毎週アンケート

【第171回】アンケート結果:2007年1月31日〜2月6日

ウイスキーの似合う年齢は?
ウイスキーは好きですか?  
イメージ
写真
写真

SA(単回答)

調査概要 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)6,600人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2007年1月31日〜2月6日
ウイスキーの似合う年齢は?

焼酎ブームに押されてか、同じ蒸溜酒であるウイスキーの人気がここのところ復活の兆しを見せています。考えてみれば焼酎の味と香りが蔵元によって違うように、ウイスキーも蒸溜所によって、随分、個性が異なり、味を知れば、知るほど、その奥深さを理解できるお酒といえるかもしれません。そこで今回は皆さんに、寒い冬にじっくりと飲みたいウイスキーの飲用についてお尋ねしました。

男性の7割、女性の4割がウイスキー好き

さて、どのくらいの皆さんがウイスキーを愛飲されているのでしょうか。「ほかのお酒と違い、口に含んだときの香りが本当にたまらない。高級感があり、本当に心が和む」(男性30代)など、「大好き」と回答した方が15.3%。さらに「まあまあ好き」という声も41.9%を数え、全体の6割近くの皆さんが「ウイスキー好き」であることが判明しました。また性別では男性のウイスキー好きが71.8%、女性は41.9%と、やはりアルコール度数の高いお酒であるせいか、男性からの支持の高さが目立ちました。とはいえ、最近では「私はビールを飲むよりウイスキーのほうが好き。暑い時や、のどが渇いている時はハイボールで。寒い時には、ロックやストレートでちびちび。ホットウイスキーも良い」(女性30代)と女性ファンからの声も決して少なくなく、「ウイスキー=男性、オジサン」といったイメージも次第に変わってきているのかもしれません。

性別:ウイスキーの愛飲度

SA(単回答)

ウイスキーのわかる年齢になったら、大人!?

世代別ではいかがでしょうか。若い20代のウイスキー好き(「大好き」「まあまあ好き」と回答した方)は35.2%、30代では45.4%・・・、60代以上では76.2%と世代が増すに伴って、ウイスキーの愛飲度が高まっていることがうかがえます。その一方、「今まではあまりウイスキーが好きではないと言うか、食わず嫌いというか、飲む機会が少なかった。先日、兄と一緒に少し飲んで大人の味を感じた。ワイワイではなく、しっとりと飲む飲み物だと思う。大人になって初めて分かる味、そんな気がする」(女性50代)など、「憧れはあるが、飲む機会がない」という声は20代、30代に目立ち、「ウイスキーの味がわかる年齢=大人」といったイメージを持っている若い人が案外少なくありませんでした。特にこうしたウイスキーへの憧れは、ユニークなことに若い男性(20代=15.6%、30代=12.0%)よりも、むしろ20代女性(32.5%)、30代女性(22.2%)に目立ちました。今後、年齢が増すとともに、また女性たちに目立った「ウイスキーへの憧れ層」が徐々に「ウイスキー好き」へと移行していく可能性がうかがえます。

世代別:ウイスキーの愛飲度

SA(単回答)

4人に1人が「週1回以上」は楽しんでいる

続いて、ウイスキーを飲む頻度はいかがでしょうか。「毎日2〜3杯。テレビを見ながら飲んでいると『今日も一日終わったな』と思う。氷をたくさん入れたグラスに5分の3程度ウイスキーを注ぎ、冷えたミネラルウォーターで割る水割りが好き」(女性30代)など、「ほぼ毎日(飲む)」と回答した方は3.5%。「週2〜3回」という方が11.0%、「週1回程度」が11.8%と、全体の4人に1人が少なくても「週1回」はウイスキーを楽しんでいることが明らかとなりました。また「週1回以上」の飲用頻度は、20代=12.1%・・・、50代=35.7%、60代以上=53.7%と世代とともに高まっており、年齢とウイスキーとの間には何らかの因果関係があるのかもしれません。

ウイスキーの飲用頻度は?

SA(単回答)

ウイスキーは外で覚え、自宅で楽しむお酒!?

■ウイスキーはいつ・どこで飲む?

 
1 休日のウチ飲み(自宅)

33.5%

2 平日の外飲み 27.9%
3 休前日のウチ飲み 25.3%
4 平日のウチ飲み 24.4%
5 休前日の外飲み 15.8%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんは、アルコール度数の高いウイスキーを一体どんなタイミングで、いつ飲んでいるのでしょうか。「休日の夕方、読書をしながら食前酒として飲むのが一番の楽しみ。他の酒にはない味の深みがある」(男性50代)など、最も多かったのが「休日のウチ飲み(自宅)」(33.5%)でした。せわしない平日に外で飲むお酒というよりも、リラックスした休日の自宅でのんびり飲むお酒として定着していることがうかがえます。また世代によってもやや異なり、「気の合う友人と2人でシガーバーに行って、ウイスキーを飲む。これにつきる!」(女性20代)など、20代、30代、40代では比較的に「外飲み派」が目立ちました。特に働き盛りの40代は、仕事上の付き合いや、同僚、後輩との飲み会も多いせいか、休前日・休日のほか「平日の外飲み派」という声も多数寄せられました。その一方、仕事がひと区切りつき始める50代、60代以上では、「外飲み派」から「ウチ飲み(自宅)派」へ移行する方が意外に多く、年齢とともに落ち着きを求める傾向が見受けられました。

世代別:ウチ飲み・外飲みと飲用タイミング

MA(複数回答)/n(有効回答数)

竹鶴氏渡英から90年の月日を経て、一番人気は国産ウイスキーに!

■ウイスキーの好みは?

