをする」という声でした。特にここ最近では「恵方巻き」に象徴されるように、一部地域の風習が全国的に浸透し始めるといった現象も見受けられ、家族のコミュニケーションの希薄さが指摘される現代社会の中で、子供や家族が一緒に楽しめるイベントを求めているご家庭が案外増えているのかもしれません。今年の2月3日は、幸い土曜日となります。日頃、仕事で忙しいお父さんも参加して、ご家族揃って豆まきを行ってみてはいかがでしょうか。

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