 
1 国産(日本)派  

26.7%

2 スコッチ派   21.8%
3 特にこだわりはない   20.7%
4 バ−ボン派   19.6%
5 よくわからない   18.5%
 

MA(複数回答)/n(有効回答数)

さてウイスキーと一口にお話してきましたが、大麦を主原料にスコットランドで造られるスコッチウイスキー、トウモロコシを主原料にアメリカで造られるバーボンウイスキー、カナダのカナディアンウイスキー・・・等々、生産地や主原料の異なるもの。また大麦麦芽のみを使用して造る個性派のモルトウイスキー、またいくつかのモルトウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドして味をまろやかにしたブレンデッドウイスキーなど、製法によっても種類が様々。そこで次に皆さんが日頃、どんなタイプのウイスキーを好んで飲んでいるのかについて見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは、ウイスキーの本場スコットランドを抜いて「国産(日本)派」(26.7%)でした。日本のウイスキーのはじまりは、戦前にニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝氏がスコットランドで学んだ製法を日本へ持ち帰ったことからスタートしました。竹鶴氏の留学から約90年を経た今日、本場スコットウイスキーを凌ぎ、日本人に愛される国産ウイスキーが徐々に登場し始めているのは大変喜ばしいことと言えますね。また世代によっても嗜好に違いが見られ、30、40代では「国産(日本)派」、「スコッチ派」よりも、「バーボン派」(30代=18.5、40代=26.4%)が多く、さらに50代、60代以上と年齢を重ねるとともに「スコッチ派」(50代=32.0%、60代以上=33.7%)、「国産(日本)派」(50代=38.5%、60代以上=50.7%)へ人気が移行していることが判りました。その一方、「(ウイスキーのタイプは)よくわからない」(20代=42.0%、30代=27.7%)という声は20代、30代に目立ち、まだウイスキーに対するこだわりがさほど強くないことがうかがえます。

世代別:ウイスキーの好みは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ウイスキーの似合う平均年齢は、不惑の「44.4歳」

ウイスキーの似合う年齢は?

■ウイスキーの似合う著名人

 
1 佐藤浩市 46歳
2 中尾彬 64歳
3 岩城滉一 55歳
4 渡哲也 65歳
5 渡辺謙 47歳
5 舘ひろし 56歳
7 石原裕次郎 享年52
8 高倉健 75歳
9 緒形拳 69歳
10 田村正和 63歳
 

SA(単回答)

ここまで見てくると、ウイスキーの愛飲度、嗜好や付き合い方が世代によって大きく異なっていることが明らかとなりました。そこで次に、皆さんがイメージする「ウイスキーが似合う年齢」について見ていくことにしましょう。最も回答が多かったのは「50〜54歳」(33.4%)、続いて「40〜44歳」(27.0%)、「45〜49歳」(11.8%)と全体の7割以上は「40〜54歳」に集中し、皆さんが挙げた年齢の合計を総回答人数で割った平均は「44.4歳」となりました。「ウイスキーは大学に入ってから飲み始めましたが、その頃はただ酔うために飲んでいたようなもので、本当のウイスキーは飲んでいなかったと。人生も半ばにきた40歳頃になり始めてウイスキーの本当のうまさがわかるようになると思う」(男性50代)、「人間的に円熟味が増し、仕事や私生活においても責任ある年代なので・・・」(女性40代)など、流行に流されず、自分好みのウイスキーを自分流に楽しんで飲む事が出来る年齢が「40歳以上」ではないか、といった声が多数寄せられました。孔子の「四十にして惑わず」の言葉ではありませんが、何事にも迷いのない本物を知る40歳だからこそ、ウイスキーが似合う年齢と言えるのかもしれません。では「ウイスキー年齢」にふさわしい著名人といえば、一体どなたでしょうか。最も回答が多かったのは、現在46歳の「佐藤浩市さん」。続いて64歳の「中尾彬さん」、55歳の「岩城滉一さん」・・・と、べスト10内には40代、50代、60代の円熟期に入った個性派の二枚目俳優が挙げられました。そのほか、ベスト10圏外ですが先日初当選を果たしたいま話題の「東国原英夫(そのまんま東) 宮崎県知事」(49歳)、野球のオリンピック監督に就任されたばかりの「星野仙一さん」(60歳)や、また若い方では「福山雅治さん」(38歳)、「木村拓哉さん」(34歳)、「オダギリジョーさん」(30歳)といった声も寄せられました。

今回は人気復活の兆しが見える「ウイスキー」について皆さんのご意見を伺っていました。20代のウイスキー好き(「大好き」「まあまあ好き」と回答した方)は35.2%、30代では45.4%・・・、60代以上では76.2%と世代が増すごとに愛飲度が高まり、ウイスキー飲用は他のアルコール以上に年齢による違いが顕著なことが明らかとなりました。こうした違いは愛飲度や飲用頻度ばかりではなく、年齢とともに飲用場所やタイミングに落ち着きや余裕を求める傾向がうかがえました。いわばウイスキーの飲用スタイルは、私たちの人生の歩みにも何か似ているような気がします。ウイスキーの似合う「44.4歳」という年齢は、社会人となってからおおよそ20年を超えたあたり。社会人になった歳を0歳とするならば、「44.4歳」は酸いも甘いも知る立派な成人と言え、豊富な人生経験を持っているからこそ、長期間、樽の中で寝かせてきたウイスキーの複雑で奥深い味も理解できるのかもしれません。ウイスキーに憧れを抱く20代、30代の皆さんは、ウイスキーが似合うようになるまでには、もうしばらく修行が必要なようですね。

このページの上部へ
お客様生活文化研究所